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和室と洋室

畳からフローリングにリフォームをする方法とメリットデメリット

2022/09/07
2023/12/21

アトピッコハウスへ寄せられる問い合わせで多いのは、
畳からフローリングへのリフォーム相談です。

和室を洋室へリフォームする場合、
DIYで畳からフローリングへリフォームできるのか?

畳をフローリングにするのは簡単なのか?
畳からフローリングへ変更する費用はどれくらい必要なのか?
この記事で、注意点やポイントを解説します。

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目次

畳からフローリングに張り替える方法

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの山田です。
畳からフローリングへ張り替える場合、マンションか戸建てかによって、
施工方法は変わります。

和室から洋室へのリフォーム

マンションの場合、リフォーム工事の届け出が必要ですし、
隣近所への配慮として、遮音等級を確保できる床材にすることが必須な場合が多いです。
厳しいところは、フローリング使用不可のマンションもあります。

畳をはがして、フローリングを張るだけで、簡単というイメージがありますが、
畳は厚みがあるので、高さ調整も必要です。
ここからは、マンションリフォームで畳からフローリングへする方法や対策についてご案内したいと思います。

アトピッコハウスには、「わんぱく応援マット」という床遮音材があり、マンションでも、畳からフローリングへリフォームに威力を発揮します

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畳からフローリングにする費用は?

畳からフローリングへ張替え金額は、どのくらいなのでしょうか?
6畳の和室から洋室へのリフォームをする場合、
畳をフローリングにする費用(6畳)は、10~25万円前後となります

価格に開きがあるのは、フローリング材の素材や種類や施工手順が複雑になるかによります。素材によって価格は大きく変わります。
無垢フローリングの場合は、材料代が高額となりますので、トータル費用が高くなります。

畳からフローリングへDIY費用は?

賃貸で、畳からフローリングへの費用はいくらくらいになるでしょう?

ホームセンターやネットショッピングでも購入可能な、
畳にフローリングを置くだけのせるだけのフロアタイルやシート状の床材であれば、畳からフローリングへDIYで簡単に済ませることができます。
DIYの場合、和室6畳で2万円くらいの費用が必要になるでしょう

畳をそのままにし、フローリングを畳の上にのせる簡易的な方法は、床材の材料代のみ必要ですが、
畳を撤去してフローリングにする場合、畳の廃棄費用も必要となります。

畳からフローリングへ変更するメリット・デメリット

フローリングVS畳。畳からフローリングへリフォームするメリットとデメリットをご紹介します。

メリットデメリット

メリット

  • 和室から洋室にすることで、使う用途が増える。
  • 畳のように、カビやダニ、ほこりに悩まされることが少なくなる。
  • 洗剤を使っての掃除や汚れ落としなど、気軽にお手入れができる。
  • 床材の種類が豊富なので、イメージにあわせて選ぶ楽しさがある。
  • 家具を配置しやすい。おしゃれなソファを置いたり、インテリアの幅が広がる。
  • ベッドや車いすなど移動が多い介護に向いている

デメリット

  • 畳より防音性が低い。
  • 畳に比べると、足元の冷えが感じられやすい。ラグやスリッパなどで冷え防止が必要。
  • 畳のようなクッション性がなく、固く仕上がるので、足が疲れる。
  • 夏は裸足で歩くとべたべたする。
  • 畳のように、ごろ寝ができなくなる。
  • 滑り止め加工をしていないフローリングの場合、ペットが滑りやすくなる。
  • 畳は来客時の寝室にできる。

畳からフローリングに張り替えるのに必要な日数

リフォーム業者に頼む場合、リフォーム期間は平均で1~3日ほどです

畳を剥がしたあとの下地の状態が悪い場合は、不陸調整や下地を作り直す必要があり、工事日数が長くなります。
お部屋の広さ、部屋数によっても工期は変わります。

畳からフローリングへの施工方法

一般的な畳は厚みが50〜55mm程度あります。
畳を撤去して出てきた下地の上に、畳より薄い床材をそのまま施工すると、段差ができてしまいます。
その段差を解消するためには、根太材で床組みを行って新しく下地を作り、仕上げの床材の厚みに合わせて高さを調整する必要があります。このやり方は、根太張り工法となります。
畳からフローリングへリフォームする方法は、根太張り工法と捨て貼り工法の2通り考えられます。

畳からフローリングへの張替え方法(根太張り工法)

「根太張り工法」は、根太となる長い角材で床組みをし、その上に直接フローリングを接着剤や釘を使って施工する方法です。
根太張り工法の場合、303mmないし455mm間隔のスペースで床組みに根太を張りますので、根太と根太の間は空洞の隙間ができます。
根太の上に直接施工するこの方法の場合、必ず根太張り用のフローリングを使用します。

畳からフローリングへの張替え方法(捨て貼り工法)

