アトピッコハウス ブログ
  • 8:30 ~ 17:30 土日祝日/ 定休

畳のカビ取り方法、今後カビを生やさないための対策方法

2022/05/24
2023/06/07

「畳のカビを取る方法を教えて」
「カビをはやさない工夫って?」

湿度と温度が高い梅雨時期。家の中を居心地の良い環境に整えるのにも、一苦労します。
なかでも、カビはイヤ~な問題。

普段使わない和室は、納戸代わりにしたり荷物の収納場所になりがち。
換気をせず、空気が滞ってしまう状態で放置した畳には、カビが生えている可能性があります。

梅雨時期に特に気になる畳のカビ問題。
畳にカビが生える原因、畳のカビの取り方、普段の掃除方法をご紹介いたします。

アトピッコハウスの「ほんものたたみ」は、国産ワラと、国産イグサで作った純国産の畳です。カビ取り方法、メンテナス方法は、こちらでご紹介する手順で対処頂けます

アトピッコハウスの「ほんものたたみ」の詳細は、こちらをご覧ください

ほんものたたみ

畳のカビ取り カビが生えやすい時期

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの山田です。
畳にカビが生えやすい時期は、6~9月です。

梅雨のイメージ


梅雨から夏にかけては、高温度高湿度な状態が続きます。
高温度、高湿度という要因は、カビが発生し繁殖する条件の一つです。

自然素材の畳はい草と、ワラ床でできているため、空気を通しやすい構造となっており、
「空気を吸収して放出するという」性質があります。

湿度が高い時期、
湿気を大量に吸収する畳は、水分量が飽和状態になり、カビが繁殖してしまいます。
カビを繁殖させないために、湿度が高い時期は、エアコンや除湿器などで湿度や温度を十分に下げるよう、室内環境を整えることが重要です。

また、新しい畳は水分量が多いため、高湿度の時期に納品した場合、
カビには注意が必要です。
畳を納品した最初の一年は、カビ防止のため風通しの良い環境づくりを意識しましょう。

アトピッコハウスの「ほんものたたみ」は、減農薬・無着色のタタミ表を使っています

ほんものたたみの詳細は、こちらをご覧ください

ほんものたたみ

畳のカビ取り カビが生えやすい部屋の条件

畳のカビがひどい場合、部屋の状態が以下のようになっていないか
確認をしてみましょう。

  • 普段、締め切っている。
  • 荷物が多い。
  • 風通しが悪く、日当たりが悪い。
  • 寝室にしている。布団を敷きっぱなしにしている。
  • 畳の上にカーペットなど敷物を敷いている。
  • 部屋干しをしている。
  • 観葉植物が多い。

物を置いて畳表面を隠したり、水分や湿度を過多に吸収しすぎないような環境づくりが大事です。

畳のカビ取り 畳に生えるカビの種類とは

目に見えませんが、カビの胞子は空気中に浮遊しています。
カビの胞子が、畳表に付着しカビが繁殖するには、高温度、高湿度、
養分の3条件がそろうことです。

高温度高湿度

カビにも種類がありますが、色によって見分けることができます。

●緑カビ 
カビの初期段階に多くみられる。いわゆるカビ臭いニオイを発生させるカビ。

●白カビ
軽度のカビ。見た目が白くフワフワとしている胞子を伸ばす特徴があるカビ。

●黒カビ
重度のカビ。お風呂場やエアコンの吹き出し口などによく繁殖するカビ。

畳のカビ取り方法(軽度な場合)

畳の表面にうっすらと生えているカビの場合、
軽度なカビですので、お掃除でキレイになることがあります。
放置せず早めに対処をしましょう。

重度になると、畳内部まで浸透していることがあるので、
畳のカビが取れない場合、丸々交換になることもあります。
カビが生えた畳の掃除方法をご紹介します。

畳のカビ取りに必要なもの(軽度な場合)

