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漆喰でリフォームする費用や目的別対処方法

2021/09/08
2021/09/08

漆喰壁は、新築の段階で採用しても、リフォームで使用しても魅力的な内装材です。ただ、ビニールクロスなど壁紙の施工費用と比較すると、どうしても、金額が高くなります。

では、漆喰でリフォームした場合の相場とは、どの位でしょうか? また、高いといっても、手が届かないほどなのでしょうか? ここでは、漆喰でリフォームする費用、相場、塗る場所による注意事項等をご説明したい思います。

漆喰でリフォームする費用

漆喰リフォームは難易度が高い

漆喰と一口に言っても、本漆喰と、漆喰風とか漆喰調といった商品があり、会社によって、材料も機能も費用も違います。また、塗り方や施工方法も違います。

本漆喰と呼ばれる昔ながらの漆喰は、消石灰が原料で、材料の費用そのものは高くありませんが、施工に手間暇がかかり、その結果、材料と工事費の合計額は、ビニールクロスなど壁紙の施工費用と比較すると、3倍にも、6倍の費用が相場です。

ビニールクロスが安すぎるので、ビニールクロスと比較すると、実際の価格差が見えてきませんが、確実に3倍以上の費用がかかります。

・漆喰の製品価格とリフォーム費用

本漆喰と呼ばれる昔ながらの漆喰壁は、消石灰に「のり」とか「スサ」といった自然素材を加えた塗り壁材です。漆喰そのものは、高いものではありません。漆喰の製造会社が「既調合」した製品であれば、現場で水だけ加えて練ればよいので、製品価格は多少高くなります。

しかし、石灰に「のり」と「スサ」を加えて現場で材料を練るタイプのものであれば、漆喰そのものの価格は高くありません。1㎡あたり500円程度で購入できる漆喰もあります。

漆喰でリフォームをする場合、工事業者に施工を依頼するのか、DIYで施工するのかによっても工事費用の相場は変わります。プロに漆喰を塗ってもらうと、施工面積にもよりますが、平均的に、1㎡あたり、5,000円から6,000円といった費用が相場です。

予算に応じて、どういった商品を選び、また、業者に依頼するのか、自分でやるのか判断されると良いと思います。

・漆喰塗りが割高になる理由

漆喰の素材そのものは安いと言いました。しかし、漆喰壁は、下塗り、中塗り、仕上げ塗りといった3つの重ね塗り工程があり、手間暇がかかるので、結果、費用は高くなります。また、昔の漆喰壁と違い、現在は、下地が石膏ボードなので、下塗り、仕上げ塗りといった2つの工程で漆喰壁が完了するという製品が主流になっている点がポイントです。

重ね塗りする手間暇分の費用が、そのまま価格に反映されますから、漆喰リフォームは高くなるのです。漆喰でリフォームする目的次第では、漆喰風とか漆喰調の塗り壁の方が、希望に叶う可能姓があります。漆喰は塗料と違い、調湿性があり、部屋の空気をキレイにしてくれます。

・珪藻土と漆喰リフォームの違い

漆喰と同じく人気の塗り壁に珪藻土がありますが、漆喰と珪藻土では、まったく別物の製品です。漆喰は石灰(せっかい)を原料としており、珪藻土は珪藻(けいそう)を原料としています。

また機能や特徴にも違いがあって、漆喰壁は、ツルっとした仕上がりになりますが、珪藻土は、ツブツブした仕上がりになり質感が違います。調湿性があって、湿気を吸収し、カビなどの予防になるという点では、漆喰壁も珪藻土も機能、特徴に問題ありませんが、調湿効果を比較すると、珪藻土に軍配が上がります。

カビ対策は、珪藻土のほうが優れているといても、品質の悪い珪藻土だと、珪藻土そのものにカビが生える可能性があるので、カビ対策を考えて珪藻土を採用されるのであれば、採用される製品の調湿性能を確認しておくべきです。

費用の相場を比較すると、漆喰壁よりも珪藻土のほうが少ない予算で工事できます。費用が違う理由は、施工方法が違う点です。

珪藻土の塗り壁は、漆喰壁のように下塗りを必要としないケースがあるからです。もちろん購入される会社によっては、珪藻土であっても下塗りを必要とする場合がありますので、製品情報を取り寄せ、費用、施工方法等を比較検討されると良いと思います。

>>漆喰調塗り壁「漆喰美人」は、漆喰の2倍調湿します

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漆喰リフォームの場所別対処方法

漆喰の施工写真

漆喰リフォームを思い立ったとき、トイレとか玄関に塗りたいと考える方がいます。しかし、トイレは、工事の難易度が高く初めての方にはお勧めできません。また室内が快適になるとか消臭効果が期待できるといっても、ほんの少量漆喰を塗っただけでは、それほど効果は発揮しません

では、部屋の内装や、外装、屋根等、施工する場所に応じて、対処方法をご説明したいと思います。

・トイレと玄関難易度が高いのは?

