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解説!無垢フローリングにして後悔しないために知っておきたい10のデメリット

2018/04/10
2025/10/02

解説!無垢フローリングにして後悔しないために知っておきたい10のデメリット無垢フローリングの床は気持ちがいい、という話は聞きますが、
無垢フローリングを採用して、結果として後悔する
ことがあるといったら、どんなことでしょうか?

床の反りや割れといった「不具合」を
想像するかも知れません

あるいは、床材を無垢材にしたらお手入れや
メンテナンスが大変といったことが想像される
のかも知れません

人気の無垢フローリングの床材ですが、
実際に採用して、
後悔するということがあるのでしょうか?

少し、想像してみたいと思います。

目次

無垢フローリングの床にする後悔よりも、無垢フローリングの床にしない後悔

ウォールナットの床

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です。

まず最初に思いつくのは、「無垢フローリングの床にした」後悔よりも、
「無垢フローリングの床にしなかった」後悔の方が大きいように思います。

ほとんどの建て主さんが、家作りは初めてです。

最初から、無垢フローリングの床に憧れを持っていて、
無垢フローリングの床にすると決めている人は多くなくて、

家づくり

無垢フローリングの家づくり

色々と、家づくりを勉強していく過程で、無垢フローリングの
存在を知り、あこがれて、知識を増やして行く訳です。

しかし、その過程で、「無垢の床は扱いが難しい」とか「反る」とか
「割れる」と脅かされて、ある一定の割合で、あきらめます。

無垢フローリングを採用したら「後悔」するのではないかと、
「心配」している人も、「諦める」危険な位置にいると思います。

それでも無垢フローリングのメリットだけでなくデメリットを
理解していれば断念しないで済むかもしれません。

アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングを選んでいただければ後悔はありません

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ごろ寝フローリング

無垢フローリングを選ぶメリットは?

まずは改めて、無垢フローリングのメリットを見てみましょう。

天然木ならではの風合いを楽しめる

無垢フローリングの最大の魅力は、自然素材ならではの肌触りや質感が楽しめることです。
木材の木の香りや温もりを感じることができ、
裸足で歩くとその肌触りの良さを体感できます。

また、時間の経過とともに風合いが変化し、
使い込むほどに味わい深い色に変色していく点も
無垢フローリングならではの魅力の1つです。

1枚1枚が表情豊かな木目や色、木の温もりが感じられる

人工的に作られた木目調のパターンと比べても、
無垢フローリングは、1枚1枚の木目や色合いが異なります。
木目や節はそれぞれ表情が異なり、唯一無二の個性を持つ素材です。
樹種が違えばまた異なる色、風合いですので
自分の好みに合うものを探せるという楽しみもあります。

天然木の木材が持つ温かな風合いが、癒しの空間を実現してくれるかも知れませんね。

足への負担が少なく、疲れにくいと感じやすい

無垢フローリングは、複合フローリングに比べてやわらかい質感の木材です。
複合フローリングは複数の木の層を圧着して作られていますが、
無垢フローリングは適度に含まれた空気の層があるため、
やわらかさを感じられるのです。

そのため、料理や洗濯など、長時間家事で立ちっぱなしでも
足への負担が少なく、疲れにくく感じ、快適に過ごせるでしょう。

よく言われる無垢フローリングの床の10のデメリットは真実か?

デメリット

デメリット

無垢の床にして後悔したというブログなどを、
見かけるのも事実です。

無垢フローリングの床のデメリットについて
検証してみたいと思います。

無垢床にすると後悔すると言われる理由①:コストが高い

無垢フローリングは、樹種によって価格に開きがありますが、
量産型の合板を用いたフローリングや、
木目をプリントで再現したビニール系床材と比べると、
どうしても材料コストは高めです。
それに加え、無垢材の加工や輸送にかかる手間も加味すると必然的に高くなります。

