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布クロスも自然素材

住宅の壁紙は、ビニール以外の選択肢もある

2018/07/06
2021/10/13

普通に住宅の壁紙というと、ほぼ100%
ビニール壁紙を意味します。

そして、「普通」の人は、「それ以外」の選択肢があることも
知りませんから、「大きな見本帳」を渡され、

その中から「色柄」が気に入った「ビニール壁紙」を
選ぶことになる訳です。

別に、それが日本の住宅においては、普通のことですが、
こんなに、ビニールを壁や、天井に貼って仕上げている

住宅は、日本だけです。

色柄は、豊富だし、工事もし易いし、価格も安いので、
ビニール壁紙は、ある意味、優秀な内装材かも、

知れません。
しかし、調湿しないし、火災になると危険であったりもします。

では、ビニール壁紙以外の選択肢は、
どんなものがあるのでしょうか?

解説してみたいと思います。

普通に頼むと、ほぼ100%ビニール壁紙

布クロス

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です。
始めて家を建てる人、あるいは、リフォームする人。
ほとんどの「普通の人」は、住宅の壁紙が

ビニールで出来ているとは思っていません。
あるいは、普通に「ビニール壁紙」と認識していても、

その「ビニール壁紙」が、どんな壁紙なのかを
認識していないと思います。

それほど、普通の選択肢になりましたし、
特別な指定をしない限り、普通のことです。

しかし、「ビニール壁紙」のビニールとは、
「塩化ビニール」のことです。

もちろん、調湿性能はありませんし、燃えると、
塩素ガスが発生して、危険でもあります。

といっても、火事を想定して、壁紙を選ぶ人は少ないと思います。

色柄が優先であれば、ビニールでもいいかも?

ビニール壁紙は、もの凄く大量の品数があります。
大手の壁紙メーカーなどは、

20cmも、30cmもある分厚い見本帳を作っています。

そして、その中には、何百種類、あるいは、
1000種類を超えるサンプルが貼られています。

住宅に「快適性」とか「調湿性」とか「豪華さ」といった
ことを期待しないのであれば、

ビニール壁紙の見本帳の中から、気に入った
色柄の壁紙を選べばいいと思います。

しかし、ビニール壁紙は、塩化ビニールが原料ですので、
調湿性は、ありません。

床が合板フローリングで、壁・天井がビニール壁紙だとすると、
室内に、調湿する素材はありません。

だから窓が結露するとか、カビが生える
といったことが起こるのです。

自然素材クロスは、布か紙

住宅の壁紙で、ビニール壁紙以外の選択肢と言えば、
「布クロス」とか「紙クロス」ということになります。

そもそも「壁紙」というものは、布(反物)に、
裏打ちの紙を貼って、壁に貼れるようにした、

内装材です。

そして、「紙クロス」の場合も、和紙などの紙を
そのまま壁に張る訳ではないので、

やはり「裏打ち」の紙を貼って、
壁に貼れるようにします。

大手でも、「布クロス」や「紙クロス」を
扱っている場合もありますが、

商品点数が少ないし、余計なコーティング処理をしている
製品が多いようです。

もちろん、「火気使用室」などは、「難燃処理」した壁紙を
張らないとならないことになっていますが、

居間とか寝室といった部屋は、「難燃処理」した
壁紙を張る必要がありません。

布クロスや紙クロスも、難燃処理すると、
せっかくの素材が台無しになります。

それと、薬品の影響で、汚れやすくなります。
だから、薬品処理をしていない布クロスや、紙クロスでいいのです。

ビニール壁紙には、調湿性はない

ビニール壁紙は、塩化ビニールを原料にしている
という話をしました。

ビニールですから、湿気を吸ったり、吐いたりという
性能は、ないです。

調湿性能というのは、部屋の中の素材が、
余分な水蒸気を吸ったり吐いたりして、

快適な状態を保ってくれることを言います。
布クロス、紙クロス、塗り壁、無垢フローリングなど

自然素材と呼ばれるものは、この調湿性という
性能が備わっています。

それは「原料そのもの」が「調湿性能」を持っているからです。

しかし、ビニール壁紙の原料である塩化ビニールには、
調湿性能は、無い訳です。

壁紙に調湿性を求めるなら、布クロス

住宅の壁紙に調湿性能を求めるなら、自然素材系の
壁紙を選ばれることをお勧めします。

紙クロスよりも、布クロスの方が、調湿性能は高いです。
そして、コーティング処理とかしていない製品の方が、

調湿性能は、高いです。

また、布クロスは、高級ホテルの内装や神社仏閣に
使われることもあり、高級な素材です。

調湿性といった機能面もさることながら、
ナチュラルな質感は、目にも優しく、

かつ、豪華です。

洋服と一緒なので、シミなどを付けた場合は、
取れませんが、

多少の汚れなら、自然に馴染んで、気にならなくなります。

いかがでしょうか?

住宅の壁紙の「選択肢」は、広がったでしょうか?
壁紙には、ビニール壁紙以外にも、

布(織物)で出来た布クロス、和紙等の紙で出来た紙クロスと、
多種多様にあります。

しかし、「普通のクロスでいいです」というと、
100%ビニール壁紙になってしまいます。

もちろん、色柄が最優先事項ということであれば、
ビニール壁紙でいいと思いますが、

もし、壁紙に、調湿性能とか、豪華さとか、
質感の良さというものを求めるのであれば、

ビニール壁紙ではなく、布クロスや、紙クロス
という選択肢を選ばれても良いのではないかと思います。

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