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無垢フローリングにオイルを塗る方法と効果とは?

2016/08/16
2025/10/31

無垢フローリングにオイルを塗る方法と効果とは?木そのものの香りや心地よい手触りなどが人気の無垢フローリング。

無塗装の無垢フローリングは、そのままでも魅力的ですが、
傷がついたり、汚れが染み込んだりと、
のちのちのメンテナンスが大変です。

無塗装の無垢フローリングなら、オイルを塗っておくべきだと思います。

無垢フローリングのオイル塗料って具体的にどんなものなのか?
オイルを塗るとどんな利点があるのか?無垢フローリングへのオイルの塗り方を、
私の失敗も含めて、ご紹介したいと思います。

アトピッコハウスのオイル塗装の無垢フローリングはこちらからご確認ください

ごろ寝フローリング

無垢フローリングをオイル塗料で手入れする理由

オイルは、薄く塗る

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
何の塗料も塗っていない無塗装の無垢フローリングの表面は、傷がつきやすい状態です。

木の質感をダイレクトに感じられる無塗装が好き、傷が気にならないということであれば、
そのままでもちろん良いと思います。

無垢フローリングにオイル塗料を塗る利点としては、

・木の表面を保護する
・木材の質感を損なわない。
・多少の撥水性を得られる。
・施工方法は簡単なので、素人でも自分で施工ができる。

以上のようなことがあげられます。

オイル塗装は、専門業者でなくてもDIY施工ができるので、チャレンジしてみても良いと思います。

無垢フローリングオイル仕上げとウレタン仕上げの特徴や違い

無垢フローリング塗装の種類は、オイル塗装仕上げとウレタン塗装仕上げが一般的です。
アトピッコハウスでは、無塗装、オイル仕上げ、UVウレタン塗装の3種類を扱っています。
オイル仕上げとウレタン仕上げの特徴や違いを比較してみましょう。

無垢フローリングオイル塗装の特徴

まずオイル塗装は、木材にオイルを浸透させ木材を保護する塗装方法のことを指します。無垢フローリングにオイル塗装をすることで、フローリングの内部にオイルが浸透し、フローリングの内部から強くしてくれます。

オイル塗装のオイルは植物性の油脂や天然樹脂で作られているので、環境や人にも優しく、小さなお子さんがいるご家庭でも安心です。

【手触り】 木材の表面に膜を作らないため、木が呼吸をするのでさらっとした無垢材本来の質感や手触りを損なわない仕上がりになります。無塗装より少ししっとりとした肌ざわりで、木のぬくもりも感じます。
【見た目】自然なツヤが出て、無垢材の経年変化とともに色も味わいが出てきます。また、無塗装の状態に比べると、濡れ色になります。

無垢フローリングウレタン塗装の特徴

ウレタン塗装とは、ウレタン樹脂などの塗料を無垢材に塗ることで、フローリングの表面に膜を作る塗装方法です。木は呼吸をするのですが、ウレタン塗装をするとその呼吸を止めるため、季節によって膨張・収縮するといった動きが少ないのが特徴です。

【手触り】ウレタン塗装は無垢フローリングの表面を塗膜で覆うため、無垢材本来の温かみや質感は感じにくくなります。UVウレタン塗装もサラサラした肌ざわりですが、オイル塗装より少しマットな感じで、合板フローリングに近い手触りになることが多いです。

【見た目】UVウレタン塗装の見た目は、オイル塗装とさほど変わりありません。
光を当てると少し反射しますが、テカテカした不自然な感じではありません。塗料によっては無垢材の色の濃さが増します。