そもそも天然の木を伐り出した一枚板をフローリングとして
使うのですから当然高くなります。

しかし、一般的に合板フローリングは
1平米5,000円~10,000円位
価格帯のものが多く販売されています。

機能付きの種類は
グレードにより平米1万円を超えるものもあります。

対して無垢の床材は、
1平米7,000円~20,000円ほどとされています。

実際に希少価値が高い銘木級の高価な無垢フローリングは存在します。

ですが選び方によっては合板フローリングよりも
無垢フローリングの方が値段が安いという場合もあるということですね。

また、合板フローリングは、表面のウレタン塗装などが持つのはせいぜい10年くらい。
無垢フローリングは、オイル塗装やカンナ仕上げなら
その何倍もの期間を綺麗に清潔に過ごすことが可能ですので、
そういったメンテナンス面の費用からも
無垢フローリングの方がコストがかからない場合もあると言えます。

ただし、合板フローリングよりも無垢フローリングの方が
丁寧な施工が必要になります。

1日に施工できる面積も少ないため、新築、リフォーム問わず、
無垢フローリングの方が施工費用については高くなる傾向にあります。

丁寧な工事を必要とするのは、アトピッコハウスの「ごろ寝フローリング」も同じですが、ごろ寝フローリングは、プロも認めるほど、加工品質が良いので、施工しやすいという特徴があります。

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無垢床にすると後悔すると言われる理由②:色味や木目、品質が一定ではない

無垢フローリングは天然の木を伐り出したものです。

人が一人一人違うように、
樹木も一本一本個性があります。

それは木材の品質が一定でないとも言えます。
無垢材の中でも針葉樹、広葉樹でも異なりますし、環孔材と散孔材でも異なります。

一本の同じ木であっても部分によって木目も色も変わります。
同じように加工した同じ樹種名の無垢フローリングでも色味の違い、
節の有無や大小、木目の入り方など全く同じものは存在しないのです。

これは表面に無垢材をスライスしたものを施工する挽き板複合フローリングにも言えると思います。

均一で同じ木目の並ぶ合板フローリングなどの規格製品と同じような感覚でいたらきっと後悔するでしょう。

そこが無垢フローリングの魅力だと思うのですが、
人によってはそれが気になるという方もいらっしゃいます。
いかがでしょうか?

サンプルと実物の雰囲気が多少違うことも珍しくないため、
材料選びをする際はあまり神経質になりすぎずに、
木材の雰囲気を確認する程度に止めることがポイントです。

無垢床にすると後悔すると言われる理由③:季節により動きがある

生きている木であった無垢は床材になってからも呼吸を続けます。

それにより、湿気が多い時期には湿気を吸って膨らみ
乾燥する冬には湿気を吐き出して痩せるということを繰り返し、
天然の調湿材として機能するのです。

隙間ができる、木材の反りなど動きがあることをデメリットと考えるか、
余分な湿気を吸ったり吐いたりして
室内の湿気を調整してくれるメリットと考えるか、
ここは考え方だと思います。

お施主様によっては、少しおおらかな気持ちで自然素材・天然素材と付き合わないといけないのかもしれません。

無垢床にすると後悔すると言われる理由④:キズが付きやすい

確かに柔らかい無垢の床はキズがつきやすい素材です。

注意すべき点は、そもそも無垢床材は表面を保護塗装するものの、
その目的は基本的に乾燥防止であって耐キズ・耐汚ではないということ。

そのため、当然のことながらどうしても
キズ・汚れが全く付かないように生活することは難しいです。

そのため、硬い樹種、柔らかい樹種と分けられますが、
どんな無垢フローリングでも歳月を重ねると経年で傷は付くということを、
ある程度をよく理解しておかないと後悔します。

とはいえ、合板の床もクッションフロアの床も
下手したらコンクリートだってキズつくことはありますよね?

柔らかいクッションフロアの床はキズがつけば白く削れるし、
挽板フローリング、突板フローリング、合板フローリングの床も
表面数ミリの無垢材の下は集成材です。
キズがつけば集成材が見え違和感が出てしまいます。

それを言えば、目立ちにくいのは断然無垢フローリングです。
木目に紛れること、一枚板なのでえぐれても同じ模様なので目立たないのです。

また、無垢フローリングの床は多少のキズは研磨して落とすこともできますし、
汚れも上から塗装して目立たせないようにすることもできますし、
少しの凹みの補修なら比較的簡単にできます。

