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ウォルナットの床

無垢フローリングは塗装したほうがいい?メリットデメリットとともに解説

2023/03/15
2023/03/15

無垢フローリングを採用するにあたって、気になるのが無垢の床の塗装。お手入れやメンテナンスはしやすい方がいいけど無垢材本来の自然な質感や色味はそのままにしたい。いやいや汚れやキズに強いことが一番!など生活によって優先したい部分はそれぞれです。

無垢材の特性や塗装の種類について知っておくこと、また自分がどういったことを優先したいのかを知っておけば無垢材の塗装を選ぶ際に迷うことはありません。

アトピッコハウスには、自然塗装品、無塗装品、ウレタンUV塗装の無垢フローリング「ごろ寝フローリング」のご用意があります

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無垢フローリングの塗装の種類

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。
無垢フローリングの塗装の種類にはどんなものがあるのでしょうか。

フローリングワイパー

無垢フローリングの塗装の種類:無塗装

無塗装の無垢フローリングは、木を伐り出したものをそのまま床材として使用するものです。表面を研磨しただけの無垢フローリングなので、天然の木材そのものの質感や色味を楽しむことができます。無塗装のため、水や汚れに弱く傷がつきやすいですが、表面に塗装がないため、肌触りがよく、木材の風合いを直接感じることができます

無垢フローリングの塗装の種類:自然塗装(オイル塗装)

自然塗装の無垢フローリングは、表面に塗膜を作らず、無垢フローリングの内部に染みこんで中から強くするタイプの塗装です。自然塗料は、植物性のオイルなどの油分とロウなどのワックス成分が主原料です。油分がゆっくりと木材内部に浸透して乾燥や水分から木材を保護します。

内部に染みこんで保護する塗装なので木材自体の質感や色味を変えずに、無塗装に比べ汚れや傷に強いです。無塗装よりも撥水性や汚れに耐性があり質感や肌触りは自然な状態のため、無垢フローリングの床の塗装でおすすめです。

無垢フローリングの塗装の種類:ウレタン塗装

ウレタン塗装は従来のフロア塗装の一種で、ポリウレタン樹脂を使用してフロアを塗装する方法です。この塗装は、磨耗や傷からフロアを保護し、美しい光沢を与えます。ウレタン塗装は耐久性が高く、優れた防水性がありますが、時間が経つと劣化することがあります。

無垢フローリングの塗装の種類:UV塗装

ウレタン塗装は塗料を塗って数日乾かすことで表面に塗膜を作ります。UV塗装も似たものですが、塗料を塗って紫外線を照射することで瞬時に硬化し、強固なフィルムを形成します。UV塗装は速乾性があるため揮発物質が出にくく、ウレタン塗装よりも耐久性に優れ、塗装後すぐに使用できることが特徴です。

アトピッコハウスでは無塗装、自然塗装、ウレタンUV塗装の無垢フローリングを取り揃えています

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無垢フローリングの塗装のメリットデメリット

メリットデメリット

無塗装のメリット、デメリット

無塗装のメリットはなんと言っても表面が塗装がされていない分、木そのものの自然な質感や肌触り、香りを楽しめるというところにあります。また無垢材本来が持つ調湿性能を生かすことができます。

デメリットとしては塗装をしていない分水や汚れに弱いというところがありますが、市販のワックス塗料などをすることで対策できます。また年数が経ち表面の汚れやキズが気になる場合には業者さんに表面を削ってもらうということもできます。

一枚板である無垢フローリングは表面を削るだけで新品の状態にすることができます。

オイル塗装のメリット、デメリット

自然塗装は表面に塗膜を作らず、無垢材の内部に染みこんでいくタイプのオイル塗装になるため表面は無垢フローリングの自然な質感や肌触りを楽しむことができます。塗料の成分は蜜蝋や植物由来など天然のものが多いです。

オイル塗装をしている分水分や汚れがつきにくく適度な油分を無垢材にあたえることでフローリングを美しく長持ちさせることができます。

また、塗膜を作らないので無塗装と同様調湿性能を生かせる塗装です。蜜蝋ワックスや植物油ベースのオスモ、アウロなど市販の商品で手軽にDIY施工できるのもメリットです。

デメリットは表面が自然の無垢の状態のため撥水性や汚れへの耐性が弱いという部分があります。

ウレタン塗装、UV塗装のメリット、デメリット

ウレタン塗装、UV塗装のメリットには表面に塗膜を作ることで撥水性や汚れにくさ、傷のつきにくさなどがあります

デメリットとしては無垢材本来の質感を感じられないこと、光沢が出るため元々の無垢の趣から変わってしまうこと、鋭利なものが当たった場合塗膜が割れてしまう可能性があること、またその場合の補修にはプロの業者の方に入ってもらう必要があることなどがあります。

塗装別お手入れ方法

お手入れには塗装にどんな塗料が使用されているのか、塗膜があるのかなど表面の塗装の種類を確認することが重要です。

掃除機で掃除

塗装別お手入れ方法:無塗装の無垢フローリング

通常のお手入れ

◎掃除機
◎フローリングワイパー
△水拭き
×ウェットタイプのフローリングワイパー

無垢フローリングのお手入れで無塗装の場合、普段の掃除は掃除機やフローリングワイパーを使用して表面のゴミやホコリを取り除く程度できれいになります。無垢材は水分に弱いので水拭きにより表面の毛羽立ちや乾燥が起こる可能性があり、無塗装の場合水拭きはおすすめしません。

塗装別お手入れ方法:自然塗装の無垢フローリング

通常のお手入れ

◎掃除機
◎フローリングワイパー
△水拭き
×ウェットタイプのフローリングワイパー

自然塗装のフローリングも無塗装の無垢フローリング同様、普段のお掃除は水拭きやウェットタイプのフローリングワイパーは使わず、掃除機や乾拭き程度でOKです。

塗装別お手入れ方法:ウレタン塗装、UV塗装の無垢フローリング

通常のお手入れ

◎掃除機
◎フローリングワイパー
〇水拭き
△ウェットタイプのフローリングワイパー

普段のお手入れは掃除機やフローリングワイパーで充分ですが表面に塗膜を作っているので水拭きやウェットタイプのフローリングワイパーの使用も可能です。

ワックス効果もある天然米ぬかクリーナーこめっとさんなら塗装の種類を選ばずラクラクキレイです。

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無垢フローリングはワックス必須?

