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【新築・注文住宅】ペットにおすすめの床とは?選び方のポイント!

2024/06/24
2024/06/24

新築で注文住宅をお考えの方の中には、既にペットと一緒に暮らしているご家庭、「犬や猫、ペットと一緒に暮らす生活」にあこがれを抱いている人、子供の情操教育にも繋がるのを期待し、これを機会にペットを飼いたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
一緒に生活をはじめれば家族の一員でもあるペットたち。
新築で注文住宅を建てるなら、人間はもちろんペットにとっても快適で心地よい家にしたいですよね。

その中で床材は住みやすさを大きく左右します。
ペットたちが接する時間が長い床材は、素材によって快適さが左右するため、どういった素材を選ぶのかが重要になってくるのです。

ペットにおすすめの床材の選び方やポイント、ペットとの共同生活を考慮した床材の選び方について今回は詳しく解説します。
家づくりをする前に確認し、ペットも人間も心地よい生活ができるような家づくりを実現していきましょう。

アトピッコハウスには、ペット対応フローリングのご用意があります。
人にもペットにも優しいフローリングをお探しの方は、ご参考ください。

ペット対応がある無垢フローリング「ごろ寝フローリング」の詳細はこちら

ごろ寝フローリング

ペットとの暮らしを快適にする「床材」選び

パイン無垢フローリング

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの成川です。

ペットとの暮らす以上、長い目で見て「人間にとっても、ペットにとっても、快適な環境」を整える必要があり、新築、注文住宅で家を建てる際の「床選び」はその中でも重要なポイントの一つとなります。
毛の抜け落ち、爪の引っかき跡、ペットの尿、傷やにおいが床につくのを避けることはできませんし、人間が快適にという意味で、上記から床を守るためには、どのような床材を選べば良いのでしょうか。
また、ペットたちが怪我やストレスなどなく快適に安心してすごせる床材を選ぶにはどの床材が良いのでしょうか。
次から詳しく見ていきましょう。

ペットにおすすめの床材を選ぶポイント!

新築・注文住宅で床材を選ぶ上で大切なポイントを5つ、順番にご紹介します。

新築住宅で床材を選ぶポイント① 傷が付きにくい

犬や猫は爪や牙で床や壁、階段に傷をつけます。
ハムスターなどの小動物もお散歩中に部屋をかじりますし、熱帯魚など閉鎖的な環境にある生き物でもメンテナンスのときに、注意をしていても床・壁に飼い主自身が、水塗れや傷をつけてしまうこともあるでしょう。
走り回ったり爪を研いだり、ペットたちが普通に暮らしていても床が傷付いてしまうのがペットがいる暮らしです。
このように家族同様ペットと一緒に過ごす以上、傷は避けられませんので、最初から傷が付きにくい床材を選ぶのをおすすめします。

フローリングの場合、オーク材やウォールナット材のような固い素材を選びましょう。
このような「傷がつきにくい床材」を用いることで、傷をつけられてしまうストレスは低減されます。

温かみのある雰囲気が人気の無垢材は、憧れる方も多いかと思いますが、柔らかい素材なのでどうしても傷がつきやすくなります。
床材に使用する場合は場所を限定する、固さのある木の種類を選ぶ、塗装を選ぶなど少しでも傷がつきにくいものを選びましょう。

新築住宅で床材を選ぶポイント② 傷や汚れが目立ちにくい

ポイント①と似ていますが、たくさん傷が付いていても、目立ちにくい素材とそうでない素材とがあります。
ポイント①で挙げた固い素材はもちろんですが、傷が付きにくいように、さらにコーティングをするのもおすすめです。
また、ダークブラウンやブラックのような暗い色なら小さな傷や汚れは目立ちにくくなります
ご自身が希望しているテイストによっては合わないケースもありますが、検討してみましょう。

「ペット用の床材・フローリング」として売られている商品の多くは擦れ・傷に強いコーティングや素材なので、力の強いペットを飼育する場合は積極的に検討することをおすすめします。

