アトピッコハウス ブログ
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左官材は冬が苦手

2021/01/15
2021/03/19

自然素材の塗り壁を採用する際に知っておきたいことが
あります。

左官材は寒さに弱いということ。

きちんと施工をしないと、色ムラになったり、
白華現象が起こったりします。

冬場に起こりえる左官材の不具合の
原因と対処法について考えてみます。

白華(はっか)現象とは?  

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。

白華とは聞きなれない言葉ですが、
塗り壁の表面部分に白い粉が浮き上がって硬化する現象の事を言います。

施工不良、商品不良とは違い、左官材特有の現象で、
温度の低い冬場に多く見られる現象です。

白華現象をはじめ、色ムラになるには
施工の環境が整っていないのかもしれません。

色ムラ、白華を起こさない方法は下記の3つ

・室温を5度以上に保つ
・白を選ぶ
・きちんと攪拌する

室温を5度以上に設定する

水を大量に使う左官材は温度や湿度に影響を受けやすいです。
気温が低いと、なかなか乾燥できず硬化不良が起こるのです。

左官材は寒く湿度が高い季節は苦手

硬化できない状態が続くと混ぜた色粉が流れて偏り
それが色ムラとなってしまいます。

また、左官材に含まれている水分をできるだけ早く吐き出させて
乾燥させることも必要です。

ジェットヒーターやエアコン、扇風機を使ってもOK。
室温は最低でも5℃以上に保って施工することが大切です。

きちんと攪拌する

塗り壁材は粉を水で攪拌して材料を作ります。
その際に攪拌をきちんとしないと、色ムラが起こってしまいます。

1000回転以上の撹拌機を使っての攪拌が必要です。
モルタル用撹拌機では製品がうまく混ざりません。

ドリルやハンドミキサーの先端を変えてというのは
到底無理な話なのです。

せっかく本物の塗り壁材を選ぶのであれば、
撹拌機もちゃんとしたものを使ってもらいたいです。

白い色を選ぶ

通常は白い基材に黄色や青やピンクといった色粉を
混ぜて攪拌させることで塗り壁材を作ります。

その色粉の方よりによって白華や色ムラが
起こってしまうのです。

なので、色粉を混ぜない、基材である白を選ぶことで色ムラや
白華現象は抑えることができます。

色粉を混ぜないので不具合は起こりにくくなります。

自然素材はそんなものなんです

これは色ムラの現象なのではないか?と
お問い合わせをいただくことがあります。

ただ、よくよくお話を聞くと色ムラではないことが
多いです。
コテの跡の濃淡だったり、日の当たり方によって、
塗り壁は表情を変えます。

湿気が多い時期には湿気を吸い込むため
色が濃くなります。
逆に湿度が低いときには薄くなります。

自然素材の塗り壁材はそういうものなのです。

いかがでしたか

自然素材だからこそ、起こりえる冬場の色ムラについて
考えてみました。

もちろん、自然素材でないもの、ケミカルな力を借りた
塗り壁材を使えば均等に色味が出るのだと思います。

自然素材の塗り壁をご希望されている方は
塗り壁の見せる表情や濃淡をきっと楽しんでいただけると
思います。

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