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部屋を防音室にしたい知っておきたい事とは?

2024/05/24
2024/05/27

楽器を習いたいけど、家では練習できる場所がない。家のテレビで映画を見てもボリュームを上げられないし、迫力がなくて楽しめない。音の問題は多々ありますが、防音室があれば生活をしていく上で楽しめること、ストレスのない日常を送りやすくなるのではないでしょうか。

吸音、遮音、防音、防振って何が違うの?

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自然素材の内装材専門メーカーの内藤です。

吸音、遮音、防音など色々な言葉がありますが、違いってよく分からないと思います。それぞれについて解説してみたいと思います。

吸音とは

吸音は、音を吸収して反射を減らすことを指します。音が部屋の中で反響するのを防ぎ、音のこもりやエコーを抑える効果があります。吸音材としては、スポンジ、カーペット、カーテンなどが一般的に使用されます。

遮音とは

遮音は、音がある場所から別の場所へ伝わるのを防ぐことを指します。外部からの騒音を防ぐ、または内部の音が外部に漏れるのを防ぐ効果があります。遮音には、石膏ボード、コンクリート、遮音マットなどの重くて密度の高い材料が有効です。

防音とは

防音は、吸音と遮音を組み合わせた総合的な対策を指します。目的は、内部の音を外部に漏らさないようにし、外部の音が内部に入らないようにすることです。

防振とは

防振は、防振ゴム、振動吸収マット、ばねなどの防振装置を使って振動を抑えることで音の発生や伝達を防ぐことを指します。ピアノなど、音源自体が振動している場合や、洗濯機などの家電による振動が建物などを通じて近隣に音を伝える場合の対策として使われます。

使用目的によってそれぞれの特徴を生かしながら防音対策をしていくといいですね。

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部屋を防音室にする際の防音リフォームの方法は?

部屋を防音室にする方法としてはどのような事が一般的なのでしょうか。

窓を二重窓にする

二重窓は、既存窓の部屋の内側または外側にもう一枚窓を設置することで、防音リフォームにおいて非常に効果的な方法です。内外からの音の伝達を大幅に抑えることができます。

二重窓は、現在使用している窓の内側または外側に窓を追加し、二重窓の間に空気層を作る事で音の伝わりを抑える効果を持ちます。

防音ドアを設置する

防音ドアは通常のドアと異なり、以下のような特徴を持っています。

厚みがある: 防音ドアは通常のドアよりも厚みがあり、音の伝わりを防ぐための多層構造となっている。
密閉性が高い: ドアの周囲にゴムパッキンやシーリング材が施されており、隙間からの音漏れを防ぐ。
重量がある: 防音効果を高めるために重くて密度の高い材料が使用されている。

密閉性の高い防音ドアの設置は、防音リフォームにおいて高い効果を期待できます。

床に遮音マットを敷く

床の防音対策は、上下階間の音の伝わりを防ぐために非常に重要です。特にマンションや集合住宅では、足音や物音が下の階に響くことが問題になるため、効果的な防音対策が必要です。

床の防音対策には自分でできる防音カーペットやラグ、遮音シートや吸音材の使用の他、防振支脚、防音マットの設置、二重床構造へのリフォームなど、工事が必要な対策があります。

床の防音対策は防音室の作成にも必須事項ですが、足音などの生活音の対策にもなるため比較的採用されやすいリフォームになります。

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部屋を防音室にする際の防音リフォームの方法は?

演奏する楽器により周波数帯が変わるため、目的によって対策方法が変わってきます。

ピアノ: 広範な周波数帯をカバーするため、高い遮音性能が必要です。
ギター: 一般的に中高周波数帯が多いですが、エレキギターはアンプを使うため、低周波音も考慮する必要があります。
ドラム: 低周波数帯が多く、高い遮音等級が求められます。

また、シアタールームを作りたい場合、映画の音響は広範な周波数帯にわたるため、全体的にバランスの取れた遮音性能が必要ですし、オーディオルームで音楽の再生を楽しむ場合、音質の純度を保つための吸音と遮音のバランスが重要です。

防音室の費用はどのくらいかかるの?

防音室の費用は、遮音性能や部屋のサイズ、使用する素材によって大きく異なります

費用

一般的な家庭用で、ストレスなく日常生活を送りたいという場合や、ピアノやアコースティックギターなどの楽器を弾きたい場合で数十万円程度

より高い遮音性能を持ち、ドラムやエレキギターの演奏にも対応可能な防音室を作りたい場合で数十万円から百万円程度

プロ仕様の音響環境を求める場合や、スタジオレベルの遮音性能が必要な場合には百万円以上の費用が発生すると考えましょう。

周波数と遮音等級

防音において、周波数帯と遮音等級を理解することで、どの防音室が目的に最適かを判断しやすくなります。

周波数帯とは

周波数帯は音の高さを示す指標で、ヘルツ(Hz)で表されます。音の周波数は以下のように分類できます:

低周波数帯: 20Hz〜250Hz
例: ドラム、ベースギター、低音域の楽器
中周波数帯: 250Hz〜2000Hz
例: ピアノ、ギター、ボーカル
高周波数帯: 2000Hz〜20000Hz
例: フルート、バイオリン、高音域の楽器

