アトピッコハウス ブログ
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シックハウスは、減っていない

2006/01/20
2021/03/17

こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

新築もしくは、リフォームした住宅の中にいると、
目がチカチカする、頭が痛くなる、喉が痛い、
咳が止まらない、熱が出る等々、
様々な体調不良が発生することをシックハウスといいます。

つまり、住宅が人の健康を害することなので、
「シック(病気を作る)」「ハウス(家)」
と呼ばれるようになった訳です。

アメリカでは、
日本よりも15年早くシックハウスの問題が発生しましたが、
事務所などビルでの事例が多かったため
「シックビルディング・シンドローム」と呼ばれていました。

幸いにして日本では「ビル衛生管理法」があったため、
ビルでは問題とならず住宅で問題となりました。
それで、「シックハウス」という名称で広まっていったのです。

シックハウス発生の原因は、
・換気量が不足(住宅の気密性が高くなった)
・新建材を多用(無垢材、自然素材が減った)
したことです。

新建材から揮発する「ホルムアルデヒド」等の化学物質が
主原因だといった言い方も聞きますが、
問題は化学物質だけではありません。

シックハウスの原因となるものは、室内の空気を汚染するもの全てのものです。
具体的には、以下の通りです。
①化学的汚染物質(ホルムアルデヒド等)
②生物的汚染物質(ダニ・カビ等)
③住まい方(結露、殺虫剤・防虫剤等)

今は、ホルムアルデヒドが「槍玉」に上がっていて、
「規制」までされたので、
ホルムアルデヒドだけ対策すれば、
シックハウス対策したことになっています。

しかし、ホルムアルデヒドはシックハウスの原因の単に一つの化学物質です。
厚生労働省では、問題となる13種類の化学物質に
「室内濃度指針値(ガイドライン値)」を設定して、
有害化学濃度の低減を推奨しています。
しかし規制されているのは、「ホルムアルデヒド」だけなので、
「法律を守ってシックハウス対策」した住宅とは、
単に「低ホルムアルデヒド住宅」になるだけなのです。

室内の空気を汚染すれば、シックハウスは発生するので、
「室内空気汚染源」が無くならない限り、
シックハウスは無くなりません。

ホルムアルデヒドが規制されたことで、
ホルムアルデヒドが原因となる「シックハウス」は減りました。
しかし、今現在規制されていない別の化学物質が原因となる
「シックハウス」は増え続けています。

昔は、「ホルムアルデヒド」が主な原因だったので、
「犯人(シックハウスの原因)」が特定しやすかったのですが、
今は「犯人」が特定できなくなり、
問題が複雑になりました。

規制されていない化学物質は、たとえそれが「有害」であっても
使ってよいのです。
最近、新築の建物の「臭い」が変わりました。
ホルムアルデヒドの臭いは、薄くなり、
別の化学物質の臭いが強くなりました。

シックハウスは減っていません。
業者の方も、プロの方も勉強しましょう。
人任せにするのはやめましょう。

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