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アトピッコハウスがリフォーム業を始めた平成8年当時、
完全無農薬をうたった畳に出会いました。
ところが・・・
農薬や着色剤の使用量等、詳しいことを聞いても、納得した答えが出てこず、不信感がつのるいっぽう。
ついに問題意識がこうじて、生産者捜しを始めたところからアトピッコハウスの「ほんものたたみ」はスタートしました。
創業当時、畳が着色されていることに、大きなショックを受けました。
その着色剤には発ガン性があると知り、着色していない畳を使いたいと思って探してみると、信頼できる商品に出会えない。
そして何より、生産者にたどり着けない。
生産者の顔も見えないのに、安心・安全と言われても・・・
信用できない。
そんな思いがあって、仲間数人と語らい、生産地を訪ねました。
そこで知った現実は・・・
- 着色した方が高く売れる
- こだわって作っても消費者が評価してくれない
- 仲買人は、着色することを推奨する
- だから、農家は言われた通り着色する
というものでした。
昔の畳は、着色していませんでした。
もっと正確にいうと、「天然染土」というもので、「泥染め」をしていました。
これは色を着けるのが目的ではなく、畳表(い草)を保護し、乾燥を早めるためでした。
原理は解明されていないのですが、天然泥染めをすると、い草が丈夫になり、また「い草」独特の香りが強くなるのです。だから昔から畳は泥染めをするのです。
農家さんの事情を踏まえた上で、着色していない畳をユーザー(お客さん)の方にお届けするとしたら・・・
その答えが、全量買取を保証する契約栽培を農家さんにお願いするという結論でした。
農家さんは、市場評価が下がることを恐れて、言われるままに着色している。
しかし、それは自分達の健康にも良くないし、色を均一に見せる誤魔化しであることも知っているのです。
でも、経済的に苦しくなるのが怖くて、着色している・・・
それを解決するには、責任を持って買い取りますので、無着色で作ってくださいと約束することだったのです。
それで出来たのが、天然泥染めの「ほんものたたみ」です。
初期のころ出会った「い草」生産農家の園田さんは、アケビや米ヌカなどを使って、自分で作った液肥(有機肥料)を宝物のように冷蔵庫で保管していて、とても驚いたの同時に強く感動しました。
即座にお取引きを決意し、契約農家さんのネットワークの基礎を築くことができました。
それは、町の畳屋さんも、畳組合も、無着色の畳表を評価してくれなかったことです。
畳表になる「い草」という植物は、根元の方が白くなっています。その白い部分が、畳表のところどころに現れる。
実は、それが当然なのですが、わたしが、畳組合に、天然泥染めの畳表を持参したら、畳組合の幹部の方は、「少しでも」白い部分があると、それだけで「2級品」だと決め付けました。
いくら丁寧に栽培しても、
いくら最上級の長いイグサを使っても、
着色剤を使って、均一に着色したものの方が「上級品」だというのです。
つまり、着色剤を使って、着色さえしていれば、
品質の悪い「い草」も上級品に生まれ変わる。
この現実があるから、農家さんは、言われるままに着色していたのです。
それは、ユーザーの方も、
青い畳(それが異常に青くても)が、いいものだと思いこんでいることです。
しかし、その青さが、化学染料で着色しただけのものであることを知っても、
それでも、「青い畳」がいいという方が、どの程度いるでしょうか?
わたしは、
お客さんが、本物を選べないのは、本物を知らないからで、
本物を知れば、本物を選ぶ。
と思っています。
畳に関しても、
「着色」しているから、青いので、
着色していないものは、ほんのちょっと白い部分が混じっているのです。
そのことを知ったら、着色していない畳の方がいいという方は沢山いると思うのです。
新しい畳が青いのは、半年ほどです。
日に焼けて、徐々に飴色に変わり、その後何年もの間、味わい深い「和の空間」を作り出してくれるのです。
つまり、徐々に「飴色」に変わるのが、
「本物の畳」なのに、最初の見かけを良くするために、あえて青く着色する必要があるのでしょうか?
