アトピッコハウス ブログ
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無垢の木の加工とは?

2014/07/22
2018/05/30

無垢の木の加工とは?こんにちは!
無垢フローリング・遮音床材ブログを運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

無垢の木とは、手を加えていない素材のこと。

無垢フローリングの施工事例

手を加えていないといっても、
製材はしますし、

フローリングとして使うためには、
加工もします。

無垢と対比される素材としては、
「合板」があると思います。

つまり、合板と無垢がどう違うのかといったことが、
一番気になる点だと思います。

木材は、原木を「玉取り」といって、
3メートルとか、5メートルといった

必要な長さに輪切りして、
丸太を作ります。

それを、柱用とか、梁用、床材用などと、
目的に応じて製材するわけです。

例えば、1本の丸太全部を
床材にするとか、柱材にするといったことではなく、

魚と同じで、トロ、中トロ、赤みとか、
あるいは、血合いとか、内臓とか、

骨とか、皮のように、
部位によっては、使えなくて廃棄せざるを得ないものもありますし、

用途が変わります。

無垢の木の場合は、中心部の「芯」のある部分は、
柱材として使用され、

周辺部が、板材やフローリング材に加工される訳です。

切り取る部位によって、
木の年輪が、柾目にでるか、板目に出るかは、

簡単に予測が付くのですが、
木が成長する過程で、枝が伸びる関係で、

製材すると、枝の痕跡が「節」という形で、
現れてきます。

手入れが行き届いた原木であれば、
「枝打ち」をするので、

「枝の痕跡」は、「生き節」として、
木の成長に合わせて、木の内部に取り込まれます。

なので、製材した時に現れても、
「節が抜ける」ことはありません。

ある意味、木目のようになります。

しかし、枝打ちせず、
枯れて折れた「枝の跡」などは、

「死に節」として、木の成長と共に、
内部に取り込まれていくので、

製材した時に、現れてきます。

実は、この「死に節」がやっかいで、
補修をしないでおくと、

フローリングや板材などに加工した段階で、
ポコッと抜けてくるのです。

だから、キチンと枝打ちしながら育てた
無垢の木は、価値が高いのですが、

それでも、「死に節」がゼロではないので、
品質の高い無垢フローリングは、

製材した原板を乾燥したのち、
「抜け節」が出来ないよう、

節の処理をしてから、
板材やフローリングなどに加工するのです。

合板フローリングの場合は、
玉取りした丸太を、

大根の桂剥きのように薄くスライスし、
それを奇数枚数重ね合せ、

必要な厚みになるまで、
接着し、

その上に、「つきいた」と呼ばれる、
木目の綺麗な薄い板を貼り合せますので、

「節の問題」は、発生しません。

アトピッコハウスの、ごろ寝フローリングの中に
尾鷲ヒノキ」という無垢フローリングがありますが、

この商品は、木曽ヒノキの枝を使った
「こみせん」を作って、

死に節の処理をしています。

将来抜ける心配がある「死に節」をくりぬき、
「こみせん」を埋め込み、

その後、製品加工をするのです。

ごろ寝フローリングも、樹種によって、節の多さ、少なさは
違いがあるので、

木目や節の好き嫌いとか、
堅さや色合いから判断されたらいいと思います。

節のない商品というのもありますが、
希少性があるので、高いです。

それと、節がなくて、木目もない、
檜舞台のような、無垢の木が好きな方もいれば、

木目や節があった方が、
「本当の木」に見えるから好きだという方も

いらっしゃいます。

要は、好き嫌いなので、
ご自身の価値観で選ばれるといいと思います。

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