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漆喰が匂い対策に有効な理由と得手不得手

2021/10/22
2021/10/22

調湿性能や消臭性能を期待して、漆喰を選ばれる方も多いと思います。漆喰は、なぜ、においを吸収したり、消臭したりするのでしょうか? それには、きちんとした理由とメカニズムがあります。

しかし、昔の漆喰と違って、化学のり(接着剤)などをつなぎとして入れているような漆喰では、十分にニオイを吸収、消臭してくれません。
ここでは、漆喰が消臭するメカニズム、漆喰が得意とする匂いの種類などをご紹介したいと思います。

漆喰は臭いけど、消臭効果がある

部屋干しの匂いも消臭

漆喰は、消石灰を主原料とする塗り壁です。消石灰は石灰石を原料としていますから、漆喰そのものには匂いはありません。

しかし、漆喰を壁に塗れるようにするために、「のり」を加えます。昔なら、府海苔(ふのり)とか、角又(つのまた)と呼ばれる海藻を煮詰めた「天然のり」を使っていました。しかし、今は、価格が安く扱いやすい化学のりが使われているケースが多いです。

消石灰や、石灰石は臭くないのに、漆喰が臭いと言われるのは、実は、この「のり」の臭いなのです。特に、塗りたての漆喰は臭いです。

乾けば部屋の消臭効果を発揮する漆喰ですが、水を含むと臭くなるわけですね!

では、なぜ、漆喰に消臭力があるかというと、漆喰が持つ微細な「隙間」に秘密があります。

>>漆喰美人は、漆喰の2倍調湿し、消臭性能は珪藻土以上

花の塗り壁 漆喰美人

漆喰が消臭するメカニズム

漆喰は石灰石を焼いて生石灰(きせっかい)を作り、そこに水を加えて消石灰を作ってから、漆喰の原料として使います。そして、壁に塗られた漆喰は、空気中の二酸化炭素と反応し、100年ほどかけて、もとの石灰石に戻ります。

つまり、漆喰の「粉」だったものが、徐々に「石」に変化する訳ですね。壁に塗り終わった漆喰を電子顕微鏡で確認すると、板状に変化した石灰の結晶の層を確認することが出来ます

また、結晶と結晶の間には、無数の隙間があり、その隙間が、調湿性能や消臭性能を発揮する元になる訳です。

しかし、年々硬くなり、最終的には「石」になる漆喰は、消臭効果や調湿効果の元になる隙間も徐々に減っていくので、塗ってから長い年月が経った漆喰は、においを吸収する能力も、調湿する能力も低下するのです。

漆喰が得意とする臭いは、酸性の匂い

壁に塗った直後の漆喰は、強アルカリ性です。その後、徐々に「中性化」が進み、およそ5年ほどで中性になると言われています。また、塗った直後のアルカリ性が強い時には、カビ、ウイルス等に対する効果もあるとされていますが、5年ほどで、効果がなくなるということのようです。

また、漆喰は、アルカリ性なので、汗臭、皮脂臭、加齢臭、手あか、靴の臭い、生ゴミ臭等、酸性の臭いに強いとされています。しかし、タバコ臭、焼き肉臭、水あか、石鹸かす、さび等のアルカリ系の臭いは、得意ではないとされています。

トイレや寝室の臭い消しとして漆喰を壁に塗れば、ある程度の複合的な臭いを消してくれるのは、そうした理由からです。

漆喰と同様に消臭性能のある珪藻土は、ほぼ中性ですが、珪藻土が消臭性能を発揮するメカニズムは、酸性とかアルカリ性といったPHの違いとは少し違います

珪藻土の消臭メカニズム

珪藻土の細孔

珪藻土も漆喰と同様に人気の塗り壁材です。どちらも臭いを消臭する働きがありますが、珪藻土の消臭メカニズムは、漆喰とは少し違います。

また、匂いを消臭する性能は、漆喰のように衰えることがありません

では、珪藻土と漆喰の消臭メカニズムにどんな違いがあるのでしょうか? 漆喰の場合は、結晶と結晶の隙間があることで消臭性能を発揮する訳ですが、珪藻土の場合は、珪藻土そのものが消臭性能や調湿性能を発揮するのです。

珪藻土は、植物プラクトンの化石です。骨格に細孔(さいこう)と呼ばれる無数の穴を持っていて、その穴が、臭いを吸収したり、湿気を吸収したりするのです。

しかも、珪藻土の細孔は、漆喰の結晶のように徐々に目詰まりすることがないので、臭いを吸収する性能が衰えないのです。

また、匂いの成分が、「水に溶ける」か「水に溶けない」かによって、消臭のメカニズムと、得手不得手がありますので、次にご紹介したいと思います。

水性の匂いと、油性の匂いの違い

トイレ臭のもととなるアニモニア臭とか、接着剤や壁紙に使われるホルムアルデヒドなどは、水溶性(水に溶ける)化学物質ですが、シンナーや可塑剤といった化学物質は水は溶けません