わたしは絶対に、そんな必要はないと思っています。
現在では、不変色表といって、色が変わらないほど強烈な着色をしたものや、
ビニールで出来た畳表まで作られています。
畳は日本独特の伝統文化です。
その伝統の畳が着色されていたり、ビニールで出来ていたりというのは、
日本人が日本人の心を失っているように感じるのは、私だけではないと思います。
だから、本物の価値と魅力が分かる人には、伝統工芸品になる前に、「ほんものたたみ」をお届けしたいと考えているのです。
もう1つ・・・
畳は芯の部分を「床(とこ)」といいますが、本物の畳の床は、ワラで出来ているのです。
そのワラも、今は、手に入りにくくなっている。
だから、古い畳をリサイクルしてワラを再利用している。
アトピッコハウスの「ほんものたたみ」のワラ床は、
100%国産のワラを、1年以上自然乾燥させてから使っています。
この1年以上自然乾燥させているということに、大きな価値と意味があります。
というのも、天然乾燥させると、ワラが発酵して、その発酵熱で、虫や虫の卵がいなくなるのです。しかも、1年かけて、じっくり乾燥させることで、ワラ本来の弾力性が維持されるのです。
最近では、保管場所の確保が難しいことや、時間短縮の意味から、機械で強制乾燥させることが多くなりましたが、機械乾燥をするとワラがやせて、ワラ床本来の長所である弾力性がなくなります。しかも、乾燥が不十分な結果、虫が発生する原因ともなるのです。
アトピッコハウスの「ほんものたたみ」は、薬剤によって、
防カビとか防ダニといった処理をしていません。
その代わりに、天然の抗菌性がある「麻シート」を使うことで、防虫対策をしています。
一見薬品の方が効果的と考える人もいると思いますが、防虫剤等の薬品の効力は、1〜2年しか持続しないのに、麻の抗菌性は半永久的に持続するので、かえって抗菌効果は高いのです。しかも、天然のものなので、安全・安心です。
一般の畳は、相場で価格が変わりますが、アトピッコハウスでは、農家さんとの契約で、買取価格を固定しています。野菜の契約栽培と同じです。つまり、相場に影響されることなく買ってもらえるという意味で、農家さんは生産に集中できます。
アトピッコハウスとしても、品質と安全性の高い「い草」を栽培してもらうためには、契約栽培の方がいいということを長年の経験から実感しています。
本物の畳には、沢山の魅力があります。
そのいくつかをご紹介してみましょう。
ワラで出来た畳は、適度に柔らかく、長時間正座をしていても、足がしびれません。
だから、お茶室などには、今でも「ワラ」で出来た「本畳」が敷かれるのです。
「ほんものたたみ」は自然乾燥なので、感触のよさは一般的な機械乾燥のものとは比較になりません。
畳表のグレードは、い草の密度や、縦糸の種類・本数などによって決定されていることは意外と知られていません。
「ほんものたたみ」は、長い「い草」を密度高く織り込んでいますので、出来上がった畳表の織り目がとても綺麗です。
品質の高い畳表をそのまま3年、5年と使うより、2〜3年たったら、「裏返し」をして、5〜6年たったら「表替え」をすれば、いつでも気持ちよく新しい畳でいられます。
本物のワラ床の畳は、手直ししながら何十年と使えます。
「ほんものたたみ」は、最低でも40年から50年は使ってほしい品質です。
家具などの重みで凹みが出来ても、本物の畳なら、家具をどかせば、ある程度膨らみますし、表替えの時に簡単に補修もできます。
新築のマンションで湿気の影響を直接受ける床構造の場合、ワラ床の畳はお勧めできません(2重床の場合はOK) 。そこで開発したのが、「ほんものたたみ(マンション用)」。
この商品なら、新築のマンションでも問題なく、本物の畳にしていただけます。
縁のない畳を「琉球畳」と呼ぶことがありますが、本物の琉球畳は、「畳表」が違います。
「ほんものたたみ」には、最近流行の「メセキ表」を使った「縁なし畳」と、本物の「琉球表」を使った「本物の琉球畳」の2種類をご用意しています。
※メセキ表とは、目を細かく織った畳表(い草)で、琉球表とは、七島イ(七島い草)という種類の植物を使って織った畳表のことです。
「ほんものたたみ」には、フローリングの上に、簡単に置いて、畳の気持ちよさ、便利さを味わって頂ける「置き畳」もご用意しています。品質はもちろん他の「ほんものたたみ」と同様ですが、サイズが決まっているので、採寸をする必要もなく、置く場所を計算しながら手軽に注文できる点も魅力です。
1つ目の欠点は、ワラの床(とこ)は、天然のワラを圧縮して作るため、工業製品のように、厚さが均一にならないことです。
