無垢フローリングは住戸だけでない店舗用でもメリットがたくさん!
「無垢フローリング」と聞くと、住宅やリビングルームなど家庭での使用をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、自然素材である無垢フローリングの持つ魅力や機能性は、実は店舗空間やオフィスにもメリットがあります。
無垢フローリングの最大の特長は、自然そのものの風合いや質感が生み出す温かみのある雰囲気です。また、無垢材は使い込むほどに深まる味わいや経年変化の美しさも魅力で、定期的なメンテナンスやケアを行うことで、長期間使用できる耐久性も備えています。
今回は、店舗で無垢フローリングを採用することの具体的なメリットや、選び方のポイントなどをご紹介します。
アトピッコハウスの無垢材、ごろ寝フローリングは天然木ならではの温かさを楽しめるフローリングです。
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目次
一般的な店舗で使われる床材ってどんなものがあるの?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
一般的な店舗やオフィスで使用される床材には、以下のような種類があります。それぞれ特徴があり、用途やデザイン、コスト、メンテナンス性などを考慮して選ばれることが多いです。
1.カーペットタイル
柔らかい踏み心地で、足音を吸収するため静音性が高く、色や柄のバリエーションが豊富で、デザイン性に優れる。タイル1枚単位で交換が可能なため、メンテナンスがしやすい。
用途:オフィス、会議室、カフェや書店など。
2. クッションフロア、フロアタイル(塩ビタイル)
耐水性があり、清掃が簡単。耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れる。木目調や石目調など素材感をリアルに表現した模様がプリントされており、豊富な色柄から選べるのも人気。
用途:飲食店、病院、オフィス、店舗全般など。
3. 合板フローリング
複合フローリングとも呼ばれる、複数の板を接着剤で張り合わせてある床材。 重ねた合板の表面には、プリントシートなどの化粧材やスライスした天然木を張り付けている。見た目は無垢フローリングなので、店舗など土足で使用する際にも使えるフローリングです。
用途:高級感や自然な雰囲気を求める店舗やショールーム。
4. コンクリート(モルタル仕上げ)
無機質でモダンな印象を与える。耐久性が高く、ラフでシンプルなデザインが好まれる。
クッション性がないため長時間の立ち仕事には不向き。
用途:モダンな雰囲気の店舗、カフェ、アパレルショップなど。
5. ラバーフロア(ゴム床材)
弾力性があり、足腰に優しい。滑りにくく、耐衝撃性に優れている。工場やジムなどで使用されることが多いが、デザイン性が高いものも増えている。
用途:スポーツジム、介護施設、保育施設、店舗など。
6. 石材(天然石・人造石)
高級感があり、耐久性と耐水性が高い。コストが高く、設置も専門技術が必要。
用途:高級ブティック、ホテルのロビー、レストランのエントランスなど。
アトピッコハウスの無垢材、ごろ寝フローリングはオフィスでも大活躍です。
オフィスや店舗で無垢フローリングを採用するメリット
オフィスや店舗で無垢フローリングを採用するメリットには以下のようなものがあります。
自然素材ならではの美しさと高級感
無垢材は天然木そのものの質感と色合いを持つため、オフィス空間に温かみと洗練された印象を与えます。独特の木目や色味は一つとして同じものがないため、個性を演出できます。
室内環境を快適に整える
無垢材は湿度を吸放出する調湿効果があり、オフィス内の湿度を適度に保つことで快適な環境を作ります。無垢材は熱伝導率が低いので冬場でも足元が冷たくなりにくく、長時間の作業でも快適。足触りが良くべたつかないためオフィス環境によっては、夏は裸足で過ごすのも気持ちが良いです。
長く使える耐久性
適切にメンテナンスを行えば、無垢フローリングは数十年にわたり使用可能です。キズや汚れは経年変化で目立たなくなります。どうしても気になる場合は表面を削ることで元の状態に戻すことができ、長期間きれいな状態を維持できます。
リラックス効果が期待できる
木の持つ自然な香りや質感、ランダムな木目や色合いが、人にリラックス感を与え、生産性や集中力を向上させる可能性があります。
