防音の方法と騒音・場所別の対策|賃貸で傷つけずにできる簡単DIYも解説
皆さん、防音対策について考えたことはありますか?生活の中でどうしても出てしまう“音”。マンションなどの集合住宅に住む際はもちろん、一軒家でも隣同士が近い場合はしっかりとした対策をしないと大きなトラブルに発展しかねません。
しかし、「何から始めれば良いか?」「インターネットで調べても専門用語が多くてわからない」という方も多いかと思います。
この記事では今防音対策を考えている方に知って頂きたい、防音の基礎知識と騒音別の対策方法をお伝えします。
この記事でわかること
・効果的な防音に欠かせない音の伝わり方と防音材の役割
・足音や話し声など、騒音の種類と場所に応じた最適な対策
・賃貸でも可能な、原状回復できる手軽な防音のコツ
アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は遮音等級L 40を確保した床に敷く防音材です。
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防音対策をする上で大切なこと

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの伊藤です。
まず防音対策をする上で考えなくてはいけないことがあります。以下の質問を是非一度チェックしてみてください。
- どんな種類の騒音を対策したいのか?(例:子どもの足音・楽器の音・外から入ってくる音など)
- 防音したい場所はどこか?(例:リビング・子ども部屋・1階の部屋など)
- どこの場所へ防音したいのか?(例:下階の部屋へ・お隣の部屋へなど)
- どのくらい防音効果を出したいのか?
- 対策するための費用はどれくらいまでか?
いかがでしたでしょうか?「いざ防音対策をしよう!」と思っても考える事がたくさん出てきますよね。
もちろんこの全てをクリアに出来たからと言って、全ての音を完全に防ぐ事は難しいです。ですがこれらを明確にしておく事で、適切で効果的な防音対策が可能となります。
そもそも防音とは?
「防音」という言葉は良く耳にするかと思います。しかし、「防音」という言葉は「対策方法」そのものの事ではないのです。
『防音』とは「遮音(しゃおん)」や「吸音(きゅうおん)」などの性質を持つ素材を使用し、室内の音が外に漏れないようにしたり、外部からの音が室内に入らないよう防ぐことを言います。
そしてその性能を持つ素材をそれぞれ「遮音材」「吸音材」と呼び、その全ての総称を「防音材」と言います。
防音・吸音・遮音については「防音・吸音・遮音の違いと対策」で詳しく紹介しています。
防音材の種類とは?
では防音材の種類とその特徴を見ていきましょう。

【遮音材(しゃおんざい)】は音を通さず跳ね返すことで音の侵入を防ぎ、コンクリートや鉄板、石膏ボード、鉛など密度が高く、重い素材で作られています。なぜなら、質量が大きい物質ほど音を跳ね返す力が高くなるためです。
ただ、音を跳ね返すだけでは反響音の問題点もあるため、吸音材と組み合わせて使用することが多いです。
尚、コンクリートや鉄板などを使用する際は大掛かりな工事が必要となるため、費用も多くかかります。
【吸音材(きゅうおんざい)】は音の振動を熱エネルギーに変えることで音を減少させる素材です。ウレタンスポンジやグラスウール、フェルトなど無数に穴が開いている「多孔性」の素材を使用しているのが特徴で主に壁や天井に設置します。
こちらも注意点として、吸音材だけでは全ての音を吸収することは難しいため、遮音材など他の防音材と組み合わせて使用することで防音効果を高めます。
【防振材(ぼうしんざい)】はゴムなどのクッション性や柔軟性がある素材がよく使用され、2つの物体の間でクッションの役割を果たし音の振動の伝わり方を軽減します。
そして防振材は単体で使用する防音材ではなく、遮音材などと組み合わせて使用します。
【制振材(せいしんざい)】は硬い素材とゴムやウレタンなどの柔らかい素材が組み合わさって出来ており、振動している物体そのものに張り付けて、音の発生を抑えます。
尚、制振材も同じく単体で使用されるものではなく、遮音材と組み合わせて使用される事が多いです。