トイレは、畳1畳程度の広さしかありません。面積が狭いから、簡単な気がしたり、消臭効果を期待して、まず手始めとしてトイレから始めたいと考える方が多いのは事実です。しかし、デメリットとしては、トイレは狭いので、作業性が悪いのと、角が4箇所あるので、慣れないと、角の処理に困るのです。

入隅(いりずみ)と呼ばれる凹んだ角は、専用のコテが必要になります。

また、玄関に漆喰を塗りたいというご希望も、良く聞かれるニーズの1つです。しかし、慣れていない段階で玄関の漆喰リフォームを実施すると、美しく仕上げることが出来ず、後悔される事例となります。

・リビング、寝室どっちがオススメ?

漆喰リフォームをプロの工事業者に依頼するのか、自分で施工するのかにもよりますが、美しく綺麗に仕上げたいという場合は、工事業者に依頼すると確実です。

リビングは、来客の目に触れることを考えると、プロの左官屋さんに塗ってもらい所です。ただ、左官屋さんに塗ってもらう場合でも、仕上がりのパターンは、施工日当日立ち会って、指定した方が良いです。

また寝室は、家族だけの空間ですし、1つ1つの壁が、そこそこ広いので、漆喰リフォームをDIYする場合は、オススメの場所です。もし仮に失敗しても、家族だけであれば、ご愛敬といったところで、かえって盛り上がって良いと思います。

目安は、お客様の目に触れても問題ないかどうかという点です。

・キッチンの漆喰リフォーム

漆喰壁は耐火性がありますので、キッチンの漆喰リフォームにも問題なく利用できます。漆喰は白い壁ですが、不思議と油煙などにも影響を受けず、いつまでも美しい状態を保てます。

もし来客の目に触れてよいという場合は、自分で漆喰リフォームしてもよいかも知りません。問題は、床とか壁、建具の養生といった対応です。もし、美しく仕上げたいという場合は、間違いなく、プロに対応してもらった方が良いと思います。

・和室の壁を漆喰リフォーム

和室といっても、最近の住宅は、壁も天井もビニールクロスというケースが多いと思います。漆喰リフォームの手順としては、既存のクロスは剥がさずに、直接下塗り、上塗りと仕上げていける漆喰製品も多くあります。

後日のメンテナンスを考えると、オススメの色は、白です。漆喰壁は白が基本の色ですが、メンテナンスも白だと簡単です。

和室だからといって、特別なことはありません。トイレと違って、壁も広いので、工事はしやすいです。来客の目に触れて良いとか、そこそこDIYに慣れている方なら、思い切って挑戦して良いと思います。

・屋根の漆喰リフォーム

屋根や瓦に漆喰が使われているというケースは、今時はよほど珍しいと思いますし、貴重です。そうした建物は、大切にメンテナンスし、長く残したいものです。

漆喰は、耐水性がありますから、屋根瓦の接着剤としても使われています。ただ、屋根の漆喰リフォームは、高所作業であることを考えると、工事業者さんに施工を依頼することを強くお勧めします。難しいし、危険です。

職人さんに支払う費用の目安は、狭い面積であれば、日当計算となり、一人1日25,000円とか30,000円といった金額が相場です。

しかし、足場を組んだり、現場を養生する費用、残材とかゴミを処分する費用、建築会社の営業経費などが別途計上されるので、職人さんの人工賃だけでは収まりません。

ただ、職人さんに仕上げてもらうと、確実に美しい仕上げになることは間違いありません。

・土壁の漆喰リフォーム

戦後の住宅は、ほぼ100%下地が石膏ボードです。壁が土壁になっているという建物は、戦前の建物であるか、その前後の建物だと思われます。竹木舞(たけこまい)という下地の骨組みを作って、その上に、下塗り、中塗り、仕上げ塗りと重ね塗りして仕上がります。

