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二重床の支脚

床の防音対策で効果的な方法は?

2024/02/22
2024/02/22

戸建てと違い、住戸が密集しているマンションなどの集合住宅は騒音問題が起こりやすいいです。

最近の家はおしゃれで扱いやすいフローリングやフロアタイルなどの床が採用されていますが、こういった硬い床は音が響きやすいもの。カーペットや畳のようなクッション性のある床材と比べ、硬いフローリングなどは音の響き方がかなり高くなります

集合住宅では騒音問題がこじれて、裁判沙汰になるということもあるほど、根の深い問題です。

騒音は指摘される側も指摘する側もストレスとなる悩みの種です。快適な生活のために防音対策は必要な事項です。床に響く足音を始め生活音は気を付けていても防止はできませんが、床材や壁材により対策をすることはできます。

マンションリフォームでは床の防音対策が必須

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。

マンションでは、上下左右に別の世帯が生活しているため、床や壁からの足音や物音が直接伝わりやすいです。騒音の問題があると、住民のストレスとなり、生活の質が低下しやすくなります。

新築のマンションであれば床、または床下に防音の対策がなされている場合がほとんどですが、中古マンションなどの場合、カーペットなどの床材で防音を取っていることが多く、フローリングなどへのリフォームの場合は現状と同等、またはそれ以上の防音対策を取る床材を使用することが求められます。

マンション内で快適な生活環境を確保するためには、隣近所への配慮や防音対策が不可欠なのです。

アトピッコハウスには、床遮音わんぱく応援マットという製品があり、マンションリフォームの際、床の防音対策に人気です

床の防音材「わんぱく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

マンションで響きやすい音にはどんなものがある?

マンションで響きやすい音:足音や移動音

近隣の住人の足音や椅子の移動音、物を落とした際の落下音などが、床を通して伝わりやすいです。特に上下の住戸で発生しやすく、住人にとって気になる要因となります。足音や落下音は直に響きやすいためトラブルになりやすいです。

マンションで響きやすい音:生活音

近隣の住人の生活音、例えばテレビの音、音楽、話し声などが、壁や床を通じて響くことがあります。特に壁に面したテレビやスピーカーなどは隣家への影響が大きくなります。

マンションで響きやすい音:水回りの音

隣の住人の水道の使用音やトイレの流水音が、配管を通じて伝わることがあります。これは特に夜間や静かな時間に響きやすく、騒音の要因となります。

マンションで響きやすい音:機械音や家電音

エアコン、洗濯機、冷蔵庫などの家電や、換気扇などは、生活をしていく上で必要不可欠ですが、意外と稼働音が発生し、壁や床を通して他の住人の家まで響く事があります。

床の防音材「わんぱく応援マット」はフェルトとゴムの二層構造です。防音試験を実施し、試験結果を書類で完備しています

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遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

防音対策 床の基礎知識

床の防音対策

リフォームの際に防音対策をしないといけないのは分かったけど、どうしたらいいの?

まずはそれぞれマンションで決められている管理組合の遮音規定を確認しましょう。

遮音の等級はLL(レベルライト)の軽量衝撃音と、LH(レベルヘビー)の重量衝撃音の二つに分かれます。軽量衝撃音は軽い物を落とした時に響くキーンという高い音、重量衝撃音は足音やイスを引く音などの重みのある音を指します。

気になるのは重量衝撃音の方、と思いがちですが、重量衝撃音は家そのものの構造が影響しているため、例えば床下地のコンクリートスラブの厚みや、壁のボードの厚みなどが関係してきます。

そうなると個人のリフォームではどうしようもできないため、一般的なマンションでは軽量衝撃音を規定としています。

軽量衝撃音は床の表面に物が当たる音なので、床材によって対応をすることができます。

リフォーム工事をする前にマンションの管理組合が規定する、遮音規定をクリアする床材を使って防音対策をする旨申請し、許可をもらえないと工事に入ることが出来ません。

アトピッコハウスの床遮音材わんぱく応援マットは合板フローリングと組み合わせてLL40、LH50の防音を取得しています

最大L40の遮音性能「床遮音材わんぱく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

床の防音対策 マンションで一般的な対策とは?

