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DIY

工事なし!自分で簡単にできる部屋の防音対策をご紹介!

2024/03/25
2024/03/29

少しずつ暖かくなり、春を感じるようになってきましたね。
新しい場所で生活を始める方もいらっしゃるのではないでしょうか?

新しい場所で生活を始める特に注意しておきたいことの一つが騒音問題です。
特に集合住宅であるマンションなどでは、その後の暮らしやすさに影響するため、対策をしておく必要があります。
今回は「自分で簡単にできる防音対策」についてお伝えしていきます。

賃貸のお部屋OK!自分で簡単に部屋の防音をしよう

DIY

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの成川です。

「防音するなら、防音工事をしないと効果がないのでは?
賃貸物件では工事はできないし、防音対策なんてできないのでは?」

「自分で防音商品を買って設置しても効果があるの?」

と、「防音対策」といえば工事が必要なイメージや、不安があるかもしれません。
マンションなどの賃貸のお部屋などでは工事ができないですし、
賃貸物件でなくてもすぐに工事ができない事情がある場合もありますよね。
しかし、工事なしで自分で防音対策をする方法があります
完全防音は難しいですが、“今までハッキリ聞こえた音がささやき音に聞こえる”レベルであれば、工事をせず、自分でも防音対策ができるのです。
まずは防音対策をする前のチェックと防音の仕組み、そして賃貸のお部屋や、工事が簡単にできない事情があるお家でも自分で簡単にできる、部屋の防音対策について具体的に紹介していきます。

アトピッコハウスには、床の防音対策に使える遮音材「わんぱく応援マット」がありますが、こちらは、工事を必要としますので、防音効果は確実ですが、簡単とは言えません

防音工事をする場合は、わんぱく応援マットもご参考ください

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

防音対策する前のチェックポイント

防音するにあたって、「何を」「どこに対して」「どのくらい」防音したいのかを、明確にしておくことにより、より正確で適切な防音対策へ繋げることができます。
防音対策をする上でのチェックポイントを見ていきましょう。

・どんな種類の音なのか(楽器・テレビ音・足音等)
・防音したい場所は?(1階、2階?窓の外?リビング?等)
・防音したいのはどこへの音?(横の部屋・階下の部屋等)
・どのくらい音を防ぎたいか?

いかがでしょうか?改めて考えると、意外とチェックポイントがあることが分かりますね。
しかし、お部屋の構造にもよりますが、防音対策をしたからといって、こちらから出す音が完全に聞こえなくなるわけでもありません
また、通常の生活音と違いピアノなどの楽器の場合は、完全に音の鳴る元を囲む形で対策しないと効果があまり感じられません。
ただ、ほんの少しの工夫や対策で、軽減できる音は沢山あるので、防音の基礎を知り、より効果的かつ自分に合った防音対策をとりましょう。

防音について知ろう

実は防音と言っても、「吸音」「遮音」「防振」の3種類があります。
効果的な防音対策のために、それぞれの特徴を知って使い分けましょう。

「吸音」:音波のエネルギーを熱エネルギーに変換することで防音することです。
吸音材を使用します。吸音材には細かな穴がたくさん空いており、音が入ると乱反射して摩擦が起こることで熱エネルギーに変換されて音が減衰します。
吸音に適した材質は、材料中に多数の空隙や連続した気泡がある材料で、グラスウールやロックウール(岩綿吸音板)、ウレタンフォーム、木毛(もくもう)セメント板などがよく使われています。
音源から出た音が空気を伝って伝わる空気音を抑えるのに効果があり、病院や銀行においては静かに感じることが多いのは、多くの吸音材を使って音を抑えているためです。

「遮音」:遮音材によって音を跳ね返し通過させにくくすることです。
外からの音を室内に聞こえにくくしたり、室内の音を外に出にくくしたりします。
遮音性が高いと音漏れが少なくなる半面、室内では跳ね返った音が反響し、音が聞き取りにくくなる場合もあるため、吸音材と組み合わせましょう。
遮音に適した材質は、ゴムマットや高密度のプラスチック素材や高比重の樹脂などが使われ遮音シートなどが一般的です。
楽器演奏をする部屋から音をできるだけ漏らしたくない場合や、床に使用し、足音や生活音を軽減するのに遮音材が使えます。

