アトピッコハウス ブログ

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漆喰の下地は、石膏ボード?

  • 27
  • 1月
  • 2017

一言に「漆喰」といっても、
今の漆喰と、昔の漆喰は違います。

その一番違うものが「下地」なのです。

また、漆喰そのものも、昔の漆喰と、今の漆喰では、
原料も違うし、使い方も違います。

漆喰に何を求めるかにもよりますが、
漆喰の下地を含めて解説してみたいと思います。

昔の漆喰と、今の漆喰は違う

漆喰の下地は、石膏ボードです

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です。
漆喰は、消石灰に糊や接着剤を加えた塗り壁です。
消石灰の原料は、生石灰(きせっかい)と呼ばれるもので、

生石灰は、石灰岩から作られます。

漆喰は、炭酸ガスを吸収するから、
環境に優しいといった言い方をしますが、

実は、漆喰を作る過程で、大量の燃料を使うので、
環境に優しいという話は眉唾ものなのです。

それは兎も角、まず、石灰岩を焼いて、
生石灰を作り、それに水を加えて、

消石灰を作ります。

これが漆喰の原料になる訳です。

本物の漆喰は、この「消石灰」を原料にしたものですが、
扱いは危険だし、難しいです。

本物の漆喰は、素人の方が、DIYで塗るような
代物ではありません。

一番違うのは、漆喰の下地

今の漆喰と、昔の漆喰の一番の違いは、下地です。

昔の漆喰は、下地の壁が土壁でした。
竹木舞(たけこまい)と言って、竹を編んで、下地を作り、

そこにワラを混ぜて、発酵させた土を塗って、
下地を作る訳です。

その土の発酵にも、昔は、半年も1年も掛けていました。
だから、現代のように、

チャチャと「家が建つ」ということが無かったのです。
キチンとした家は、完成するまでに1年も2年もかかりました。

しかし、今は、そんな家の作り方をしていません。
それは、本格的な家であってもです。

よほどこだわって指定しない限り、土壁の下地の家なんて、
ほぼありません。

それは、田舎であっても同じです。

漆喰風と、本漆喰

漆喰というと、ツルっとした感じに仕上がった
白い壁をイメージする方が多いと思います。

まさに、漆喰のイメージは、あれだと思います。

だから、「漆喰風」に仕上がった塗り壁でいいのか、
あくまで、消石灰を原料にした「本漆喰」がいいのか?

そこをはっきりとさせるべきだと思います。

今はどちらの漆喰も、下地は石膏ボード

ただし、漆喰風の塗り壁にしても、
本漆喰にしても、今は、下地は、全て、石膏ボードです。

また、石膏ボードには調湿性能はないので、
下地が壁の調湿性能を補ってくれるということはありません。

もし、塗り壁に調湿性能を期待するのであれば、
それは、仕上げ材そのものに調湿性能があるかどうか、

また調湿性能の高い仕上げ材を塗らないとならないと
いうことです。

もともと本漆喰は、調湿性能に優れた素材ではありません。
昔の漆喰が調湿したのは、

下地が「土壁」だったからです。

漆喰に何を求めるか?

内装の仕上げに漆喰を塗る場合、
何を期待して、漆喰にするのかを

スタートの前に、キチンと描いておく必要があると思います。

もし、漆喰調の仕上がりを希望していて、
調湿性能も求めているのなら、

調湿性能が「担保」されている「漆喰風」に仕上がる
塗り壁がいいと思います。

本漆喰にしても、漆喰調の塗り壁にしても、
下地は、石膏ボードです。

調湿性能の良し悪しは、仕上げ材料の
性能で決まります。

いかがでしょうか?

漆喰の下地に関して書きましたが、
昔の漆喰も、今の漆喰も「下地」は、

同じく、石膏ボードです。

もし、調湿性能を期待しているのなら、
下地の石膏ボードには期待できません。

漆喰調に仕上がるだけでいいのであれば、
本漆喰を選ぶ必要はないと思います。

でも、やはり「消石灰」を使った
「本漆喰」がいいということであれば、

調湿性能は、期待されないことです。

アトピッコハウスでは、漆喰調に仕上がる
「漆喰美人」という塗り壁を作っています。

こちらは、粘土の化粧品などとしても使われる
モンモリロナイトを主原料にしていますので、

消石灰を使った「本漆喰」ではありません。

しかし、一般的な漆喰の2倍以上の調湿性能があります。

もちろん調湿性能だけに限ったら、
珪藻土系の塗り壁の方が、性能が良い可能性があります。

といっても、調湿性能は、JIS規格で、キチンとした
評価基準があるので、

JISに基づき、どの程度の性能があるのかを
調べておかれるといいと思います。

当社では、漆喰も珪藻土も製造販売しています

漆喰美人の調湿性能は、94g/㎡/24hです。
また、下地に関しては、漆喰美人も、普通に「石膏ボード」です。

珪藻土塗り壁「はいから小町」の調湿性能は、241g/㎡/24h、
業界最高水準の性能を誇ります。

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