調湿性で変わる住環境 | 快適な家づくりをするには?
家の中で、「なんとなくジメジメする」「乾燥すると喉が痛くなる」「部屋干しのニオイが気になる」と感じたことはありませんか?
このような不快感は、実は室内の湿度が大きく関係しています。
暑かったり、寒かったりすると、温度ばかりに注目されがちですが、暮らしの快適さを左右する大切な要素の一つが「湿度」です。
そこで、今注目されているのが「調湿性」です。
日本は四季があり、梅雨の湿気や冬の乾燥など、1年を通して湿度の変化が大きい国です。そのため、調湿性を意識した住まいづくりは、毎日の快適さや健康、住まいの長持ちにもつながります。
今回は、調湿性を初めて知る方にもわかりやすく、調湿性の基本から住環境への影響、素材の種類など、詳しく解説していきます。
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目次
調湿性とは何か?

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの伊藤です。
調湿性とは、空気中の湿気を吸収したり、放出したりすることで、室内の湿度を快適な状態へ近づける性質のことです。
湿度が高い時は余分な湿気を吸い取り、乾燥している時には蓄えていた水分を放出します。つまり、調湿性とは「湿度を自然にコントロールする機能」ともいえます。
日本の住宅は、湿気や乾燥による不快感が起こりやすいため、調湿性のある家づくりが重要になります。
調湿性と除湿の違いとは?
調湿性と似た言葉に「除湿」がありますが、この二つの役割は異なります。
除湿は、空気中の水分を積極的に取り除く機能です。除湿器やエアコンの除湿運転が代表的で、湿度を短時間で下げる力があります。
一方、調湿性は湿度を下げるだけではなく、乾燥時には貯めていた水分を放出し、湿度を適度な状態に整えてくれます。
つまり、「除湿=湿気を減らす」、「調湿=湿度を整える」という違いがあります。
なぜ調湿性が重要なのか?
日本は季節によって湿度変化が大きい国で、特に梅雨はジメジメ・夏の蒸し暑さ・冬の乾燥などは多くの人が悩みやすいポイントです。
さらに、近年は住宅に高気密や高断熱化が進み、湿気がこもりやすくなっています。
その結果、カビやダニ・結露・ニオイなどの問題が起こりやすくなっています。そこで、調湿性のある素材を住宅に取り入れることで、室内環境をより快適にしやすくなるのです。
調湿性が住環境に与えるメリット
それでは調湿性があると住環境にどのようなメリットがあるのか解説します。
メリット①ジメジメ感を軽減しやすい
梅雨や夏場になると、「なんとなく家の中の空気が重たい」「床がべたつく」「寝苦しい」などと感じることがあります。その原因のひとつとして、室内の湿度が高くなっていることが挙げられます。
湿度が高い環境では、汗が蒸発しにくくなります。人は汗を蒸発させることで体温調節をしているため、湿度が高いと熱が体の中にこもりやすくなり、同じ室温でも蒸し暑く感じやすくなります。
そのため、リビングや寝室、クローゼット、北側の部屋などの、湿気がこもりやすい場所では特に調湿性のある素材を取り入れ湿度を整えることで、室内の空気が軽く感じられたり、過ごしやすさに繋がります。
メリット②冬の乾燥を和らげる
冬は暖房を使用することで室内の空気が乾燥しやすくなります。
特にエアコン暖房は空気中の水分を減らしやすく、
・喉の痛み
・鼻の乾燥
・肌荒れ
・静電気
などの原因になることがあります。
湿度が低下すると、肌や喉の水分が奪われやすくなり、不快感だけではなく体調にも影響しやすくなります。
調湿性のある素材は、空気が乾燥すると内部に蓄えていた水分を少しずつ放出します。そのため、室内が極端に乾燥しにくくなり、冬場の不快感軽減につながることがあります。
もちろん加湿器のように急激に湿度を上げるほどの力はありません。しかし、「乾燥しすぎない空間づくり」のサポート役として注目されています。
特に寝室では、朝起きた時の喉の乾燥感が違うと感じる人もいます。
メリット③カビやダニ対策につながる
カビやダニは高温多湿な環境を好みます。
特に湿度が60%を超える状態が続くと、カビやダニが発生・繁殖しやすくなると言われています。
例えば、押し入れ・クローゼット・北側の部屋・家具の裏側などは空気がこもりやすく、湿気がたまりやすい場所です。
調湿性のある素材は、空気中の余分な湿気を吸収することで、湿度が極端に高くなる状態をやわらげやすくなります。
その結果、 カビ臭さや結露、ダニが好む環境を減らすサポートにつながる場合があります。
特に結露は、窓だけではなく壁内部にも発生することがあり、住宅の劣化原因になる場合があります。
そのため、調湿性によって湿度バランスが整うことで、住宅を湿気から守ることにもつながります。
ただし、調湿性だけで完全にカビを防げるわけではありません。換気不足や掃除不足が続けば湿気はこもるため、定期的に換気をしたり、掃除をすることも重要になります。
メリット④空気環境が快適になりやすい