手間暇のかかる作業です。費用も掛かっています。

その土壁を漆喰でリフォームする場合は、最低、下地の補修からスタートしないとなりません。崩れている箇所は剥がして、土壁を塗っていく訳です。

補修の程度にもよりますが、軽度な場合は、下地用の漆喰を塗って、その後、仕上げの漆喰を塗ることも可能です。

・外壁の漆喰リフォーム

外壁の漆喰リフォームも、高所作業となりますので、足場を組む必要があります。外壁の低い部分の一部であれば、崩れている箇所を剥がして、下地用の漆喰で補修し、その後、仕上げ用の漆喰を塗って、補修することも可能です。

参考としては、手が届かない位置の汚れとか、カビ、崩れといった場合は、工事業者の方に依頼することを検討した方が良いです。

・マンションの壁を漆喰リフォーム

マンションの内壁は、ほぼ100%ビニールクロスで仕上がっています。ビニールクロスは、調湿性といった機能性がないので、漆喰でリフォームすると、部屋が快適になります。

既存のビニールクロスは、よほどのことがないと剥がす必要はなく、気軽にビニールクロスの上に直接、下塗り、仕上げ塗りと、漆喰を塗っていくことが出来ます。来客の目に触れない寝室や子供部屋といった家族だけの広いスペースから実施すると、DIYの場合、気軽に挑戦でき、練習にもなります。

>>漆喰調塗り壁「漆喰美人」は、DIY施工も可能です

花の塗り壁 漆喰美人

現状の壁の状態による漆喰リフォーム

現状の壁が、クロスなのか、漆喰なのか、砂壁なのかといったことと、現在の状態が、どういう状態なのかによっても、対処の方法と、乾燥、使う材料も変わってきます。

また、部分的に漆喰リフォームするのか、全面的に漆喰リフォームするのかによって、施工方法も変わります。場合によっては、補修せずに放置しておいた方が良い場合もあります。一般的に、漆喰などの塗り壁は、経年変化を楽しむものです。

・クロスの漆喰リフォーム

今の一般的な家の壁は、ほぼ100%ビニールクロスです。しかし、自分の家の壁の素材がビニールクロスで出来ていて、それがどんなものかを知っている方は多くないのが現実です。

建物の内壁のほとんどがビニールクロスで仕上がっているという異常な状態なのは、日本だけです。こんなに湿気が多い国なのに、ほぼ100%調湿しないビニールクロスで仕上がっている訳です。

クロスを漆喰にすることは難しくありません。壁紙の汚れをとって、壁紙が剥がれてこないよう、タッカー(建築用ホチキス)を打って、その後、下塗り用漆喰、仕上げ用漆喰を塗れば仕上がります。

ただ、DIY施工の場合は、道具の準備から、消耗品の購入、現場の養生、後片付け、ゴミの処分まで含めて、DIYであるという点に注意が必要です。

漆喰の塗り方は、こちらをご参照ください

・漆喰の壁のリフォーム

現状の壁が漆喰だという場合は、必要とされる補修内容によって、対処方法が変わります。ひび割れであれば、ヒビをふさぐ必要がありますし、崩れなら、崩れを補修する必要があります。

軽度な場合は、DIYで漆喰リフォームすることも可能ですが、ひび割れが広かったり、深かったりした場合は、工事業者さんに依頼すべきです。

また、部分的な補修は、プロが工事しても、完璧に、分からなくはなりません。ある程度、補修箇所は目立つのです。ただ、自分で補修するよりは確実にきれいに仕上がります。

・砂壁をリフォームして漆喰にする

戦前、戦後の古い建物の壁は、砂壁とか繊維壁といった塗り壁が多く使われていました。特に、砂壁よりも繊維壁の方が多く、繊維壁の補修は、ほぼ100%剥がす必要があります。

砂壁も、表面を触って、ボロボロするようであれば、剥がした方が無難です。無理に、砂壁の上に漆喰を塗ると剥がれてくる可能性があるからです。

砂壁や繊維壁といった古い塗り壁は、表面を剥がすと、固い「下地」が出てくるので、その上から、下地用漆喰、仕上げ用漆喰と塗っていけば、漆喰リフォームは仕上がります。

漆喰リフォームDIYの難易度と費用

DIY施工

漆喰リフォームも、それなりの仕上りでよければ、DIYも可能です。ただ、美しく仕上げたいと思う場合は、工事業者に依頼した方がよいです。もし、漆喰リフォームをDIYする場合は、「来客の目に触れない」「大きな壁」からスタートされるのが良いと思います。

よく、トイレから始めたいという人がいますが、トイレの施工は難易度が高く簡単ではないので、お勧めできません。また、玄関やリビングなど、見た目を気にする箇所もDIYはオススメできません。

トイレは狭いので、作業性が悪いです。

・DIYで施工するか、業者に依頼するか?

