【もっと詳しく漆喰を知る】性能・素材特性:漆喰のDIYが危険な理由

  • FAQ
  • お問い合わせ
  • 資料請求
  • 塗り壁ブログ
塗り壁選びのコツ:メール講座 全7回
お名前
お住まい
メールアドレス

漆喰のDIYが危険な理由をお伝えします
危険なのは消石灰を使ったものです

漆喰をDIYで施工したいという方もいらっしゃいますが、

実は、本漆喰と呼ばれる本物の漆喰は、慣れない人が扱うと危険だという認識を持たれている人は、多くないと思います。

では、どんな漆喰をDIYすると、危険で、なぜ、危険なのかといったことをお伝えしてみたいと思います。

本漆喰の原料は消石灰

本漆喰と呼ばれる本物の漆喰は、消石灰を原料にしています。

そして、消石灰は、石灰岩を焼いて作ります。
石灰岩を焼くと、生石灰(きせっかい)と呼ばれるものに変わります。

それに水を加えると、消石灰が完成するのです。

消石灰は強アルカリ性

だから、カビが発生しないとか、空気中のウイルスなどに効果があるといったことが、

まことしやかに広まったりするのですが、漆喰は、施工した直後はアルカリ性でも、

5年ほどで中性化し、抗菌効果も無くなるようです。
つまり、5年たったら、

単なる白い壁になるということです。

素肌に付かないようにする

漆喰の原料である消石灰は、強アルカリ性ですから、DIYする場合でも、絶対に素手で触らないことだと思います。

手が荒れる程度ですめばいいですが、化学火傷する危険性があります。

また、目をこすったりすると、失明の危険性さえあります。

粉塵が目に入らないようにする

漆喰をDIYで施工する際は、手袋を着用するのはもちろんとして、目を保護するためのゴーグルなども

用意した方がいいかも知れません。

一昔前までは、小学校のグランドなどには、運動場のライン引きの原料として、

消石灰も使われていましたが、消石灰の代わりに、炭酸カルシウムなどが使われるようになっています。

なぜなら、消石灰が目に入ると、失明の危険性があるからなのです。

漆喰風に仕上がる漆喰調塗り壁

漆喰壁にしたいという方の選択理由が、漆喰風に仕上がった壁ということであれば、

消石灰を原料とした本漆喰である必要はないと思います。

また、調湿性を期待して漆喰にするというのも、ちょっと期待薄なので、

やはり漆喰風に仕上がる塗り壁にした方がいいと思います。

あるいは、調湿性能が一番の希望であるのであれば、漆喰系の塗り壁ではなく、

珪藻土系の塗り壁にした方がいいと思います。

いかがでしょうか?

単に漆喰というと、本漆喰のことを刺し、本漆喰は「消石灰」を原料にしているので、

素人の方がDIYするには、少々ハードルが高いし、危険性があります。

なぜ危険かというと、消石灰は、強アルカリ性なので、抗菌性がある反面、手肌に付くと、

荒れたり、火傷したりといったことが起こる可能性があるのです。

アトピッコハウスには、「漆喰美人」という漆喰調に仕上がる塗り壁があります。

こちらは、モンモリロナイトという粘土を使用していますので、手肌についても、危険はありません。

プロ向けに作っている商品なので、DIY用として販売している訳ではありませんが、

DIYで施工することも出来ます。

但し、最近では、DIY専用の漆喰調塗り壁も登場しているので、簡単な施工を希望される場合は、

ホームセンターなどで販売されているそうした漆喰風の塗り壁を塗られると

いいと思います。

ただし、初めてDIYに挑戦する方でも簡単に施工出来ますといった商品は、施工は簡単でも、

価格が割高であったり、調湿性能が期待できなかったりと、それなりのマイナス面もあります。

なので、要は価値観次第ということになります。

楽しみとして自分達で塗ってみたいから、DIYに挑戦するという場合と、

調湿性能や消臭性能といったことを期待するのなら、多少、施工が面倒でも、プロ用の本格的な塗り壁を塗るという選択肢です。

いずにしろ、消石灰が入った漆喰系の塗り壁は、DIYにも向いていないのではないかということです。

アトピッコハウスの漆喰調塗り壁「漆喰美人」の資料、サンプル等をご希望の方は、こちらからご請求ください。

無料資料のご請求はこちら