調湿性のある空間では、「空気がやわらかい」「呼吸しやすい」と感じる人もいます。
これは、湿度バランスが整うことで空気の不快感が軽減されやすくなるためです。
調湿性は、その中間の快適な状態へ近づける役割を持っています。
また、湿気がこもると生活臭も残りやすくなります。例えば、部屋干し臭・ペット臭・食べ物のニオイなどは、湿気と深く関係しています。
調湿性のある素材の中には、ニオイ成分を吸着しやすいものもあり、空気環境改善につながる場合があります。
特に自然素材を使った空間では、「空気感が違う」と感じる人も少なくありません。
毎日長時間過ごす家だからこそ、空気環境を整えることは、暮らしの快適さに大きく関わっています。
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調湿性のある代表的な素材

調湿性を持つ素材にはさまざまな種類があります。自然素材を中心に、近年では機能性クロスなども増えています。
それぞれ特徴が異なるため、見た目やメンテナンス性も含めて選ぶことが大切です。
珪藻土の調湿性
珪藻土は、植物プランクトンの化石からできた自然素材です。細かな穴が多く、湿気を吸収しやすい特徴があります。
壁材として使用されることが多く、調湿性だけでなく、ナチュラルな質感も人気の理由です。
ただし、製品によって性能差があり、配合される素材によって特徴も変わります。
漆喰の調湿性
漆喰は石灰を主成分とした塗り壁材です。昔の日本家屋や蔵などにも使われてきました。
調湿性に加えて、独特の風合いや明るい白さが魅力です。消臭性が期待されることもあり、自然素材ならではの質感を楽しみたい人に人気があります。
無垢材の調湿性
木材にも調湿性があります。無垢材は呼吸する素材ともいわれ、湿気を吸収したり放出したりします。特に床材として使うと、足触りが柔らかく感じられ、木の温もりも楽しめます。
ただし湿度変化によって伸縮するため、隙間や反りが生じる場合もあります。
和紙や自然クロスの調湿性
最近では和紙やコットン、麻などを使った自然素材クロスも注目されています。
ビニールクロスとは異なり、素材本来の質感や通気性を感じやすいのが特徴です。デザイン性も高く、ナチュラルな空間づくりをしたい人に人気があります。
調湿性がある家が注目されている理由
近年は「ただ住むための家」ではなく、「快適に暮らせる家」を重視する人が増えています。
その中でも注目されているのが、室内の空気環境です。
特に日本は湿度変化が大きく、梅雨のジメジメや冬の乾燥に悩んでいる家庭も少なくありません。調湿性のある住まいは、こうした季節ごとの不快感をやわらげやすいため、自然素材を取り入れた家づくりへの関心も高まっています。
高気密住宅と湿気問題
最近の住宅は断熱性・気密性が高く、省エネ性能に優れています。
しかしその反面、空気がこもりやすく、湿気問題が起きやすい場合もあります。
換気不足になると、結露やカビ、ニオイなどに繋がりやすく、健康に害を与えることもあります。そのため、高気密住宅では「換気+調湿性」の両方を意識することが大切です。
自然素材への関心が高まっている
さらに自然素材ならではの質感や空気感などを好む人も増えています。特に先ほども紹介した、珪藻土や漆喰、無垢材、和紙クロスなどは見た目の温かみだけではなく、調湿性の面でも人気があります。
アトピッコハウスの「はいから小町」は自然素材ならではの温かみある見た目と高い調湿性が特徴の珪藻土塗り壁です。
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調湿性と季節ごとの暮らし

調湿性は一年中役に立ちますが、特に日本の四季ではその違いを感じやすくなります。
季節によって湿度環境は大きく変化するため、それに合わせて住環境を整えることが快適な暮らしにつながります。
梅雨時期の調湿性
梅雨は一年の中でも特に湿度が高くなります。
室内では、
・洗濯物が乾きにくい
・床がべたべたする
・カビ臭さを感じる
などの悩みが増えやすくなります。
そのため、調湿性のある素材は、空気中の余分な湿気を吸収するため、ジメジメ感をやわらげる効果が期待できます。
夏の蒸し暑さと調湿性
夏は気温だけではなく湿度も高くなるため、体感温度が上がりやすくなります。
さらに、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、より暑く感じやすくなります。そのため、調湿性によって湿度が適正に整うと、空気の重さや蒸し暑さが軽減される場合があります。
冬の乾燥にも役立つ調湿性
冬は暖房によって空気が乾燥しやすくなります。
乾燥すると、喉の不快感や痛み、肌の乾燥、静電気などが気になりやすくなりますが、調湿性のある素材は、蓄えていた水分を放出することで、乾燥しすぎを和らげる効果が期待できます。
アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は高い調湿性があるため、「夏はカラッと、冬はしっとり」の快適な湿度に自然と調整してくれます。