そして、傷が付きやすいのが分かっているのであれば
選ぶ段階で節や色むらがたくさん入っているものを
採用することもできます。

傷がつきやすい子供部屋やベッドルームには、
桧フローリングの節有などを選ぶと、傷や凹みが目立ちません。

また、節が有るという事で価格は非常に安価です。
適材適所で無垢フローリングを選べばメリットにもなり得ます。

無垢床にすると後悔すると言われる理由⑤:経年変化がある(日焼け・変色・ヤニ)

自然素材である無垢フローリングは経年変化する床材です。

時間の経過とともに色が変わる変色や、
表面が摩耗してしまったりすることがあります。
とくに、日光が直接当たる場所や頻繁に歩く場所は
日焼けにより変化が進みやすくなります。

例えば、日焼けすると、樹種によっては白っぽくなるものもありますし、
逆に黄色や茶色へと変色するものもあります。

チェリーは最初白っぽいですが、徐々に赤くなります。
檜も白ですが、徐々に黄色っぽくあめ色に変色します。

これは紫外線や空気の影響となりますが、
経年美化とも言われる、無垢材特有の変化です。

また、木材が本来持っている油分によって段々と艶が増してくるものや、
木目が薄くなっていったり濃くなっていったりする樹種も少なくありません。

桧(ヒノキ)や松や唐松などのヤニがその「油分」で、
木材表面に小さい水滴のようなベタベタしたヤニが出てきます。
ヤニが気になるという方はヤニが出やすい樹種を調べて避けましょう。

とはいえ、基本的には生活しているうちに
自然と踏んだり乾拭きすることで
ヤニが伸ばされ、飴色になります。
それにより味わいのある色合い、艶、風合いが出るとも言われており、
この経年変化は自然素材・天然素材が与えてくれるメリットの一つでもあります。

ただし、家具を移動した際など日々裸足や素足で踏んでいない箇所は
水滴の様にヤニが湧き出ている場合もありますので注意しましょう。
気になるようであればヤニクリーナーなどで拭き取りましょう。

これらのように経年変化で見た目が大きく変わるのが
自然素材である無垢フローリングです。
数年経ち、思っていた色合いと随分違った…
と後悔する前に新品のカットサンプルの色だけでなく、
経年変化で変色した色合いを確かめて検討するのも1つの手です。

この経年変化をネガティブに捉えデメリットと感じるのであれば
変化のない合板フローリングやクッションフロアと相性が良い方だと思います。

無垢床にすると後悔すると言われる理由⑥:お手入れ・メンテナンスが面倒

無垢フローリングの床は半年に一度はワックスがけをして
メンテナンス、お手入れをする必要があると聞かされ、
躊躇する方も多いのではないでしょうか。

確かに“メンテナンスフリー”と謳われた合板フローリングと比べれば、
お手入れやメンテナンスに少々手間がかかるかもしれません。

しかし普段の生活の中で実際にそんなペースでワックスがけをしている方は
果たしていらっしゃるのか?

もちろん無垢フローリングの床にとってワックスは栄養分ですので、
乾燥によるささくれや割れなどを感じる場合には
ワックスがけをしてあげたほうがいいでしょう。
綺麗な状態が長持ちします。

アトピッコハウスの事務所は1階が自然塗装のナラ、
2階が自然塗装のウォルナットの床です。

お掃除は毎日フローリングワイパーでのふき取り程度。

ワックスがけは5年間していませんが、特に不具合はありません

このように普段のお掃除、お手入れは合板フローリングとほぼ変わらず、
掃除機、フローリングワイパーでの掃除が基本です。
取れない汚れがあるときは、毛羽立ちやシミにならないよう
硬く絞った雑巾で拭き、乾かせばO Kです。

ここまでは含浸型塗料のオイル塗装での話でしたが、
他に造膜型塗料のウレタン塗装、
最近では、含浸型液体ガラス塗料なども出てきました。
選ぶ塗装によって耐久性が違いますのでよく検討しましょう。

ウレタン塗装は劣化して剥がれるとチープな感じがします。
特に色の濃い木にウレタン塗装を施した場合、
着く傷は白い線傷で目立ちます。補修も非常に面倒です。
一旦ウレタン塗装を全て剥がして再塗装する事になります。
またウレタン塗装は表面に静電気が発生しやすくなり、ホコリが着きます。

