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ペットと暮らす無垢床 注意点と選び方のポイントは?

2017/04/25
2023/04/14

ペットと暮らす無垢床 注意点と選び方のポイントは?自然素材である無垢フローリングの床は人気ですが、樹種や色味、硬さや塗装と選定方法は様々あって難しいです。

ペットを飼っている、または飼いたいと考えている方の場合はなおのこと、床材の選定に悩まれると思います。ペットがいる場合、床材を無垢フローリングにできるの?ペットの爪で床が傷つきそう、粗相の汚れの掃除方法は?などどういう対処が必要なんだろうと考える方は、多いと思います。

アトピッコハウスでも、室内で犬を2匹飼っていて、床は無垢フローリングです

どのような対応をしているのかお伝えしてみたいと思います。

アトピッコハウスのオリジナル無垢フローリング「ごろ寝フローリング」の詳細は、こちら

ごろ寝フローリング

無垢フローリングの床の床とペットの相性は?

無垢フローリングと、犬

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。

ペットを飼っている場合、そもそも無垢フローリングの床は相性がいいのでしょうか。
無垢フローリングは自然素材です。夏はサラッと冬もひんやりしない、また調湿性能を持っているので人だけでなくペットにも快適な床材と言えるでしょう。

ただ、すべすべした無垢フローリングの床はペットにとっては滑りやすい環境であるかもしれません。家の中も走り回るペットにとっては滑りやすい床は足腰の負担になり、病気やけがの原因になることも。

室内犬

できるだけペットに負担がかからないよう、安心して過ごせる樹種や塗装を選んであげる必要があります。

アトピッコハウスには、ペットが滑りにくい塗装を施した「ペット対応」の無垢フローリングがあります

ペット対応品がある「ごろ寝フローリング」の詳細は、こちら

ごろ寝フローリング

無垢フローリングの床は傷がつきやすい?

一般的なフローリングは接着剤で固めた集成材の上にシートやスライスしたフローリングを張り付けた合板フローリングです。合板フローリングはオレフィンシートや樹脂のコーティングがされているため滑りやすい反面傷はつきにくいです。

合板フローリングに比べ、無垢フローリングは柔らかいため傷はつきやすいです。ただ、一枚板である無垢フローリングは傷がついてもえぐれても同じ模様のため目立ちません。合板フローリングは表面のシートがえぐれると下は別の集成材となるため、傷として目立ちやすいです。

無垢床はペットの爪で傷がつきやすいですが、目立ちにくい。ペットがいるいないを別にしても生活をしていく上で傷はつきものですので傷が目立ちにくい無垢フローリングは床材としておすすめです。

無垢フローリングの床にペットが粗相した場合はどうする?

粗相をしたら、直ぐに拭きとるという以外の対処はないというのが、実際の所です。すぐにふき取ればシミにもなりませんし、ニオイも残りません。アトピッコハウスでは粗相をしたら薬局で売っている消毒用エタノールを吹きかけてふき取っています。

拭き取り掃除

タイミングが早ければ、綺麗に拭き取れますし、臭いも付着しません。しかし、気がつくのが遅いと、シミにもなりますし、跡がつきます。

無垢フローリングの樹種によっても、染み込むスピードが変わってくるので、すぐにふき取りができないけど汚したくない!という方は樹種選定にも、注意が必要だと思います。

一番はちゃんとトイレトレーニングができることですね。

ペットがいなくても無垢材の無塗装はちょっと不安

犬も猫も粗相はします。トイレがちゃんとできる子でも構ってもらえなければ嫌がらせおしっこをすることもあるでしょう。体調が悪ければ無垢床にペットが嘔吐することもあります。それを前提に考えた方がいいと思います。

犬トイレ

だけど、どの程度の「汚れ防止」を考えるかは、人によって違ってくると思います。せっかく無垢フローリングにするなら、無垢材の温もりや質感を楽しみたいですよね。だから無垢の素材感がなくなるようなウレタン塗装などは、お勧めしたくない所です。

自然塗装程度は必須

ただ、全く塗装をしないというのはおすすめできません。表面をコーティングすると無垢フローリングの手触りや温かさは無くなってしまいますが、内部に染みこむ自然塗装(オイル塗装)はした方がいいと思います。

オイル塗装は言わば無垢フローリングの栄養分となります。内側に染みこんで中から強くする塗装です。

アトピッコハウスの場合は、2階建てになっていて、1階は、ナラ無垢フローリングの自然塗装品です。犬は通常1階にしか居ません。床暖房を入れているので、フローリングの下は、下地の合板、その下に、床暖房パネル、という構成になっています。

自然塗装程度では、それほど大きな撥水効果はありません。表面をコーティングしていないため、水分や粗相を長い時間そのまま放っておけば染みこんでしまいます。

しかし、無垢フローリングの質感を楽しみたいということであれば、手触りを変えることなく無垢フローリングを強くすることができるオイル塗装仕上げがおすすめです。

アトピッコハウスのごろ寝フローリングは優しいオイル塗装のフローリングを多数取り扱っています

自然塗装の無垢フローリング「ごろ寝フローリング」の詳細は、こちら

ごろ寝フローリング

ペットが滑りにくい塗装をするという方法

アトピッコハウスでは表面をコーティングしたペット用塗装の無垢フローリングを取り扱っています。表面をコーティングしている分、無垢フローリングの質感は薄れますが、何よりペットが滑りにくく、傷もつきにくい、また撥水性もあるため、ペットを飼っている方にはメリットが多く、人気の塗装です。