無塗装や自然塗装は年に一度ほどワックスをかけると良いとされていますが、実際に定期的にワックスがけをしている人は少ないように思います。

実は無垢フローリングのワックスがけはそこまで躍起になる必要はありません。お料理や、人から出る油分がそのまま無垢フローリングの栄養分となりワックスの代わりになるからです。

子供の足

ただ、それは均一ではないため、時々はオスモや蜜蝋などのオイルタイプのワックスをかけることで無垢材に栄養分を与え、無垢フローリングを強く美しく長持ちさせることができます。

ウレタン塗装、UV塗装は表面に塗膜があるためオスモや蜜蝋などのオイルタイプの浸透性ワックスを塗っても内部に染みこまないためベタベタするだけで意味がありません。

無垢フローリングって水拭きしてもいいの?

水分に弱い無垢フローリングには水拭きはおすすめできません。無垢フローリングは水分を吸収してしまうため、毛羽だったり状況によっては割れや膨らみが生じてしまう可能性があります。

どうしても水拭きをしたい場合は固く絞った雑巾で拭き取り、仕上げとしてしっかりと乾燥させる必要があります。

表面にコーティングされているウレタン塗装やUV塗装は水拭きが可能です。

また、商品として無垢材用のクリーナーがあります。オスモワックス&クリーナーやアトピッコハウスの米ぬかワックスこめっとさんなど、水分だけでなく、適度な油分を無垢材に与えながらお掃除することでワックス効果も期待できる商品です。

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無垢フローリングに傷が!塗装別補修方法は?

無塗装、自然塗装の場合、ひっかき傷程度であれば少し経てば木目に紛れて気にならなくなりますが補修したいということであればまずサンドペーパーで軽く研磨してみるといいでしょう。

無垢フローリングを研磨した後は種類により白くなるので、上からオイル系の自然塗料を塗布するときれいになります。

無塗装や自然塗装の無垢材で大きな傷が出来てしまった場合、スチームアイロンを使用するか、濡らしたタオルなどを当ててその上からアイロンで熱を加える方法があります。つぶれてしまった木の繊維は水分を含むことで元に戻ろうとするため自然の治癒力を生かした補修方法です。

いずれもDIY施工でできる補修方法ですが、いずれなじんで目立たなくなるため、下手にいじらないほうがいい場合もあります。

UV塗装、ウレタン塗装の無垢フローリングの場合は傷がついた場合表面の塗膜が割れてしまう可能性があり、再塗装など補修には業者に依頼する必要があります。

まとめ

無垢フローリングそのものの肌触りを楽しみたいという場合でも、内部に染みこむオイルタイプの自然塗装はした方がよさそうです。自然塗装であれば塗膜を作らないため無垢本来の質感を感じることができ、無垢フローリングを保護する効果もあります。

傷や汚れを徹底的に避けたいという場合には表面をコーティングするウレタン塗装やUV塗装がオススメです。

それぞれの生活にあった塗装をみつけてくださいね。

アトピッコハウスには、自然塗装・無塗装・UVウレタン塗装等、各種の無垢フローリングのご用意があります

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よくあるご質問

無垢フローリングの塗装の種類って何があるの?

無垢本来の手触りを楽しめる無塗装、内部に染みこむタイプの自然塗装、表面に塗膜を作るウレタン塗装、ウレタン塗装に紫外線を照射して硬化させるUV塗装があります。無垢材を守るためにも自然塗装はしておいた方が長持ちします。傷や汚れ防止を優先するならウレタン塗装やUV塗装がおすすめです。アトピッコハウスのごろ寝フローリングは上記の塗装品を取り揃えています

無垢フローリングでおすすめの塗装は?

無垢フローリングの手触りや質感を活かしつつ、汚れや水分から保護したいと考えられるなら自然塗装がおすすめです。自然塗装は木材の内部に浸透し内側から強くするという塗装です。表面に塗膜を作らない分、無垢フローリングが持つ調湿効果も失わず期待できます。アトピッコハウスのごろ寝フローリングは調湿性能が期待できる自然塗装品の無垢フローリングが揃っています

無垢フローリングのお手入れ方法は?

普段のお手入れ方法は掃除機やフローリングワイパーを使用して表面のホコリを取り除く程度できれいになります。水に弱い無垢フローリングは水拭きが苦手です。サッパリしたいという場合はフローリング専用のクリーナーなどを使うといいでしょう。アトピッコハウスの米ぬかクリーナーこめっとさんは使い続けることでツヤも出てきます。

無垢フローリングに傷がついてしまった場合の補修法は?

無塗装や自然塗装の場合、多少の傷ならサンドペーパーなどで研磨すればきれいになります。大き目な傷もスチームアイロンで元に戻すことができます。UV塗装の場合は塗装が割れてしまう可能性があるためプロへのご相談をおすすめします。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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