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織物クロス

クロスと壁紙、どう違うの?

2014/06/09
2022/08/22

内装材選びで床と並んで悩むのは壁だと思います。壁はまさに空間をデザインするのに大きく影響する内装。

壁紙と一言で言っても色々な種類や機能があることも悩む理由の一つだと思います。クロスの色々、どんなものがあってどんな場所に合うのかなどについてご紹介してみたいと思います。

アトピッコハウスには、「すっぴんクロス」というオリジナルの壁紙がありますが、こちらは、織物を原料とした本物の布クロスです。調湿性が期待できるほか、高級感があり、しかも丈夫です

本物の布クロス「すっぴんクロス」の詳細は、こちら

すっぴんクロス

壁紙のことを、クロスというのはなぜ?

織物クロス

自然素材の内装材メーカー、アトピッコハウスの後藤です。
壁紙のことをクロスと呼びますが、なぜ壁紙のことをクロスというかというと、もともと壁紙は、クロス、つまり布で出来ていたのです。

昔の日本の住宅は、今のように建材も豊富になかったため、壁には、身近にある土を塗ったり、板を張ったりしていました。その後、紙を貼ったり、布を貼ったりするようになり、現在に至っています。

昔は紙といっても、手漉きの和紙などは、畳1枚程度の大きさしかなかったので、その大きさのものをペタペタと繋ぎ合わせて張って行った訳です。だから、重ねあわせの部分が、普通にくっきり、はっきりと分かる。でも、その感じが、また魅力的な訳です。

今は、紙壁紙といっても、紙がロール状になっていますから、巾90cmほどで、長さ50mが、普通の紙クロスの標準になっています。布壁紙の場合も、巾1mほどで、1,000m、2,000mといった長さで、原反を作るので、完成品は、巾1m、長さ50mほどのものが標準的な長さになっています。

漆喰に比べるとクロスは断然安い

壁材として人気の漆喰は、自然素材で調湿効果や消臭効果などが期待でき、人気が高い壁材です。漆喰の大きなデメリットとしては金額が高くなること。ビニールクロスが基本仕様の場合、4倍~5倍の金額になります。

例えば漆喰クロスを選べば、塗り壁に必要な下地処理の時間も材料も省けますし、漆喰クロスによっては消臭や調湿などの機能を持った商品もあるので、手軽に漆喰の見た目と機能を取り入れることができます。

クロス壁紙の種類にはどのようなものがある?

ビニールクロス壁紙

ビニールクロス(ビニール壁紙)は、裏打ちの紙に、塩ビのペースト状のものを吹き付けて、発砲させたものです。量産ができるため安価で、図柄もプリントなので失敗が少なく施工性も良いため、現在の90%の壁紙がビニールクロスです。

こんなご家庭におすすめ

・気軽に水拭き掃除をしたい
・たくさんあるデザインから選びたい
・とにかく金額を抑えたい

織物クロス壁紙

織り込んだ布を壁紙としたものです。結婚式場や高級ホテルなど格式の高い場所で多く使われる素材です。上品で高級な見た目、織物なので破れにくく、静電気が起きにくいので汚れが付きません。

自然素材でできているクロスなので、通気性が良いです。また、空気を含むので吸音効果も期待できます。

こんなご家庭におすすめ

・壁紙にこだわりたい
・上品で個性的な空間にしたい
・自然素材を使って部屋の環境を整えたい
・丈夫で耐久性のある壁紙にしたい

アトピッコハウスの「すっぴんクロス」は、この「織物クロス壁紙」ということになります。壁紙の90%以上がビニールクロスですから、些少性のある壁紙ということになります。

高級感がある本物の織物クロス「すっぴんクロス」の詳細は、こちら

すっぴんクロス

紙クロス壁紙

紙クロスというと、和室にしっくりくるようなデザインの日本古来の和紙壁紙が思い浮かぶという方も多いと思います。しかし、意外と欧米で作られるものも多く普及しており、それらはパルプを原料として作っており、華やかで洗練されたデザインです。

布クロス同様、自然素材のものが多いので通気性、吸音効果が期待できます

こんなご家庭におすすめ

・ちょっと高くなっても上品に仕上げたい
・自然素材を使って部屋の環境を整えたい

珪藻土壁紙

珪藻土塗り壁は人気の壁材ですが、塗り壁を施工しようとするとかなり高額になります。珪藻土クロスはクロスの上に薄く珪藻土を塗った壁紙です。基本は壁紙なので、塗り壁に必須の下地処理は不要ですし、左官屋さんでなく、クロス屋さんが施工できます。

こんなご家庭におすすめ

・珪藻土塗り壁にしたいが、予算がない方

壁紙クロス、どこに使うのがおすすめ?