床の衝撃音を抑えるための防音対策にはどんなものがあるのでしょうか。

防音重視! → 床下に二重床を作る

二重床の支脚

防音を取るのに一番有効なのが、防振ゴムのついた支持脚を使用し、床の下に空洞を作って対策する二重床工法です。一般的に床の下はコンクリート、つまり階下の方の天井であることがほとんどですが、その部分に防振ゴムの支持脚を使用して空洞を作ることで音が直接階下に伝わらないというものです。

浮き床とも呼ばれますが、軽量衝撃音、重量衝撃音共に軽減できるため高い防音性が期待できます。

デメリットとしては、工事にコストがかかる事、また、空洞を作る分床が高くなるので部屋が狭く感じるということがあります。高さが出ることでドアなどの建具がそのままでは使用できない場合は、ドアをカットする必要があります。

床を上げたくない! → 遮音フローリングを敷く

コストはかけたくない、床も上げたくない、防音は必要でもカーペットはイヤ、という方のために開発されたのが防音フローリングです。

硬いフローリングのままでは音が響きやすいため、フローリングの裏側部分にスポンジのような緩衝材をつけて振動を含め、軽量衝撃音、重量衝撃音を吸収させるというものです。
フローリングと一体型のため、厚みは12㎜~15㎜程度と薄く、コストも抑えることができる防音対策方法です。

防音フローリングという名の通り、音を防止する、防音を取ることを目的として作られた商品なので、工事の際に比較的許可を取りやすい商品でもあります。

デメリットとしては、フローリングの裏に付いた緩衝材がふわふわと沈み込むこと。歩く度にスポンジが沈むので不快感を持たれる方が多い事が挙げられます。また、緩衝材と一体型なので、選べる床材が限られているということがあります。

フワフワせず、床を上げずに仕上げ材を選びたい! → 床下に遮音マットを敷く

わんぱく応援マット

遮音フローリングのように床がふわふわする事を気持ちが悪いと感じる方が多いです。生活をしていく上で歩行感が安定しないのはストレスですよね。

防音対策をする際に床を安定させつつ、高さを出さないおすすめの方法が床下部分に防音マットを敷き込むというもの。

アトピッコハウスの「わんぱく応援マット」は圧縮したフェルトとゴムの二層構造。厚みは11㎜と薄いですが、法的機関で遮音試験をしており、合板フローリングと組み合わせてL40、コルク、クッションフロア、無垢フローリング仕上げでL45の防音を取得しています

フワフワすることなく、仕上げ材の選択肢が増えるというメリットがあります。防音材+床材が必要になるためコストは上がりますが、気に入った床材を選べること、また安定した歩行感が得られることを考えれば、長い目で見て決して高くはないと思います。

わんぱく応援マットはフワフワしない防音材で、マンションのリフォームにおすすめの防音材です。

フワフワしない遮音材「わんぱく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

音が響きやすい床、響きにくい床

フローリングやカーペット、畳やクッションフロアなど、床材と一言で言っても様々な種類があります。

フローリングや最近人気のフロアタイル、タイルなどの硬いタイプの床材は音の衝撃を受けやすく、軽量衝撃音、重量衝撃音共に伝わりやすいです。

逆にカーペットや畳といった柔らかく、空気を多く含む床材は衝撃そのものを吸収するため、防音性が高く、音の伝わりを軽減してくれます。

カーペットや畳から、フローリングやフロアタイルへのリフォームの場合、音の伝わりが顕著になるという事は言わずもがなです。

階下の方が今までと同様の暮らしができるように、和室の畳や、カーペットのリビングの床をリフォームする場合は防音対策をした床材を使用するのは最低減のマナーと言えるでしょう。

