アトピッコハウス ブログ
  • 9:00 ~ 17:00 土日祝日/ 定休
軟らかくて温もりのあるヒノキ

ヒノキ・スギ・パイン材を比較!それぞれの特徴とは?

2016/10/27
2025/08/28

無垢フローリングをこれからリフォームで設置したい、新築する家の床を無垢フローリングで作りたいという方も多いかと思います。

「無垢フローリング」のための木材の樹木は一つだけではなく、多くの種類があるのはご存知でしょうか?

色々調べていくと、馴染み深い木材だったり、あまり聞いたことがない木材もあるかと思います。

今回は数ある木材の中でも「ヒノキ・スギ・パイン材」の3つの木材について、それぞれの特徴や価格など気になるところを比較していきたいと思いますので、是非参考にしてみてくださいね。

アトピッコハウスの無垢フローリング「ごろ寝フローリング」にも、尾鷲産のヒノキやパイン材がありますが、スギのご用意はありません

アトピッコハウスの無垢フローリング「ごろ寝フローリング」の詳細はこちら

ごろ寝フローリング

無垢フローリングには様々な木材がある

自然素材の内装材メーカー、アトピッコハウス元岡いずみです。

無垢フローリングは様々な種類の木材で作られており、その種類によって色や特徴が異なります。

その中でも今回紹介する、ヒノキ・スギ・パイン材(マツ)も身近な木で
フローリングの中でも人気のある樹種です。
登山道などでも見かけますが
どれも針葉樹で、一見よく似ています。

ですが、フローリング用に切り出すと、
色味や強度など木材それぞれに違いがあります。

ここからはこの3つの木材の種類やフローリングの特徴をご紹介します。

ヒノキについて解説

ヒノキはヒノキ科ヒノキ属の日本を代表する針葉樹です。日本では、山地に生えており、スギに次いで多く植林もされています。

ヒノキと言えばよく「檜風呂」などをイメージされる方も多いかと思いますが、芳醇な香りが特徴でベッドのフレームなどの家具や建材として幅広く活用されています。

この独特な香りにはリラックス効果があるとされており、そのためお風呂やベッドなどリラックスしたい場所で使用されることが好まれます。

ヒノキ材は数ある木材の中でも弾力性や耐久性に優れており、特に水や湿気にも強い耐水性に優れており、劣化がしにくい木材です。

成木になるまで40年~50年ほどになります。

ヒノキの無垢フローリングの特徴

ヒノキ材の無垢フローリングの特徴として、まず色は淡い黄色やクリーム色をしているのが一般的で、明るいお部屋にしたい方におすすめです。さらに明るい色はお部屋を広く見せる効果もあるので、リビングなど家族の集まる場所に最適です。

ヒノキ材の経年変化は、施工当初は白に近い淡い黄色ですが、月日が経つにつれ飴色に変化するのが特徴です。

さらに素足で歩いたり人が触れたりすることで生じる油分や摩擦などで、よりツヤが増していくのもヒノキ材無垢フローリングの魅力です。

ヒノキの木目ははっきりとした木目で、スギの木目にも似ていますがスギよりも薄いのが特徴で、和洋どちらのインテリアにも合います。

スギについて解説

スギは、裸子植物マツ網のヒノキ科スギ属に分類される針葉樹です。実はスギは日本固有のもので、青森から四国、九州、屋久島まで多くの山で生えているため、日本人にとって身近な樹木です。

日本では昔から建築物を建てるのに使用されており、まっすぐ育つスギは、木材にした際に加工がしやすいのも特徴です。その特徴を活かし、建物だけではなく桶や樽など生活の中で使用する道具にも活用されています。

