石膏ボードの下地に漆喰を塗る方法を解説
目次
石膏ボード下地の壁に漆喰を塗る方法・注意点
石膏ボード(PB)は、厚紙に石膏をサンドして板状にした内装下地材です。現在の日本の住宅建築ではほぼ100%、漆喰の下地として使用されています。
漆喰には「本漆喰」と「漆喰調塗り壁」があり、本漆喰はアルカリ性が強いので、石膏ボードに直接塗ることが出来ないので注意が必要です。
アトピッコハウスの漆喰調塗り壁「漆喰美人」は、石膏ボードに塗ることが出来ますが、専用の下塗り材「下塗革命」で、下地処理する必要があります。
▶石膏ボードに塗れる漆喰調塗り壁「漆喰美人」の詳細は、こちら

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です 。
新築を始め、リフォームやリノベーションでも現代の日本の家づくりでは下地に一番使われているのは石膏ボードと言えます。昔は土壁と漆喰がセットでしたが、現代では土壁を施工できる業者さんも少なく、コスト面としても石膏ボードを使用することが通常とされています。
リフォームやリノベーションの場合は石膏ボードへの施工は少ないかもしれませんが、一般の方が石膏ボードを見ることは少ないと思います。
これから始めてDIYで壁に漆喰を塗るという方の中には石膏ボードにどうやって漆喰を塗ればいいのか分からないという人いらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、下地が石膏ボード(PB)だったときの漆喰の塗り方を詳しくお伝えします。
アトピッコハウスでは石膏ボードに漆喰を塗る際に使いやすい「下塗革命」という下地材を製造販売しています。
▶アク止めもできる下塗革命の詳細はこちらから
漆喰を直接石膏ボード(PB)に塗ることはできないのか
一見すると平滑で、仕上げ材を塗るのに適していそうに見える石膏ボードですが、実は漆喰を直接塗布するのには適していません。理由としては石膏ボードの吸水性の高さ、構造的な動きへの弱さ、そして接着性の不安定さが挙げられます。
漆喰を直接石膏ボードに塗れない理由① 吸水性が高く、漆喰の水分が急激に吸い取られる
石膏ボードの表面は紙でできており、この紙の部分は水分を非常によく吸収します。漆喰は水を含んだ状態で塗布し、乾燥しながら硬化していく材料です。
しかし、石膏ボードに直接漆喰塗りをすると、ボード表面の紙が漆喰の水分を一気に吸い取ってしまうため、塗りムラや色ムラが生じたり、仕上がりの風合いが不均一になってしまうことがあります。さらに、十分に密着しないまま表面だけが乾いてしまうと、浮きや剥がれの原因にもつながります。そういった不具合を防止するために、吸水調整のための「シーラー」などで事前処理を行う必要があります。
漆喰を直接石膏ボードに塗れない理由② パテ処理をしないとジョイント(継ぎ目)やビス穴からクラック(ひび割れ)が起こりやすい
3尺×6尺や3尺×8尺などの規格サイズが石膏ボードにはあり、その板材を並べて貼るため、ボード同士のつなぎ目(ジョイント)やビスで固定した箇所、また入隅や出隅といったコーナー部分がどうしても弱く、痩せやすくなります。
特に木造住宅では季節の湿度変化や木材の収縮・膨張、生活していく上でのドアや窓の開け閉めにより、建物全体がわずかに動くことがあります。その際、ボードの継ぎ目部分に負荷がかかり、仕上げ材である漆喰にクラック(ひび割れ)が発生しやすくなります。
ジョイント部分メッシュテープやパテ処理をしない状態で漆喰を直接塗ってしまうとジョイントやビスの部分が痩せ、色ムラとして浮き出てきたり、ひび割れが入ることが多く、補修も難しくなります。
こういったことを防止するためにパテ処理は必須です。
漆喰を直接石膏ボードに塗れない理由③ 仕上げ材がしっかり密着しない場合、剥がれの原因になる
石膏ボードの表面は一見滑らかですが、漆喰のような塗り壁材にとっては密着しにくい下地です。下地処理がされていない状態では、塗った直後は問題がないように見えても、時間が経つにつれて少しずつ漆喰が浮き上がり、最終的には剥がれてしまうこともあります。