漆喰リフォームには、下地用漆喰、仕上げ用漆喰といった製品代の料金のほか、工事費がかかります。プロに工事を依頼した場合、高い技術と経験が期待できる代わりに、高額な料金を請求されると心配されると思います。

DIYの場合、自分で工事しますから、高額な料金がかかりません。しかし、漆喰リフォームを実施する範囲と、現状の壁の状態によっては、プロの職人さんの技術がないと難しい場合もあります。

何度もお伝えしていますが、漆喰リフォームのDIYは、道具や消耗品の購入、準備から養生その他の施工準備、施工後の片付けまで含まれます。プロに工事を依頼すれば、道具を揃える必要がありませんが、消耗品その他は、DIYもプロの施工業者に依頼するのも同じです。

プロに相談するか、DIYするか、どちらが自分に向いているのか比較検討されると良いと思います。

・道具、消耗品の費用も必要経費

漆喰リフォームをDIYで施工する場合は、職人さんがやる作業を全部自分でやらないとなりません。また、プロが使う道具と同じものを用意し、施工場所の養生とか、片付け、ゴミの処分といった作業も必要となります。

プロの工事業者に工事を依頼した場合は、それらの費用は、全部、料金として請求されますが、漆喰リフォームをDIYする場合は、全部自分で揃えなくてはなりません。

プロの工事業者に依頼する場合と、DIY施工を比較して、必要ないものは、「施工に必要な道具」の準備だけです。

現場を養生する消耗品は、プロが工事する場合も、DIY施工する場合でも必要となる経費です。

漆喰壁のメンテナンス

漆喰壁のメンテナンスは、簡単なものであれば、DIY出来ます。しかし、部分的なメンテナンスは、補修跡が、目立ちます。これは、プロに工事を依頼しても、DIYしても、同じです。

また、漆喰は「白」色が基本ですが、メンテナンスしやすい色も、白です。色付きの漆喰は、施工が難しく、メンテナンスの難易度も高くなります。

簡単な汚れであれば、消しゴムで取れる場合もありますし、アクリルスポンジ、サンドペーパーなどで対処できる場合もあります。ただし、汚れが取れても、メンテナンス箇所が目立つので、よりインバクトの小さい方法から順番に試すことをお勧めしています。

漆喰のメンテナンスの詳しい解説は、こちらをご参考ください。

>>漆喰のメンテナンス、汚れの取り方

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まとめ

漆喰リフォームは、DIY施工も可能です。プロに工事を依頼した場合との違いは、「施工に必要な道具類」を用意しなくて良いといった点と、実際の施工作業を自分でしなくて良いといった違いです。

プロに工事を依頼しても、自分でDIYしても、消耗品の費用、ゴミの処分の費用等は必要になります。

また、自分でDIYした場合、職人さんに払う工事代は必要ありませんが、その分、自分で作業しないとなりません。一番のポイントは、準備や、後片付けといったことを含めたDIY作業を、楽しめるのかどうかといった点です。

上記の費用と手間暇を参考に、DIYが良いのか、ブロに工事を依頼した方が良いのか検討されると良いと思います。

>>漆喰調塗り壁「漆喰美人」は、高性能なプロ用の製品です

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よくあるご質問

漆喰リフォームは、DIY出来ますか?

難易度は低くありませんが、漆喰リフォームをDIYで施工することは可能です。プロに依頼した場合との違いは、仕上がりの美しさですが、部分的な補修の場合は、補修跡を完全に消すことが出来ないので、大差はありません。

漆喰美人の補修は簡単ですか?

アトピッコハウスの漆喰調塗り壁「漆喰美人」は、プロ用の商品ですが、DIYも可能です。DIYによる補修も可能ですが、粉で届くので、水で練らないとならない点だけ面倒です。また消石灰を使っていないので、DIYの安全性は高いです。

DIYに向かない人は、どんな人ですか?

道具の準備、施工現場の養生、マスキング、施工、後片付け、ゴミの処分まで含めてDIYなので、そうした一連の作業が面倒とか大変と考える方は、DIYには向かないと思います。少ない面積でも、一連の作業は同じなので、作業を楽しめない方は難しいです。

漆喰リフォームのおよその費用を教えてください。

漆喰の製品単価は、1㎡あたり2,000円程度だと思います。施工賃は、4,000円程度と考えると、プロの工事業者に漆喰リフォームを依頼した場合、材料と工賃の合計の費用は、1㎡あたり6,000円程度と考えると良いと思います。

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