アトピッコハウス ブログ
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畳

畳って どこに売ってるの?

2019/11/19
2021/09/30

新築マンションや、
建売住宅から畳が減って久しいですが、
ここ1-2年、畳を希望される方が増えてきました。

畳が大好きな私としては、
喜ばしい限りです。

畳って、便利なんですよね。

  • 部屋の用途をフレキシブルに変えられる
  • フローリングより転んでも痛くない
  • ごろ寝やうたた寝に最適
  • 布団派の方は夏はフローリングよりも涼しく寝られる
  • 新畳の香りに癒される
  • オリジナル床材だから日本の気候風土やライフスタイルに合っている

というメリットの反面、
デメリットもあります。

  • 数年に一度のメンテナンスにお金がかかる
  • 畳が靴下についてイラっとする
  • フローリングよりもダニやカビのリスクが高い

畳のメリットを十二分に享受していただくために、
デメリットの上手な回避方法をお伝えします。

畳のデメリット1 数年に一度のメンテナンス

いつかは使いたい自然素材ではなく
いつもの自然素材メーカーへ。
アトピッコハウス(株) ごとうひろ美です。

本物の畳は、植物だけでできているため、
フローリングよりも強度が劣ります。

そのため数年に一度の
メンテナンスが必須なのですが、
最近はメンテナンスフリーのビニール畳や、
ケミカル加工して丈夫にした和紙畳なども登場しています。

居酒屋などでも見かけますが、
肌ざわりなどは二の次で、
和室風にしたい方は、ビニール畳をお勧めします。

介護現場でも便利ですね。

でも畳のグレード次第で、
メンテナンス回数は減らすことができるんです。

確かにグレードの高さに比例して、
お値段も上がりますが、
畳の部屋は6畳1部屋が一般的。

1畳で3,000円の差額だとすると、
6畳で20,000万円弱。

3,000万円の注文住宅で考えれば小さな差額です。

その小さな差額で、
最初のメンテナンスが2-3年長くすることできるんです。

畳のデメリット2 畳が靴下にくっついてイラっとする

和室というと、
表面がボロボロして嫌だなぁという印象の方、
いらっしゃいますよね。

植物で作られている畳は、
メンテナンスが不足していると、
草がボロボロしてしまい、
おがくずのような物が靴下についてしまうんです。

それがまた、
なかなか取れないのでイラっとするんですよねぇ。

そのためにも定期メンテナンスが必要ですし、
畳表面のボロボロは
メンテナンスの合図でもあります。

畳のデメリット3 ダニやカビのリスクが高い

ダニやカビは
環境が整えば、どこにもで発生するのですが、

フローリングよりも、
畳の方が環境が整いやすく、
発生した時に、目立ちやすいという特徴があります。

畳が青い(グリーン)の間は、

水分を多く持っている状態なので、
カビの発生リスクが高くなります。

そのため納品後1年ぐらいは、

今までよりもコマメにお掃除をしたり、
窓を開けて空気を動かして、
入れ替える必要があります。

24時間換気を稼働していても、
窓を開けて、空気を動かして欲しいのです。

それでも環境によってはカビが発生することがありますが、
薬剤処理をしていない本物の畳は、
そんなもんです。

カビが生えた時に、
キチっと処理ができれば、

あとは手抜きでも大丈夫ですが、
それも面倒だなぁ、という方は、
薬剤処理した畳にすると良いかもしれません。

薬剤処理した畳については、
近所の畳屋さんにお尋ねくださいね。

一般的な畳は、ほとんど薬剤処理していますから。

畳の素材構成

昔ながらの畳は、
3つの素材で構成されています。

  • イ草(畳の表面)
  • ワラ(畳の芯)
  • ヘリ(周囲の布)

畳表面はイ草という種類の草で、
ワラはお米を収穫した後の稲ワラです。

日本人にとってお米は大切な植物。
稲の語源は「命の根」という説がありますし、

ひな祭りでいただく「ひなあられ」は、
米びつに残った米粒を、
乾燥させて保管し、

3月に甘くしてお菓子にしたことが始まりです。

日本人はお米をそれだけ大切にしてきました。
大切な、大切な、お米を、
一粒たりとも、収穫後の茎ですら活用したい。

畳の芯(床トコ)として利用する工夫しました。

現代の私たちにとっては、
面倒でお金のかかる畳のメンテナンスですが、
米を、稲を大切にしたいという気持ちをもった昔の方にとっては、
ごく自然な作業の1つだったのです。

