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一般的な漆喰の調湿性能は、40g程度と言われていますが、漆喰美人の調湿性能は、94gありますので、漆喰の2倍程度の調湿性能があるということになります。
では、調湿性能とは、どういったことで、調湿する建材は、どう評価されているのか、
詳しく解説してみたいと思います。
調湿性のある建材は、JIS規格で、性能を評価することが出来ます。
そして、70g以上調湿しないと、調湿建材と謳えないことになっています。
漆喰は、調湿性能の高い塗り壁であるという認識を持っている方が多いと思います。
しかし、一般的な漆喰の調湿性能は、40g程度なので、JIS規格の基準でいうと、調湿建材ではないということになります。
JIS規格の規定は、実に明確だと思います。
実際に壁や天井に塗った漆喰が、
どの程度の水蒸気(湿気)を吸収できるのか?
そして、また部屋が乾燥した時に、
湿気を吐き出すことが出来るのか?
それを客観的に評価する試験方法になっています。
その結果、1m²に塗り広げた「試験体」が、
24時間で、70g以上の湿気を吸収したり、排出する能力があるかどうかを確認するのです。
そのため、24時間交代で、調湿能力を調べたい「試験体」を湿度90%の箱と、湿度45%の箱に交互に入れ替えて、増えたり減ったりする重さから、
吸収したり、排出したりする水分の量を測定する訳です。
漆喰美人は、消石灰を原料にしていないので、原料の意味においては、本漆喰ではありません。
しかし、漆喰調に仕上がって、調湿性能も高い塗り壁を作りたかったので、
調湿性能は、一般的な漆喰の2倍程度はあります。
JIS規格の最低基準が70gなので、JISの基準も超えています。
湿気を吸収する素材は、漆喰以外でもあります。
しかし、「除湿剤」などは、「吸湿」だけなので、「放湿」することはありません。
調湿とは、「吸湿」と「放湿」の両方の性能を持つことを言いますので、
吸湿だけして、放湿はしない素材では、調湿建材とは言えません。
昔の漆喰は下地が土壁だったので、調湿した訳ですが、今は、下地が石膏ボードなので、
表面に塗る仕上げ材の調湿性能しか期待できません。
もし、調湿性能を期待して漆喰を取り入れたいということであれば、珪藻土系の塗り壁の方がいいかも知れません。
ただし、その場合でも、JIS規格の性能を確認した方がいいと思います。
JIS規格の、JIS A6909という試験に基づいて、性能評価がされていて、
その数値が70g以上であれば調湿建材だし、そうでなければ、調湿性能は大して期待できないということになります。
但し、珪藻土塗り壁は、漆喰調の仕上がりにはなりません。
漆喰美人は、漆喰調に仕上がって、調湿性能は、一般的な漆喰の2倍以上あります。
漆喰美人の調湿性能は、94gです。
これは、「吸湿」と「放湿」の両方の性能が共に94gということです。
JIS規格の基準が70gですから、余裕で基準をクリアしています。
漆喰調に仕上がって、調湿性能も高い塗り壁にしたいという場合は、選択肢の一つになるのではないでしょうか?
カラーバリエーションは、白を基調にして、全8色あります。
ビンクや黄色といったカラフルなものもあります。
ツルッとした漆喰調の仕上げだけでなく、
ハッキリ、クッキリとした仕上げパターンを付けることも出来ます。
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