これは、漆喰が硬化するときに起きる収縮や、空気中の湿気を吸ったり放出したりすることで起こる膨張・収縮の動きが原因です。接着力が不十分な場合、その力に耐えられず、表面の仕上げ材がベロッと剥がれるというトラブルになることもあります。
不具合を防止することもそうですが、長く、美しい壁を維持させるためには下地処理は必要不可欠な工程なのです。
※アトピッコハウスの漆喰美人は美しく長持ちする漆喰風塗り壁です
漆喰を石膏ボートに塗る手順・塗り方
- 石膏ボードの継ぎ目やネジ穴を埋める
- ファイバーテープで石膏ボードの継ぎ目を固定する
- 下塗りする
- 漆喰を塗る

漆喰を石膏ボートに塗る手順①石膏ボードの継ぎ目やネジ穴を埋める
まず、石膏ボードを繋いでいるネジ穴や、石膏ボード同士の継ぎ目を埋めます。
使用する石膏ボードは、9.5mmではなく、12.5mmの厚みをお勧めしています。
ネジ穴や継ぎ目と石膏ボードの高さを比べると、ビス、ネジ穴などのほうが窪んでおり、段差があります。
下塗りや漆喰を塗るときに表面に凸凹があると、場所によって塗り壁材が乾くスピードが異なり、色ムラが発生する原因になるので、専用下地材による下地処理は重要なのです。
当社アトピッコハウスでは、この工程に使える「下塗革命」を販売しています。
この下塗革命で段差を埋めたあと、余った部分は削ぎ落としましょう。塗り壁材が余っていると、それも段差の原因になります。
▶アク止め効果の高い下塗り材「下塗革命」の詳細は、こちらをご覧ください。
漆喰を石膏ボートに塗る手順②ファイバーテープで石膏ボードの継ぎ目を固定する
次に、ファイバーテープというメッシュ状のテープを石膏ボードの継ぎ目に貼ります。
このファイバーテープを貼る目的は、車の往来や地震などで継ぎ目にヒビが入るのを防ぐためです。
入ったヒビは、そのまま表面の漆喰に表れてしまう場合があり、景観を損ねます。
またファイバーテープを天井など剥がれやすい場所に貼る場合は、タッカーで留めて固定しましょう。
漆喰を石膏ボートに塗る手順③下塗りする
高さが平滑になり、石膏ボードの固定ができたら、下塗りをします。
下塗りをするときには、段差ができないように、平滑になるように塗りましょう。
下塗りにも、前述の専用下地材「下塗革命」が使えます。
一般的には、ビス、ネジ穴などの段差を埋めるパテ埋めと、下塗りは違う塗り壁材を使うことが多いですが、アトピッコハウスの下塗革命ひとつあれば下塗りまでの全てをまかなえるのです。
漆喰美人は石膏ボードへの施工が可能な漆喰風塗り壁です
▶石膏ボードに塗れる漆喰調塗り壁「漆喰美人」の詳細は、こちら

「なぜ漆喰を塗る前に下塗りが必要なの?」
「漆喰と合わせて2回も壁を塗るのは面倒…」と思った人もいるかもしれません。
しかし、漆喰を塗る前に下塗りが必要な理由があります。
もし下塗りをせずに漆喰を塗ってしまうと、さまざまなデメリットがあるのです。
- 色が汚くなる
- 塗った漆喰がひび割れ・剥がれやすくなる
まず、石膏ボードに直接漆喰を塗ってしまうと、漆喰の色が汚くなってしまう可能性があります。
せっかくの漆喰の風合いが台無しになってしまうのです。
また、下塗りには漆喰などの上塗り塗料との接着力を高める役割があります。
もし下塗りをしないと、漆喰がひび割れてしまったり、剥がれやすくなってしまう可能性があるのです。
下塗材を全面に塗ると防音に役立つかといった質問を頂くこともありますが、
厚み1mm、2mmの下地材です。防音効果は、ほぼないとお考え頂いた方が良いと思います。
漆喰を石膏ボートに塗る手順④漆喰を塗る
下塗り材が乾燥したら、その上から漆喰を塗って上塗りし、仕上げていきます。
アトピッコハウスの漆喰調塗り壁「漆喰美人」も、この段階で塗ります。
「下塗革命」と同じく当社が作っているため、漆喰美人と下塗革命の相性は抜群です!