畳は日本オリジナル だから気候風土に合っている

地産地消という考え方があります。
主に、食材で使われる言葉ですが、

昔の家づくりは、すべて地産地消だったのです。

家を建てる土地の土を使って壁材をつくり、
柱は裏山の木材を使う。

その土地に根付いた土や、木材を使うから、
完成後も家に無理がありませんでした。
現代となっては、
贅沢な家づくりですが、

昔は、それが当たり前。
海外からフローリング輸入することの方が贅沢なことだし、

漆喰だって日本のものがあるのだから、
地産地消の考え方からすれば、
日本の漆喰を使いたいですよね。

社会構造の変化から、
日本の山の木材よりも、

遠く海外で育った木材の方が安くなり、
すっかり地産地消という発想が家にはなくなりましたが、
畳なら、まだ大丈夫。

もちろん輸入された畳表や、畳床(芯)もありますが、
今なら国産の畳を手に入れることができるんです。

地産地消の床材 特徴1 ワラ床(トコ)

床(トコ)とは畳の芯の部分を指します。
畳といえば、ワラ床(トコ)が当たり前でしたが、

ここ数十年で、
ワラで作られた床(トコ)は激減しました。

その理由は3つ

  • 減反により稲の収穫が減った
  • 機械で稲を収穫すると細かくなりすぎてワラ床(トコ)として利用できない
  • ワラ床(トコ)だとダニが発生しやすいというイメージが定着している

供給と受け入れ側の両方に
理由がありますが、
ワラ床(トコ)を見かけることは少なくなりました。

  • 発砲スチロール
  • 建材チップ

の2つが主流で、
ワラを使っていても
発砲スチロールでサンドされている商品がほとんどです。

軽くて扱いやすいですが、
それは提供者(工事業者)側の都合。
敷きこんだ畳を、
年末に持ち上げて汚れを叩き出すなんて昭和の作業。

どうせ敷きこんだままなら、
クッション性も高く、調質性能を期待できるワラ床(トコ)がいい。

でもワラ床(トコ)が正解ということではありません。
昔と違って、
様々な種類の床(トコ)を選べるのだから、

それぞれの環境にベターな商品を選んでくださいね。

地産地消の床材 特徴2 表(イ草)

畳がボロボロになって、
靴下の裏が、グチャグチャになるのは、

この表(イ草)が要因で、
その理由は、グレードが低いからですが、
グレードの低い表(イ草)は中国産だったからなのです。

だったから…、
そう過去形です。

今は中国産の品質も上がりましたから、
中国産=グレードの
低い畳という方程式は成り立ちません。

場合によっては、
安い国産表の方が品質が低いこともあるのだそう。

恐るべし、中国!

とはいえ畳は、
建売やマンションなどでは重要視されておらず、
どうしてもグレードの低い表(イ草)が使われます。

同様に賃貸住宅でも、
最低レベルの畳です。
賃貸は、人が出たら張り替える必要があり、

どうしても、そうなってしまうのですよね。

本物を見たことがないと、
そのものの良さが見えなくなる。

畳って、その代表格のような気がします。

日本人の暮らしから畳がなくなって久しい。
ちょっと前までは、
畳=おばあちゃん家でしたが、

最近は、おばあちゃん家がマンションとなり、
畳の部屋がありません。

60歳ぐらいの方がマンションを購入した頃、
畳が避けられていましたものねぇ…。
そして今、

畳を見たことがない世代にとって、
デメリットのイメージはなく、
古くて、新しい日本オリジナル床材、という立ち位置。

だから畳の人気が上向いていて、
クッションのように手軽に利用できる置き畳が、

インテリアショップで売られています。

手軽な置き畳からでも、
畳に触れていただき、

その中の数名が、
地産地消の畳に関心を持っていただけるようになれば、
嬉しく思います。

アトピッコハウスの畳は、
純国産の ほんものたたみ。

全国発送は出来かねますので、
鎌倉周辺地域の方へのみ、お届けしています。
ほんものたたみ