アトピッコハウス ブログ
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そもそも無垢フローリングとは何なのか?

2018/02/05
2021/03/25

純真無垢な心、
白無垢や金無垢
明治からは無垢というネーミングの
チーズも発売されているようです(2018年1月現在)が、

無垢という単語は、ちょっと難しい。

英訳だとInnocenceとなり、
そう聞くとinnocent world byミスチル
と連想してしまいますが、

辞書を引いてみると
元々は仏教用語で

煩悩の穢れなく清らかなこと。
精神や肉体が穢れていなくて純真なこと
を意味するとあります。

仏教用語と聞けば、
小難しい単語の理由に合点がいきますが、

垢(あか)が無い、
つまりは穢れていない、ということのようです。

もう一つ、
表裏すべて同色の布地で仕立てた着物のことも表現します。
これが「白無垢」につながり、
そうなると金無垢という表現があるのも納得します。

表裏すべて金だから、金無垢と呼ばれるんですね。

純金と金無垢、24Kは同じ

いつかは使いたい自然素材ではなく
いつもの自然素材メーカーへ。
アトピッコハウス(株) ごとうひろ美です。

純金の別の言い方が金無垢で、
よく目にする24Kが金無垢であり純金です。

金の表示には、この他18K、10Kをよく目にしますが、
数字が小さくなるにつれ、
金の量が少なくなり、
銀や銅が含まれています。

ここで注目したいのは、
金の価値としては

金無垢(純金=24K)が最高グレードになるのですが、

18Kがバッタモンということではなく、
金無垢である24K(純金)は柔らかすぎて傷つきやすいため、
ネックレスや指輪には、
18Kが多く使われています。

つまり用途に合わせて使い分けているのです。

基準が明確というのは、
素人でもわかりやすくて、いいですね。

では無垢フローリングとは何なのか

金無垢が裏も表も全部が金でできている、
という定義があるように、

裏も表も全部が木材、
つまりは「純木」が無垢フローリングとなります。

森林から伐採しただけの樹木は丸太です。

金でいうと、岩石を掘り出した状態で、
この岩石から金に加工していくように、
その丸太を乾燥させフローリングの形状に加工すると
無垢フローリング、純木になります。

では合板フローリングとは何なのか

無垢フローリングが24K(純金)と定義すると、
合板フローリングは18Kです。

合板フローリングは
伐採した丸太を大根の桂剥きのように
薄皮にします。

リンゴの皮を丸ごと最後まで切らずに剥くような感じですね。

紙のような薄さにした木材を、
接着剤で貼り合わせて、フローリングの形状に仕上げたものが、
合板フローリングです。

加工工程を大雑把に纏めてみる

無垢フローリングは、
伐採→乾燥→フローリング形状に加工。

合板フローリングは、
伐採→桂剥き→乾燥→接着→フローリング形状に加工となり、

無垢フローリングとの大きな違いは、
桂剥き、の部分ですが、
こうすることにより安定性が高まり、
工事がしやすいフローリングに仕上がるのです。

無垢フローリングの方が高級品なのか?

値段で判断すれば、
無垢フローリングよりも
金額的に高い合板フローリングもあります。

産出される鉱山によって
金の価格が変わるように、

木材も、産地や樹種により価値が変わります。

希少価値のある樹種を使えば、
合板フローリングでも高くなり、

どこでも手に入る樹種は安くなります。

ただ丸太を直接フローリングに加工するだけの無垢フローリングの方が、
その丸太の品質の良し悪しが際立ちます。

つまり木材そのもの、
丸太そのものの品質を上げなければ、
無垢フローリングには成り得ない、

という意味からすると、
高級品と表現することができるかもしれません。

無垢フローリングの欠点を改善

丸太を乾燥させてフローリングに仕上げる無垢フローリングは、
桂剥きにして接着剤で加工した
合板フローリングよりも、安定性が悪くなります。

それは、より自然に近いまま、
素材を活かした加工をしているので、
1つの特徴と言えますが、

それが工事の時間を増やしてしまう要因となっています。
工事の時間が増えるとことに比例して、
工事費用も高くなり、

そして安定していないフローリングを使うことを、
嫌がる建築会社も少なくありません。
加工しやすい18Kを
私たちが目にすることが多いように

合板フローリングが市場の大部分を占めています。

でも自然に近いままの無垢フローリングには、
メリットがたくさんあります。

それを工事に時間がかかることを理由に、
手に入れるチャンスが失われることは勿体ない。
アトピッコハウスでは、

工事のし難さを最大限改善し、
合板フローリングの工事過程に、限りなく近づけることで、

無垢フローリングを希望する建て主の方が、
チャンスを逃さないように工夫をしています。

資源的にみれば、
丸太をそのまま活かす無垢フローリングは、

とても贅沢で貴重な商品です。
今後数十年、手に入れることが難しい無垢フローリングもあります。

だからこそ、
手に入れられる今、
これから何十年も暮らす住まいに、

使っていただきたいのです。

物の価値は、
求める人にとって変ります。

18Kがアクセサリーによく使われるように、

無垢フローリングと比較して、
合板フローリングが劣悪ということは、ありません。

そして工事の過程では、
合板フローリングに劣る無垢フローリングも、

日常の暮らしでは、
勝るとも劣らない使い勝手であることを、
もっと多くの方に、伝えていきたいと思います。

ごろ寝フローリング

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