また漆喰の塗り方も、その方法で風合いが変わってきます。
詳しくは「漆喰などの塗り壁、11種類の仕上げパターン例」をご覧ください。
漆喰を塗る、おすすめの石膏ボードは?
一般的に流通しているビニールクロスを張る場合と、
漆喰を塗る場合、石膏ボード(PB)は使い分けするべきでしょうか?
答えはイエスです。
石膏ボードとは?

石膏ボード(プラスターボード)とは、石膏(化学名:硫酸カルシウム)を芯材として、両面を厚紙で包み込んだ建築用の板材のことです。現代の内装工事に使われる材料で、住宅やオフィス、店舗などの壁や天井の下地材として最も広く普及している建材のひとつです。
「石膏プラスター」ともいい、石膏プラスターを板状にしたものが「プラスターボード」であり、「石膏ボード」も呼び名が違うだけで同じものを指しています。
この石膏ボードの中心である「石膏」は、自然由来の鉱物から得られる白い粉状の物質で、火に強く、熱を受けても燃焼しにくいという特性があります。そのため、石膏ボードは防火性や耐火性に優れており、建築基準法においても防火下地材として認められています。
さらに、石膏ボードは切断や加工が容易で、工具ひとつで簡単にサイズを調整できるため、施工効率が高いという点でも優れています。軽量で扱いやすい素材であるため、大工や職人にとっても作業しやすく、現場での取り回しがしやすいというメリットがあります。
表面が滑らかで平らなため、塗り壁やクロス貼り、塗装などの仕上げ材との相性が良いのも特徴です。現在では、石膏ボードの種類も多様化しており、防水性を高めたタイプ、防音性を強化したタイプ、高強度タイプなど、用途に応じた製品が開発されています。
このように石膏ボードは、コスト・性能・施工性のバランスに優れた内装用下地材として、現代建築において不可欠な存在となっています。
石膏ボードの厚みには9.5mm、12.5mm、15.0mmがあります。
Vボード(ベベルボード)と、平ボールの違い
石膏ボードは、ベベルボードともVボードとも呼ばれる石膏ボードの周囲がVカットに面取りされたものと、平ボードと呼ばれる面取りされていないものがあります。
Vボード(ベベルボード)の特徴
Vボード(ベベルボード)は、石膏ボードを付き合わせたときと、ボードとボードのジョイントに、V字状の小さな窪み(V溝)が出来るため、ボードが多少ズレていても、パテ処理で、ジョイントを目立たなく出来るといったメリットがあります。しかし、ジョイント部分のパテ処理が必要になります。
平ボードの特徴
平ボードは、ボードとボードのジョイントに窪み(Vカット状の窪み)が出来ないので、ジョイント部分のパテ処理が不要もしくは、最小限で済むという特徴があります。
しかし、丁寧に石膏ボードを貼っていかないと、逆に、石膏ボードのジョイント(突き合わせ部分)がズレてしまい、かえって、ジョイント処理が難しくなります。
天井まで届くサイズを指定する

一般的な石膏ボードは、910mm×1,820mmの大きさです。36(3尺×6尺)サイズと呼ばれますが、一般的な天井は、2,400mmあるので、36サイズの石膏ボードだと、途中でジョイントが出来てしまいます。
そこで、指定出来る場合は、38(3尺×8尺)サイズと呼ばれる910mm×2,400mmのボードを使ってもらうと、1枚で天井まで届くので、丈夫でかつ、ジョイント数も減るので、クラック対策にも有効です。ただし、料金は、多少上がる可能性があります。
Vボード(ベベルボード)と平ボードは、関東と関西で主流になるものが違うようですし、職人さんの好みによっても使い分けされていますが、DIYを漆喰を塗る場合は、Vボード(ベベルボード)の方が施工しやすいので、もし、リクエストが出来る場合は注意しておかれると良いと思います。