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調湿性がある家での注意点
調湿性がある家には多くのメリットがありますが、注意点もあります。
「そんなはずではなかった」と後悔しないためにも、調湿性のある素材を取り入れる前に注意点を理解しておくことが大切です。
注意点①効果をすぐに感じにくい
まずは、調湿性は除湿機のように急激に湿度を変える機能ではありません。そのため、「違いがわかりにくい」「本当に効果が出ているのか?」などと感じる場合もあります。
注意点②初期費用が高くなる場合がある
調湿性がある自然素材は、大量生産できる一般的なビニールクロスに比べると費用が高くなる傾向にあります。なぜなら、自然素材は希少なものや、施工する際に専門的な技術が必要な素材もあるため、工事費が高くなる場合があるからです。
注意点③自然素材特有のメンテナンス
自然素材には、汚れやヒビなどそれぞれの素材特有の特徴があります。水に弱い素材もあるため、知らずに水拭きをしてしまうと、剥がれてしまったり、劣化してしまうケースもあります。そのため、使用する自然素材それぞれの特徴を知り、メンテナンス方法を事前に確認しておくことが大切です。
調湿性を活かした住まいづくりのポイント
調湿性を活かした住まいづくりをする際は、素材選びだけではなく、暮らし方や家具の配置なども意識するとさらに快適さが高まります。
ポイント①部屋ごとに素材を選ぶ
家族が集まるリビングや寝室、クローゼット周辺などは湿気が多くなりやすい場所です。そのような場所や部屋には、調湿性の高い素材を取り入れることで、常に快適な湿度を保つことができます。
そのため、「どのような空間にしたいか」を考えながら素材を選ぶことが大切です。
ポイント②換気をしっかり行う
どれだけ高い調湿性がある素材でも、空気の動きがなければ湿気はこもってしまいます。
特に、入浴後・料理後・部屋干し時などは換気が重要です。そのため、換気と調湿性を組み合わせることが日々の快適さを高める大きなポイントになります。
ポイント③家具を壁に付けすぎない
家具を壁に付けすぎないことも重要なポイントになります。
なぜなら、家具を壁にぴったり付けると、空気が流れにくくなるからです。家具を置く際は、壁との隙間を少し開けるだけでも湿気対策に繋がります。
まとめ
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今回は調湿性で変わる住環境について詳しく解説しました。
調湿性とは、湿気を吸収・放出して室内の湿度を整える性質の事です。
日本のように湿度変化が大きい環境では、快適な住まいづくりにおいてとても重要な役割を持っています。
室内も珪藻土や漆喰、無垢材などの調湿性のある素材を取り入れる事で、梅雨時のジメジメ感や乾燥対策、カビ対策などのメリットが期待できます。
毎日を過ごす家だからこそ、「空気の快適さ」に目を向け意識することで、暮らしの質は大きく向上していくことでしょう。
アトピッコハウスの「はいから小町」は業界No.1の高い調湿性がある珪藻土塗り壁です。
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よくある質問
調湿とはどんな効果がありますか?
調湿とは、空気中の湿度を「丁度良い状態に近づけるために整える働き」のことです。エアコンなどの機械とは違い即効性はありませんが、ゆるやかに湿度を調整する点が特徴です。調湿することで、夏や梅雨のジメジメやべたべた感が軽減したり、冬の乾燥をやわらげる効果があります。アトピッコハウスには高い調湿性能がある珪藻土塗り壁「はいから小町」があります。
調湿性のある素材はどんな種類がありますか?
調湿性がある代表的な素材には、珪藻土や漆喰、無垢材、和紙クロスなどの種類があります。それぞれ湿度を自然に整える性質がありますが、見た目やメンテナンス方法などには違いあります。そのため、「どんな家にしたいか」「どんな暮らしがしたいか」など理想や住まいに合った素材選びが大切になります。アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は高い調湿性があり、浴室を除く、内壁と天井にご使用頂けます。
調湿性だけで湿気対策はできますか
調湿性が湿度を整えるサポートになりますが、完全に湿気を無くせるわけではありません。そのため、梅雨時期や部屋干しをする場合は、換気をしたり、除湿機との併用が重要です。「調湿性・換気・空気の流れ」を組み合わせることでより快適な暮らしにつながります。
調湿性のある壁材のメンテナンス方法は?
壁材の素材によっても異なりますが、珪藻土や漆喰などの自然素材は水に弱い性質があるため、水拭きは避けましょう。少しの汚れの場合は消しゴムで消すことができます。ホコリなどはモップなどでやさしく払いましょう。
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