「防振」:振動を吸収して音エネルギーを減らして防音する方法で、防振材を使います。
防振に適した材質は振動吸収率の高いゴムマットやシリコン、ウレタンなどがよく用いられます。
ウレタンは最も振動吸収率が高いですが、温度変化に弱いというデメリットがあるので、常温に近い環境で使われます。
ゴムマットはマイナス50度までの低温でも問題ないのが特徴です。
壁や床などが振動することでそこに触れている固体から音が伝わる固体音を防ぐのに有効で、洗濯機の振動音や床を歩く音などを階下の住人に伝わりにくくできます。

アトピッコハウスの「わんぱく応援マット」はゴム素材とクッション性のあるフェルト素材でできているので床に敷き詰めるだけでも防音の効果が得られます

工事をしない使い方も出来る「わんばく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

自分でできる簡単な防音対策!

クッションマット

では防音の知識がついたところで、具体的な「自分で簡単にできる部屋の防音対策」をご紹介していきます!

防音グッズなしで簡単防音対策!

実は家具の配置を工夫するだけでも防音対策になります。
本棚やテレビなど、家具や家電の配置を変えるだけでも随分と変わるのです。
壁があまり厚くなく防音性が低いなら、本棚を壁代わりに利用するだけでもかなりの効果がありますし、クローゼットなどの大型家具を置けば、その分壁が厚くなったのと同じ効果があります。
また、音は壁など固い素材に伝わりやすい特徴があるため、音の出るテレビやスピーカーなどの家電製品は壁から50cm以上離しておくのが効果的です。

防音グッズを使って簡単防音対策!

窓・ドアなどの隙間をなくす【隙間テープ・防音テープ・遮音テープ】

気密性が高くない住居の場合、窓の隙間やドアから音が漏れたり、騒音が入ったりする割合が高くなるので、隙間をなくしましょう。
隙間テープは防虫対策や、隙間風を防いで光熱費節約のために用いられることもありますが、防音もできます
費用もあまりかからず隙間に貼るだけなので簡単ですし、買ってきてすぐに対策できるので手軽です。
隙間テープと同じ形状で防音テープ、遮音テープとして販売されているものは、吸音性、遮音性に優れた素材が使われているため、より高い効果が得られます。
ただし、どのようなテープを使っても隙間とサイズが合わないと効果が半減するので、テープの厚みに気を付けましょう。
選ぶポイントは“開け閉めに少し力がいる程度”の厚さです。
ドアが開けられないような分厚いテープは災害時の避難に影響を及ぼす危険性があるので、隙間の調整は丁寧に行ってくださいね。

カーテンを変える【厚手カーテン・防音ライナー・遮音カーテン・防音カーテン】

音が漏れやすい窓は、既存のカーテンを厚手のカーテンに変えてみましょう。
防音対策を行う際「重さ」を意識することがとても大切です。
また、カーテンの裏地に取り付ける防音ライナーという商品もあります
ただし普通のカーテンでは期待している程の効果が得られない可能性があります。
その場合、「防音カーテン」、「遮音カーテン」にしましょう。
音を通しにくい素材や特殊な織り方、金属素材でコーティング処理をしたりしたカーテンのことで、中には、遮音素材と吸音素材をバランスよく組み合わせたものも販売されています。
足音などの“物によって伝わる音”には対処できませんが、 “空気で伝わる音”には効果的です。
先ほどご紹介した「隙間テープ」とのダブル使いで、防音効果はさらにアップします。

窓や壁を遮る【防音シート・防音パネル・防音ボード・防音壁】

窓や壁に簡単に貼れる商品として、「防音シート」や「遮音シート」があります。
費用もあまりかからず貼るだけなので簡単ですが、シートは薄く、それだけでは防音効果は薄いので補助的に使い、他の商品と組みあわせましょう。

