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珪藻土壁の掃除やお手入れ方法は?素材によって変わる?

2021/08/12
2024/02/16

珪藻土の壁にすると、掃除が大変なのではないかといった心配をされる方もいて、採用を踏み切れないというケースもあるようです。確かに、ビニールクロスなどと違って、拭き掃除できませんが、珪藻土の壁も掃除が出来ない訳ではありません。

では、珪藻土の壁は、どんな点に注意して掃除すれば良いのでしょうか?

アトピッコハウスには、「はいから小町」という珪藻土塗り壁がありますが、硬く固まってボロボロしないので、お掃除は簡単です。

掃除が簡単な珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

珪藻土の特徴は?

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です。
珪藻土の原料は藻の化石です。珪藻土自体に、たくさん穴が開いていてそこに水分を取り込むことで、吸水や調湿をします。また、珪藻土は湿気などの水分を吸収する際に、脱臭や消臭も期待できるという機能性でも人気です。

湿気を取り込む調湿をする塗り壁材は、家づくりに使われて20年ほどですが、水分を吸収するバスマットやコースターなど関連商品も多く、珪藻土は私たちの生活にも身近な素材です。

珪藻土の掃除は、そもそも必要?

まずお伝えしたいのは、珪藻土の壁は、そもそも掃除が必要なのかといった点です。単に珪藻土の壁といっても、成分に「珪藻土」が含まれていれば、珪藻土塗り壁を名乗れますし、珪藻土風に仕上がるから、珪藻土と名乗っているかも知れません。

珪藻土の壁も、色々です。「塗り壁」ではない「珪藻土」もあります。では、種類の違いによって、どんな掃除の仕方があるのでしょうか? 汚れにも、種類がありますし、掃除して壁を美しく保つ秘訣も、変わります

ただ、ボロボロと崩れてこない珪藻土の壁であれば、そもそも部屋も汚れないし、掃除をする必要はありません。

珪藻土壁の素材によっても掃除の方法も変わる

珪藻土は、水を加えて練っても、粘土のように「粘り」が出る訳でもなく、石灰のように固まる訳でもありません。そこで、珪藻土を固める成分として、接着剤や石灰、粘土といったものを凝固剤として加えます。

接着剤や石灰で固めた場合は、珪藻土は固く仕上がりますが、粘土で固めた場合は、柔らかく固まります。固まるというよりも、凝固剤として「粘土」を使用した場合は、固まるのではなく、乾燥して、水分が飛ぶだけです。

だから、水を加えると、簡単に剥がれてきます。
この「簡単に剥がれる」という特徴は、ちょっとした傷をつけたので、補修したいといった場合は便利ですが、洋服をこすると、洋服が汚れたりするので、壁に洋服も掛けられません。

とても気を使いますし、生活に不便です。

自然素材100%であるという点は魅力ですが、壁に当たらないように注意しながら生活するというのは、気が休まりません

掃除をする場合も、粘土で固めた珪藻土は、表面が柔らかいので、掃除機も、ハタキも使用できません。ものすごい量のホコリが発生するからです。

珪藻土も、石灰や接着剤で固めた製品なら、表面が固く仕上がっていますから、掃除機を当てたり、ハタキを当てたり出来ます。

ホコリが付着しやすい珪藻土壁は、樹脂製品

珪藻土単体では固まることが出来ないので、凝固剤として接着剤などの樹脂成分を加える場合があります。

樹脂成分は、静電気が発生しやすく、ホコリや汚れ等も呼び寄せやすくなるといった特徴があります。ただ、固く固まるタイプの珪藻土であれば、掃除機でホコリや汚れを吸い取ったり、ハタキをかけることは可能です。

注意したいのは、珪藻土の表面を手で触ってみて、ボロボロしないか、手に白い粉が付かないかといった点です。もし、ボロボロしたり、白い粉が付くようだと、掃除機やハタキでは、際限なくホコリが出ますので、おすすめできません。

接着剤などの樹脂成分とか、石灰で固めた珪藻土なら、手で触っても、粉が付くこともなく、掃除機やハタキを使用しても、ボロボロと崩れてくることはありません

また、住宅の内装では、あまり多くないと思いますが、ホコリや汚れがたまるほどの大胆な「仕上げパターン」が付いている場合は、ホコリや汚れがたまることも考えられます。その場合は、ホウキとか、ハタキ、掃除機で吸い取ってよいと思います。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、自然素材100%、にがりとマグネシアの力で、硬く固まるので、ボロボロしませんし、触っても白くなりません

硬く固まってボロボロしないけ珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

粘土で固めている珪藻土製品もホコリが起きやすい

自然素材100%が売りの珪藻土で、接着剤も石灰も使っておらず、凝固剤として「粘土」を使っているという場合、乾燥しても「固まる」訳ではないので、表面を触ると、ボロボロしますし、白い粉が手に付きます。

石灰や接着剤は、化学反応により「固まる」訳ですが、「粘土」は、化学反応で固まる訳ではなく、乾燥して、水分が飛ぶことで、固まったように見えるだけです。触るとボロボロしますし、白い粉が付きます。