アトピッコハウスの床の防音材「わんぱく応援マット」は遮音等級L40の遮音性能があり、床材と組み合わせる事で遮音性能を確保しています。
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音の種類
これまで「音を防ぐ」ためにどんな性能を持つ防音材があるかを解説しました。
しかし、どれを使っても効果抜群!というわけではありません。なぜなら「音」には種類があり、その種類によって対策方法や使用する防音材が違うからです。音は空気の「振動」によって伝わります。この振動が様々なものを介して伝わる事で「耳」に音として届きます。
そしてその音の振動の伝わり方は主に「空気伝播音」と「個体伝播音」の2種類に分けられます。ここからはその種類の違いについてお伝えします。
空気伝播音
まず「空気伝播音」とは、音源から出された音が空気中に伝わって(振動させて)聞こえる音の事です。主に、人の話し声やテレビやステレオの音、楽器の音、飛行機の音などが挙げられます。音を発している物体から距離が遠いほど音は小さくなります。
個体伝播音
一方「個体伝播音」とは、床や壁、天井などに振動や衝撃が伝わって聞こえる音です。足音や物を落とした時の音、ドアの開閉音、洗濯機や車の音などが挙げられます。また楽器でも床に設置して演奏するピアノやドラムは「個体伝播音」となります。
騒音別おすすめ防音対策方法
ここまで防音材の違いや音の種類を解説してきました。ここからはそれを知った上で防音したい騒音や場所に合わせたおすすめの防音対策方法をお伝えします。
自室の足音や物音を防音したい

自室の足音や物音を下の階に向けて防音したい場合は床の防音をしていきましょう。
床には遮音マットを敷くのがおすすめです。遮音マットを使用する際は、「遮音等級L値」の値を確認してみてください。「遮音等級L値」というのは床の防音性能を示す指標となり、L40~45が望ましいとされています。遮音等級の数字は小さければ小さいほど、遮音性能が高くなります。
ホームセンターなどで売っているジョイントマットやカーペットなどでもある程度の効果はありますが、足音はかなり響くため重量のある遮音マットが有効です。
ただ、マンションなどで床の防音リフォームをする際は管理組合の許可が必要となる為、必ず確認を取りましょう。
アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」はL40の遮音性能があり、床材との組み合わせによって遮音性能を確保しているため、子どもの足音対策にもお使い頂けます。
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上階の足音や物音を防音したい
上の階に住む人の足音や物音が気になる際は、自室の天井の防音対策が検討されます。遮音材や吸音材を用いた天井の防音リフォームは、効果的な防音対策の一つです。
ただし、一般家庭での天井のリフォーム工事は費用が高くなる傾向があるため、事前に予算を確認することをおすすめします。
費用を抑えつつも防音効果を求める場合は、直接天井に貼ることができる吸音パネルや遮音シートを使用する方法も考えられます。
しかし、吸音パネルや遮音シートを天井に貼るだけでは、上階からの足音や衝撃音といった固体伝播音には限定的な効果となる場合があります。
これらの音に対する本格的な対策には、防振・吸音・遮音の要素を組み合わせた浮き天井構造などの専門的なリフォームが有効とされています。
自分で簡単にできる部屋の防音対策については「工事なしで簡単にできる部屋の防音対策」で詳しく紹介しています。
テレビの音や話声を防音したい
テレワークの増加に伴い、ご自宅でオンライン会議をする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。また、テレビゲームをする際に、ゲームの音や声が周囲に漏れていないか気になることもあるかと思います。
ご自身の部屋のテレビの音や話し声が隣室や屋外に漏れないように防音したい場合は、壁や窓の防音対策を検討する必要があります。