アトピッコハウスの無垢フローリングにはオイル塗装・ウレタン塗装・無塗装の3種類を取り揃えています

アトピッコハウスの無垢材「ごろ寝フローリング」は国産ヒノキやチーク、カバ材など様々な種類があります。詳細はこちら

ごろ寝フローリング

無垢フローリングにオイル塗装をする手順とポイント

まず、大きなポイントとしてオイルは薄く塗るのが基本

創業まもない頃、大手マンションデベロッパーの
売れ残りマンションの販促企画として、

床を無垢フローリングに張り替えさせて頂いたことがあります。

無塗装の無垢フローリングを張ったので、
張替え完了後、オイルを塗布しました。

しかし、オイルの塗り方を間違えて、無垢フローリングを
ベタベタにしてしまいました。

無塗装の無垢フローリングにオイルを塗っていくと、
床材に染み込むので、塗れ色が付くほど、塗りたくなります。

しかし、それをやると、大抵は、塗り過ぎます。

オイルの量が少ないと、塗りムラが分かり難いので、
量の加減が難しいですが、

それでも、やはり、薄く塗る注意をすべきです。

タンポを作ると効果的

タンポというのは、オイルやワックスを塗るための道具です。タンポはオイル塗料を薄く塗るのに効果的です。

テルテル坊主の頭の部分のような形をしていて、
手作りします。

芯になる布地を丸めて、
オイルやワックスが必要以上に染み込まなく
するために、

ラップやビニール袋でカバーして、
その上から、再度、サラシのような布地をかぶせて、

紐かゴムでクルクルッて、首元を結んでやれば、
完成です。

そして、オイルを先端部分につけて、
クルクルと弧を描くように薄く塗り広げれば
いいのです。

この塗り方なら、オイルを厚塗りすることもありません。
タンポの代わりに、カースポンジもおすすめです。

カースポンジ

無垢フローリングに塗るオイルは半固形か、乳液状のものが扱い易い

オイルは、ドロドロの液状のものですが、
自然素材系のワックスの場合は、
半固形状か、乳液状になっています。

半固形状や乳液状タイプのものはワックス成分が多く含まれており、塗料が伸びやすく、塗りやすいのが特徴です。

タンポにつけながら、厚塗りに注意して塗って行くなら、
半固形状や乳液状が使いやすいと思います。

薄く、薄く、が基本だし、コツです。

無垢フローリングの手入れをオイルでやる場合、
無垢床用のオイルでおすすめなのが、蜜蝋ワックスです

アトピッコハウスの「ミツバチワックス」は、
半固形状で塗りやすいのが特徴で無垢材に最適です。
無垢フローリングをご自分で気軽にお手入れしたい方に
おすすめです。

ミツバチワックス

アトピッコハウスの無垢フローリングは、天然由来の蜜蝋でできた「ミツバチワックス」でのお手入れがおすすめです

ごろ寝フローリング

無垢フローリングに塗るオイル 代表的なものは?

無垢フローリングのオイル塗装によく使われるオイルは一体どんな種類があるのかご紹介します。

一般的に多いのが荏胡麻油や亜麻仁油、ひまわり油、大豆油など植物油を主成分としたオイルです。自然由来のオイルなので、人体や環境へも優しく、同じく自然素材の無垢材とも相性がよいです。

無垢フローリングに塗るおすすめのオイル「ミツバチワックス」

前述でも少しご紹介しましたが、アトピッコハウスには無垢フローリングに塗布するのにおすすめなオイル「ミツバチワックス」という商品をご用意しています。

「ミツバチワックス」の主な成分は蜜蝋や、東南アジアに生育するフタバガキ科の樹木から採取されるダンマル油脂などで作られています。

無垢フローリングだけではなく、無塗装の建具や壁などにも使用でき、アトピッコハウスの「ごろ寝フローリング」にお使い頂けます。※合板フローリングや「ごろ寝フローリング」のペット対応UV塗装には使用できません。