うっすらと表面に生えた軽度なカビの場合、
お酢など家庭にあるもので簡単に畳のカビを除去できる場合があります。

<用意するもの>

  • エタノール、消毒用アルコール、お酢など。
  • 空のスプレーボトル
  • 雑巾、乾いたタオルや布、ドライシート
  • ゴム手袋
  • マスク

エタノールの画像

エタノールは、ドラッグストアで購入可能です。
エタノールは、アルコール濃度の高い順に

  • 無水エタノール
  • エタノール
  • 消毒用エタノール

の三種類に分類されます。

消毒用エタノールがなければ、
無水エタノールを薄めて使うことができます。

軽度なカビの取り方、掃除方法

  1.  天気の良い日に窓を開けて、換気をしつつ、掃除機などで表面のカビを吸い取ります。
  2. エタノールもしくは、お酢を吹き付けます。まずはカビとなじませるため、時間を置きます。
  3. スプレーしたところを雑巾で拭き取ります。
  4. 再度スプレーし、雑巾で拭き取ります。畳の目に沿ってふくようにすると、畳の目の奥まで消毒ができます。
  5. 乾燥させましょう。

畳の拭き掃除

掃除の際は、舞い上がったカビを吸わないように、また手荒れをしないようにゴム手袋やマスクなどで肌を保護しましょう。

畳のカビ取り方法(重度な場合)

畳に点々に生えた黒カビの取り方は、軽度な場合と違い、
エタノールでの除去は難しいので、カビを中和できる重曹を使います。
ただし、重曹は黄色く変色するのでカビが生えている場所にのみ使用するなど、使い方には十分に注意しましょう。

重曹の画像

<用意するもの>

  • 重曹
  • エタノール
  • 空のスプレーボトル
  • 使い古しの歯ブラシ
  • 雑巾、乾いた布、ドライシート
  • ゴム手袋
  • マスク

重度なカビの掃除方法

  1. 天気の良い日に窓を開けて、換気をしつつ、掃除機などで畳表面のカビを吸い取ります。
  2. 重曹を粉のままふりかけ、その上からエタノールを吹き付けます。重曹、漂白剤は、畳が黄色く変色する恐れがあるので、黒カビが生えている箇所にピンポイントで使用します。黒カビの範囲が狭い場合は綿棒などで、細かく作業をしましょう。汚れが取れたら固く絞った雑巾で拭き取り、乾拭きして水分を取り除きます。
  3. 歯ブラシで畳の目のカビを掻き出します。使い古しの歯ブラシを使うと便利です。
  4. 汚れが取れたら固く絞った雑巾で拭き取る。
  5. .乾拭きして水分を取り除き、十分に乾燥をさせましょう。

アトピッコハウスの「ほんものたたみ」も同様の手順で、カビ取りをして頂けます

ほんものたたみの詳細は、こちらをご覧ください

ほんものたたみ

和紙畳のカビ取り方法、メンテナンス方法

最近では、カラーバリエーションが豊富な和紙畳も人気が高いです。
和紙畳のカビ取りやメンテナン方法もご紹介します。

  • い草畳と同様に普段は、畳の目に沿って掃除機や乾いた布で拭き取ります。
  • 撥水性や防汚加工をしている畳表は、液体をこぼした際は、乾いた布やタオルでただちに水分を吸収すれば汚れが広がりません。濡れた雑巾でゴシゴシ拭き取ると汚れが広がってしまうので、濡れた雑巾を絶対使わず、乾いた布で拭き取ります。
  • 油性の汚れは、水で薄めた中性洗剤でタオルなどにしみ込ませ、硬く絞ったのちに、ふき取ります。
  • カビ汚れは塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)を倍希釈したものを綿棒に含ませます。脱色してしまうので、あまり多めに使用しないように気を付けましょう。
  • 軽度の凹み跡やスリキズは、スチームアイロンや熱い蒸しタオルで蒸らすと、数分である程度復元できます。

畳のカビ取り 普段のメンテナンス方法

畳のカビの掃除方法をご紹介しましたが、
普段から予防をすることで、カビを生えない環境をつくることができます。
以下のような環境づくりができているか、確認しましょう。