また珪藻土の壁は、カビが生えないと思われている方もいると思いますが、珪藻土もカビが生えます。そして、カビが生えた場合、カビの「菌糸」を除去する必要があります。いきなり防カビスプレーを使うのではなく、まずは、消毒用アルコール(エタノール)を使うのがオススメです。

エタノールは、薬局で簡単に購入できるので、カビが発生している箇所に、エタノールを吹き付けます。色もつかないし、乾燥すると「濡れ色」も取れます。それで、カビの菌糸を殺し、消毒してくれます。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」が、硬く固まる理由は、にがりとマグネシアの反応によって、硬い結晶が出来るからです。また、そのメッシュ状の結晶構造になり、カビが繁殖しにくくなるという特徴もあるのです。

カビが生えにくい珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

珪藻土壁の日ごろのお手入れ方法は?

珪藻土壁の掃除、リビングなどの広い壁の場合    

普段のお掃除はそう必要ありませんが、ホコリや汚れを落とす程度で充分です。ほうきやはたきを使ってパタパタと優しくホコリや汚れを落としましょう。静電気の起きにくい自然素材の珪藻土塗り壁ならホコリがべったりと吸着することはないので床掃除のついでに掃除機で軽くホコリを吸い取ってあげるという方法で充分キレイになります。

ハンディモップのような繊維質の商品はザラザラした珪藻土のお手入れにはおすすめできません。繊維が表面のザラザラに引っかかってしまうためです。

珪藻土壁の掃除、ちょっとした汚れの場合

固く固まって、ボロボロしない珪藻土の壁であれば、消しゴムが使えます。珪藻土壁に原因不明の汚れがついていたら、まず試すのが、消しゴムです。消しゴムそのものが汚れていると、逆に珪藻土の壁を汚してしまいますので、未使用のキレイな消しゴムを使う必要があります。

珪藻土についた手垢などの掃除にも、この消しゴム作戦は活躍します。まずは、原因不明の汚れを発見したら、消しゴムでこすってみることです。意外と手軽な方法ですね。

珪藻土壁の掃除、キッチンのシミ汚れの場合

消しゴムで落ちない、コーヒーやお醤油のような水分を含んだシミ汚れの場合、中性洗剤を薄めたものを布に含ませてシミの表面を拭いてみる。それでダメなら、塩素系漂白剤を含ませた布でシミ汚れに試してみる。洗剤や漂白剤は、トントンと叩いてシミ汚れに染みこませ、その後、綺麗な水道水を含ませた布で、ふき取ります。

特に塩素系漂白剤を使う場合、表面の色が抜けてしまう可能性がありますので、目立たない場所で試してみることをおすすめします。

それでも落ちない汚れの場合

洗剤や塩素系漂白剤でも落ちない。でも汚れが気になるという場合は表面をサンドペーパーで削るという方法があります。ただし、サンドペーパーで削り取ると、汚れは取れますが、表面のテクスチャーは変わりますし、厚み1~2㎜の珪藻土の表面を削った場合、下地までえぐれてしまう可能性もあり注意が必要です。

インクなどのシミ汚れは、水分を含ませることで、汚れが広がるので、気になるようなら、サンドペーパーでこするという選択肢になるかも知れません。

固く固まっている珪藻土の壁であれば、これらの方法で掃除が出来ます。しかし、表面を触って、ボロボロする珪藻土の壁は、消しゴムもサンドペーバーも、もちろん洗剤も使えません。

ただし、水を含ませると、表面が柔らかくなるので、指先でこすって、汚れをごまかすことが出来ます。ただし、上手にごまかさないと、補修したあとは目立ちます。

とはいえ、汚れが気になる、掃除したいという場合は、いずれの方法でも、目立たない場所で試してからの方が良いです。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、硬く固まってボロボロしないので、サンドペーパーでこすって汚れを落とすことも可能です。しかし、確実に表面のテクスチャーが変わるので、サンドペーパーを使うのは、最終段階にされた方が良いと思います。

ボロボロしない珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

珪藻土壁の傷やヒビの対処方法は?

サンドペーパーを使用する方法

商品によりますが、サンドペーパーで削って傷やヒビをごまかすという方法があります。主に接着剤などを使用している珪藻土の場合、サンドペーパーで周りを削り、霧吹きなどで水を吹きかけ、傷やヒビをあいまいにさせるという方法があるようです。

本物の珪藻土塗り壁を施工している場合、水分を吸収するという珪藻土の機能が高いので、水を吹きかけるということはできません。粘土性のものは水を吹きかけても乾けば元に戻りますが、本物の珪藻土は水分を含みすぎると崩れてしまうのでおすすめできません。

固練りしたもので埋めるという方法

傷やヒビを埋めるタッチアップ材を作っているという商品もあります。傷やヒビの部分に固練りしたタッチアップ材を埋め込むという方法もあります。性質上、直接重ね塗りができない商品もありますので、注意が必要です。また、重ね塗りをした部分は確実に目立ちます。

珪藻土壁の掃除、お手入れの注意点

漂白剤を使ったり、サンドペーパーでのお手入れも、ヒビを埋めるタッチアップ材の使用もいずれも色やテクスチャーが変わるので、メンテナンス箇所が余計に目立ってしまいます。

