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フローリングのdiyは、意図的な隙間が肝

2014/03/13
2018/05/30

フローリングのdiyは、意図的な隙間が肝こんにちは!
無垢フローリング・遮音床材ブログを運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

フローリングのdiyは、難易度が高いです。
だからといって、出来ないという訳ではありません。

無垢フローリング、施工事例

ただ、面積によっては、プロの道具がないと、
作業が大変です。

では、何が「大変」かというと、
フローリングを部屋の大きさに合せて、

カットしないとならない訳ですが、
そのカットが大変なのです。

合板フローリングであれば、
1本1本色が違うということもないので、

フローリングを箱から取り出したら、
構わず、どんどん貼っていけば、

diyできます。

しかし、無垢フローリングをdiyするのであれば、
1本1本、色とか木目が違うので、

貼りつける前に敷き並べて、
「位置」が確定したら、一気に貼る感じになります。

そして、合板フローリングであっても、
無垢フローリングであっても、

相当に大変になるのが、
フローリングのカットです。

貼り始めは、特に問題はないと思います。

部屋の大きさに合わせて、
長さ方向をカットするだけですから、

どんどん作業が進むと思います。

しかし、貼り納めの最後の1枚に関しては、
フローリングの幅を詰めないとならないのです。

この作業を、ノコギリでやるというのも、
出来ない訳では、ありませんが、

真っ直ぐ切れないし、
切断面が美しく仕上りません。

ただ、通常は、部屋の四方には、
「巾木」と呼ばれる「10cmほどの板」が、

床面と、壁との「見切り材」として使われます。

通常は、その巾木で隠れる位の位置まで、
フローリングを貼るので、

キッチリ、そうしておけば、
多少切断面が、キレイでなくても、

巾木で隠れて、見えなくなるので、
それほど気にする必要はないと思います。

それと、フローリングをdiyするとしたら、
季節に応じて、木の伸縮を考慮しないと
ならないということがあります。

プロは、そのことを「エキスパンション」と呼びます。

特に無垢フローリングは、
湿気が多い夏場は、膨張し、

乾燥した冬場には、収縮します。

その「膨張」と「収縮」を考慮しないと、
乾燥して見苦しいほど、隙間が空いたり、

膨張して、ジョイント部分が盛り上がったりするのです。

これを避けるため、
通常は、スペーサーと呼ばれる道具を使って、
工事する時期に合わせた

「意図的な隙間」を確保しながら、
フローリングを貼って行く訳です。

その「意図的な隙間」も、
季節によって変わりますし、

フローリングの巾によっても変わります。

つまり、75mmとか、90mmといった通常巾の
無垢フローリングをdiyする場合と、

120mm巾とか、200mm巾といった幅広の
フローリングをdiyする場合とでは、

相応しい「意図的な隙間」は違ってくるのです。

なぜ、そんなことが起こるかというと、
巾の広いフローリングの方が、
伸縮の幅が大きくなるので、

施工する時に確保しないとならない
「意図的な隙間」も、大きくなるのです。

その当たりの「相応しい隙間巾」に関しては、
フローリングを購入されるメーカーの

標準施工要領書に従って頂くと、
間違いないと思います。

ただ、無垢フローリングの場合は、
品質によっては、ロス分といった使えない部分も
ありますし、

ジョイント部分の「実(さね)」と呼ばれる部分の
加工が悪くて、「意図的な隙間」を、

相応しい巾で確保するのに
苦労するケースもあります。

実(さね)は、ユルユルでも駄目だし、
キツキツでも駄目なのです。

加工品質のいいフローリングであれば、
丁度いい感じの実形状になっているので、

問題ないですが、

特にフローリングをdiyされる場合であれば、
加工品質のいいフローリングを選ばないと、

仕上りの美しさもそうですが、
工事そのものが、相当に難しくなります。

また、フローリングも、種類によって、
diyの難易度が変わりますので、

どんな樹種が自分にあうのか、
あらかじめ、じっくり検討されるべきだと思います。

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