その他の石膏ボード
●強化石膏ボード
通常の芯材部分にガラス繊維を加えて、耐火性・耐衝撃性を向上したプラスターボードです。
普通石膏ボードより耐火性能を有することから、耐火構造、準耐火構造、防火構造材料として使用されています。
●化粧石膏ボード
表面に塗装加工やデザインを施したプラスターボード。壁や天井の仕上げ材として使用します。
●シージング石膏ボード
芯材および表面に防水加工を施したプラスターボード。
キッチンや洗面室など水回りで使用します。
●不燃積層石膏ボード
通常のプラスターボードの表面を不燃性のボード紙で仕上げた製品。
一般的なビニールクロスに使用されているのは、9.5mmの石膏ボードです。
安価で扱いやすいですが、揺れに弱くクラックが入りやすくなってしまいます。
漆喰を塗る場合は、12.5mm厚以上の石膏ボードを使うよう注意しましょう。
既存のプラスターボードに漆喰を塗る場合、
たわみがないか、強度に問題ないか、カビが付着していないかチェックをし、
問題があればボードの交換を検討する必要があります。
アトピッコハウスの漆喰風塗り壁「漆喰美人」は石膏ボードへの施工が可能です
▶カラーは全8色漆喰美人の詳細はこちらから
石膏ボードに漆喰を塗る場合の下地処理
石膏ボードに漆喰を塗る場合、必要な下地処理は、下塗材の下塗りとなります。珪藻土の塗り壁のようにシーラー処理だけで終わらせるということは出来ません。
また、漆喰の下地材として石膏ボードを使用する場合、ラスボードや厚みが9.5mmといった薄い石膏ボードではなく、12.5mmの石膏ボードをお勧めします。
それは、建物の揺れに伴う、ジョイントのひび割れを予防するためです。また、ベニアの上に直接、漆喰を塗りたいという場合もあると思いますが、その場合であっても、必ず、全面に下地材を使って、下地処理することをお勧めします。
アクの染み出しの心配もありますが、もし、塗ろうとしている漆喰が、本漆喰だった場合、強アルカリであるがゆえに、不具合が起こる可能性があります。
漆喰は、塗料と違うので、塗装は出来ません。
塗装の場合、ローラーやハケといった道具を使いますが、漆喰は「左官材」なので、コテという道具を使います。
アトピッコハウスの下塗り材「下塗革命」は、アク止め効果が高く、漆喰美人に限らず、一般的な漆喰の下地処理にも使って頂ける「カチオン系」の下塗り材です。
▶アク止め効果の高い下塗革命の詳細は、こちらをご覧ください。
石膏ボードに漆喰を塗り、釘を打ちたい場合
後々、壁に釘を打って絵画を飾りたい。
棚板を設置したい。
エアコンを設置するための基盤を固定したい。

この部分には、石膏ボードはビスや釘がきかないので、ベニヤ板を張る必要があります。
ベニヤ板はアクが出る可能性がありますので、アク止め効果のある下地材での処理をした上に、漆喰を施工することができます。下地によって、アク止め効果のある専用下地材を使うなど、下地材の使い分けが必要になります。
下塗革命なら、アク止め効果が高いので、下地処理が一発で完了します。
漆喰風と本漆喰の違い
ここまでは漆喰の施工方法についてご説明してきましたが、そもそも漆喰には「本漆喰」と「漆喰風」があるのをご存知でしょうか。
本漆喰とは、「消石灰」を原料にした塗り壁材です。この消石灰は目に入ると失明する危険性があるため、扱いは危険です。
そのため、本物漆喰は素人の方がリフォームのためDIYで塗るのにはおすすめしません。また、本漆喰には調湿効果に乏しいです。
一方で、漆喰調とは、塗った後は漆喰のような見た目をした、漆喰とは別の塗り壁材です。そのため素人でも扱いやすく、また商品によっては調湿効果もあります。
アトピッコハウスの漆喰調塗り壁「漆喰美人」は、本漆喰の2倍以上の調湿性能があります。
漆喰に何を求めるか?
