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バーチ材

カバザクラの無垢フローリングを解説!人気の理由とは?

2025/08/20
2025/08/20

無垢フローリングに使用される木材には様々な種類があります。その中でも人気な「カバザクラ」はその名の通り、日本人には馴染みの深い桜材の種類の一つです。

色味もナチュラルで優しい雰囲気を感じられると人気のカバザクラ。

でもカバザクラが人気な理由はそれだけではありません。

今回はまだまだあるカバザクラの無垢フローリングの人気の理由や、特徴、メリット・デメリットなどを詳しくご紹介します。

アトピッコハウスには「ごろ寝フローリング」という無垢フローリングがあり用途によって様々な種類のフローリングがあります

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カバザクラ(樺桜)とはどんな木材?

バーチ材

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの伊藤です。

まずはカバザクラについてどんな木材なのか詳しく解説します。

カバザクラはカバノキ科シラカンバ属の広葉樹で、漢字では「樺桜」と書きます。英語では「樺」のことを「バーチ」と呼び「バーチ材」として表記していることも多いです。

「樺桜」には「桜」とついていますが、実際の桜の木ではありません。

そのため、樺桜と区別するために、本物の桜で作られた木材は「本桜」や「真桜」などと表記されるのが一般的です。ちなみに桜はバラ科になります。

ではなぜ「樺桜」には「桜」の文字が入っているのでしょうか?

それは、「樺(バーチ材)」が日本に入ってきた際、木材の質感や淡い色味、滑らかな木目が本物の桜と似ており、桜の代用品として使用されたことから「桜」の文字が入っているのです。

その為、日本では「バーチ材」のことを「樺桜」や「サクラ」の名前で呼ばれることが多いです。

自然の温かみを感じられるアトピッコハウスの無垢材「ごろ寝フローリング」は滑らかな手触りが人気の樺桜材(バーチ材)のフローリングもあります

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樺桜(バーチ材)の原産地と種類

バーチ材の原産地は主に、ヨーロッパ、北アメリカ、中国、ロシアなどで、産地によって名称が異なります。

ヨーロッパ産は「ヨーロピアンバーチ」、北アメリカ産は「イエローバーチ」と呼ばれています。

その他にも「西南ザクラ」と呼ばれる中国西南地方を原産とするものもあります。

西南ザクラは淡いピンク色をしているのが特徴で、その違いから赤みのあるものが「西南ザクラ」、白いものは「樺桜」と呼ばれています。

日本では北海道や東北地方など涼しい地域で多く見られます。

カバザクラ無垢フローリングが人気の理由やメリット

カバザクラの特徴やどんな木材かお分かり頂いたと思いますが、これらを踏まえカバザクラ(バーチ材)の無垢フローリングが人気の理由やメリットを解説します。

カバザクラは淡泊な黄色でナチュラルな雰囲気

カバザクラの色は淡白な黄色をしているのが特徴で、お部屋の中を清潔感がある明るい空間にしてくれます。

明るい色は圧迫感がなく、お部屋を広く見せてくれるというメリットもあり、リビングなど家族が集まる場所や子供部屋に使用するのが好まれ人気です。

木目がきめ細やかで美しい

「木目」とは樹木の年輪によって作られる模様のことで、同じものは存在せず、樹木の種類によっても異なります。

カバザクラはクセの少ない杢模様で、そのきめ細やかで均一な見た目が上品な印象を与えることから、人気を得ています。

肌触りがよく素足でも気持ちが良い

カバザクラはスベスベとした滑らかな肌触りが特徴で、素足で歩いた時や寝転んだ時の肌触りが良いところも人気の理由の一つです。

更に適度な硬さもあるので「足腰への負担が少ない」ということもメリットとなり、老人ホームや体育館、ダンスホールなどにも使用されています。

耐久性と加工性がある

カバザクラは適度な硬さがあって、反り返りが少なく密度も高いという特徴があります。密度が高いということは、汚れや水分が染み込みにくいということを意味しており、そのため、カバザクラは耐久性がありフローリング材として優れている木材といえます。

