アスベスト入りの漆喰
- 15
- 3月
- 2006
アスベストとしっくいを混ぜた左官材が健康建材として販売されていること、ご存知ですか?
というか、元々左官材用ににアスベストを販売していたのですが、今回の騒動で使用禁止になり、次の手を考えたようなのです。
その商品をHPでみてみると、「アスベスト」の文字は一言もみつかりません。理由は2つあると思います。
1つは、アスベストを焼成することによって「違う製品になっている」という解釈からだと考えられます。確かに、青梅は猛毒だけど梅干にすると食べられる、という原理と違わないといえば、違わないかも‥。でも、なんとなく釈然としないのは、梅干は元々が青梅からできていることを知っているし、見れば分かるのに、アスベストがどう変化して、どこが安全なのか、すぐに分からないところかな。
化学記号とか並べられても、ふーん、って思うしかない時、化学をサボっていた自分を多いに反省する今日この頃です。
もう一つは、説明する必要がない、というスタンスかな。
確かに、問題ないのかもしれません。
細かく内容成分まで気にする人は少数派だし、自然素材という表現をどこまで解釈するかの違いなのかもしれません。「植物からできた洗剤」だって、原料は植物でも製造の過程で合成洗剤になっていても、問題視する人が少ないのと同じです。
「自然素材」「天然素材」「漆喰」「珪藻土」という名称だけで満足しますから、ユーザーのニーズにマッチした合理的な商品と、ある意味言えるかもしれないです。
HPにはこんな説明がありました。
日本の伝統文化である漆喰は、昔から呼吸する壁として、広く使われています。当社は、今、住環境に求められる快適性と、シックハウス問題に取り組み、機能をより充実させた漆喰「○○○」を提供致します。
焼成したアスベストを混ぜたことが「機能をより充実させた」ことになるのか、もっと優れた「何か」が加えられているのか‥。
化学の時間にほとんど寝ていた私に言われたくはないでしょうが、日進月歩でしょ。明日には、新しい検査方法が開発して、その焼成方法問題あり!、ってなったらどうするのかな。
あ、きっとその漆喰を除去することを商売にするんだ。だって、今もアスベスト除去で大忙しなんですって。
商売上手なとこ、見習おうっと。
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