低周波数の音は長い波長を持ち、壁や障壁を通過しやすいため、遮音が難しい傾向にあります。一方、高周波数の音は波長が短く、比較的遮音が容易です。

遮音等級(D-)とは

遮音等級(D-)は、空気音の振動による音の伝わりを示す遮音等級で、特定の周波数帯でどれくらいの音をカットできるかを示す指標です。

床衝撃音の遮音等級L値については当社ブログでも何度かご紹介していますが、遮音性能D値は空気音の振動による音の伝わり方でDの後に着く数字が大きいほど、より高い遮音性能を持つことを示しますが、周波数帯によってその性能が異なります。

遮音等級と周波数帯の関係

遮音等級は、特定の周波数帯における音のカット性能を表します。以下のような具体例を見てみましょう

D-45の防音室の場合
2000Hzの音: 55dBカット
125Hzの音: 30dBカット

このように、同じ遮音等級でも周波数帯によってカットできるデシベル数が異なります。高周波数帯の音はより効果的に遮音できるのに対し、低周波数帯の音は遮音が難しいことがわかります。

周波数帯と遮音等級は、防音室選びにおいて不可欠な要素です。使用する楽器の周波数帯を理解し、それに応じた適切な遮音等級の防音室を選ぶことで、最適な音響環境を実現できます。これにより、演奏や視聴の際に外部からの音の影響を最小限に抑え、快適な音響体験を楽しむことができますね。

賃貸でもできる組み立て式の防音室

部屋を防音室にしたいと思っても新築であればまだしも、マンションや賃貸など原状回復が求められる場合、そうそう簡単にリフォームなどの防音対策をすることができません。

そこで便利なのが、組み立て式防音室。DIYでの設置が可能な製品が多く、専門業者に依頼せずに自分で組み立てることができ壁や床を傷つけずに設置できるよう設計されています。

使用目的や部屋の大きさに合わせて、さまざまなサイズや形状の防音室を選ぶことができ、部屋を防音室にしたいけど手軽にdiy設置したいという方にもおすすめです。

1畳ほどの簡易型防音室であれば10万円ほどで対策することができます。思い切り音楽や映画を楽しむほか、仕事をするにも集中が出来そうですよね。

防音室を設置する際のデメリットとは?

防音室を作るにはそれなりの金額が発生することはもちろんですが、設置型でもリフォーム工事でも元々の部屋よりは狭くなります。また設置型の場合重量があるため、鉄筋コンクリート造であれば施工はできますが、木造など重さに耐えられない場所には設置ができない場合もあります。

また 密閉性が高いことで、換気が不十分になりやすい、温度が上がりやすいなどのデメリットもあり、換気機能やエアコンなどの設備が必要になります。

自分でできる防音対策もある

大き目のラグやカーペットを敷く

賃貸物件でも自分で簡単にできる防音対策として、ラグやカーペットを活用する方法があります。ラグやカーペットは空気を含むため音の反射を減少させ、特に階下への音漏れ対策に有効です。

特に毛足の長いものや厚手のラグやカーペットは音を吸収しやすく、音の反射を抑える効果が高くなります。

更に重ねて設置したり吸音材や遮音材などと併用することでより効果が高くなります。

わんぱく応援マットを既存の床の上に設置し、ラグなどで覆う防音方法を取られている方多いです

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隙間、目地をふさぐ

簡単な事ですが、100均などに売っている隙間風を防止するようなシール付きのシートなどで、ドアの下の隙間や目地などをふさぐことでも防音効果は期待できます。シールを買わなくてもタオルなどで隙間をふさいだり、目地にマスキングテープを置くだけでも音の伝わりは変わります。

カーテンを変えたり、壁に吸音材を貼る

話し声や生活音、外からの騒音を軽減させたいという場合は市販の吸音シートを壁に貼ったり、窓に遮音シートを貼る、カーテンを厚手の物に変えるなどの対策をすることで音の伝わりは軽減されます。

まとめ

防音室を作るとなると大がかりな工事が必要だと思いがちですが、生活音を軽減したい、ストレスのない生活を送りたいということであればラグや吸音材、防音材を併用しながら手軽に防音対策ができます。

楽器の演奏や映画、音楽を楽しみたいという方にはそれなりの対策が必要となりますが、設置型の防音室もあります。

防音室が一つあると趣味を楽しめるだけでなく仕事や勉強も頑張れそうですね。

本格的な防音対策、床のリフォームなどの場合は、管理組合の許可もとって、工事にあたる必要があります。

アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は、リフォームすることを前提とした床遮音材ですが、DIYで設置される方もいらっしゃいます

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よくあるご質問

床の防音に効果的な商品は?

床の防音には「わんぱく応援マット」が効果的です。リフォームで床下に敷き込むだけでなく、フワフワしないので既存の床の上にわんぱく応援マットを敷いてラグやカーペットと併用することで防音対策に効果的です。

防音室を作るのに対策すると効果的な場所は?

部屋を防音室にしたい場合、床、窓、ドア、壁を対策することが効果的です。厚みのある防音ドアや二重窓にすることで防音効果が高くなります。壁にも吸音材を貼ることで床も音が響きやすいので防音材を敷くなどの対策が必要です。わんぱく応援マットは高い防音効果で音の伝わりを遮断します

防音室を作るメリットは?

防音室を作る事での最大のメリットは映画や音楽の鑑賞や、楽器の演奏が心置きなく楽しめるということでしょう。また外部からの音を遮断するため仕事や勉強、読書などでも集中力を高めることができます。

部屋から音が漏れないようにする簡単な方法は?

手軽な方法ですが隙間や目地を防ぐことで音の漏れを対策することができます。100均などで売っている目地用のシートを貼れば、音の漏れも防げますし、気密性が上がるので部屋の温度も逃げにくくなります。

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