そして加工性にも優れているため、塗装をするとフローリングの表面にしっとりとした艶感が出て上品な仕上がりになります。

カバザクラは高品質なのに低価格

カバザクラ(バーチ材)は高品質でありながら、オーク材(ブナ科の広葉樹:日本ではナラとも呼ばれている)やチーク材(クマツヅラ科の広葉樹)などの高級木材より低価格なのも人気な理由です。

そのため、床のリフォームなどで「温かみがある自然素材のフローリングにしたいけれど、価格も抑えたい」という方におすすめです。

カバザクラ(バーチ材)は家具や建具にも使用されている

先ほども解説したように、カバザクラは加工性が良く仕上がりも綺麗なので、フローリングだけではなく、テーブルや棚などの家具や、壁やドアなどの建具にも使用されています。

特にフィンランド産のバーチ材は北欧家具や雑貨にも使われることが多いです。

カバザクラは和モダンテイストにも合うので、和室の棚などに使用すれば明るくナチュラルな和室が出来上がります。

このようにカバザクラはフローリングの他にもテレビ台や本棚、収納棚など様々なものに使用されているため、お部屋の空間全体を樺桜の淡い色味でトータルコーディネートすることができます。

素足で歩くのがとても心地よいカバ材はお子さんがいるご家庭や保育園、ヨガスタジオなどでも使用され、ナチュラルな優しい雰囲気のお部屋が理想な方におすすめです

アトピッコハウスの「ごろ寝フローリング」はカバの無垢フローリングも商品あり、淡い色合いやきめ細かい肌触りが人気です。詳細はこちら

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カバザクラ無垢フローリングのデメリットとは?

ナチュラルで温かみのある雰囲気があり、仕上がりの良さなどがメリットのカバザクラですが、デメリットもあるので紹介します。

フローリングの表面に傷がつきやすい

カバザクラは硬さもあり床材として適していますが、傷がつきやすいというデメリットもあります。そのため、定期的なメンテナンスが大切になります。

木材は傷が深くなればなるなど劣化が進みやすくなってしまいます。

きれいな床を保つためには日頃から床の傷をチェックしたり、尖ったものや重たいものを落とさないようにしたりなどの注意が必要です。

カバザクラ無垢フローリングのメンテナンス方法とは?

掃除

カバザクラは耐久性があることが一つの特徴で人気の理由ではありますが、無垢材ならではのメンテナンスは必要になります。

ここからは無垢フローリングのメンテナンス方法をご紹介します。

無垢フローリングの表面が無塗装の場合 

日常的なお手入れ方法として、まず掃除機などでゴミやホコリを取り除き、その後乾拭きをすると良いでしょう。

無垢材は水に弱い性質があるため、水をこぼしてしまった際は早めに拭き取り、その後乾拭きをしましょう。

そして前述にもあったようにカバザクラは傷がつきやすい木材であるため、硬いゴミ(小石や乾燥してしまった食べこぼした物など)を掃除機などで吸う際はフローリングに傷がつきやすくなってしまうので気を付けましょう。

ウレタン塗装/UV塗装をしている場合

ウレタン塗装とは、無垢フローリングに無色のウレタン樹脂などの塗料を塗り、フローリングの表面をコーティングする塗装方法です。ウレタン塗装をすることで水分や汚れ、傷に強くすることができます。

そんなウレタン塗装をした無垢フローリングのメンテナンス方法は、日常的にはごみやほこりなどを掃除機などで取り除いたあと、雑巾でから拭きをしていきましょう。

そして、頻繁にワックスなどを使用する必要はなく、1~2年に1回程ウレタン塗装用のワックスを乾いたタオルで塗布していきます。

ウレタン塗装は、塗膜でフローリングの表面がコーディングされているので、ウェットタイプのフローリングワイパーは使用できます。ですが、はやり無垢材ですので過度な水拭きなどは避けましょう。

自然塗装/オイル塗装をしている場合

自然塗装とは天然由来の成分や蜜蝋などの素材で作られた塗料をフローリングに塗り浸透させ、木材の内部から強くしていく方法です。

自然塗料は透明なものが多いので、木材本来の色や質感を損なわないため、無垢材の心地よい手触りも変わらず感じることができます。

こちらもまずは掃除機をかけたり、から拭きすることで床の掃除をしましょう。

そして、塗膜がない自然塗装は無塗装と同じく水に弱いため、水拭きは避けたほうが安心です。

アトピッコハウスには無垢材のお手入れに最適な床用クリーナー「こめっとさん」と建具にも使えるワックス「ミツバチワックス」があります

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カバザクラの無垢フローリングに合うインテリアとは?