捨て貼り工法(すてばりこうほう)は、根太となる長い角材で床組みした上に、12ミリ程度の下地合板を設置し、その上にフローリングを接着剤と釘を使って施工する方法です。根太張り用のフローリングが少なくなっていることから、捨て貼り工法のほうが、一般的です。根太の上に合板を張り下地を作ることで、床の強度が安定し、床鳴りなどの不具合の防止にもなります。

畳からフローリングに張り替える施工手順

マンションで畳からフローリングへdiyで行う場合の手順をご紹介します。
張替えを業者に頼んだ場合の手順もおよそ変わりません。

1.畳を撤去する

畳を撤去した床

下地の状態と敷居の段差を確認しましょう。
畳の下の構造は、住宅によって異なります。事前に畳を持ち上げて下地の状態を確認しておきましょう。
畳を取り除いた後に出てくる合板の状態が悪い場合、例えば合板にカビが生えている、腐っているなど劣化している場合は床下の状態まで確認が必要です。
畳を撤去した下の合板(べニヤ)が腐っていた場合は、合板を全て(または一部)撤去して新しく張り直す必要があります。

2.採寸をする

畳を外して敷居までの高さ、タテヨコの採寸をし、必要な材料を用意します。

畳は地域によってサイズが異なるため、同じ畳数でも広さが違うケースがあります。
例えば、江戸間4.5畳は261×261cm、京間4.5畳は286×286cmとサイズが異なります。
畳の厚みは50~55mmとなりますので、スラブから高さを上げるか、元々の下地に床材を重ねるか施工方法を検討します。スラブから高さを上げ、なおかつ遮音性能の確保が必要な場合、遮音材を用意しましょう。断熱材を床下に入れる場合は、断熱材の用意も必要です。

3.根太を設置する

根太を設置

採寸したサイズで根太を用意します。根太はひとまず、仮置きをしますが、この時根太と仕上げ材の床材が直交するように設置するのがポイントです。根太の間隔は、400mmが一般的ですが、頑丈にしたい場合は300mm間隔で設置をします。位置を決めた根太を根太ボンドで固定していきます。

4.合板で捨て貼りをする

根太の上に合板(ベニヤ板)を敷きます。根太の通っている位置がわかるように合板の表目に印を入れておき、根太の通っている位置に合板をビス打ちしていきます。

5.フローリングを固定する

フローリング固定

接着剤の付着をよくするために、掃除機や箒で床面をキレイに掃除をしておきます。室内の端からフローリングを1枚ずつ差し込んでいきます。接着剤と釘を使い、固定をしていきます。下地とフローリングの間に、遮音材を入れて遮音性能を上げることも可能です。

アトピッコハウスの遮音材わんぱく応援マットは、敷きこむだけの簡単施工です。遮音性能が要求されるマンションリフォームにご活用頂いています

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畳をフローリングに張り替える場合、気を付けたいポイント

本物の天然素材の畳は、湿度を調節する効果があります。
畳の上にフローリングを施工すると、空気が滞り湿気が溜まり、畳にカビが発生する原因となります。

特に、クッションフロアなどのような通気性のないビニール系床材を上に敷くと、
カビが生えるリスクが高くなります

また、畳は50~55mmあり、畳特有のクッション性があります。
このクッション性や段差が不陸の原因となり、フローリングなどの床材の仕上がりに影響が出る可能性があります。

賃貸で畳からフローリングへDIYする場合、大きな仕様変更をせず、簡単に済ませることもできますが、美しい仕上がりは期待できません。また、上に床材を敷くことで畳にカビが生えてしまった場合、引き渡しの際に交換費用を請求される可能性があります。

以上の理由から、畳の上からフローリングなどの床材を施工することは避け、畳を撤去して新たに下地を作ってから新しい床材を敷くことをおすすめします。

畳からフローリングへリフォーム。フローリングの選び方

フローリングと言っても、安価なものから高価なものまで沢山の商品があります。
また、マンションの場合は、遮音性能の確保も必要なため床材の制約がある場合があります。
どんな床材を使えるか、事前に規約を確認しておきましょう。

クッションフロア

クッションフロア

クッションフロアとは、クッション性のあるビニール製のシート状床材です。施工が簡単でカラーや柄のバリエーションも豊富です。傷やへこみがつきやすいのが難点です。重い家具を長時間置くと、その部分がへこむこともあります。

フロアタイル

フロアタイル

フロアタイルはクッションフロアと同じ塩化ビニール素材が使用されているため、耐水性に優れています。 クッションフロアよりも硬めに加工されており、重い家具を置いても跡がつくことはほとんどありません。置くだけタイプやはめ込みタイプ、接着タイプなど施工が簡単なのも特徴です。

ウッドカーペット

ウッドカーペット

ウッドカーペットとは、天然木やコルクといった材質でできたカーペットのことで、木目が印刷された絨毯という感じなので、敷くだけで簡単に畳からフローリング風にリフォームできます。畳の上にそのまま敷くことができますが、裏側はカーペットと同様の素材となりますので、湿気しやすく畳にカビが生えることがありますので、防虫・防ダニシートを畳とカーペットの間に入れると良いでしょう。