紙クロスも、布クロスも、工業化が進み、生産コストも落ちて、初期段階の紙壁紙や、布壁紙よりも、ずいぶん気軽に使える内装材になりました。

しかし、紙クロスや、布クロスは、丁寧な工事を必要とされる上に、職人さんの腕の良し悪しによって、仕上りの品質が変わるので、もっと安く出来て、工事も簡単なビニールクロスが開発されました。

ビニールクロスは安価で、豊富なデザインから選べるというメリットの反面、ビニールの中で暮らしている感じがして息苦しいと感じられる方や、ビニールクロスのにおいを気にされる方も多いです。

キッチンや洗面所などは簡単に水拭きができるビニールクロスを使うといいと思います。

キッチン

また、単調になりがちな    空間が気になるようなら、アクセントクロスを貼ってみるのもいいですね。アクセントクロスを一面に張ることでお部屋の印象がガラッと華やかになります。

しかし、睡眠中無防備になる寝室や、家族が集まるリビング、子供部屋などには自然素材のクロスを選ぶなど使い分けをするのもいいと思います。

寝室など長く過ごす場所には自然素材のクロスがおすすめ

アトピッコハウスで販売している「すっぴんクロス」は、本物の布クロスです。織物壁紙ともいいます。わざわざ本物と言う必要もないのですが、反物を織って、裏打ちの紙を貼って、シミや汚れが付いた箇所をチェックして、それでやっと完成します。
原料代も高いし、手間暇もかかっているので、ビニールクロスや、紙クロスよりは、値段は高いですが、その分、高級感もあるし、丈夫です。

布クロスは先の尖ったものや、堅いもので壁紙を引っかけても、ビニールクロスのように、簡単に破れたり、剥がれたりしません。

また、透湿性があり吸音性があるため、寝室などにはおすすめです。

クロスは、クロース(布)ですから、布が本物です。壁に、クロスを貼る文化はなくならないと思いますが、ビニールクロスに追いやられて、布クロスの生産量は、今や10%にも、満たない量です。

でも、一旦張ったら、10年、20年と剥がさないのですから、ちょっと豪華で、丈夫で、調湿性もある本物の布クロスを検討してみては、いかがでしょうか?

すっぴんクロスは、経年変化が美しく、ビニールクロスのようにすすけたり、薄汚れた感じにならない点も魅力の一つです。

経年変化が美しいすっぴんクロスの資料は、こちらからご請求いただけます

すっぴんクロス

まとめ

クロスと壁紙は同じものですが、一言にクロスと言ってもたくさんの種類、商品があります。主に使われるのはビニールクロスですが、自然素材を原料とした、紙クロスや布クロスなどもあります。

見た目で選ぶのか、クロスの機能や特徴を生かして選ぶのか。自分に合ったものを見つけられるといいですね。

よくあるご質問

クロスと漆喰どちらが安い?

漆喰を含め、塗り壁材はクロスに比べると4倍~5倍の金額になります。塗り壁は下地処理が必須なため、日数も材料費もかかり、どうしても高くなります。塗り壁風のクロスを選べば塗り壁の特徴を生かした見た目や機能を取り入れつつ価格を抑えることができます。

アクセントクロスは何箇所?

壁の一面に違う色や柄のアクセントクロスを取り入れることで、単調になりがちな部屋の印象をガラッと変えることができます。アクセントクロスは一面に取り入れることでおしゃれな空間を作れますが、何面にも使用すると圧迫感が出て部屋が狭く見えてしまいます。

クロスはどうやって使い分けるのがいい?

トイレや洗面、キッチンといった水や汚れが付きやすく拭き掃除を簡単にしたい場所にはビニールクロスがおすすめです。しかし、家族が長く過ごすリビングや、寝室などには紙や布といった自然素材を使ったクロスを使うのがおすすめです。

ビニールクロスが主に壁紙として使われる理由は?

ビニールクロスは安価で量産ができ、施工も比較的簡単なため、家づくりの標準仕様とされています。単価自体も安いですが、施工がしやすいため工事費用も抑えられるためです。

無料で、資料・サンプル差し上げます

アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

本物の織物壁紙「すっぴんクロス」の資料は、こちらからご請求ください

すっぴんクロス