成木になるまで35年~40年ほどとなり、一年中緑色の葉で覆われています。

スギ材の無垢フローリングの特徴

スギ材は日本の各地に生息しているため、霧島杉・屋久杉・吉野杉など様々な産地があり、産地によってそれぞれ色に違いがあります。

スギ材の初めの色は、外側が白、中心部が赤色をしており、それぞれ「白身」「赤身」と分けられます。

特に、この「赤身」と呼ばれる部分は水やカビへの耐久性に優れており、フローリングの他にも建物の内外装にもおすすめです。

スギの木目はヒノキと似ていますが、ヒノキよりも鮮明でまっすぐなのが特徴です

更にスギの香りには抗菌・消臭の効果も期待でき、室内を清潔に保つことに役立ちます。

スギ材の経年変化は白身の部分は黄色みを帯びた飴色に変化していきます。

パイン材について解説

パイン材は一般的に「松」の木材のことを指します。パイン材はマツ科の針葉樹から採れ、主にカナダなどの北米地方や北欧などが原産地となり、種類も多く50種類はあると言われています。

パイン材となる松は柔らかい性質を持っているのですが、比較的強度も高く熱や衝撃にも強く耐久性もあります。さらに柔らかく加工性も高いためテーブルや棚などの家具や建具にも使用されることも多い木材です。

パイン材の無垢フローリングの特徴

パイン材の無垢フローリングは、白みかがった明るい色合いが特徴で、お部屋の中をナチュラルな雰囲気に演出することができます。

肌触りが柔らかく足への負担を軽減してくれるので、小さなお子さんや高齢者がいるご家庭におすすめです。

油分を多く含んでいるので、年月が経つに連れ深い飴色に経年変化します。

パイン材の木目は柔らかく木肌が綺麗なものが多く、全体的にやさしい印象で和の雰囲気にも合います

更にパイン材にはパイン材特有の節が含まれていることが多く、美しくナチュラルな雰囲気を作ることができます。

そしてパイン材の特徴として冬は暖かく、夏は涼しく過ごせる高い断熱性があることも人気の理由です。

アトピッコハウスには美しい光沢が特徴の国産ヒノキ材と、赤みがあるボルドーパイン材を使用した人気の無垢フローリング商品があります

ヒノキ材・パイン材の無垢フローリングもあるアトピッコハウスの「ごろ寝フローリング」の詳細はこちら

ごろ寝フローリング

ヒノキ・スギ・パイン材のフローリング、価格はどう違う?

軟らかくて温もりのあるヒノキ

ヒノキ・スギ・パイン材のフローリングで価格を比較してみると安価なのはスギとパイン材です。

国産か輸入品か、品質によってもちろん
価格は変わりますが、一般的に安いのはスギです。

スギ材の板はホームセンターなどで
安く売られていますし、
価格の安い家具は、
パイン材が使われていることが多いです。

一方のヒノキは、ヒノキ風呂など高級なイメージがあります。
ヒノキ舞台に立つ、という言葉もありますが
多くの日本人が憧れを抱く木のように思えます。

なぜスギやパイン材が安くヒノキが高いのか

スギとパイン材とヒノキのフローリング
価格の違いは木の生長の速さにあります。

ヒノキに比べてスギやパイン材(松)の方が成長が早く
植えられている数も多いので安く出回ります。

しかし、同じ杉でも屋久島の杉のように
樹齢が何百年と何千年(!)となる木だと
高級品となりますし、

ヒノキも、暖かい地方で育った木より
寒い地方で時間をかけて成長した木の方が高くなり
同じ樹種でも価格に開きがあります。

強度が強いのはヒノキ

成長が遅く、流通の量が少ないために高価なヒノキですが

長く時間をかけて育った分
強度はスギやパイン材に比べると高くなります。

それでもナラやメープルなどの
広葉樹に比べると強度は落ちるので
フローリングのキズを気にする方にはヒノキよりも
広葉樹の木の方が向いています。

アトピッコハウスの無垢フローリング「尾鷲ヒノキ」は、ヒノキの中でも銘木と言われる部類に入ります。油分が強く、粘り強いので、耐震性も高く、江戸城築城にも使われた実績があります