気にしないというのも一つの手です。生活をしていく上で、傷やヒビはつきもの。傷付くことを恐れ、生活が窮屈になるのもおかしな話ですし、いじればいじるほど余計に目立ってしまうのが現実です。気になるのは最初のうちだけ。だんだん気にならなくなってきますよ。

珪藻土壁紙の掃除

珪藻土の壁紙は、珪藻土が含まれた糊(珪藻土バインダー)を壁紙の上に、表面を薄くコーティングした壁紙です。塗り壁風に見えますが、壁紙なので掃除の仕方も、珪藻土の塗り壁とは違います。

また、本物の珪藻土の壁であれば、ボロボロするとか、ボロボロしないといった製品の違いがありますが、珪藻土の壁紙であれば、クロス生地の表面に珪藻土風の粉末が付着している程度なので、壁紙と同様の取扱いを考えると良いです。

ただし、珪藻土の壁と同様に、濡れ雑巾等を使用して、拭き掃除をする訳にはいきません。また、中性洗剤とか漂白剤を使用してのお手入れも難しいと思います。

一番可能性があるのは、消しゴムでこすってみることですが、珪藻土壁紙は壁紙生地の表面上に、珪藻土の粉が付着している程度の厚みしかないので、あまり強くこすると、テクスチャーが変わってしまうので、注意が必要です。

ホコリ等の汚れは、ハタキ、掃除機等を使ってのお手入れが可能です。この点に関しては、珪藻土の壁よりも気軽です。

お風呂マット、コースター等珪藻土製品の掃除

珪藻土のバスマットや珪藻土のコースターは、吸水性が高く人気の商品です。有名なところではSoilさんの珪藻土バスマットがあります。また、吸水性を生かし、珪藻土の歯ブラシ立てや、食器置きなどの商品も売られています。

湿気、ではなく水分を吸収する、こういった商品のお手入れはどうしたらいいのでしょうか。

珪藻土の吸水性にはキャパがありますので、適度に乾燥させないとなりません。使用後は吸収した水分を吐き出させてあげることが必要です。湿気を大量に含んだ状態が続くと、珪藻土と言えどもカビの原因となります。

風に当てて水分を逃がしてやるということを日常的にされることをおすすめします。また、たまには、バシャバシャと水洗いし、その後、乾かすという掃除は必要です。その方が衛生的です。

まとめ

珪藻土の壁は、塗り壁だから掃除が難しいとお考えの方もいると思います。確かに、ボロボロするタイプの珪藻土は、掃除やハタキをかけるとホコリがすごいことになるので難しいですが、手で触って、ボロボロしない珪藻土壁であれば、掃除は簡単です。

掃除機で吸ったり、ハタキではたいたりできます。また、スイッチ周りの手垢や、原因不明の汚れは、まだ綺麗な消しゴムでこすってみる、コーヒーなどの水分を含んだシミは中性洗剤や塩素系の漂白剤を試してみる。

また、それでも取れなかったら、サンドペーパーを作って、削り取るということも出来ます。ただし、サンドペーパーを使うと、珪藻土壁の表面のテクスチャーが変わるので、注意が必要です。

とはいえ、自然素材の珪藻土はほぼほぼお手入れは不要です。調湿や吸水、消臭など、機能性が高い珪藻土はおすすめです。塗り壁はもちろん、珪藻土の関連商品もたくさん出ていますので是非生活に合ったものを見つけてみてくださいね。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、自然素材100%ながら、硬く固まってボロボロしません。粉が白くついたりもしないので、掃除やお手入れも簡単です

掃除や手入れが簡単な珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

よくあるご質問

はいから小町がボロボロしない理由を教えてください

珪藻土塗り壁「はいから小町」は、主原料である珪藻土を、にがりとマグネシアで固めた自然素材100%の塗り壁です。メッシュ状の固い結晶になるので、珪藻土の調湿機能を阻害することがなく、また、ボロボロと崩れてくることがありません。

はいから小町のメンテナンス方法を教えてください

珪藻土塗り壁「はいから小町」は、固く固まるので、掃除機、ハタキ、ホウキ等で表面を掃除することが可能です。また、汚れは、消しゴム、洗剤、漂白剤、サンドペーパー等をお試しいただけます。ただし、サンドペーパーは表面のテクスチャーが変わるので、ご注意ください。

珪藻土の壁は掃除できますか?

はい。掃除できますが、表面を手で触ってボロボロする場合は、出来ることが少ないです。もしボロボロしたり、白い粉が付かない場合は、掃除機で吸い取ったり、ハタキではたいたりできます。また、洗剤、漂白剤、消しゴムやサンドペーパーなども使えます。

触ると白い粉が付きます。どうしたら良いですか?

自然素材100%の珪藻土塗り壁の中には、粘土で固めている製品もあります。この場合、水を含ませると、柔らかくなるので、ちょっとした汚れやキズは簡単に補修できます。しかし、珪藻土が劣化して白い粉が付く場合、塗り直しを検討頂くしかないと思います。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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珪藻土塗壁 はいから小町