  • 畳の表面を隠さない(敷物をしかない)
  • 畳の上に布団をしきっぱなしにしない。
  • 観葉植物をたくさん置かない。
  • 窓を開けて換気を一日一回行う。
  • 掃除をこまめにして、ホコリをためない。


普段のメンテナンスは、掃除機やほうき、ドライシートなどで、
ホコリを取り除けばOKです。

特別なメンテナンスや工夫はいりませんが、
1年に一回程度、定期的に畳を持ち上げて天日干しすることが理想です。
マンションでは、天日干しは難しいので、
支えとなるものを畳と土台の間に入れて、持ち上げて隙間を作るだけでも、
風通しを良くなり、効果があると思います。

畳の掃除イメージ

畳のカビ取りが不可能な場合は交換が必要

何を使ってもカビ取りができない。
畳を踏んだときに、へたっていると感じる場合、
カビが要因となり、畳内部まで水分が浸透して、ブヨブヨになっている恐れがあります。

その場合は、
丸々交換が必要かもしれません。

へたっていないが、表面の汚れやカビ汚れや変色が気になる場合は、
畳の表面部分を新しいものに替える表替えのみで済みます。

畳の交換時期の判断基準としては、
裏返しで5年、表替えは10年、20年経過していたら、丸々交換を検討しましょう。

まとめ

畳のカビの取り方は、初期段階であれば自宅にあるもので、
自力で除去が可能です。
小さなカビでも、見つけたら放置せずすぐに対応しましょう。

畳が繁殖しない良い環境づくりを普段からしておけば、
嫌なカビに悩まされることはなく、安心です。
畳が繁殖しない良い環境づくりとは、換気をよくする、物を置かないなど、簡単なことばかりです。

畳は、うまくお手入れしていけば、20年以上使うことができますが、カビの除去ができない。年数が経っている場合は、畳屋さんに相談をしましょう。

アトピッコハウスは昔ながらの「ほんものたたみ」の販売をしていますが、
畳工事も承っています。お気軽に畳の悩みをご相談ください。お見積りも可能です

ほんものたたみの資料をご希望の方は、こちらからご請求頂けます

ほんものたたみ

よくあるご質問

天然素材の畳の掃除方法は?

天然素材のワラ床とい草のアトピッコハウス「ほんものたたみ」は、一般的な畳と同じ掃除方法で大丈夫です。普段のお手入れは、畳の目に沿って、掃除機やドライシートをつけたフローリングワイパーをかけ、ホコリを取り除くだけです。

畳にカビが生えました。どうしたらいいですか?

カビ取りの仕方は、カビの重症度によります。うっすらと表面に生えた軽度なカビの場合、市販のエタノールや消毒用アルコールを畳に吹き付け、雑巾で拭き取り、乾燥させると良いでしょう。重度なカビの場合は、重曹を歯ブラシでこすりとり、畳目に入っているカビを掻き出します。自分では対処できないくらい重度な畳のカビ取りは、業者に依頼をしましょう。

畳の白カビの掃除方法は?

白カビは軽度なカビなので、エタノールや消毒用アルコールで拭き取り、乾燥させましょう。納品したての畳は、水分を多く含んでいるので、特に梅雨時など湿気が多い時期は、湿度が室内にこもらないように、エアコンなどで除湿対策をしましょう。

畳がカビる原因は何ですか?

畳がカビるには、湿度と温度、ホコリなどの栄養分がたまっていることが原因となります。納品したての畳は、水分量が多いため、湿度が高い時期はカビが生えやすくなります。畳は定期的な掃除が必要であり、ホコリや汚れが溜まると湿気を保持しやすくなり、カビの発生を促します。普段から畳の表面や隅々まで掃除を行うことが大切です。

無料で、資料・サンプル差し上げます

アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

ほんものたたみの資料は、こちらからご請求ください

ほんものたたみ