新築住宅で床材を選ぶポイント③ 滑りにくい

ペットの足腰に負担をかけないためにも、滑りにくい床材を選びましょう。
一般的なフローリングなど、つるつるとした床材の場合、見た目は美しいですがペットにとってはストレスになる可能性がありますし、危険性をはらんでいます。

特に犬の場合、走るときに地面に爪を立てて踏ん張ります。
つるつるのフローリングでは爪を立てることができず、ソファから下りるとき、階段から下りるときに滑ってしまい、捻挫やケガをしてしまうことがあります。
場合によっては関節症など慢性的な病気になる可能性もあるので、滑りやすさへの対策は必要です。

滑りやすさへの対策として主に次の3つが挙げられます。

・滑らない床材を使う
根本的な解決になります。
具体的には、滑りにくい加工をしたペット用フローリングやコルクフロア、クッションフロア、タイルカーペット、表面がザラザラとしているタイルといった素材です。
部屋全体が滑りにくい素材で覆われるため、ペットが安全にどこへでも移動できるようになります。

・滑らないワックスを使う
新築や注文住宅でなく、すでに家を建てた人や、費用面で床材全体を変更したり、施工するのが困難な人は「滑らないワックス」を使うのも手です。
フローリングに薄く塗布するだけで滑りにくいコーティング効果が得られるので、手軽に使えるのがメリットです。
一方で一定期間が過ぎると効果が薄れるため、再施工する手間が生じるのがデメリットです。

・ペットのいる範囲にマットを敷く
最も手軽な方法として「マットを敷く」手もあります。
飼育する期間が一時的である場合は、リビングなどペットが頻繁に移動する範囲に柔らかめのマットを敷くことで滑らない床を作ることができます。
汚れたり古くなれば気軽に交換もできるので、手間をかけずにペットの負担を減らすためのひとつの選択肢といえるでしょう。

新築住宅で床材を選ぶポイント④ 匂いが付きにくい

家族としてペットと常に一緒に暮らしていると匂いは気にならないものですが、来客者や遊びに来た友人にとってはやはりペット独特の匂いや排泄物の匂いは気になるもの。

匂いがつきにくいように、消臭剤が配合されたフローリングや消臭効果のあるタイル、コルク材などを選ぶようにしましょう。
また、ペットの匂いには排泄物のアンモニア臭だけでなく汗などによる酸性臭も含まれます。
消臭効果のあるスプレーを使用することも想定して、アルカリ性の薬剤に強い床材を選ぶのもおすすめです。

新築住宅で床材を選ぶポイント⑤ お手入れ・掃除がしやすい

抜け毛、飲み水やエサをこぼしたり、粗相をしたり、外から砂を持ち帰ったり。
ペットとの暮らしに汚れはつきものです。
凹凸のある床材の場合、デザイン性は高くなりますが隙間に汚れが詰まりやすくなりますし、無垢材の床は、濡れたまま放置してしまうとシミができたり黒ずんでしまったりして気になることもあります。

日頃、ペットの世話、家事、仕事と忙しい日々をみなさんお過ごしだと思いますので、新築の家で清潔な環境を保てるよう、お手入れや、掃除がしやすい床材にし、掃除の手間や時間の節約を図りましょう。

床材としては水拭きできるタイプがおすすめです。
掃除の対象となるのは毛やフードなど固形のものに限らず、吐き戻しで出てしまった嘔吐物、排泄物なども含まれます。
このため「水拭き」して掃除できるタイプの床を選択することが望ましいです。
除菌スプレーをした後、水拭きできると掃除の手間を減らせます。
アンモニア臭を吸着して分解するタイプや「抗菌性能を持つ」床材も販売されています。
いくら水拭きをしても吸着してしまう汚れやニオイへの対策をしっかりしたい場合には、抗菌・消臭効果を持つ製品なら安心です。

ペットとの暮らしに最適でおすすめの床材は?