内装の仕上げに漆喰を施工する場合、漆喰に何を期待するのかをキチンと描いておく必要があると思います。
もし、漆喰調の仕上がりを希望していて、調湿性能も求めているのなら、調湿性能が「担保」されている「漆喰風」に仕上がる塗り壁がいいと思います。
本漆喰にしても、漆喰調の塗り壁にしても、現代の住宅ではほとんどの下地が石膏ボードです。
石膏ボードには調湿性能は全くないため、調湿性能の良し悪しは、仕上げ材料の性能で決まります。
石膏ボードに塗る漆喰は「漆喰調」がおすすめ
この記事では、石膏ボード(PB)の下地に漆喰を施工する方法を解説しました。
石膏ボードには直接漆喰を塗れないため、下塗りなど下準備が必要です。
もし、調湿性能を期待しているのなら、下地の石膏ボードには期待できません。
漆喰調に仕上がるだけでいいのであれば、本漆喰を選ぶ必要はないと思います。
でも、やはり「消石灰」を配合した「本漆喰」がいいということであれば、調湿性能は、期待されないことです。
まとめ
石膏ボードは、芯材に石膏を用い、表面を厚紙で覆った素材で、軽量で加工しやすく、防火性や施工性に優れていることから、天井や壁の下地として多くの建築現場で採用されています。
現代の日本の住宅で最も広く使われている内装下地材であり、クロスだけでなく、漆喰や珪藻土といった塗り壁を塗る際にもよく使われています。
ただし、表面が紙でできているため吸水性が非常に高く、そのまま漆喰を塗ると、水分が急激に吸収され、ムラや剥がれ、ひび割れといった不具合が生じやすくなります。さらに、石膏ボードは構造的な動きに弱く、ビス穴やジョイント部分が動くことでクラックが発生しやすいため、塗装前の下地処理が欠かせません。
この下地処理を怠ると、時間の経過とともに剥がれや割れが発生し、見た目にも耐久性にも影響を与えてしまいます。そのため、石膏ボードに漆喰を塗る際は、必ず専用の下塗り材を使うことが推奨されています。
石膏ボードの特性を理解し、適切な下地処理を行うことで、漆喰本来の魅力を長く楽しむことができるでしょう。
アトピッコハウスの「漆喰美人」は、石膏ボードに塗ることができる漆喰調塗り壁材であり、専用下塗り材「下塗革命」との組み合わせにより、下地の処理から仕上げまでをスムーズに、美しく仕上げることができます。
▶漆喰の2倍調湿する漆喰調塗り壁「漆喰美人」の資料は、こちらからご請求ください。

よくあるご質問
漆喰と珪藻土は、どちらがお勧めですか?
調湿性能を求めるのであれば、珪藻土がお勧めです。しかし、選定基準が、意匠性ということであれば、好み次第ということになります。漆喰調の塗り壁は、漆喰調と呼ばれるツルっとした仕上がりになりますが、珪藻土は、ツブツブとした「ゆず肌」に仕上がります。実物の塗り見本などをご覧になって、検討されると良いと思います。
漆喰の下地は何?
漆喰には「本漆喰」と「漆喰調塗り壁」があり、本漆喰はアルカリ性が強いので、石膏ボードに直接塗ることが出来ません。下塗材での下地処理が必要です。アトピッコハウスの漆喰調塗り壁「漆喰美人」は、石膏ボードに塗ることが出来ますが、専用の下塗り材「下塗革命」で、下地処理する必要があります。
漆喰壁の乾燥時間は?
商品によって異なりますので、施工要領書を確認しましょう。規定の乾燥時間をすぎても、
内部が固まっていないことがあります。家具や器具を配置して傷をつけないよう、十分に注意をしましょう。
石膏ボードの外し方は?
石膏ボードは間柱にタッカーで固定されているので、力を入れて引っ張ると剥がすことができます。バールで1ヵ所穴を開けて、そこを起点に剥がしての繰り返えすと剥がすことができます。
無料で、資料・サンプル差し上げます
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。