アトピッコハウス ブログ
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24時間換気しているのにカビが生えた~!

2019/11/14
2022/06/23

夏は湿気、
冬は結露と、
カビの発生しやすい環境が整っている日本。

24時間換気システムが義務化されても、
日本のカビ事情が
劇的に改善したという印象はありません。

カビは条件が整えば、
何処にでも、いつでも発生します。

カビのイラスト

カビ菌は、
じ~っと、
チャンスを待っているのです。

24時間換気しているから、部屋を閉め切っていても大丈夫と考える方もいますが、今の家は、ビニールクロスと合板フローリングといった「調湿しない」素材で出来ていますので、換気が不足すると、かりに24時間換気システムを動かしていても、カビは発生します。

アトピッコハウスには、珪藻土塗り壁「はいから小町」という調湿性能の高い塗り壁製品があります。
こちらは、一般的な漆喰の6倍調湿するので、カビ対策になると言えます。しかし、それでも、換気は重要です。

漆喰の6倍調湿する珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗壁 はいから小町

24時間換気システムのおさらい

いつかは使いたい自然素材ではなく
いつもの自然素材メーカーへ。
アトピッコハウス(株) ごとうひろ美です。

高気密高断熱の住まいが増加する中、

計画的に室内の空気を入れ替えるために、
24時間換気システムの設置が
義務化されました。

2003年のことで、
今から16年ほど前になります。

建築技術の向上により、

真冬でも薄着で過ごせる暮らしになりました。
お陰でアイスが1年中食べられるようになりましたが、

反面、換気が不十分となりやすく、
健康被害も報告されたことから、
強制的に室内の空気を入れ替える
24時間換気システムが導入されました。

平たく言えば、

窓を開けて空気を入れ替えることから、
機械に空気の入れ替えをしてもらう暮らしになった、
ということです。

24時間換気システムを導入すればカビが発生しないのか

機械による強制的な空気の入れ替えは、
結露や湿気などの
カビ対策にも大きな期待がありました。

共働き世帯が多い今、
窓を開けて空気を入れ替えない家庭も少なくありません。

また暖房器具も変わり、
石油ストーブの使用頻度が、
ぐっと低くなりました。

石油ストーブもカビのもと

二酸化炭素が発生する石油ストーブは、
定期的な換気が必須で、

せっかく温まった空気が逃げることも厭わず、

母親が窓を全開にして空気を入れ替え、
家族が寒いと文句を言うという光景は、
すっかり昔のライフスタイルとなってしましました。

でも、この窓を開けるという行為は、
なかなか捨てたものではないのです。

確かに機械が自動的に換気をしてくれれば、
空気の入れ替えを忘れて、
二酸化炭素中毒になる危険性が激減します。

でも、カビ相談はゼロにはなっていないですし、
市場には相変わらず、
カビや湿気対策グッズが並んでいるというのも、おかしな話です。

つまり24時間換気システムを
過信し過ぎてはいけない、ということなのです。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、漆喰の6倍調湿します。それでも、定期的に喚起し、珪藻土が貯め込んだ湿気を逃がして「調湿機能」を復活させる必要があります

カビ対策になる珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗壁 はいから小町

なぜ24時間換気しているのにカビが発生するのか

カビの発生原因は、4つ。

  • 湿気
  • 温度
  • 養分(エサ)
  • 時間

日本の湿度と温度は、
カビにとって快適で、

人が暮らせば養分となるアカやフケが発生し、
時間をかけて、
カビが成長をしていきます。

寒い地域より、
暖かい地域のほうがカビが発生しやすいのは
温度が高いからで、

寒い地域でも、
家具の裏側などに、
カビを発見することができるのは、
時間が関係をしています。

いずれにしても、
ゼロにすることは不可能なのです。

では24時間換気していて、
湿度も低く保っているのに、
なぜ家具の裏側などにカビが発生してしまうのでしょうか。

それは相対湿度と、表面湿度違いなのです。

空気の流れを意識すればカビのリスクは低くなる

あまり聞きなれない

  • 相対湿度
  • 表面湿度

という2つの単語ですが、

24時間換気シシテムを稼働させていて、
カビが発生してしまうのは、
表面湿度が関係をしています。

ものすごく大雑把に説明すると、

部屋全体の湿度量は相対湿度で表し、
表面湿度は、
主に壁の表面の湿度量となります。

24時間換気システムは、
相対湿度を感知して、

相対湿度を快適な数値に保つように動いてくれます。

でも空気が長い時間滞留する家具の裏側は、
湿度と時間という2つの要因で、
カビが発生しやすい環境になっているのです。

24時間換気システムでは、
家具の裏側や、
クローゼットの奥などの空気の入れ替えまではできませんから、

そこで小さく発生したカビが、
室内に充満するリスクは秘めているのです。

珪藻土塗り壁「はいから小町」は、珪藻土の調湿機能を損なわない「製品構造」になっています。

なぜ、調湿性能が高いのか、詳しくは、製品ページをご参照ください

珪藻土塗壁 はいから小町

室内と外気の温度差で表面湿度が高くなる

高気密高断熱の住まいは、
1年中、快適な室内を提供してくれる住宅ですが、
外気温との差が大きくなりやすいという側面があります。

冬になると目にすることの多い結露は、
この外気温との差により発生します。

つまり壁表面は

  • 結露による湿度過多
  • 人の手が触れることでアカなどの養分過多
  • 滞留する空気は温度が高くなりやすい

浮遊スルカビのイメージ

という3つのカビ発生リスクを抱えています。
そのため、

  • 24時間換気システムを導入し
  • 外気との温度差による結露対策をした住宅でも
  • 大人でも壁に手をつくことはありますから

カビが発生してしまうことはあるのです。

24時間換気システムへの過信は禁物

機械設備は故障をするリスクがありますが、
それ以上に危険なのは
頼りすぎることだと考えています。

過信してはいけないのは、自然素材も同じです。

自然素材の調湿性能は機械とは違い、
故障するリスクはありませんが、
その機能が無限大ではありません。

アトピッコハウスの自然建材は、
高い調湿効果が自慢ですが、

  • 使用面積を広くする
  • 窓を開けるなど家全体で空気が流れるように手伝う

窓を開けて換気がオススメ

ことをお願いをしています。
壁1面では効果は期待できませんから
多少費用が掛かりますが、
機械と違い故障することも、メンテナンスも必要ありません。
そして24時間換気システムだけでは
滞留する箇所がたくさんあることを、

理解した上で、
自然建材とお付き合いをいただければと思います。

無料で、資料・サンプル差し上げます

アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

珪藻土塗り壁「はいから小町」の資料は、こちらからご請求ください

珪藻土塗壁 はいから小町