壁の防音対策としては、音漏れを軽減するために遮音材の設置が有効です。吸音パネルは室内の音の反響を抑える効果がありますが、音漏れ対策としては遮音材との併用が推奨されています。賃貸にお住まいの方でも、壁を傷つけずに設置・取り外しが可能なタイプの防音材もありますので、検討してみると良いでしょう。
さらに、窓の防音も重要です。窓からの音漏れを抑えるために、防音機能のあるカーテンを取り付けることもおすすめです。
自室のドアの開閉音を防音したい
意外と見落としてしまうところがドアです。ドアの開閉音は自分が思っているより響いてしまっています。
開閉音の防音対策にはドアクローザーを取り付けることで「バタン」という閉まる時の音が軽減されます。更にホームセンターなどで売っている隙間テープを貼ることでも防音効果が期待できます。
そしてドアは壁より厚みが少なく、室内の換気ができるようドアの下には隙間があるため音が漏れやすいです。そんなドアのおすすめの対策方法はドアに吸音シートを貼ることです。様々な形状や素材の物が販売されているため、お部屋の雰囲気やインテリアに合わせて選ぶことが出来ます。
飼っているペット(犬や猫など)の鳴き声や足音を防音したい

近頃はペット可のマンションも増えています。可愛いワンちゃんや猫ちゃんだけれど、鳴き声や足音で苦情が来ないか心配になりますよね。
鳴き声への防音対策としてまずは窓の防音をオススメします。鳴き声は先ほど解説した「空気伝搬音」に入るため窓に防音カーテンや厚手のカーテンを付けるだけでも外部への防音になります。
更に効果を高めたい場合は壁に吸音パネルやボードを貼ることで防音効果を高めます。
足音には遮音マットを敷くことをおすすめします。重量と厚みがあるマットを選ぶことで床から壁や天井に伝わる音を軽減してくれます。
アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は床の上に敷くことでL 40の遮音性能を発揮するのでペットの足音対策に最適です。
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電車の走行音を防音したい
線路沿いの住宅では電車の騒音対策が必要です。始発や終電近くの電車音は、睡眠の質の低下や健康を害する原因となりかねません。
そこで今すぐできる防音対策として、手軽に買える隙間テープを窓枠に貼ったり、防音カーテンの取り付けが有効です。防音カーテンは遮光性や遮熱効果があるものも多いため「早朝の朝日が眩しくて目が覚めてしまう・・・」なんてことも防ぎます。
更にしっかり防音したい場合は、費用はかかりますが二重ガラスの設置がとても効果的です。
楽器演奏の音を防音したい
楽器の音を外に漏れないようにする一番の対策は防音室を作る事です。しかし、費用も多くかかりマンションなどの決まった部屋数で防音室を新たに作るのは困難です。
そこで、手軽にできる対策として壁の防音対策です。遮音性能がある鉄材などとグラスウールなどの吸音効果がある防音グッズを設置することが有効です。
更に窓に吸音効果のあるカーテンをつけたり、2重サッシにするなど窓にも防音対策をすることをおすすめします。
一つ注意する点として、床に設置して演奏するピアノやドラムなどは「個体伝播音」となるため床周りの防音対策も大切になります。なぜなら、打音が床から壁や天井に伝わることで階下や隣室に音が伝わってしまうからです。そのため、防振マットや衝撃を吸収する素材のものを組み合わせて使用することが大切です。
部屋を防音室にする方法については「部屋を防音室にする方法」で詳しく紹介しています。
トイレの音を防音したい
トイレの流す音も部屋の間取りや来客が来た際など案外気になってしまいます。
まずはホームセンターなどで販売している隙間テープでドアの隙間を埋めるだけでもドアからの音漏れを軽減します。
もっとしっかり対策したい場合は、費用は掛かりますがトイレの壁や天井に防音リフォーム工事を行うことで自宅の中だけではなく、屋外への音漏れ対策にも有効です。

賃貸の部屋でもできる原状回復可能な防音対策
賃貸物件にお住まいの場合、壁や床に傷をつけられないため、退去時に原状回復が可能な方法を選ぶ必要があります。
壁の防音対策には、虫ピンや剥がせる両面テープで固定できる吸音パネルの設置が手軽で効果的です。
