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築年数が古い家でも、湿気対策に優れていれば100年暮らせる

2019/11/11
2022/09/14

日本は高温多湿な気候になり、
湿度を気にすることが多くなりました。

夏はジメジメで、湿度を下げたい。
冬はカラカラで、加湿をしたい。

加湿器や除湿器、エアコンなど
昔は必要なかった電気器具が売れる時代。

いつから日本人は、湿度にこだわるように
なったのでしょうか。

現代の家と古い家の湿気対策、カビ対策の違い。
現代の家でできる湿気対策、カビ対策についてまとめてみました。

古い家に比べると、現代の家は寿命が短い

古民家

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの山田です。
マンションをはじめ、現代の住宅は非常に気密性が高いです。

気密性が高いと、空気が逃げず、外と内の温度差が激しくなります。
この現象のために、結露ができます。

結露が原因でカビが発生し、
カビが原因でアレルギーになることも。

家は、湿気が溜まることで老朽化が進んでいくと言えます。
現代の日本の住宅の寿命は30~40年と言われており、
築年数の古い家より、寿命が短いのです。

古い家は湿気対策に優れていたから、100年使えた

あえて古い家を自分好みにリフォームして暮らす方も増えています。

鎌倉にも古民家を改装したレストランやカフェが増え、
古いけど新しい、いい雰囲気のお店が観光客に人気です。

古い家の壁は湿気を吸う土を使い、
トイレやお風呂は外に設置するなど、
湿気が溜まらない家づくりをしていたと言えます。

古い家は、隙間風が入って部屋が寒いけど、
窓が多く風通しが良いから、新しい空気が循環し、
湿気が溜まりにくい。

そんな古い家の家づくりは、通気性が良く湿気がたまりにくいという観点から見ると
日本の風土にあっていたと言えます。

アトピッコハウスには漆喰の6倍調湿する「はいから小町」という珪藻土塗り壁があります。リフォームで、古い家の壁を塗り壁にするという方も増えています

古い家でも湿気対策にオススメの「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗壁 はいから小町

古い家における床下の湿気対策

歴史の教科書に登場してきた、正倉院に代表されるのが
高床式建築です。

正倉院

床下を高くし、床下に風を送り込んで
湿気を滞らせないようにしていました。

現在の住宅は、床が低く土台はコンクリートとなり、
湿気の害を受けやすくなりました。

壁だけでなく床も結露が発生します。

床下にはびこる湿気が家の中に侵入し、
つもりつもった湿気が床下をぶよぶよにし、その上の床材を腐らせることもあります。
目に見えなくても、気づかないうちに耐久性が弱くなっているということもあります。

大きな地震が発生した際に、簡単につぶれてしまうなど
二次災害に繋がるケースもあるので、
床下のメンテナンスも気を付けたいところです。

現代の家における床下の湿気対策

床下の湿気対策をすることで、室内の湿気対策やカビ防止にもつながります。
床下の湿気対策工事は、価格の幅があるので、予算に合わせた方法を選択しましょう。

床下向けの調湿材を敷く

木炭

木炭、竹炭、ゼオライトなどを床下に敷く方法もあります。DIYでお手軽に湿気対策ができます。炭には、半永久的に持続する調湿機能があります。湿気を防止してくれるので結露も出にくくなる他、床下の白アリやカビ発生抑制にもつながります。ホームセンターなどで手軽に買え、費用は面積と置く量によりますが、1万円くらいとなるでしょう。

防湿シート

防湿シートの工事風景

地面の上に防湿シートを敷き、その上に砂利やコンクリートを敷く方法です。床下に防水シートを施工し、土壌からの水分をシャットアウトする必要があります。工事のためには床下を全て剥がすことになり、点検口から設置可能な換気扇に比べると、リフォーム費用は割高です。床下の湿気の原因である、土壌からの水分を最も確実に遮断することができるため、湿気対策としては非常に効果的なリフォーム方法です。表面処理に、上から砂利を撒くのみの簡易なものは約10万円程度ですが、コンクリートで処理すると、20~40万円の費用が必要です。

床下換気扇を設置

床下換気扇

家に初めから付いている換気孔が防湿効果を発揮しない場合、床下換気扇を取り付けて人工的に通風を促すことが可能です。風の吹く方角を入念に調査し、適切な位置に設置しなければ、換気扇取り付けリフォームを行っても確実な効果を得ることはできません。床下換気扇は、通常3個1セットが最小単位となります。約13~22万円の費用が必要でしょう。

古い家の室内における湿気対策

鎌倉のように、山間部や山が背後にある場所の古民家に住む場合、
夏場や梅雨時期は想像以上に湿度の影響を受けることがあります。

古民家のある風景

現代の家のように、24時間換気システムが古民家には設置されていません。
日常的に窓を開けて換気をする習慣がなければ、換気扇を設置する、
サーキュレーターや除湿器を使用し、床下の除湿対策をするなどの環境づくりをしましょう。