キッチンのタイル

【ペットと暮らす際の新築・注文住宅においての床材を選ぶポイント5つ】を見てきましたが、床材には様々な種類があります。
床を行き来する犬や猫達、ペットとの暮らしに最適な床材、床材ごとの注意点などを具体的にご紹介します。

クッションフロア

クッションフロアとは、塩化ビニール素材でできたクッション性の高い床材のことをいいます。
ビニールにクッション材が接着されているため、弾力性がある・水に強い・汚れを拭き取りやすいといった特徴があります。
固い床はペットの足腰に負担がかかりますが、弾力性のある床なら安心です。
歳を重ねて足腰が弱っても、安心して歩き回ることができます。

一方で、耐久性が低い・熱に弱い・湿気が溜まりやすいといったデメリットもあります。
大型犬や多頭飼いなど、敷く状況によっては傷が付きやすくなるため、張り替える前提で使用しましょう。

タイルカーペット

タイルカーペットは、タイルのように敷き詰めていくことができるカーペットのことです。
こちらも柔らかい素材なので足腰への負担が少ないのはもちろん、足元からの冷えを防ぐ・衝撃を吸収する・防音性があるといった特徴があります。
滑りにくく衝撃を吸収するので、走り回っても安心です。
床下暖房がある場合は足元からの冷えを防ぐことができますが、設置が難しい場合はタイルカーペットがおすすめです。

一方で、掃除が手間・夏場は暑さが気になる・家具の跡がつきやすいといった点はどうしても気になるため、こまめにお手入れをする、あまり大きな家具を上に置かない等、注意をしたり工夫をしましょう。

ビニール系フローリング

ビニール系フローリングは、耐久性とメンテナンスのしやすさからペットを飼う家庭におすすめの床材です。
傷がつきにくく、汚れも拭き取りやすいため、清掃が容易です。
また、柔らかい素材のため、ペットが走り回っても足音が静かで、ペット自身の関節への負担も軽減します。

リノリウムフローリング

リノリウムフローリングは、亜麻仁油や木粉といった植物性の自然素材から作られ、抗菌・防臭効果があります。
これは、ペットの尿や汚れから来る臭いを抑制するのに効果的です。
また、温かみがあり、冬でもペットの足元を暖かく保つことができます。
しかし紫外線で変色しやすいデメリットがあります。

タイルフローリング

タイルフローリングは、傷、汚れに強く、拭き掃除が容易なため、ペットのいたずらや事故に対しても安心です。
しかし、硬くて冷たいため、ペットの足元にはマットやラグを敷くことをおすすめします。

無垢材フローリング

無垢材フローリングは、自然な風合いと暖かみがあり、見た目の美しさから人気の床材です。
しかし、傷つきやすく水に弱いため、ペットの爪や尿によるダメージが心配されます。
そのため、無垢材を選ぶ場合は定期的なメンテナンスが必要なことや、ペットの爪切りが必要なことが注意点です。

ペットとの暮らしと無垢材いろいろ

前述した通り無垢材は、一枚一枚が異なる自然な模様と色調を持つため、暖かみのある豊かな表情を作り出し、やはり魅力があります。
ですが、ここまでの内容を見ていると、無垢材のフローリングはペットとの暮らしに向いていないのか?と思われがちですが、一概には言えません

木によって特徴はさまざまですので、特徴を知ることで、ペットとの暮らしでも無垢材のフローリングを諦めずに済むかもしれませんよ。
ここでは注文住宅でおすすめの無垢材の床材の種類を紹介します。

オーク

オークは、硬さと耐久性が高く、美しい木目が特徴的な木材です。
そのため、床材としても非常に人気があります。
色味は淡い黄色から薄茶色で、時間と共に深みを増していきます。
オークの床は、クラシックからモダンまで様々なインテリアに適しています。

チーク

チークは、その美しさと耐久性から「王者の木」とも称されます。
濃い金色の色合いと独特の艶があり、高級感を演出します。
また、湿度の変化に強いため、床材としても適しています。
ただし、他の無垢材に比べて価格は高めです。

ヒノキ

ヒノキは、日本の伝統的な建材であり、その香りが心地よいのが特徴です。
また、抗菌性と防腐性が高く、湿度を調節する効果もあります。
ヒノキの床は、和風のインテリアだけでなく、洋風の空間にも合います。