床には、既存のフローリングの上に置くだけの防音マットを敷くことで、階下へ伝わる騒音を防ぐことができます。
さらに、窓の枠やドアの隙間に専用のテープを貼ることで、外からの音の侵入や室内の音漏れを軽減させられます。
これらの簡単な対策を組み合わせることで、賃貸の部屋でも気兼ねなく快適に過ごせる環境に近づけられます。
【事例紹介】わんぱく応援マットを活用した騒音トラブル解決事例
実際に「わんぱく応援マット」を導入して騒音トラブルを解決した事例をご紹介します。
大分県にある築30年のRC造賃貸マンションでは、階上からの騒音による入居トラブルが起き、空室が埋まらないという課題を抱えていました。
他社の製品と比較検討した結果、施工が簡単で工期が早い「わんぱく応援マット」を採用することになった事例です。
2階以上の部屋に導入したところ、階下への音がほぼ聞こえなくなり、確かな対策効果を発揮しました。
内装業者からの評価も高く、現在までに何度もリピート採用されている確かな実績があります。
マンション床防音で陥りがちな罠:床のフワフワ問題
マンションでよく使われる遮音フローリングは、防音性能を高めるために裏面にクッション材がついています。
このクッションがあるため、歩くたびに床がフワフワと沈み込み、船酔いのような感覚になるという課題が発生しがちです。
そこでおすすめなのが、フローリングの下に敷き込むタイプの防音材「わんぱく応援マット」です。
厚さがわずか11mmなので、二重床の工事のように天井高が極端に低くなる心配がありません。
わんぱく応援マットは、フローリングなどの床材との組み合わせで最大L-40の遮音性能を確保しています。無垢フローリングとの組み合わせではL-45相当の遮音試験をクリアしています。
床のフワフワ感をなくしつつ、好みの床材でマンションの防音規定をクリアすることが可能です。
防音材「わんぱく応援マット」については「わんぱく応援マットで床のフワフワ感をなくす」で詳しく紹介しています。
まとめ

この記事では防音対策を行う上で大切なことや防音材や音の種類、騒音別の対策方法をお伝えしました。
「音」というものは人それぞれの感覚や意識で、うるさく感じるか・そうでないかが別れてしまいます。
集合住宅で上の階に住んでいる普段から知っている子どもの足音だと「今日も元気に遊んでいるな」とそこまで気にならないという場合も、知らない子どもの足音だと「いつまで遊んでいるんだ?うるさいな」と思ってしまう事もあります。
昨今、お隣さんや上下階にはどんな人・家族が住んでいるか分からないという場合も多いかと思いますが、引越してきたときや日頃顔を合わせた際はしっかり挨拶をし、コミュニケーションを取る事も防音対策の一つといえるでしょう。そして適切な防音材を使用した防音対策で、トラブルを回避していきましょう。
アトピッコハウスの「わんぱく応援マット」はクッション性のあるゴムやフェルト素材でできた床の遮音材で子どもの足音対策にも効果的です。
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よくある質問
床の防音に効果がある商品はありますか?
アトピッコハウスの床用遮音材「わんぱく応援マット」は、フローリングの下に設置することで防音効果を発揮します。
簡単にできる床の防音対策方法はありますか?
スプーンなど物を落とした際に出る軽い音にはジョイントマットやカーペットを敷くことで多少は軽減されますが、足音など重い音には遮音性能があるマットを敷くことをおすすめします。
アトピッコハウスの「わんぱく応援マット」は足音などの衝撃音にも効果を発揮する床の遮音材です。
壁の防音対策で手軽にできる方法はありますか?
すぐできる簡単な方法として、人の声やテレビの音に関しては防音したい側の壁に背の高い家具を置くだけでも効果を発揮します。
ドアの防音対策方法はありますか?
ドアの下には換気のため1〜2センチほどの隙間があるので、ドアの防音したい箇所を隙間テープで埋めるのが有効です。ホームセンターなどで手軽に購入できます。
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