アトピッコハウスのごろ寝フローリングは一年中素足で気持ちが良い無垢材です。
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店舗で無垢材を使う際の注意点
店舗やオフィスで無垢フローリングを使用する場合、住宅よりも使用頻度や負荷が高いため、適切な計画とメンテナンスが重要です。
使用用途により耐久性が必要になる
店舗やオフィスでは、多くの人が頻繁に行き来するため、耐久性が求められます。
オークやナラ、チークなどの無垢フローリングは比較的硬質なため耐久性が高いので、イスのキャスターを使う場面や家具を置いても影響は出にくいです。
逆にパインや杉、といった樹種はキズが付きやすいですが、柔らかく温かみがあるため、靴を脱いで使用するオフィスや店舗におすすめです。
実は無垢フローリングは水分に弱い
土足で人の出入りが多い店舗では、土砂や汚れが床に付着しやすいため、出入口にマットを敷くなどの対策が必要です。無垢材は湿気や水分に敏感で、反りや割れの原因となるため、雨の日にはマットを置くなど水分が落ちないように対策する必要があります。
水分をそのままにしておくとシミの原因となるため、こぼれた液体はすぐに拭き取るようにすることが大切です。
定期的なメンテナンスをする必要がある
不特定多数の人が利用する店舗やオフィスでは、靴を脱いで使用する場合でも塗装をすることを推奨しており、使用頻度の多い店舗では3~6か月に1回程度、無垢床にオイルワックスの塗布が推奨されます。
無塗装やオイル塗装の場合、長期間使用した後、表面が摩耗した場合はサンディングで新品同様に戻すことができます。
土足で使用する場合は無垢を痛めないために表面をコーティングするUVコーティング塗装がおすすめです。表面をコーティングしている分、キズや汚れに耐性がありますが、コーティングが割れたり痛んだ場合は業者による再塗装が必要となります。
無垢フローリングは初期費用が高くなる
無垢フローリングは、一本の木材から切り出された100%天然素材で作られています。このため、合板フローリングやビニール床材と比較すると、コストが高くなります。
高品質な木材は育成に時間がかかり、伐採や加工が制限されている場合が多く、特にオークやチーク、ウォールナットなどの人気樹種は希少性もあり価格が上昇します。また、フローリング材としての選別や加工、施工をする際にも手間がかかります。
無垢フローリングの初期費用が高くなるのは、素材自体の希少性や加工の手間、施工の専門性が必要だからです。しかし、その分、無垢材がもたらす自然の温もりや経年変化の美しさ、耐久性といった価値は他の床材にはない魅力です。その価値を最大限に活かすことで、長く満足できる空間作りが可能になります。
アトピッコハウスの無垢材、ごろ寝フローリングは経年変化が美しいフローリングです。
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無垢フローリングを店舗用に使うなら古材も雰囲気があっておすすめ
無垢フローリングは雰囲気がありますが、店舗用であれば土足で使うことが多いと思います。集成材の表面に木質のシートを貼った合板フローリングであれば土足でもいいですが、やはり無垢材には無垢材ならではの雰囲気があります。そんな時には「古材」を使ってみるという方法があります。古材とは古い建具や、解体された建物の柱や扉を家の扉などを板材に加工したもので、「味わい深いカッコいい」空間を求めている方に最適な板材です。
古着屋さんや飲食店、美容院など雰囲気のある空間になること間違いなしです。
アトピッコハウスではカッコいい古材「OldBoard」を扱っています。
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無垢フローリングをオフィスで使うなら靴を脱いで!床暖房との相性も抜群
オフィスに無垢フローリングを取り入れると、自然素材ならではの温かみや落ち着きがあります。そしてその魅力を最大限に引き出すためには「靴を脱いで使う」ことをおすすめします。
靴を脱ぐメリット①自然な木肌の感触を楽しめる
無垢フローリングは、裸足で歩いたときの心地よさが格別です。木材は熱をほどよく伝え、冬でも冷たすぎず、夏はサラリとした質感を感じられます。靴を脱いでリラックスしながら仕事をすれば、生産性や集中力の向上も期待できます。