だから、出来上がった畳が馴染んでくると、表面が多少波打った感じになることがあるのです。
それは本物のワラ畳の特性なので、仕方のないことではあるのですが、畳と畳の高さが、ちょっとでも違うと気になるとか、ちょっとでも隙間が空いていると気になるという人には、容認してもらえない「問題」ということになってしまいます。
しかし、そんな時でも、ワラ床の畳は現場で微調整しながら敷いていくのが普通なので、天然素材であるということをご理解頂ける方には、大きな問題にはなりません。
ただし、表面がボコボコした感じになるのがイヤということであれば、「マンション用ゼロホルム畳」をご採用頂けるといいと思います。「ワラ床」に比較すると、若干弾力性に欠けますが、表面的な仕上がりは、「ワラ床」よりも均一に仕上がります。
2つ目の欠点は、「ふつうの畳」と比較すると、どうしても価格が多少高くなるということです。
ただ、もともと一般に流通している畳とは、品質が全く違うので、単純比較できません。
同じ品質の他社商品などと比較すると、逆に「ほんものたたみ」は安いと思うので、選ばれるお客様の価値観次第ということになりますが・・・。
仮に1帖で5,000円高くなっても、6帖の部屋だと3万円なので、3万円の差額で、40年も使える「ほんものたたみ」になるのなら、決して高いとは思えません。
3つ目の欠点は、いくらこだわって作った「ほんものたたみ」でも、「にせもの」との区別が付きづらいということです。
つまり、せっかくお客様に、アトピッコハウスの「ほんものたたみ」をご指定いただいても、「にせもの」を入れられてしまう可能性があるのです。
以前にも、「アトピッコハウスの製品を入れた」と言うお客様から問合せを頂き、調べてみたら、「納入した実績」が無かったということもありました。
しかし、アトピッコハウスも経験を積みました。
お客様が、もし建築業者さんを経由して「ほんものたたみ」を入れる場合で、「本当に、“ほんものたたみ”を入れてくれるの?」と心配になる場合、建築業者経由で構わないので、アトピッコハウスに「出荷証明書」を請求してください。
この書類を請求すると、業者は100%本物の「ほんものたたみ」を当社に注文します。
契約栽培の畳表(い草)も、自然乾燥の国産ワラ床も、数に限りがあります。
い草は契約栽培をお願いしている枚数しかありません。
ワラも年々原料確保が難しくなってきており、無制限に作ることができないので、「ほんものたみ」は毎年決まった数量しかお届けできません。
本物の価値と魅力がわかって頂ける方に、品質、安全性の高い「ほんものたたみ」をお届けしたい思っています。
「ほんものたたみ」は、創業以来一貫してアトピッコハウスが直接お届けしています。それは、いくら原料にこだわっても、制作、納品の段階で、余計や薬剤処理をされたくないからです。
健康に育った品質の高い「い草」や自然乾燥させた国産のワラで出来た本物の畳をお届けしたい。
その思いで、1部屋の「入替え」でも、直接お仕事をさせて頂いています。畳だけの工事でも大歓迎ですから、ご用命ください。
伝統工芸に近い本物の畳を、アトピッコハウスが直接お届けいたします。
ほんものたたみは、最高の品質で、かつ、希少性の高い製品ですが、価格は、普通の畳より「ちょっと高い」程度の金額です。
資料をご用意していますので、ご請求ください。
また、畳表(い草)や、畳縁(へり)の実物サンプルのご用意もあります。
真剣にご検討くださる方には、実物サンプルをお送りしますので、ご請求ください。
畳は地域によってサイズが違います。間口の広さで税金が決まったことも関係しているようですが、本間サイズと五八サイズの6畳の部屋では短い方で22.5cm、長い方で30cmも違ってくるのです。
| 名称 | 畳1枚の大きさ | 地域 |
|---|---|---|
| 江戸間・関東間・五八間(ごはち) | 約176cm×88cm (5尺8寸×2尺9寸) | 主に静岡から北の地域 アトピッコハウスの畳はこのサイズを基本にしています |
| 中京間・三六間 (さぶろく) |
約182cm×91cm (6尺×3尺) | 主に愛知、岐阜、三重地方 |
| 京間・本間 (ほんま) | 約191cm×95.5cm (6尺3寸×3尺1寸5分) | 主に近畿、中国、四国、九州地方 本間を(ほんけんorほんげん)と呼ぶ職人さんもいます |
| 団地サイズ・五六間 | 約170cm×85cm (5尺6寸×2尺8寸) | 江戸間(五八)より小さいタイプ |
| この他に、六二(佐賀間)188x94cm、六一(安芸間)185x92.5cmなどもあるようです。 | ||