集合住宅で騒音に悩まされないために

集合住宅ではどうしても騒音問題での悩みが起きがちです。住宅を選ぶ際にもいくつか気を付けるとより生活しやすくなるかもしれません。

例えば、隣に部屋がない角部屋を選べば壁越しの騒音対策になります。室内の防音対策だけでは床を走りまわる子供の足音が気になるという方は1階を選択することで階下の方への気遣いが軽減します。

逆に人の足音や物音にストレスを感じたくないと思う方は、住む場所として一番上の階を選ぶと生活しやすくなるでしょう。

快適に生活していく上で何に重点を置くかということもストレスのない暮らしを送るために大切なことです。

マンションでオーディオルームを作る場合、床の防音対策が必要

マンションであっても、オーディオルームやシアタールームなどの趣味の部屋を作る方が増えていますね。

オーディオルームで楽器を使用したり、スピーカーを置く際にはよりしっかりとした床の防音対策が必要です。

楽器やスピーカーは振動による音の伝わりが大きいため、毛足の長いカーペットなど音の振動や衝撃を吸収する床材がおすすめです。防音性能があるカーペットなどを敷くことも効果的です。

また楽器やスピーカーを使用する場合の騒音対策は床だけでなく、壁も同様に対策するとより高い防音効果が期待できます。

子供の足音がクレームに:今すぐできる床の防音対策は?

階下の方から子供の足音を指摘されてしまった、でもすぐには工事に入れない、そんな時には既存の床を生かして騒音対策をする方法もあります。

既存床を剥がさず、その上に防音カーペットや防音マットを敷く事で衝撃や振動が階下に伝わることを簡単に軽減することができます。

ドアなどの建具の干渉がある場合は音が出やすい子供部屋やリビングなど、騒音となりやすい場所を中心に対策してみるだけでも効果的だと思います。

まとめ

集合住宅で生活すれば騒音の問題はつきものです。足音や振動を始め生活音ですら周りの人にとってはストレスになりかねません。

防音性能の高い床材でリフォームしたり、防音カーペットを敷くなど対策は様々あります。

簡単な事ですが、会った時のあいさつや、いつもうるさくてすみませんなどのちょっとした声掛けは、クッション材となるのではないでしょうか。

うるさいで済ませるのではなく、お互いを思いやる生活をしたいですね。

アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は、マンションリフォームに使って頂ける防音材です。本格的な防音対策の際には、ご検討ください

マンションリフォームで活躍する「床遮音材わんぱく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

よくある質問

マンションで取らなければいけない遮音等級は一般的にいくつですか

マンションで必要とされている遮音等級はLL45が一般的です。LLとは軽量衝撃音を指し、スリッパでパタパタ歩く音や、スプーンを落とした際などの軽い音を意味します。足音などは重量衝撃音と呼ばれますが構造の影響を受けやすいため一般的に問われるのは軽量衝撃音です。アトピッコハウスのわんぱく応援マットは合板フローリングと組み合わせて軽量衝撃音LL40、重量衝撃音LH50を取得しています

畳からフローリングにすると音の伝わりは変わりますか

空気を多く含む畳は振動や音、物を落とした衝撃などを軽減しやすい床材です。フローリングは硬く音が響きやすいため階下への騒音の影響は大きくなります。そのため畳からフローリングへのリフォームの際には必ず防音対策を取る必要があります。アトピッコハウスのわんぱく応援マットは畳からフローリングへのリフォームにおすすめです

防音マットを床の上に乗せるだけで防音対策になる?

通常、防音マットは床を剥がして床下に敷き込む施工方法です。ですが、お金もかかるし、時間もかかる。そんな場合は、簡易的に防音マットを床の上に敷いて防音を取るという方法もあります。簡単ですが、防音効果が期待でき、ひとまずお悩みは改善されます。

騒音にはどのような音がある?

騒音には足音や移動音、テレビの音や生活音も挙げられます。洗濯機や掃除機などの家電の音も響きますので夜間の使用は控えたほうが良いです。

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