合板(積層)フローリング

合板フローリング

複数の板を接着剤で張り合わせてある床材のことです。 重ねた合板の表面には、プリントシートなどの化粧材や天然木をスライスした突板を張りつけています。湿度や温度の変化に強く、反ったり伸縮したりすることがない、安定性が高いフローリングです。床暖房用のフローリングもあるので、床暖房と組み合わせることも可能です。

無垢フローリング

無垢フローリング

無垢フローリングは100%天然木を使ったフローリングのことで、天然木を切り出して、フローリングの形に成形・加工した製品を指します。厚さは15mmが主流で、どの木を使うかによって、色や堅さ、模様などに大きな違いがあります。耐久性が高く経年変化を楽しめる無垢フローリングは、特性を理解した業者が丁寧に施工する必要があるため、材料代工事費用代ともに高額になります。

遮音フローリング

合板フローリングの裏側にクッション材をはりつけ、クッション性を出すことで遮音性能を確保できるフローリングです。床に衝撃が加えられたことで発生する衝撃音を軽減してくれるという特徴があります。物を落としたり大きな荷物を引きずったりした騒音や大きな足音なども階下に伝わりにくくなるという性能を備えており、マンションでよく採用されています。沈み込みが強いものは感触に違和感を感じる方もいらっしゃいます。コンクリートスラブの上に直接施工する(直貼り工法)が一般的です。

アトピッコハウスの遮音材わんぱく応援マットは、フワフワした感触が苦手な方にもおすすめです

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畳からフローリングへ変更は、リフォーム業者に頼むべき?

畳からフローリングへ自分で作業をするか、リフォーム業者に頼むか、どちらが良いのか比較してみました。

DIYでリフォーム

自分で工事をする場合のメリット

  • 工事費がタダなので、トータル費用が安くコストを抑えられる。
  • 自分で張り替えたという満足感、達成感が得られる。
  • 業者選びや人間関係の煩わしさがない。
  • 好きな時間、隙間時間に少しずつ手軽に工事ができる。

DIYをするデメリットは、仕上がりが不安定になる可能性があること、施工道具一式をそろえる必要があることです。

リフォーム業者に頼むメリット

  • 仕上がりがキレイ。
  • リフォーム業者との関係性が築ければ、他の工事も頼みやすい。
  • 材料の調達、運搬などやってくれる。

リフォーム業者に頼む問題点は、費用が高くなることです。

そのため、腕に自信があり、作業が苦でなければ畳からフローリングへDIYで安く済ませることができますが、そうでなければ、リフォーム業者へ依頼することをおすすめします。

まとめ

畳からフローリングへの変更をすることのメリットデメリットを解説してきましたが、
参考になりましたでしょうか。

畳からフローリングに変更することで、部屋の用途が広がります。
子供部屋として、独立させたり、リビングにつなげて広い空間づくりも可能です。

施工は、リフォーム業者にお願いすることはもちろん、自分自身でDIYすることもできます。

費用の相場や自分が出せる予算、工事期間、畳からフローリングにするメリットとデメリットなどをしっかり比較し、理想的なフローリングの部屋に仕上げてみてください。

畳からフローリングへのリフォームは、マンションの場合、
遮音性能の確保が必要です。
アトピッコハウスの遮音材「わんぱく応援マット」は、仕上げ材と組み合わせて遮音性能を確保できます。
合板フローリングと組み合わせてLL40の遮音性能を確保できます
施工は、敷きこむだけなのでとても簡単です。

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よくあるご質問

畳の部屋をフローリングにする場合、遮音を確保する方法は?

二重床にする、あるいは遮音マットなどを使い、遮音性能を確保しましょう。アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は、部屋の大きさにカッターなどで、カットし敷きこむだけなので簡単に施工でき、合板フローリングとの組み合わせでLL40の遮音性能を確保できます。

6畳をフローリングにするといくらかかる?

6~8畳ほどのお部屋の畳からフローリングに張り替えでかかる費用の相場は、10~40万円ほどです。畳を廃棄したあとの下地の状態が悪ければ、下地調整代が高くなります。また、高価なフローリングを使うと材料代が高くなります。

畳がぶかぶかするのはなぜですか?

長年の使用や摩耗により、畳の繊維が劣化することがあります。劣化した繊維は密度が低下し、畳がふかふかではなくぶかぶかした感触を持つことがあります。畳がぶかぶかする原因は、繊維の密度や湿度、圧力のかかり方、繊維の劣化など、さまざまな要素によって影響を受けます。

畳をフローリングに変える日数は何日かかる?

6~8畳ほどのお部屋で、工事期間は平均で1~3日ほどです。下地調整に時間がかかる場合は、さらに日数がのびる場合があります。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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