使用方法はとても簡単で、まず無垢フローリングを簡単にお掃除しホコリやゴミを取ります。

そして「ミツバチワックス」を専用スポンジに少量取り、ゆっくりと伸ばします。この時、塗り過ぎないようにするのがポイントです

その後、乾いた布で磨くとツヤが増し美しくなります。

自然由来の無垢材専用オイル「ミツバチワックス」の詳細はこちら

無垢フローリングの日々のメンテナンスや掃除方法

無垢フローリングは、メンテナンスが大変で、
しょっちゅうワックス掛けしないとならない面倒なものだと
勘違いしている人も多いと思いますが、

実は、そんなことはなくて、艶が無くなってきたなとか、
油分が足りなくなってきたなと思ったら、

「油分」を供給してあげる程度で、いいと思います。

日頃は、ワックス成分を含んだ、自然素材系のクリーナーだけで
いいと思います。

その為、基本日々のお手入れは掃除機でゴミと取ったり、乾拭きで拭いたりするだけでOKです。

もし、ソースなどの油汚れがあった際は、中性洗剤をぬるま湯で薄めしっかり絞った雑巾で拭きとりましょう。無垢材は水に弱いので水拭きする際は固く絞った雑巾を使用してください。

アトピッコハウスのクリーナー「こめっとさん」は、米ぬか由来の天然成分なので、
手に優しく安全性が高い成分です。
希釈した液体をスプレーし、ドライタイプのフローリングワイパーで拭き取るだけ。
日々のお手入れは、掃除機と「こめっとさん」で十分です

こめっとさん

アトピッコハウスの床用クリーナー「こめっとさん」はこちらで詳しくご紹介しています

まとめ

今回は無垢フローリングに塗布する塗料、特にオイル塗料についてご紹介しました。

無塗装のフローリングを無塗装のままで使うのも、
悪くはありませんが、
やはりオイル塗料くらいは塗っておきたいと思います。

一般的な自然素材系のオイルなら、
無垢フローリングに染み込んで馴染んでいき、
オイルが無垢材に自然な塗膜を作り保護してくれます。

さらにオイル塗装はウレタン塗装とは違い、無垢材本来の風合いや手触りを損なうことがないのが大きな特徴でもあります。

無垢フローリングはこまめにオイルで手入れをする必要はありませんが、無垢フローリングの表面が毛羽たってきた時など、
油分が足りなくなったなというタイミングで、
お手入れをすることを意識していきましょう。

これから新築の家の床を無垢フローリングにしようという方や、今の家を無垢フローリングにリフォームしようと思っている方は是非参考にしてみてください

アトピッコハウスの無垢フローリング商品「ごろ寝フローリング」の詳しい資料はこちらからご請求ください

ごろ寝フローリング

よくあるご質問

無垢フローリングのお手入れ方法は?

普段の掃除は、掃除機やフローリングワイパーでホコリやゴミを取るだけで問題ありません。汚れ落としには床用クリーナーを使うことをおすすめします。アトピッコハウスには、米ぬか由来のクリーナー「こめっとさん」があります。スプレーしてふき取るだけで、使用を続けるとワックス効果も得られます。

無垢フローリングのお手入れ頻度は?オイルはいつ塗布すればよい?

日常的な掃除は毎日行いましょう。フローリングが毛羽立ってきたり、ツヤや油分が足りなくなってきたタイミングで、オイルを塗布すると良いでしょう。アトピッコハウスの蜜蝋ワックス「ミツバチワックス」は、自然な塗膜で木材表面を保護します。

無垢フローリングへオイル塗装する際の注意点は?

まず、オイルを塗る前に掃除機などで表面のゴミや汚れを吸い取っておきます。オイルは厚く塗ると、ベタベタしてしまうので、薄く伸ばして塗り、乾いた布で乾拭きするとツヤも出て良いでしょう。オイルによって乾燥時間は異なるため、メーカーの施工方法を確認しておきましょう。

無垢フローリングへ塗る自然オイル塗装とは?

天然由来の植物性油脂や天然樹脂などを主原料としてつくられているオイルベース塗料で塗装することです。荏胡麻油や亜麻仁油などを使用しており、木の表面に塗膜をつくらないので、木の呼吸を止めず、無垢材本来の香りやさらっとした手触りが楽しめます。一般的には自然塗装・オイル塗装・ワックス塗装などと呼ばれます。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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