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珪藻土クロスのメリットデメリットを知って失敗しない選び方を

2014/07/28
2024/02/16

新築の壁選びで失敗するのは、まず種類だと思います。

家を何度も建てる人は多くないので、大抵の人が、初めての家づくりです。しかも、決めなきゃいけないことは山のようにあるし、知らなきゃならないことも、沢山あります。

壁紙を選んだ経験もないから、初めての家づくりが、初めての壁紙選びということになる。

ビニールクロス、塗り壁、板壁、布クロス、紙クロス・・・。
まず、壁材というものにどれだけ種類があるのかもわかっていない人がほとんどなのではないでしょうか。

今回は壁材選び方や、人気の珪藻土クロスのメリット、デメリットをご紹介したいと思います。

壁の色味の選び方の注意点はどんなところがある?

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自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
壁材を選ぶ際の基本はシンプルなものがいいと思います。

淡い色合いなら、部屋毎に変えて使用してもいいとは思いますが、主寝室、子供部屋、リビングといった居室の場所と、廊下や玄関といった居室ではない場所とを区別する程度で、同じクロスを全体に貼ってもいいと思います。

子供部屋は、可愛くとか、トイレ、洗面は、遊び心でといったことも楽しいのかもしれませんが、壁紙も一旦貼ってしまうと、「固定物」として、長期間その空間を占領します。

あまりにも派手な柄や、奇抜な模様だと、模様替えというのも、難しくなってしまいます。

そして、新築の壁紙選びで失敗するのは、色柄だけで考えてしまうことです。何もない空間の状態ではいいかもしれませんが、家具を置いたら?カーテンが入ったら?雰囲気は変わってきます。後々の模様替えのためにも、家具を自由に選ぶためにもクロスはシンプルなものを選ぶ方が後悔しません。

アトピッコハウスには、すっぴんクロスという織物クロスがあります。珪藻土クロスは作っていませんが、吸放湿性があり、防音効果も期待できる「布」のクロスです

吸放湿性のある「すっぴんクロス」の詳細は、こちらです

すっぴんクロス

一般的な壁材ってどんなものがある?

壁材には、塗り壁や、板壁、クロスなどがあります。

その中で普通に流通している壁紙の90%は、ビニールクロスです。だから、「この見本帳の中から」選んでください。といって渡される壁紙も、ほぼ確実に「ビニールクロス」だということです。

壁紙のことをクロスと言いますが、クロスとは「cloth」のことで、「布」が本物です。

もともとは、布に、裏打ちの紙を貼って、壁に貼れるようにしたものが本物だったので、調湿性もあるし、丈夫だし、見た目も豪華でした。

しかし、値段も高いし、工事も難しい。そこで、値段が安くて、工事が簡単なビニールクロスが発展してきて、徐々に主役の場を奪ってきました。

ほとんどのクロスは調湿をしないビニールクロス

ビニールクロスには布クロス風のビニールクロスも、塗り壁風のものもあります。色柄は豊富だし、値段も安い。だから、特に「素材」に関心がない人には、それでいいと思うのです。

しかし、冬は、結露やカビの原因となり、夏は、部屋がベタベタする原因になるとしたら、少しは素材のことを考えてもいいかも知れません。

ビニールクロスは、安くて、色柄が豊富であっても、しょせんはビニールなので、呼吸しません。つまり調湿性能がない訳です。

ただ、黙っていると、ほぼ100%ビニールクロスにされてしまうし、ビニールクロスにすれば、環境にもよりますが、調湿をしないためカビや湿気の原因となりかねないのです。

家族が集まる場所であるリビングや、質の良い睡眠をとりたい寝室、子供が過ごす場所などは後々後悔しないためにも事前にきちんと考えてほしいのです。

珪藻土クロスも、しょせんはクロス(壁紙)なので、残念ながら、ほぼ調湿性能は期待できません。
見た目の意匠性にひかれて、珪藻土クロスを選びたいという方は、別ですが、調湿性能や消臭性能を期待されるのであれば、珪藻土の塗り壁が良いと思います。

アトピッコハウスのすっぴんクロスには、塗り壁風の製品はありませんが、通気性と調湿性がありますので、詳しく見てみたいという方は、こちらからご覧ください

調湿性能と、通気性のある「すっぴんクロス」の詳細は、こちら

すっぴんクロス

調湿するクロスってあるの?