リビング

クセの少ない木目で淡い色味のカバザクラは、様々なインテリアに合わせやすいのですが、特に「北欧スタイル」や「ナチュラルスタイル」など自然素材を活かしたインテリアと相性がとても良いです。

「北欧スタイル」とはノルウェーやスウェーデン、フィンランドなどの北欧諸国発祥のインテリアスタイルです。シンプルなデザインで優しい色合いや、木のぬくもりを感じられる北欧スタイルは、同じく優しい色味のカバザクラにぴったりです。

カバザクラ(バーチ材)無垢フローリングの経年変化とは?

カバザクラ(バーチ材)は他の木材に比べ経年変化が少ないのが特徴ですが、経年変化をすると色が淡い黄色から淡い飴色なり、全体的に落ち着いた印象になります。

まとめ

樹木の種類や産地の違い、そして年月が経つことで様々な表情を見せてくれる無垢材。

その中でも今回はカバザクラの無垢フローリングの特徴やメリットデメリットなどをご紹介しましたが、カバザクラ(バーチ材)の魅力や良さは伝わりましたでしょうか?

肌触りがよく、素足でも気持ちの良いカバザクラの無垢フローリングは、多くの時間を過ごすご自宅の中でとてもオススメの木材です。

さらに、カバザクラは加工性も良いため家具や建具にも使用されており、洋室はもちろん和室にも相性が良い木材と言えます。

これから新築の家を建てようと考えている方はもちろん、フローリング床をリフォームしたいと思っている方にも「どんな床材が良いのか?」お悩みの際は是非参考にして頂けると嬉しいです。

アトピッコハウスの無垢材「ごろ寝フローリング」は今回ご紹介したカバ材を含め、様々な種類の自然素材を使用した無垢フローリングを取り揃えております

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よくあるご質問

カバザクラを使用した無垢フローリングのメリットは?

カバザクラ無垢フローリングのメリットの一つは、肌触りが良く素足で歩くのがとても気持ちが良いことです。その為、人が多く集まる場所(リビングなど)で使用されることが多いです。更にきめ細やかな木目で色味も淡い黄色なので、どんなインテリアにも合うことも大きなメリットと言えます。アトピッコハウスの無垢材「ごろ寝フローリング」には人気のカバ材を使用した無垢フローリングもあります

無垢フローリングの掃除方法とは?

無垢フローリングは水に弱いため、拭き掃除をする際は水拭きではなく乾拭きをするのが良いでしょう。汚れが目立つところには中性洗剤を水で薄めたものを吹きかけしっかりと拭き取ることが大切です。ペットやお子さんのいるご家庭では床を舐めてしまうこともあるので、米ぬか由来の成分でできているアトピッコハウスの床用クリーナー商品「こめっとさん」を使用して頂けると安心です

無垢フローリングの経年変化とは?

自然素材を使用している無垢フローリングは、年月が経つと色が変化するのが特徴です。無垢材の種類によって色の変化に違いはありますが、今回紹介したカバザクラは初めは淡い黄色をしていますが、年月が経つにつれ淡い飴色に変化します。この色の変化を「経年変化」といい無垢材の魅力でもあります。美しく経年変化させるためには水拭きではなく乾拭きで掃除をしたり、定期的なワックスがけなどが大切です。

カバザクラは床以外にどんなものに使用されている?

カバザクラはフローリング以外にもドアや壁などの建具や、テーブル、テレビ台、棚などの家具にも使用されています。そのため、お部屋全体をカバザクラで統一することができます。カバ材は北欧スタイルにも相性が良いので、北欧のインテリアがお好きの方やこれから明るく上品な雰囲気のお部屋を作りたい方は、カバザクラでコーディネートするのがおすすめです。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳などオリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

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