アトピッコハウス ブログ

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南で生育した木は南側に

  • 30
  • 3月
  • 2006

6f7a560a.jpg最近、古い建物づいています。

千葉大学共同研究のメンバーの懇親会が、東京上野にある「鴎外荘」で行われました。中心メンバーの千葉大学森先生が森鴎外の曾孫つながりという理由で、こちらでの開催になったようです。

鴎外が舞姫を執筆していた住居を、戦後、現在のオーナーの先代が買い取り、宿として営業をしています。当時も、この地域の相場よりかなりの高値で、このままでは取り壊しも止む無し、という状況だったところを「この建物は残さなければならない」と東奔西走し、お金を工面されたそうです。

鴎外荘2この建物は、当時の宮大工さんが造られたとかで、今では作れないような細工のらんま(欄間)や障子、天井の板のはめ方も全ての部屋でスタイルを違えています。

太い柱は「粋」じゃないと江戸っ子は考えていたとかで、どっしりとした柱ではないのですが、山の南側で生息した木材は、この建物でも南側に、北側の木材は、北側に使用されています。

昔の大工さんは「木は切った後も生きている」と考え、無理のない使い方をしていた、と聞いたことがありましたが、実際の建物を見ながら説明をしてもらったのは初めてで、当時のチャキチャキの棟梁の姿が目に浮かんでくるような感じがしました。

現在は個室として利用されている「蔵」は、節有りの柱、その他は節なしを利用するという工夫も。節があっても、当時は物置だったとしても、その重厚感はさすがです。本物の漆喰が罅割れていたり、障子が斜めになっていたり、雨漏りがひどいとか、不具合は色々あるようですが、こんなに長い間、大切に利用されていることを、誇らしげに思っている風でした。

最近、現在中小企業診断士をしている材木屋の息子が「一山購入すると、へそ曲がりな木材が数本どうしても入ってくる。それを腕の悪い大工に送ると、返品だ、と言ってくるので、木のことをわかっている棟梁に使いこなしてもらえば木も喜ぶ。」という話をつい先日教えてもらったばかりでしたので、贅を尽くしていながらも、木を敬う気持ちを忘れない、家主や棟梁の心意気が感じられるエピソードでした。でも、当時は普通の配慮だったのかもしれないですね。

火鉢(干し芋)今は、これだけの木材を揃えることが大変です。

私が、自宅の火鉢用の炭を購入している燃料やのオヤジが「今は山がよくないから昔のように良い炭がこない」と嘆いていました。「それなのに文句ばっかり言うんだよ。鎌倉の大町って言ったら、日本一面倒な客、って炭焼き小屋には思われてるんだ。」とも。お茶の先生がそれだけ多いということですが、そんな風な評判って隣町住民としては嬉しくないですよ~。

難しいことはわからないけれど、茶花は「野に咲くように」活けるし、季節を感じられるお手前に関わっている人が自然を知らないなんて、ちょっと悲しい 机上の空論になってしまっているんですよね。

そろそろ火鉢の季節も終了します。
犬(干し芋)これは、私に干し芋をねだっている図。我が家のワンコも、残り少ない冬の味を満喫しようとしているようです。

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