靴を脱ぐメリット②衛生面
靴を脱ぐ習慣を取り入れることで、土や汚れ、ウィルスなどがオフィス内に持ち込まれるのを防ぎ、清潔な環境を維持できます。無垢材は掃除がしやすく、汚れが目立ちにくいという特性もありますが、靴を脱ぐことでさらに衛生的な空間を保てます。
靴を脱ぐメリット③床暖房との相性
床暖房をいれることで足元からぽかぽかと暖まるため、エアコンの使用を減らして省エネ効果が期待できます。また、エアコンをつけない分、空気が乾燥しにくく、快適な室内環境を作りやすいこと、無垢材特有の調湿効果が相まって、さらに心地よい空間となります。
無垢フローリングは床暖房との相性が抜群!寒い冬でもエアコン不要で足元からポカポカです。
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まとめ
無垢フローリングと聞くと、多くの方が住宅やリビングルームといった家庭での使用を思い浮かべるかもしれません。しかし、自然素材ならではの魅力や機能性は、実は店舗やオフィスといった商業空間でも大いに活かされるのです。
無垢フローリングの最大の特長は、何といっても自然そのものの風合いと質感です。木材が持つ独特の温かみは、空間に落ち着きと安心感をもたらし、訪れる人々に居心地の良さを感じさせます。
例えば、リラックス効果を求めるカフェや、美意識が求められるアパレルショップ、そして温かみのある雰囲気を提供したいオフィス空間など、さまざまなシーンで選ばれています。
さらに、無垢フローリングの魅力はその見た目だけではありません。使用を重ねるほどに木の表情が深まり、経年変化による美しさを楽しむことができます。この「味わい」は、人工的な素材にはない無垢材ならではの価値です。また、定期的なメンテナンスを行うことで、耐久性が高まり、長期間にわたって使用できるのも大きなメリットです。
無垢フローリングは単なる「床材」ではなく、空間全体の雰囲気や訪れる人に心地よさを与える重要な存在です。そのため、店舗やオフィスに採用することで、デザイン性だけでなく機能性も兼ね備えた空間作りができます。自然素材が持つ特有の魅力を最大限に活かし、長く愛される空間を作り上げる選択肢として、無垢フローリングはとてもおすすめです。
アトピッコハウスの無垢材、「ごろ寝フローリング」は品質の良いフローリングです。
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よくあるご質問
無垢フローリングは何年くらいもちますか?
経年変化が美しいと言われる無垢フローリング。奈良の法隆寺のヒノキは1300年経った今でも維持されています。品質や樹種によりますが、適切な使い方をすれば一般的な家庭で使われる無垢フローリングは、50年以上は問題なく使えると言われています。アトピッコハウスの無垢材「ごろ寝フローリング」は品質が良く、長持ちする無垢フローリングです。
無垢フローリングはメンテナンスが必須って本当?
合板フローリングは夏場にベタつきが気になりますが、自然塗装の無垢フローリングは表面に無数の小さな穴があり、それが空気や湿気を吸収して室内の湿度を調整してくれるため、湿気が多い夏場でも表面がベタつくことはなく、常にサラッとした心地よい触感を保てます。また、足裏の皮脂も自然に吸い込んで潤いを与えるため、特別なワックスがけは必要ありません。無垢フローリングの日々のお手入れもフローリングワイパーや掃除機でホコリを除去するだけで十分です。アトピッコハウスのごろ寝フローリングは夏にサラッと冬はヒヤッとしない無垢材です。
無垢フローリングのユニってどういうもの?
無垢フローリングのユニタイプとはランダムな長さのフローリングを長さ方向へつないで一定の長さ(一般的に1820㎜)に成型したフローリングです。原木に対して製材時資材ロスが出にくく、生産効率が良い為安価になります。
無垢フローリングの床にした場合に合う家具は?
無垢フローリングの床はどんな家具とも相性は良いです。テーブルをガラス素材にすればモダンなイメージですし、革製品やアンティークと合わせるとヴィンテージ感が出ます。選ぶ無垢材の種類によってはアジアンテイストや北欧調、ガーリーなど様々な家具と組み合わせることができ、雰囲気の良い空間を作る事が出来ます。
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