ブナ

ブナは、その明るい色合いときめ細やかな木目が魅力的な木材です。
また、硬さがあり、傷がつきにくいため、床材として人気があります。
ブナの床は、ナチュラルな空間作り、インテリアにおすすめです。

アトピッコハウスには、ペット対応のフローリングのご用意があります。
アトピッコハウスのペット用フローリングは、ペットが滑りにくく、撥水性や耐久性があるUV塗装を施した無垢フローリング材です
床材自体にすでに塗装がされているのでそのまま施工するだけでペットに安心安全な床材にすることができます。

ペット用もある無垢フローリング「ごろ寝フローリング」の詳細はこちら

ごろ寝フローリング

その他の注意点

ここまでペットにおすすめの床材について解説してきましたが、その他の注意点を2点挙げておきます。

・ペット用の床は費用がかかる
通常のフローリングと比較して特殊なコーティングを採用していたり、流通量の少ないペット用のフローリングは「通常のフローリングと比べて割高」になる場合があります。
部分的に使用するなら問題ありませんが、家全体をペット用のフローリングにしたり、壁に体を擦り付けたり、爪研ぎ対策で腰壁を設置すると、家づくり全体の施工価格の上昇は避けられません。
移動範囲を区切るなど、工夫してコストアップを回避しましょう。

通常のフローリングの上に、はめ込み式のクッションフロアやマットを敷き詰めることで安価に、かつペットが快適に暮らせる環境を作る手もあります。

・床暖房の使用
最後に「床暖房の使用」についても気をつける点があります。
人間にとって快適な床暖房ですが、ペットが動く範囲全体に床暖房の効果が及ぶ場合、ペットにとっては暑すぎる環境となる可能性があります。
床暖房と離れた高さにも居場所を作ったり、床暖房の効果範囲外にも居場所を作り、ペットが自分で温度調節を行える環境づくりを行いましょう。

まとめ 家族みんなにやさしい家づくりを始めよう!

ペットにおすすめの床の選び方のポイント、ペットとの共同生活を考慮した床材の選び方について解説しました。
新築・注文住宅で家を建てる際、どんな床材を選ぶのかによって、ペットも人間も暮らし心地は大きく変わります。
家庭のライフスタイル、ペットの種類と性格、自身の好み、予算などを考慮しながら、犬や猫と一緒にストレスなく、快適に暮らす方法を考え、素敵な家づくりを進めていきましょう。

新築、注文住宅で、ペットに優しい床材を検討している方には、アトピッコハウスのペット用フローリングを選択肢の一つとしてください。
アトピッコハウスのペット用フローリングは滑りにくい塗装をしていますので、犬の足腰にも安心です

滑りにくくペットに優しい「ごろ寝フローリング」の詳細はこちら

ごろ寝フローリング

よくある質問

フローリングは犬にはだめですか?

つるつるしたフローリングでは犬は爪を立てられず、踏ん張りが利かないため滑って怪我などをする可能性がありますが、ペット用の滑らない加工を施したフローリングなどは良いでしょう。

猫が滑りにくい床材は?

スギ、ヒノキ、パインといったクッション性のある柔らかめの材や、オークやナラ、タモ、チークなどの適度な堅さでグリップが利く材です。
特に柔らかめの床材を選んでいただくとクッション性があるためケガ防止対策にもなります。

犬がフローリングで滑るとどんな病気になりますか?

体を安定させるために足を広げる姿勢をとると、関節に余計な負担がかかり、関節炎や関節損傷などの健康被害をもたらす可能性があります。

猫がフローリングで滑らないようにするにはどうしたらいいですか?

ズレ防止のために滑り止めシートを敷いてから、カーペットやジョイント式マットを敷きこみましょう。
階段やキャットタワーの周辺にも、滑り止めのシートやマットを使うようにしてください。
猫が歩く時、着地の時に踏みしめやすくなって滑りにくくなります。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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