調湿を求めるとやはり自然素材が有力です。ただ、漆喰や珪藻土といった塗り壁はコストがかかるし、ちょっとハードルが高い。そこで人気なのが塗り壁材よりもコストを抑えて調湿性能を得られる、布クロスや珪藻土クロスです。

布クロスは元々壁材として主流で、織り物なので通気性が良く、調湿性能も多少期待できる壁材です。

珪藻土は、バスマットや塗り壁材としてご存じの方もいらっしゃると思いますが、調湿性、吸湿性に優れた素材です。

珪藻土は塗り壁が一般的ですが、標準仕様がクロスの場合、塗り壁を希望するとまず施工する職人さんから変わります。クロスは貼って終わりですが、塗り壁は下塗など工程が多いため工期も長くなり結果金額が高くなってしまうのです。

珪藻土クロスはクロスの裏紙に珪藻土を塗りつけたクロスです。クロスを貼る手間で塗り壁の様な質感を出せるということで人気のクロスです。

珪藻土クロスのメリットデメリットとは

珪藻土クロスのメリットやデメリットについてみてみましょう。

メリットデメリット

珪藻土クロスのメリット

・ビニールクロスより調湿効果がある
・塗り壁よりも安い
・通気性がある
・ビニールクロスよりも雰囲気がある

珪藻土をクロスの裏紙に塗り付けている珪藻土クロスは珪藻土の持つ調湿性能があります。もちろん珪藻土塗り壁の方が調湿性能は高いですが、金額が高くなるため、珪藻土クロスは手軽に珪藻土風にできる方法と言えます。

ビニールでコーティングされたビニールクロスとは違い通気性もあります。

珪藻土クロスのデメリット

・傷が付きやすい
・水拭きができない
・珪藻土クロスと言っても性能はあまり期待できない

ビニールクロスと違い、珪藻土を塗りつけている珪藻土クロスは水拭きができません。珪藻土クロスが汚れたときの落とし方としては消しゴムや水を少し含ませたメラミンスポンジなどでこすってみる方法がありますが、大きな汚れや濃いシミを消しゴムやメラミンスポンジで落としきるのは難しいです。

珪藻土クロスの傷も塗り壁の様に上から塗り重ねて補修することはできませんので気になるようであれば張り直しをする必要があります。

また、珪藻土とはいえ、クロスとして使える状態にしているため期待できる調湿性能や消臭効果は、実際の珪藻土塗り壁に比べるとそんなに高くはないと言えるでしょう。

珪藻土クロスを貼るのにおすすめの場所は?

珪藻土クロスは家中のどこにでも施工できます。調湿性能を実感するには広い範囲での施工をおすすめします。

リビングや寝室などへの施工はもちろん、天井にも貼れますし、消臭効果を期待しトイレや廊下への施工も可能です。

アトピッコハウスの織り物クロス「すっぴんクロス」はリビングや寝室を始め、トイレなどどんな場所にも使えます

調湿性と通気性のある「すっぴんクロス」の詳細は、こちら

すっぴんクロス

まとめ

いかがでしたでしょうか。

新築の壁紙選びで、失敗したくないとお考えなら、自分は「素材」に関して、どんなこだわりを持っているのか?絶対的に調湿性能や消臭効果、見た目の上品さを重視したいのであればぜひ珪藻土塗り壁をおすすめしたいです。

そこまで予算はないけれど、ビニールクロスは遠慮したいという方には自然素材の布クロスや珪藻土クロスを選んでいただければいいと思います。

予算が前提となりますが、自分が譲れない部分を明確にして理想に近い家づくりができるといいですね。

よくあるご質問

はいから小町の調湿性能はどのくらいですか

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁はいから小町は241g/m²/24h(JIS規格の3倍以上)の調湿性能があります。24時間で1㎡あたり241gの湿度を吸放出するということで、これは業界トップレベルです。

布クロスのメリットはどんなところですか

布クロスは織物を貼って作られたクロスのため強いです。傷やほつれがしにくく、自然素材のため目にも肌にも優しいです。アトピッコハウスのすっぴんクロスは傷が付きにくく長持ちします

珪藻土クロスにして後悔することはどんなことですか

施工する場所、例えばスイッチ周りや子供が手をつく場所などによっては汚れが目立ちやすくなりますが、汚れたときにゴシゴシと水拭きができないということがあげられます。また、珪藻土を薄く塗りつけているためよく触る場所などには傷が付きやすいというデメリットがあります。

珪藻土クロスが汚れてしまった場合のお掃除方法は?

珪藻土クロスは汚れても水拭きはできません。珪藻土クロスが汚れてしまった場合は消しゴムでこすってみる、ちょっとしたシミならば水を含ませたメラミンスポンジを使用してみるという方法があります。トイレなど定期的に水拭きをしたい場所にはビニールクロスを使うこともおすすめです。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

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