次に防音パネルです。(遮音パネル、吸音パネル)

粘着テープを剥がして貼るだけの商品や、ピンで取り付けられる商品が発売され、設置が簡単なタイプがあります。
壁一面に取り付けても良いですし、部分的に貼ることで壁のアクセントにすることもできます。
ただ、粘着タイプのパネルは、お部屋の退去時、原状回復工事の際に壁紙を傷める可能性がありますので、DIY前に大家さんに事前に相談してみるといいでしょう。
「遮音パネル」はコンクリートや木材、金属、石膏ボードなどの複数の材料から作られたもので、遮音シートよりも厚く、重いのが特徴です。重ければ重いほど、さらに密度が高いほど遮音効果が発揮されます。
部屋の中からの音漏れを防止し、外からの生活音も遮断させることができる優れものです。
「吸音パネル」は、おもにロックウールとグラスウールが使用されています。
最近ではフェルトで作られているものも多く、“取付けやすい・軽い・吸音”の3つを実現しており、断熱材としても使用できるので、火事対策も可能です。
これらを効果的に使用するには、2つを組み合わせるのがポイントです。
例えば、吸音パネルを音の発生元であるテレビやオーディオプレイヤーの近くに貼り、それを挟むように遮音パネルを貼っていきます。そうすると音が反響しないため、クリアな音に聞こえる上、隣の部屋に音漏れしないという2つの効果を得られるのです。

次に防音ボードです。

今度は壁ではなく窓に取り付けるボードです。こちらも工事が要らず自分で簡単に設置できるものがあります。
防音カーテンを付けても防音効果が得られない、もっと効果が欲しいという方におすすめです。窓枠に防音効果のあるボードをはめ込み、窓を塞ぐ商品です。

次に防音壁です。

隣のお宅と接している壁一面に防音壁を設置します。
遮音、吸音両方の効果があります。
釘などを使わないはめ込み式の商品もあり、その場合は賃貸物件でも壁を傷つけることなく簡単に設置が可能です。
ただし壁一面にもう1つ壁を作ることになるため、部屋が狭くなってしまうのがデメリットです。

床に敷く【防音カーペット、ラグ、防音マット、遮音マット】

足音や物を落とした時の衝撃音、椅子をひく音など、床(構造)を通じて響く音に対しては、床への防音対策をしましょう。
実はフローリングは固いため、振動により音が伝わりやすいのです。
フローリングの上に「防音カーペットやラグ」、「防音マット、遮音マット」を敷くことで簡単に防音できます
既にあるカーペットやラグを使いたい場合はカーペットの下に防音マットや遮音マットを敷きこめば防音対策になるのでおすすめです。
最近ではタイル状にカットした防音タイルカーペットや防音マットも多く販売されています。
小さな面積に分割されているので、敷きやすいメリットがありますし、汚れた所だけ外して、洗濯機で丸洗いできる便利なタイプも販売されています。
また、さまざまなカラーやコルクボードのようなデザインもあるので、かわいらしい色を使えば、お子さまのいるご家庭にぴったりの遊び心溢れる空間になります。
部屋の防音が簡単に出来る上、部屋のインテリアや雰囲気をガラッと変えてくれる、一石二鳥の防音グッズで人気です。

「防音マット」と「防音カーペット」、「遮音シート」と「タイルカーペット」など組みあわせることで、より効果的に対策ができるので、自分の環境や好み、どれくらい費用をかけられるか予算に応じて商品を選び、対策をしてみましょう。

アトピッコハウスの「わんぱく応援マット」はダイニングやリビングのフローリングの上に敷き、上から防音のカーペットやラグを敷いて使うこともできます
フェルト生地とゴムで構成されているので専用の工具が要らず自分でカッターで簡単に切ることができます。

DIYにも使える床の防音材「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

その他にできる事

騒音は、「知らない人が出す騒音」よりも「知人が出す騒音」の方が気になりにくいものです。
ご近所付き合いで良好な関係になっておけば、騒音トラブルになるリスクも減らせます。
近所付き合いをおっくうに感じる方も多いですが、なるべく良好な関係を築けるように努めてみましょう。

