アトピッコハウス ブログ

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珪藻土の発ガン性に関して(最終報告)

  • 13
  • 5月
  • 2008

珪藻土(けいそうど)の発ガン性に関して、いまだに、良からぬ噂を流す人がいますが、珪藻土に発がん性はないという当社判断に変わりはありません。

2008年5月現在の最新情報を交えて、再度最終報告を改めて4つにまとめました。

  1. 食品メーカーも大量に使用している
  2. 日常生活下ではクリストバライトを大量に吸引しない
  3. 「焼成珪藻土=結晶性シリカ」ではない
  4. 健常者への結晶性シリカの発がん性は確認されていない

それでは1つ1つ解説をしていきましょう。

珪藻土に発ガン性がない理由①食品メーカーも大量に使用している

こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂(ごとうさか)です。

アトピッコハウスは小さな会社です。
こんな小さな会社が騒いでも信ぴょう性に欠けますが、日本での焼成(しょうせい)珪藻土の最大の消費者は、ビールメーカーです。

ビールをつくる過程で、ろ過材として珪藻土を活用しています。

参考として、焼成珪藻土の用途別シェアをご紹介させて頂きます。

  • ビール 12,500t
  • 顔料 3,000t
  • 圧延油(アルミ製造時)3,000t
  • 抗生物質 4,000t
  • 糖化製品 5,000t
  • 醤油 2,200t
  • 食品 3,000t
  • 砂糖 2,000t
  • 化学工業 1万t
  • プール、風呂、クリーニング 3,500t
  • 充填剤 2,000t
  • その他 29,800t
  • 合計 8万t

このように、焼成珪藻土を最も多く使っているのはビールメーカーです。

また食品や化粧品に使った場合は、壁に塗ってある以上に直接吸引する危険もあり、塗り壁材以上に大問題となるはずです。

それに比べ、焼成珪藻土の塗り壁への使用量などはごくごく微々たるもの。
本当に焼成珪藻土に発がん性があるのなら、厚生労働省が大騒ぎしているハズ。

珪藻土に発がん性がない理由②日常生活下ではほとんどクリストバライトを吸引しない

珪藻土に発ガン性があると主張する根拠として、クリストバライトを攻撃するケースがあります。

珪藻土を焼くと、一部の原料が結晶性シリカ(クリストバライト又はクウォーツ)というものに変化します。

その結晶性シリカが、国際ガン学会(IARC)で、肺がん物質としてグループ1に
分類されていることで危険だ、危険だと騒いでいます。

しかし、本当に危険なのでしょうか?

結晶性シリカは、時計に使うクウォーツ(石英)と同じで、どこにでもあります。
では、なぜ国際ガン学会で結晶性シリカがグループ1に指定しているかというと、炭鉱で働く人で肺がんになった人がいたためです。

そのことを挙げて、労働環境によっては肺がんを引き起こすことがあると指摘している訳です。

採掘現場の労働環境の悪さは、皆が想像するように劣悪なものです。
しかし、多くの人は大量に結晶性シリカを吸引する環境にはいません

むしろそういう環境の中で採掘して下さる方がいらっしゃるから、私たちは天然素材を安心して使えるのです。

珪藻土に発がん性がない理由③「焼成珪藻土=結晶性シリカ」ではない

もう一つの議論として、珪藻頁岩(けいそうげつがん)は安全だが、珪藻土は危険だという見解があります。

珪藻頁岩はクウォーツ(石英)で、焼成珪藻土はクリストバライトだという主張です。

その真偽は別として、国際ガン学会(IARC)ではクリストバライトとクウォーツを
包括して「結晶性シリカ」と表現しています。

つまり、国際ガン学会の資料では、クウォーツも結晶性シリカと表現しています。

以下は、まだ情報が少なかった時に調べた内容で、問合せが入った取引先に回答したものですが、参考までにご紹介します。

なお、クリストバライトとクウォーツの発がん性に関して、先日ご紹介させて頂きました。

また、IARCの日本語訳の資料や、珪藻頁岩はクリストバライトが主原料であるということを証明する学術的な資料は、私の手元にありますので、いつでも公開できます。

珪藻土に発がん性がない理由④健常者への結晶性シリカの発がん性は確認されていない

IARC(国際ガン学会)では、珪藻土も焼成珪藻土も、発ガン物質に指定していません。

問題なのは、鉱物を焼いた時に出来る結晶性シリカです。
これは、IARCで既にグループ1に分類されています。

また珪藻土を焼いた時にも、一部結晶性シリカが出来る場合があります。

問題の発端は1996年にIARCが「結晶性シリカは人に対する発がん性がある」という発表をしたことから始まります。

これは単純に結晶性シリカに発がん性があるという話ではなく、「結晶性シリカにより珪肺(けいはい)患者が肺がんを併発する可能性が高まる」という報告です。

つまり、結晶性シリカが健常者に与える健康被害とは別の話なのです。

また労働環境での高濃度暴露が問題となる訳です。

そもそも、発がん性とは何か?

IARCにおいて、「発ガン性があると確認されている」グループには、
珪藻土は記載されていません。

一方で、結晶性シリカ(石英・クリストバライト)を指して発がん性があると指摘しています。

ここで、発がん性について確認する必要があります。

「発がん性物質」とは、放射線やウイルス・一部化学物質のことです。
もうひとつ「変異原性」というものがあります。

細胞に傷をつけ、それががん細胞になるきっかけになるもので、イニシエーション(きっかけ)からプロモーションという段階を経るものです。

ただし、人は生活の中で様々なものを呼吸したり食べたりしているため、因果関係を調査するためには、膨大な時間と費用がかかります。

このため、普段の生活レベルで「変異原性」の物質を指して、がんになると考えることは、実は難しいのです。

つまり、発がん性があるということと、がんになることは別問題ということです。

先の「発ガン性があると確認されている」グループには、現在の食材のほぼ全てにあるとされるアフラトキシンというカビ毒があります。

このカビ毒は、女性ホルモン、太陽光、アルコール、木の埃、鉱油、コールタールなどにも含まれます。

こうなると

  • 現在の食材は全て発がん性がある
  • 現在の家は全て発がん性がある
  • 車は発がん性がある
  • 道路は発がん性がある
  • 外に出ることも発がん性がある
  • 女性は発がん性が高い

ということになります。

日本人が敏感になる「発ガン性」という言葉で、恐怖心をあおるのは非常に無責任なことだと考えます。

物事は、全て良い面と悪い面を持ち合わせています。
きちんと説明することが重要です。

発がん性について、焼成珪藻土や白色珪藻土など「固有名詞」的なものを
検証するような公的機関はありません。

色々調べても新しい話が見つからないので、やはりこのサイトが一番
参考になります。

珪藻土の危険性【発がん性】を検討!問題のまとめ

アスベストが問題になった時期、珪藻土以外を原料とする塗り壁メーカーが
珪藻土を叩く意味で、話題にし始めました。

その時、素人ながら、ちょっとした研究者以上に調べてくれたのが、
このブログを書いたYさんです。

相当詳しく調べ、そして書いてくれているので、分かりやすい内容になっています。

焼成珪藻土の発がん性の議論は終わりにします

珪藻土の安全性が信用できないのであれば、あえて珪藻土塗り壁を
選択肢に入れる必要はない、ですよね?

塗り壁は珪藻土以外にも、選択肢は色々あります。

焼成珪藻土を作っているメーカーが信用できないのなら、どうぞ他社にご相談ください。

焼成珪藻土の発がん性について納得したし、アトピッコハウスの姿勢にも共感する!という方にだけ、

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