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布クロスを選んでみる価値

家づくり 布クロスを選んでみる

2017/09/29
2021/12/02

家づくりは、どんなに希望をハウスメーカーに伝えても、
なかなか思いが伝わりきらず、理想からかけ離れてしまう事がありますね。

当社にも、日々様々なお問合せを頂きます。
その中で先日、頂いたお問合わせです。

「天井が吸音材で、部屋全体を左官材では、
施工が難しいというお話で・・・ペンキかビニールクロスで
施工したらどうですか?と業者に提案されているんですが、
左官材は本当に吸音材にはせこうできませんか?」

少し残念そうにお客様からお問合せを頂きました。

きっとお客様には、自然素材の左官材で家全体を施工することで、
素敵な家づくりを思い描いていたはず。

左官材を吸音材の上に施工することはリスクがあります。
それは確かなことです。

でも、その代わりがペンキやビニールクロスの提案では、
お客様のお気持ちを察すると少し残念なような気がします。

そんなときに少しお話させていただいたのが、「布クロス」です。

布クロスってどんなもの?

布クロスを選んでみる価値

自然素材の内装材メーカー、アトピッコハウスの小倉です。

布クロスを使用されているのを見たことはありますか?
布クロスはレーヨンのような木から採取したセルロースを再生した
繊維や綿、麻、絹などが原料として用いられています。

これらの原料から編み物や織物、不織布などの手法で布を作ります。
この布を紙に裏打ちすることで製造したものが、
布クロスと言われています。

布クロスが施工してある場所を見たことはありますか?

めったに使われない布クロスを使って内装工事することで、
ほかの住宅には見られない質感を与えてくれる内装材ですね。

何故壁の基本はビニールクロス?

現在日本の家屋では、90%以上がビニールクロスを
用いているとされています。

反対に布クロスが日本の住宅で使われているシェアは1%にも
満たないといわれています。

ビニールクロスの場合、色やデザインのバリエーションが
豊富にあります。

ですから自分のイメージにマッチするものが見つかりやすいです。
また定価も1000円前後で安価で施工できます。

施工業者もメリットがあります。
ビニールクロスの場合、施工がしやすいですし、
クレームになりにくいといったところが魅力です。

リフォームを業者に依頼した場合、ビニールクロスを中心に
提案してくれるところが多いですね。

ビニールクロスを業者が推すのには、施工のしやすさ、
安価なども関係しているのです。

布クロスとビニールクロスのメリットとデメリット

丈夫さが魅力の布クロス。
ビニールクロスは安価で内装工事をお願いできるメリットがあります。

しかし劣化が対象的。

デメリットになるのかはそれぞれですが、

ビニールクロスの劣化は早いです。

住宅によって多少違いはありますが、だいたい5~10年も経過すれば
交換のタイミングといわれています。

ビニールクロスの劣化が早い理由として、静電気が発生するからが挙げられます。
静電気の力で、ほこりなどの汚れを吸い寄せてしまうのです。
またビニールクロスの場合、ちょっとひっかけてしまうと破れる恐れがあります。

布クロスの場合、このような静電気は発生しません。
このため、ほこりなどが付着しにくく長くきれいな状態で愛用できます。
また、布クロスの場合、多少表面をひっかけた程度であれば破れることはないです。

正しくメンテナンスをすれば、長く使い続けることが可能です。

では布クロスを購入するデメリットはなんでしょうか?
布クロスの場合、ほかの素材と比較するとどうしても値段がします。
内装工事にはほかの壁紙素材と比較すると多少時間がかかってしまう
事も上げられます。

また、布クロスはビニールクロスと比較すると、
汚れが付着しにくく、長く使えるのがメリットとお伝えしましたが、
汚れてしまった時の正しいメンテナンスがパッと思いつかないという
デメリットも一方ではあります。

汚れが付着した場合、ビニールクロスなどのように
水拭きをしてきれいにするわけにはいかないからです。

もし汚れをきれいにしたければ、消しゴムを使うもしくは
粘着テープを使ってペタペタはがしとるような形になります。
このような対策ではある程度きれいにできます。

ナチュラルな部屋に演出できる

自然素材を選ばれる方の傾向として、ナチュラルテイストの
コーディネートを好まれる方が多いです。

布クロスは布素材を使っているので、
自然素材にこだわりたい・ナチュラルスタイルの
インテリアコーディネートを希望している人にもおすすめです。

布クロスを壁紙として用いることで、自然の風合いが空間に広がります。

またビニールのように平面ではなく、立体感があるのも魅力です。
しかもその凹凸も自然な感じなので、高級感を演出するのにもってこいの
ツールといえます。

ホテルなどに使われる事が多いのもその例の一つですね。

布クロスの多様性

布クロスの場合、キッチンでは使えないと思っている人もいるでしょう。
火を扱いますので布クロスにもしもの場合、燃え移ってしまうのではないか
という懸念もあるでしょう。

しかし最近の布クロスの中には、防火認定されているクロスも出てきているので
キッチンに活用することも可能です。

このようにいろいろな機能を持った布クロスが販売されているので、
自分の用途にマッチするものがきっと見つかるでしょう。

いかがでしたか

家づくりの際、
布クロスの存在は待っていても知ることは出来ないかもしれません。
でも、間違いなく壁材の選択肢の中には存在します。

塗り壁材は使えないけど、ビニールクロスは避けたいなという時、
ビニールクロスに+αで施工できる布クロス。

選択肢の一つとして知っていたら、家づくりの夢も広がりますね。

アトピッコハウスにも「すっぴんクロス」という布クロスの
ご用意があります。ぜひご検討くださいね。

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