自分で防音するメリット・デメリット

メリットデメリット

近年では、自分で防音対策をされる方も増加しており、ここまでに紹介したように簡単に設置ができる防音グッズが多く販売されています。
しかし、やはり自分で作る防音対策には限界もあります。
ここでは自作防音のメリット、デメリットについて考えてみましょう。

自作防音のメリット

・工事より費用が抑えられる
・やりたいときにすぐに取り掛かれる
・自分の好きなデザイン、素材で作れる

自作防音のデメリット

・DIYできる防音商品の性能には限界がある
・設置する知識や技術が乏しいため、結果的に防音・遮音効果が得られにくい
(サイズの失敗、商品の数量ミスなど)
・どこまで防音・遮音すればいいのか分かりにくい

上記のようなメリット、デメリットがありますので、ご自身で何を重要視するか今一度、検討してくださいね。

完全な防音をしたい時

ピアノなど楽器を演奏される方で、「良い環境」「しっかりした防音性能」を求めるとなると、自分で防音対策をするのは困難です。
防音室を購入したり、レンタルするのをお勧めします。
「防音ユニット」や「オーダータイプの防音ルーム」など、その中でも、大がかりな工事が不要で、1日で設置が出来、費用も安いBOX型防音室が人気があるようです。
もしくは、賃貸物件での防音工事ができる専門業者に相談し、賃貸物件でできる範囲にはなりますが、防音工事を施すことや、引っ越しも検討してみても良いかもしれません。

部屋の防音対策をして快適に暮らそう!

ここまででわかった防音のチェックポイントや防音対策の知識をもとに、ご自身がしたい・できる防音対策を考え、自分で、快適な暮らしのために動いてみましょう!

まとめ

部屋の防音対策には簡易的な防音対策商品もあり、意外と自分で簡単にできることがわかりましたね。
工事をしなくても吸音・遮音・防振を知り、防音グッズを上手に使い分けることにより、
快適な暮らしが実現できる可能性があります。
まずは、この記事で紹介した方法をぜひお試しくださいね!

アトピッコハウスの「わんぱく応援マット」はダイニングやリビングのフローリングの上に敷き詰めるだけでも防音の効果が得られます

DIYで簡易的な防音対策に使える「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

よくある質問

防音対策の簡単な方法は?

まずは家具の配置を変えてみましょう。
音は壁や空気を伝わり広がるので、音の出る家電製品の設置や振動するものは壁から離して設置するのがおすすめです。
また、大きな家具は壁際に設置すれば音を遮る壁のような役割となるので、音の漏れを防ぎたい場所に設置してみましょう。

部屋の音が響くのを防ぐには?

室内で発生した音が逃げ場を失って反響しているので、音を吸収しやすい家具を置いたり、吸音材のグッズを壁に設置することで室内の反響音を抑えることができます。
まずは防音カーテンやカーペット、布製のソファなど音を吸収する家具を設置してみましょう。

部屋から声が漏れない簡単な方法は?

最も簡単なのはドアや窓枠に「隙間テープ」(遮音テープ)を貼る方法です。
隙間にテープを貼るだけなので、DIYに慣れていない人でもかんたんに取り付けられますし、今は100円ショップでも売られているのでチャレンジしやすいです。

家の中で一番防音性が高いのは?

鉄筋コンクリート造です。
柱や梁、床、壁が鉄筋とコンクリートで構成されているので、壁の密度が非常に高いのが特徴です。
そのため、遮音性に優れています。
普段の生活音が周囲の部屋に伝わりにくいので、静かな生活をできる可能性が高いです。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

最大L40の遮音性能を発揮する床遮音材「わんぱく応援マット」がありますので、
ご自身での床の防音対策では十分に対策出来なかった方で、
工事を検討される方は、こちらから「わんぱく応援マット」の資料をご請求ください

床遮音材 わんぱく応援マット