古民家での有効な湿度対策は、窓を全部開け放つこと。
古い家は、窓が多く風通しが良いつくりになっているので、利点を活かして換気をする習慣づけをするといいでしょう。

現代の家における室内の湿気対策

調湿性能があるタイプの内装材を使うことがおすすめです。

調湿性能が高いことで注目されているのが、「珪藻土」です。
表面は多孔質な穴が開いており、空気を出し入れする作用があります。

洗濯ものを部屋干しすることが多い、梅雨時期も湿度が上がりすぎず、
嫌な部屋干し臭も起こりにくいです。
珪藻土を使用することで、夏はカラッと、冬場が過乾燥にならない環境づくりができます。
また、珪藻土はカビ発生の防止にも期待ができます。

壁や天井は珪藻土をはじめとする塗り壁材、床は無垢材にして、
室内の湿度コントロールすることがおすすめです。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」の調湿性能は、漆喰の6倍、業界最高水準、圧倒的な調湿性能です。はいから小町の調湿性能は、半永久に衰えないので、経済的です

漆喰の6倍調湿する珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗壁 はいから小町

古い家のカビ対策

湿度や温度が高い梅雨時期から夏にかけての季節は、カビに対しての悩みも多いでしょう。
高湿度、高温度、ホコリなどカビ菌のエサになる要素が集まると、一気にカビが発生するリスクが高くなります。

梅雨時期だけでなく、外気との気温差が激しい冬時期も結露が発生するため、
窓付近の壁表面、カーテンにもカビが生えやすいです。

古い家の壁は土壁で、床は、畳や板張りでした。
調湿性能に優れている自然素材だから、湿気がこもりにくい。
隙間や窓が多いから、外気との温度差が少なく結露も発生しにくい。結露に伴うカビが発生しにくい。

古い家は、自然と湿気対策とカビ対策ができていたと言えます。

現代の家におけるカビ対策

カビは、高温度・高湿度・ホコリなどの栄養分がたまることで一気に繁殖します。
つまり、温度と湿度管理、ホコリや汚れがたまらないようにすることで、カビ対策ができるのです。

湿度コントロールに優れた内装材を使い、窓を開けて1日2回以上空気を循環させることで、
温度と湿度を快適にする。
結露のでやすい場所は、外気温との温度差に気を付ける。暖房機器の見直しをするなどの対策ができます。

物を床に放置し隙間がないと、そこにホコリがたまり、カビの発生につながりやすくなります。

物を置かず、掃除をしやすい環境にすることで、ホコリや汚れがたまりにくくなります。
昔の人のようにシンプルに、必要なものだけ保管し、
クローゼットやタンスの中を整理することもカビ対策につながります。

クローゼットの整理

カビが発生しても、すぐにエタノールなどで殺菌し除去をすれば、大きな被害になりません。
あわてず対処をしましょう。

まとめ

昔の家づくりに戻した方が良いかというと、
寒さや地震に対しての支障はあります。

現代の家づくりに、昔の家づくりの要素を取り入れるのが
ちょうどいいのかもしれません。

古い家は湿気対策に優れていたことから、建材がカビや水分で傷みやすくなく、
100年位住むことができたと言えます。

古い家の室内は、土壁。
床は無垢材や畳など自然素材で構成されています。

自然素材の建材は、
湿度コントロールという観点から見ても
非常に優れています。

古い家の作りをそのまま現代の住宅に取り入れるのは難しいですが、
内装など手をかけやすい部分に自然素材を上手に取り入れて、
湿気やカビに悩まない暮らしを送りたいですね。

アトピッコハウスの珪藻土「はいから小町」は、調湿性能に優れています。
湿度のたまりやすい部屋はもちろん、家じゅう広い面積に塗ることで、効果を実感できます

古い家の湿気対策に適した「はいから小町」の詳細は、こちら

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よくあるご質問

家のカビ対策は?

湿気がこもりやすい靴箱やクローゼットなどの場所は、普段から換気をし、カビ臭いとを感じたら発生場所を特定し、エタノールなどで拭き取りましょう。普段から換気を習慣化させる、ホコリや湿気がたまりやすい場所をこまめに掃除をしておくこと、調湿性能の高い壁材床材を採用することなどが、カビ防止につながります。アトピッコハウスの珪藻土「はいから小町」は、湿度コントロールに優れていますので、カビ対策にも効果的です。

住宅の湿気対策は?

窓を開けて、空気を循環させる。扇風機やサーキュレーターを使用し、風の流れを作るほか、調湿性能の高い珪藻土などの壁材を塗る方法もあります。アトピッコハウスの珪藻土「はいから小町」は、業界トップクラスの調湿性能があり、広い面積に塗ることで湿気対策に効果を発揮できます。

昔の家の湿気対策は?

昔の家は、床下を高くすることで、床下に風を送り込んで湿気を滞らせないようにしていました。また、壁は土壁で床は板が敷かれています。現代の家のように気密性が高くなく、隙間や窓が多く、風通しが良かったため、自然と換気ができて湿気がたまりにくかったと言えます。

床下の湿気を取る方法は?

地面の上に防湿シートを敷き、その上に砂利やコンクリートを敷く方法。床下向けの調湿材。木炭、竹炭、ゼオライトなどを床下に敷く方法もあります。床下換気扇を設置し、強制的に通気を促す方法もあります。予算にあわせて対策してみましょう。

無料で、資料・サンプル差し上げます

アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

漆喰の6倍調湿する珪藻土塗り壁「はいから小町」の資料は、こちらからご請求いただけます

珪藻土塗壁 はいから小町