逆に無塗装、オイル塗装はフローリング表面に静電気が発生しにくく、
掃除機だけできれいに掃除ができます。

お手入れ・メンテナンスは、選ぶ塗装そして住む方の考え方によって
頻度や方法が異なり、自然素材である無垢床材は捉え方次第でメンテナンスフリーにもできるものと言えるでしょう

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無垢床にすると後悔すると言われる理由⑦:隙間ができる、暴れる、割れ、床鳴り

床を無垢にすると暴れたり、隙間ができて
掃除が大変で後悔したという話もブログなどで
見かけることがあります。

無垢フローリングの床は、合板フローリングの床に比べて、
天然の木材ならではの調湿性能で、木材の細胞壁は水分を吸収すると季節によって膨張・放出し、伸縮します。

しかも、合板のように接着剤で張り合わせていないので、
その収縮が、ストレートに反映されます。

冬は乾燥時期は湿度(湿気)が低いので水分は放出します。
フローリングの幅方向に縮みますので隙間ができ、
その溝に髪の毛や埃などのゴミが入り込む可能性があります。

また、木材は湿気の多い状態から急激に乾燥して伸縮すると、
その部分に亀裂が生まれて木材に割れ目(クラック)が入るケースもあります。
これは経年変化の一つになります。
特に直射日光が長時間当たる窓辺などはそのリスクが高いため、
表面保護のためにオイル塗装などをするのがおすすめです。
また、しっかり乾燥した良質な木材から作られた床材を選ぶこともポイントです。

逆に膨張により、せりあった床材が歩くたびに擦れて
床鳴りが起こることがあります。
歩いてみるとキコキコと床からきしむ音が鳴るアレです。
こちらも経年変化の一つですが、最近では少ない現象です。

以前は住宅のほとんどの床下構造が根太工法だったので、
経年変化により根太が痩せて空間(隙間)ができ、
床が鳴る事がありましたが、
最近は、無垢フローリングの施工下地は、捨て貼り合板方式がほとんどで
無垢フローリングはしっかり下地に固定されてるので
音が鳴る様なことはめったにありません。

もし床鳴りする場合は季節的なものであるため、放置しても大丈夫です。
湿度の変化による一時的なものなので、
再び鳴らなくなる可能性が高いでしょう。

フローリングの品質や、施工の仕方によっては、

先に挙げたように、隙間が空いたり、盛り上がってきたりということも、
ない訳ではありません。
隙間が気になるという方もいますが、
隙間がなければ、材料が膨張した際に
床材同士が押し合って変形してしまう恐れがあるため、
自然素材である無垢床材には欠かせないものとして受け入れる事も大事です。

しかし、それは、採用する製品の品質を吟味すれば防げるし、

キチンとした職人さんに工事してもらえば、
そうそう不具合が発生することもありません
生活に影響しない範囲であれば小さな不具合はおおらかな気持ちで見てください。

それに、もし、不具合が発生しても、直せます。
ゴミが入り込む隙間ができたとしても、
ウレタン塗装でなくオイル塗装にすれば、ホコリやゴミは吸付きません。
掃除機やホウキで綺麗にお掃除できます。

それらを考えると、品質や施工上において、無垢フローリングのデメリットというのは、ありません。

無垢床にすると後悔すると言われる理由⑧:水分に弱い(シミ・変形)

表面がコーティング加工されているフローリングとは異なり、
無垢フローリングの床には耐水性がないため、
水分をこぼしてそのままにしておくと表面が波打ったり、シミになります。
また、隙間から水が内部に入れば、端が木割れを起こしたり
膨れたりしてしまうかもしれません。
後悔する前に知っておきましょう。

それは他の床材でも同じことが言えます。

汚れたら、こぼしたらできるだけ速やかにふき取りましょう。
その点を注意しておけば無垢フローリングの床であってもシミにはなりません

汚れやすいキッチンや洗面所などの場所は予め
蜜蝋ワックスなどを塗布して耐水性を高めておくとストレスがないかもしれませんね。

無垢床にすると後悔すると言われる理由⑨:思ったより暖かくない

無垢の床は暖かいといわれますが、床暖房のように
発熱するわけではありません。

しかし、生きている木のため一つ一つの細胞で
構成されていて、その細胞に空気を含みます。

空気は熱伝導が小さいため、冬場でも床がヒヤッとしにくいです。

タイルの床はもちろん、薄いクッションフロアの床や
合板フローリングの床に比べれば暖かさは違います。

例外として、無垢フローリングでも表面の塗装にウレタン塗装を施すとそれがそうでもない場合があります。
せっかくのメリットをデメリットに変えない様に知っておきましょう。

