女たちのアンダーグランド 山崎洋子著

好きな本
ずっと気になっていた著者と本を、
知人の紹介されて早速手に取ってみました。
私は生まれも育ちも神奈川県横浜市で、
元町や山下公園などに、
随分と足しげく通いました。
どこか異国情緒ある空気感と野暮ったさが、
地方都市横浜の特徴だと思っているのですが、
それは昔から横浜に生まれ育った者の価値観で、
最近はオシャレタウン横浜に期待して
移住する方も増えてますよね。
この書籍のサブタイトルが
「戦後横浜の光と闇」
どの地域にも闇はありますが、
横浜は接収された街としての闇で、
それがハーフという単語を生み出し、
後ろめたさが残る異国情緒を作っているのかもしれません。
この本に登場するハーフタレントを、
私はほとんど知りません。
彼らが活躍していたエリアや、
そのお店は有名店で、
閉店してもなお、伝説として残り、
経営者が変わっても営業を続けている店もありますが、
今では死語となった混血という単語で呼称される方々が、
当たり前のように
身近に存在していたような記憶があります。
朝鮮高校もあって、
あの制服が、思いっきり異国だったのです。
そういえば最近は見かけなくなったので、
制服を変えたのでしょうねぇ。
闇があったから混血が生まれて、
接収されたから異国情緒が残る。
どちらも実際にあった歴史だけど、
何かを隠している雰囲気は感じる。
デリケートな問題だからこそ、
史実を隠しすことなく、
それぞれの人が、
考えるチャンスを奪わないで欲しい。
原爆ドームも知覧も、
平和の象徴になっている。
アンダーグラウンドで生きた女性がいたからこそ、
横浜の今の平穏な暮らしがある。
がしかし、その事実を美談に作り上げることが難しいから、
隠しているんだろう。
そう穿った見方をしてみると、
戦後80年近くが過ぎても、
世の中を動かす力の中心は、
変わっていなさそうです。
女たちのアンダーグラウンド 戦後横浜の光と闇 山崎洋子著

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