銘木のヒノキ材「尾鷲ヒノキ」がある、アトピッコハウスの「ごろ寝フローリング」の詳細は、こちら

ごろ寝フローリング

ヒノキ・スギ・パイン材の見た目と経年変化

木材は心材と呼ばれる木の中心部と
辺材と呼ばれる木の皮に近い外周部分とに分けられ
1本の木でも特徴が異なります。

ヒノキの心材はピンク色をしており、
辺材は白っぽくピンク味をおびています。

スギの木の辺材は白く
心材は赤っぽく濃く黒味がかっています。

パイン材の心材は赤褐色で、辺材は淡い黄色みがかった白です。

無垢のフローリングは
時が経つごとに変化する様子を楽しめるのも魅力です

樹種によって、濃く暗く変化するもの
薄く明るく変化していくもの
比較的変化の少ないものがありますが、

ヒノキもスギもパイン材も徐々に濃い色に経年変化をしていきます。

効用としては、ヒノキ・スギ・パイン材は柔らかく足触りが暖かですが
ヒノキは抗菌・防虫効果があり、
また油分が多く水回りにも適しているフローリングといえます。

まとめ

今回ご紹介したヒノキ・スギ・パイン材はどれも針葉樹の仲間で
軟らかく、暖かみがあるなど
特徴は比較的似ています。

価格重視であれば、スギやパイン材が向いています。
より丈夫なものを求めるのであれば
ヒノキがおすすめです。

アトピッコハウスでは
無垢のフローリングを販売しています。

ヒノキは銘木として知られる尾鷲ヒノキで
樹齢50年程度の原木を使用しています。
尾鷲は温暖多雨な地域で
その気候が年輪の緻密な、粘りと強さのあるヒノキを育みます。

切り出した後も、乾燥に丁寧に時間と手間をかけているので
割れや反りが起こりにくいフローリングです。

パイン材はフランスのボルドー地方で生育している「ボルドーパイン」を使用しており他のパイン材より赤みが多い色をしていて
優しい温かみのある雰囲気のお部屋に仕上がります

加工の状態は安定していますが、
キズや抜け節が含まれ当社の他の樹種のフローリングと比べると
製品ロスが多くなります。

上手に使うことで無垢フローリングながら
コストパフォーマンスの
改善に活躍する商品です。

銘木の尾鷲ヒノキが揃うアトピッコハウスの無垢フローリング「ごろ寝フローリング」の詳細は、こちら

ごろ寝フローリング

よくある質問

ヒノキの無垢フローリングの特徴は?

ヒノキ材の無垢フローリングの特徴として、まず独特の良い香りが挙げられます。この香りの成分にはリラックス効果があると言われており、リビングや寝室などにも最適です。色は施工直後は淡い黄色やクリーム色をしていますが、年数が経つにつれツヤのある美しい飴色に変化していくものヒノキの特徴です。さらに湿気や水にも強く耐水性にも優れています。アトピッコハウスには国産ヒノキの無垢フローリングがあります

パイン材とはどんな木材?

パイン材とは「松」の木材の事を指します。松はマツ科の針葉樹で、パイン材は採れる原産国によって様々な呼び名で呼ばれています。パイン材は木材そのものが柔らかく加工しやすいのがメリットです。そのため、パイン材は床材としてはもちろん、テーブルなどの家具や建具など様々な用途で使用されている木材です。アトピッコハウスにはボルドーパイン材を使用した無垢フローリング商品があります

無垢フローリングのお手入れ方法とは?

無垢フローリングには年月が経つにつれ色や艶の変化がおきます。これを「経年変化」といい美しく経年変化させるには適切なお手入れが必要です。無垢フローリングは水に弱いので、水拭きではなく乾拭きをするのが安心です。汚れが気になる場合は無垢材専用のクリーナーを使用したり、定期的なワックス掛けも美しく経年変化させる方法となります。

ヒノキとパイン材の価格の違いは?

ヒノキとパイン材の価格を比較すると、ヒノキの方が高く、パイン材の方が安いのが一般的です。なぜならパイン材の方がヒノキより多く植えられており成長も早いからです。ヒノキは成長するまでに40年〜50年ほどかかるため、コストが高くなりやすいのです。

無料で、資料・サンプル差し上げます

アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

アトピッコハウスの無垢フローリング商品「ごろ寝フローリング」の資料は、こちらからご請求ください

ごろ寝フローリング