漆喰はアルカリ性だから、水蒸気と一緒に吸収した酸性の臭いを中和するたるめ消臭効果を発揮するという言い方をしている場合もありますが、水溶性の化学物質だから、水蒸気と一緒に漆喰の壁に吸収され、分解されるのです。

これは、珪藻土が臭いを吸収し、分解するのも同じメカニズムです。

ただ、珪藻土の細孔(さいこう:小さな穴)は、水蒸気の粒の大きさと相性が良いのですが、油に溶ける化学物質は、珪藻土よりも、更に細かい穴のほうが相性がよく、ゼオライトが最適とされています。

気になる部屋の消臭対策

漆喰に消臭効果を期待して、部屋のリフォームでDIYに挑戦される方もいると思います。ただ、その前に、換気を確認されることをオススメします。

現在の住宅は24時間換気が義務付けられており、第1種から、第3種といった機械換気設備が設置されています。その中でも、排気だけを機械換気する第3種換気システムが価格も安く、一番普及しています。

しかし、この第3種換気は、各部屋から「吸気」し、台所などから「排気」する形をとっているため、気密性の低い住宅だと、壁の内部とか床下の臭いを室内に吸い上げ、悪臭のもとになることがあります。

室内だけ対策しても、気になる悪臭の原因が、壁の内部とか床下だった場合、対処が難しくなります。

換気設備に問題がない場合は、室内の壁、天井に漆喰や珪藻土を塗ることで、消臭対策することが出来ます。

衰えない消臭力と、衰える消臭力

漆喰や珪藻土が臭いを吸収し、消臭するメカニズムは、水蒸気と一緒にニオイの成分を吸収し、分解するためであるというご説明をしました。

また、漆喰の原料である消石灰や珪藻土が得意とする匂いは、アンモニアとかホルムアルデヒドといった水溶性の臭いで、消臭性能は、半永久的に衰えません。しかし、漆喰は、年々硬くなり、最終的には、石灰石になるので、消臭性能も、徐々に衰えることになります。

アトピッコハウスの漆喰美人は、一般的な漆喰と比較すると、2倍以上の調湿性能がありますので、調湿性能=消臭性能という公式に当てはめると、消臭性能も、一般的な漆喰の2倍ということになります。

漆喰美人には、シンナーとか可塑剤といった油性の匂いに強いゼオライトを入れているので、水に溶けない匂いの消臭にも強いと言えます。

また、長期的な消臭性能を期待するのであれば、漆喰よりも珪藻土ということになりますし、水に溶けないシンナーとか、可塑剤といった油性の臭い対策には、ゼオライトがオススメということになります。

>>漆喰美人の消臭性能は珪藻土以上

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まとめ

漆喰が匂いを消臭するメカニズムは、漆喰の結晶の間に隙間があり、その隙間に、アンモニアやホルムアルデヒドといった水溶性(水に溶ける)の匂いが吸収され、分解されるからです。

しかし、漆喰は年々硬くなり、結晶間の隙間も少なくなるので、漆喰が匂いを吸収する性能は徐々に衰えるという現実があります。といっても、経年変化によって衰える消臭性能は、それほど大した変化ではありません。

それ以上に重要なのは、漆喰の調湿性能そのものです。
漆喰が匂いを消臭するのは、水に溶けた「匂い成分」を吸収するからであって、その性能の大小は、調湿性能の大小と比例するからです。

つまり調湿性能の高い漆喰は、匂いを吸収する消臭性能も高いということなのです。

>>消臭性能の高い「漆喰美人」の資料は、こちらからご請求ください

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よくあるご質問

漆喰美人の消臭性能を教えてください

漆喰美人は一般的な漆喰の2倍調湿します。そのため調湿によって消臭する水溶性の匂いも、2倍程度消臭すると考えられます。また、漆喰美人には、油性の匂いに強いゼオライトが入っているので、シンナーとか可塑剤の消臭にも効果を発揮します。

漆喰と珪藻土、どちらがお勧めですか?

調湿性能が高いと消臭性能も高いということになるので、漆喰と珪藻土を比較したら、珪藻土がお勧めです。しかし、漆喰調の仕上がりを好まれて、調湿性能も高い製品をご希望でしたら、漆喰美人をお勧めします。

漆喰は、半永久的に匂いを吸収しますか?

漆喰の消臭の元となる石灰の結晶の隙間は、年々狭くなるので、消臭性能も悪くなります。しかし、漆喰が匂いを吸収するのは調湿の良し悪しによるもので、調湿性能の高い漆喰ほど、消臭性能も高いと言えます。

漆喰はなぜ匂いを消臭するのですか?

漆喰には調湿性能があり、水蒸気を吸い込む際に、アンモニアとかホルムアルデヒドといった水に溶けた匂いを吸収し分解します。また吸収した匂い成分は、換気と共に屋外に排出されるので、繰り返し消臭性能を発揮してくれます。

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