完璧に汚れを防ぐことは難しい

ウレタン塗装にしたとしても、無垢フローリング同士のつなぎ目、ジョイント部分が75mmとか90mmという巾であって、粗相の状況ではジョイント部分に入り込んでしまって、完璧に掃除できない場合もあります。

但し、自然塗装のような仕上がりで、撥水性も、そこそこあって、犬の足腰にも優しいといった塗料もあるので、そうした塗料を塗った無垢フローリングにしてみるという選択肢もあるとは思います。

アトピッコハウスのペット対応フローリングは、そんな無垢フローリングです

ペット対応品がある「ごろ寝フローリグ」の詳細は、こちら

ごろ寝フローリング

滑りにくくするにはクッション性のあるカーペットやラグを無垢床の上に敷くという方法もあります。ペットが粗相をしたり汚れる可能性があるので簡単に洗えるもの、また無垢材の上に敷いたままにするとカビの原因にもなりますので、こまめに風を通す、敷く位置を変えるなどしましょう。

ペットと快適に暮らす無垢床の選び方

自然素材である無垢フローリング自体はワンちゃん、ネコちゃんにとって優しい床であると言えますが、爪を立ててあるくペットにとっては、硬い樹種よりも柔らかい樹種の方が踏ん張りがきくため歩きやすいです。

ヒノキや杉、パインに代表される柔らかい樹種を選べば傷がつきやすいですが、その分爪を立てやすいのでペットには歩きやすい床になります。

傷対策に重点を置きたいのであれば、オーク、ナラ、メープル、ウォルナット等の硬い樹種を選べば傷がつきにくいですが、ペットにとっては滑りやすい床になりますが、塗装の仕方では硬い樹種でも滑りにくい対策をすることができます。

アトピッコハウスのごろ寝フローリングはペットに優しい滑りにくい塗装をしたペット塗装品を扱っています

ペット対応の無垢フローリングがある「ごろ寝フローリング」の詳細は、こちら

ごろ寝フローリング

ペットと暮らす無垢床塗装の選び方

無塗装は傷、水分に弱いのでオイル塗装程度はした方がオススメです。ただ、無塗装の場合、無垢材の上にペットの嘔吐や粗相のシミが残ってしまった場合、表面を削ってキレイにするという方法が取れます。

表面をコーティングするウレタン塗装は無垢の質感は減りますが、汚れやキズに強いです。無垢材の質感を残しつつ、無垢フローリングも守りたいということであればオイル塗装をおすすめします。

大らかに考える

無垢フローリングの中でも、ナラ材は、堅くて、緻密なので、簡単に水が染み込んでいくということはありません。

だから、自然塗装程度でも、ある程度の撥水性が発揮されるし、時々ワックスなんかも塗ってやれば、撥水性は維持できます。

それでも長い時間放置しておくと、フローリングに染み込んで、跡もつくし、シミにもなると思います。アトピッコハウスも、移転して6年経ちました。犬のトイレの位置は、流しの下に定まっていますが、それほど不衛生にもなっていないし、汚れてはいません

ただ、時々、ペットシートを外したり、ペットシートがない場所で、トイレしちゃったりすることもあります。場合によっては木目の奥に入りこんでしまうこともあります。

そうした時には、先ほどの消毒用エタノールで、せっせと拭く訳です。来客もあるので、清潔に保つようにしていますが、犬のシツケも大事だと思います。

それでも粗相はあるので、大らかに考えるほうが良いと思います。

まとめ

無垢フローリングにしたいけど、犬を飼っているからどうしようかとお考えのこともあると思います。アトピッコハウスの場合は、ナラ材という堅い樹種の無垢フローリングの自然塗装品を選定しました。堅い木の方が、オシッコも染みにくいし、やはり、無垢の風合いを楽しみたかったので、自然塗装品としました。

もちろんウレタン塗装品より撥水性には欠けますが、ウレタン塗装でも、「濡れシミ」はつくので、完璧はないと思います。粗相したら、エタノールで拭き取って、あとは、気にしないということだと思います。

大切なのはペットが健康で心地良い空間であるということ。ペットにも優しい床材、塗装を選んで快適な生活を送れるといいですね。

アトピッコハウスでは、ペット用の無垢フローリングも取り扱っています

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よくあるご質問

ペットと無垢フローリングの床の相性は?

自然素材である無垢フローリングは調湿性能があり、夏はべたつかず冬もヒヤッとしないので人にもペットにも心地の良い床材です。ただ、表面がツルツルした無垢フローリングは爪を立てて歩くペットにとっては滑りやすいです。アトピッコハウスのごろ寝フローリングはペットが滑りにくい塗装をした無垢フローリングを扱っています

ペットがいる場合のおすすめの無垢材の塗装は?

無塗装は傷や汚れ、水分に弱いので、無垢材内部に染みこむタイプのオイル塗装はした方がいいでしょう。また、傷や水分に強く、滑りにくいペット用の塗装もあるため、ペットの健康を考えるとペット用の塗装をするという方法もあります。アトピッコハウスのごろ寝フローリングは自然塗装、ペット用塗装の無垢フローリングを扱っています

ペットに優しい無垢材の種類って?

硬い樹種は表面がツルツルとして爪を立てられず、踏ん張りが効かないため滑りやすいです。パインやヒノキ、杉などの柔らかい樹種の方がペットにとっては歩きやすいと言えます。

ペットが無垢床に粗相した場合はどうしたらいい?

ペットが粗相したらとにかくすぐにふき取りましょう。すぐに対処すればシミにもなりませんし、ニオイも残りません。消毒用アルコールで拭き取るのもおすすめです。

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