無垢床にすると後悔すると言われる理由⑩:こたつやホットカーペットが使えない、床暖房と相性が良くない

空気中の水分を吸収したり放出したりする性質を持ち、
急激な温度変化を苦手とする無垢フローリングの床は
こたつやホットカーペットを使うと
反ったり変形することが懸念されるため注意が必要です。

ホットカーペットやこたつを使いたい場合は
ラグや断熱シートなどを敷いて無垢の床への温度変化を
少なくする。
ストーブなど暖房機器や暖房器具を使用する際には、
過乾燥を防ぐ為にも加湿器などを用いて加湿するなどの対応が必要です。

一部の無垢床材は、高温処理によって寸法安定性を高めたものもあり、
「床暖房対応」となっていますが、
高温式の人工乾燥では急速に水分が蒸発するため、
まるで電子レンジで温められたかのように油分が少なくなり、
艶のないくすんだ色になってしまいますので注意しましょう。

アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングは品質が良いので動きが少なく長持ちします

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床材を無垢にして後悔する現実的なケースは?

はてな

無垢フローリングを採用して後悔するケースというのは、
「キズの付き易さ」とか「温もりの度合」とか「色味」だと思います。

目的と現実が違えば後悔もあるかもしれません。

たとえば、「傷」が気になる人が、椅子を使う生活で、
柔らかい樹種のフローリングを採用したとしたら、おそらく後悔します。

また、床暖房は採用しないけど、足触りが温かいフローリングを
希望する人には杉やパイン、ヒノキのような針葉樹の無垢材フローリングが合いますが、後悔するかも知れません。

そして、床の「ワタボコリ」等が気になる人が、

ブラックウォールナット等の黒とか、濃茶のチークの無垢材フローリングを
採用したら、汚れが気になって、掃除にストレスを感じ、後悔するかも知れません。

無垢フローリングを採用する際には
そういった自然素材の特徴を理解して提案してくれる
工事会社さんに施工を依頼されることも後悔のない無垢材の家づくりに
大切なことだと思います。

無垢フローリングで後悔しないための対策

リビングなどのフローリングは長く過ごしますし、
後悔しないものを選びたいところ。
無垢フローリングで後悔しないためにも、以下のポイントは押さえておきましょう。

無垢に対する理解を事前に深める

今回のブログなどを読み、無垢フローリングの特性や
メリット、デメリットをあらかじめ理解しておくことは、
後悔しないフローリング選びにとって重要です。

特に、デメリットを知らないまま無垢フローリングを選んでしまうと、
後悔する可能性が高まります。

無垢の特性を理解することで、デメリットを対策しつつ、
無垢フローリングがある空間を楽しめるでしょう。

日常的に気をつけて扱う

無垢フローリングは傷やシミがつきやすかったり、
木割れや反りが起こったりするなど、繊細な素材です。
長持ちさせるためには、傷や汚れ、シミができないよう
木材の特性に配慮し、日常的な扱いに注意する必要があります。

たとえば、水や汚れがついてしまった場合、
すぐに拭き取ることでシミになることを避けられます。
また、定期的に天然塗料を塗布することで、撥水効果も期待できるでしょう。

無垢の施工経験が豊富な業者に依頼する

自然素材の無垢フローリングの施工は、
専門的な知識と技術が求められます。

なぜなら、無垢の特性に合わせて施工できないと、
ひび割れや反りが大きくなってしまうなど
不具合が出てくる可能性があるからです。
ランダムな色味の床材をバランスよく施工していくのも、
施工会社の腕の見せ所です。
違和感が出ないように、材料を細かく見て、
張る順番を決める必要があります。

このように業者の技術力によって、
仕上がりや耐久性に違いが生じるともいえるでしょう。

無垢フローリングを導入する際は、過去の施工実績や口コミを確認し、
無垢の施工経験が豊富な業者に依頼することで
後悔しないですむともいえます。

無垢フローリングの床だと後悔しやすい・おすすめしない人

無垢フローリングのメリットだけでなく、
デメリットも含め好きだと思えない方は
無垢フローリングとの相性が良くないと思います。

・品質は全て同じが良い
・多少の動きも許容できない
・なるべく変化が少なく「きれいな状態」を保ちたい
・経年変化や天然素材ならではの木材の質感を楽しめない
・初期費用をおさえたい

