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新築リフォーム 壁の色選びのポイント サンプルと色が違って見える現象を理解しよう

2023/01/06
2023/01/06

老眼鏡のCMが目に留まりました。

気になるお年頃なので当然ですが、
スポンサーが地元の小さな眼鏡店なのに、
地方の面白CMではなく、
有名俳優さんを登用されていて、

そんなに大金が使える眼鏡店なの?
と驚いて色々と調べてしまいました。

 

どうもレンズを作った会社がCMを手掛け、
そこに協賛した地元の眼鏡店が
紹介されるという仕組みになっているようです。

デジタル配信だと、
こんなこともできるんですねぇ。

もう一つ、そのCMで気になったことがあります。

それは老眼鏡の使い勝手の悪さを、
最新の脳科学を活用し改善したという部分。

そうなんです!視覚には脳が大きく関係しています。

情報の約8割は視覚から入ってくるといわれていますが、
目は一瞬にして、
形、色、明るさ、コントラスト、動き、遠近を読みとり、
それを脳で処理しているのです。

私たちの視覚は高性能で、
どんなに高いカメラレンズでも、
人間の視覚には叶わないのだそう。

それだけ高性能な機能を、
私たちは頂いているのですが、

高性能な故に、ちょっとした誤解も生まれがち。
その誤解が、
新築やリフォームでの色決めの時のトラブルに発展してしまうことも…。

今日は色の見え方について、
お勉強してみましょう!

 

新築リフォーム 壁の色選びのポイント

暮らしの心地いいをみつけよう!
アトピッコハウス(株) 後藤裕美です。

実は私、色彩検定一級。

イメージコンサルタント資格の一環だったのですが、
色について学べば学ぶほど、
カラー診断だけでは、
似合う服やメイクってたどり着けないわ~と感じました。

それは新築リフォームでも同じこと。

こういう話をすると、
赤でも色んな赤があって…。

という話にもなるのですが、
色の種類の他に、大事なポイントがあります。
それは色の見え方。

色は素材や、
見る場所によって発色が変わることは、
あまり知られていないのです。

私たちが見ている色は、
本当の色では、ない場合があるのです。

先日NHKのチコちゃんに叱られるを何気なくつけていたら、

色の話になっていて、
さすがチコちゃん説明が上手い!と唸りました。

サンプルと色が違って見える現象をチコちゃんが解説していました

色の見え方の話って、
正しく、詳しく説明しようとすると複雑で、
理解に苦しみますが、

そこはチコちゃん。
説明が分かりやすかったので、
思い出しながら、
解説してみますね。

チコちゃんのお題は、
服が塗れると色が濃くなるのは何故?でした。

雨などで濡れて、
洋服の色が部分的に濃くなった経験は、
誰もがしています。

その誰もが経験していることを、
お題にしているから、

わかりやすいんだろうぁ。

物に光があたって反射した色を見ている

太陽や電灯の光は私たちの目には白く見えますが、
この光の中には様々な色が含まれています。

太陽や電灯の光が、
赤色い服に当たると、
赤の色だけが反射されて、
私たちの視覚に飛び込んできます。

太陽や電灯の光に含まれていた、
赤以外の光は服に吸収され、
服が赤く見えます。

赤色の服=赤色だけ反射する色、ということなのです。

服が濡れると、
表面が水によって平滑になり、

それまで服に当たって反射していた光の種類が変わり、
色が変わって見えるのです。

実は濡れている部分は布本来の色であり、

普段私たちが見ているのは、
光が反射した、
かりそめの色というわけですね。

そう色って「かりそめ」なのです。

太陽の光と、
電灯の光は色の種類が違います。

だからお店で見た時と、

実際に洋服を着て出かけてみたら、
なんかイメージと違う!
という経験をお持ちの方も少なからずいらっしゃるハズ。

それと同じようなことが、
サンプルと実際の壁との色の違いに出ているのです。

サンプルと実際の壁では光の反射具合が変わります


色の見え方は反射が大きく影響しています。

反射は表面の凸凹具合で変わるから、
塗れた服と乾いた服では色が違って見えます。

これを壁に応用して考えてみますね。

例えば塗り壁。
塗り壁の表面には凹凸があります。

その凹凸は、
同じ商品であっても
職人さんによって微妙に変わります。

凹凸が変われば反射が変わり色が違って見えます。

もう一つ、
サンプルをみた部屋と電灯の種類は同じですか?

当たる光の種類が変われば、
反射が変わり色が違って見えます。

さらに、もう一つ。
部屋の大きさや窓のサイズ、
そして時間によって太陽光が差し込む角度が変わります。

サンプルをみた時と同じにすることは、
ほぼ不可能です。

色彩検定一級だから思う!色ではなくトーンを大事にして!

色には統一基準があります。
DIC●●とか、日塗工●●など、
デザイン世界では、それを基準に色調整をしていきます。

色調整とは、どういうことかというと
例えば印刷なら、普通に印刷するとDIC●●だけど、
希望はDIC▼▼だから、
データやインクを調整してDIC▼▼に近づけることです。

これってコンビューターではできなくて、手作業。

人の目でみて判断して、
希望の色の近づけていきますから、

とてもお金がかかります。
人気のネット印刷は、
こういうことはしない(できない)ので、
価格を抑えられるという側面もありますが、

新築リフォームも同じです。

壁の色を決める時に、
DIC●●とか、日塗工●●のカラーが欲しいという
ご要望をいただくことがありますが、

どんなに細かく考えて、指定しても、
光や凹凸の違いによって、
見え方が変わり、
それを超えても同じ色にしたいのであれば、

時間とお金が必要です。

でも家は、
家具やカーテンが入れば光の入り方や、
反射が変わってきます。

 

何も入っていないスケルトンの状態で感じる少しの違和感は、
暮らしてみれば、すぐに馴染みます。

もしも馴染まないケースがあるとするならば、

それは赤を青と間違えているぐらいの差か、
ご自分の脳の中で、
変換している可能性があるのです。

そう視覚は脳が影響しています。

私たちは見たい物を、
見たいように見るように脳が指令をしています。
だから前述の老眼鏡のように、

脳科学を研究することで、
より快適な老眼鏡に辿り着くことができる。

自分が見た物=真実
とは限らないことがあるって、
頭の片隅にあると、
新築リフォームも楽しくなりますよ。

 

アトピッコハウスには織物壁紙があります

織物壁紙とは、洋服の生地で作った壁紙。
チコちゃんに登場した「洋服が塗れると色が濃くなるのはなんで?」と同じです。

表面が凸凹しているから、

光の当たり具合で、
見た目が変わりますが、
どんな家にも馴染む、

どんなインテリアにも馴染むカラーバリエーションを用意しています。

だから細かく悩むのではなく、
直感で選んで欲しい。

そして家の印象は、
インテリアで大きく変わります。
壁や床について、
今まで気にしたこと、ありました?

そんなもんです。

でも一度気になると、目に入る。
それは脳の仕業です。

直観力で選ぶ自信のある方は、
こちらからサンプル請求してくださいね。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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