このような方には残念ながら無垢フローリングは
おすすめできません。
見た目や雰囲気で採用しても後悔するでしょう。

無垢は質感にムラがあったり、傷つきやすかったりと
自然素材だからこその繊細さと複雑さを兼ね備えた素材です。

たとえば、1点1点異なる風合いは、
無垢フローリングにしか出せない「味わい」です。

しかし、こうした味わいがデメリットと感じてしまう場合は、無垢でない素材のフローリングが向いています。

無垢フローリングの床はこんな方におすすめ

・ 自然素材の風合いや質感、肌触り、表情豊かな木目を楽しみたい
・多少のお手入れやメンテナンスが苦に感じず、経年変化も楽しめる
・予算にゆとりがある

無垢フローリングは、自然素材だからこその温もりや質感、木目、色味の
ばらつきがあり、トレンドに左右されない普遍的な美しさを感じさせます。

また、お手入れ自体も楽しめる人や、
経年変化、生活しているうちについたキズ・汚れを、
「味わい・家族の歴史」として楽しめたり、
ポジティブに受け取れる方にも無垢フローリングはおすすめといえます。

無垢フローリングは他のフローリングに比べると価格も高額なため、予算にゆとりがあるかもポイントです。

まとめ

無垢フローリングにして後悔しないために知っておきたい10のデメリットをお伝えしてきましたが、いかがでしたか?

無垢フローリングの持つデメリットは、
見方を変えれば魅力やメリットにもなるものです。

無垢フローリングの床を採用して、後悔するケースは、
それほど多くないと思うのが、私の考えです。

傷のつき易さとか、足触りの温もりの度合とか、
掃除のし易さといった、いくつかの「判断基準」は、あるとして、

無垢フローリングの床にして、後悔することは多くないと
ご理解頂けたでしょうか?

ただし、合板フローリングの床よりも、無垢フローリングの床の方が、
費用は、高くつきます

それでも、もし、予算が許すのであれば、
無垢フローリングの採用をお勧めしたいと思います。

無垢の質感が好きで、無垢に興味がある方、このブログをご参考に
無垢フローリングをご検討いただければ嬉しいです

品質の良い無垢フローリング「ごろ寝フローリング」の詳細は、こちら

ごろ寝フローリング

よくあるご質問

無垢の家はゴキブリがわく?

家全体の環境に左右されますが、無垢材の特性上、
隙間ができて食べかすが溜まりやすく、ゴキブリを呼び寄せる原因になることがあります。
ただし、防虫効果のあるヒノキなどの素材を選んだり、コーキングで隙間を埋めたり、日頃から家を清潔に保つことで、ゴキブリの発生を抑えることは可能です。

アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングは品質の良い無垢フローリングになります

無垢フローリングは何年くらい持ちますか?

使い方によりますが無垢材の耐久性はかなり高く、30年以上と言われています。キズや汚れがついても表面を削ることで新品同様にできます。合板フローリングのように接着剤で貼り合わせていないので表面が剥がれたりキズがついたら下の下地が見えてしまい違和感を感じるようなことはありません。アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングは経年変化が美しい無垢フローリングです

無垢の家は30年後どうなる?

無垢材の家は、適切なメンテナンスを行えば、美しさと快適さを保ち続けることが可能です。年月を重ねることで、木材の色合いやツヤが深まる経年変化があるため、風格のある美しい空間になります。
ただし、湿度管理や適切なお手入れを怠ると反りや割れ、すき間などの不具合が生じる可能性があり、状態によって専門業者による補修が必要となります。

無垢フローリングの欠点は何ですか?

一般的に天然の木から切り出した無垢材は希少なため、材料費が高くなります。ものによれば合板フローリングよりも安い無垢材もありますが、丁寧な施工が必要なため、施工費が高くなる傾向にあります。また、無垢材の品質や施工方法によっては反ったり隙間が空いたりということが起きることがあります。

無料で、資料・サンプル差し上げます

アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

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