アトピッコハウス ブログ
  • 8:30 ~ 17:30 土日祝日/ 定休
お気に入りの塗り壁、笑顔で行きたいですね!

壁を塗り壁にリフォームするメリット

2021/06/09
2022/06/21

塗り壁のリフォームとは?

壁を塗り壁にリフォームするとは、現状の壁材を剥がして、新しく塗り壁を塗るとか、現状の壁材の上に、新しく石膏ボードを貼って、下地を作った上で、塗り壁材を塗ったり、クロスを貼ったりすることを言います。

古い塗り壁の状態が良い場合は、その上に直接、下地材を塗った後、
漆喰や珪藻土を上塗りできる場合もありますが、
安全を考えると、古い塗り壁は、剥がすべきです。

現状の塗り壁のリフォーム

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。

アトピッコハウスには、毎日たくさんのご質問が届きます。
その中でも最近よくあるのが、

塗り壁の上に珪藻土や漆喰を塗れますか?

というものです。

ご自分で塗り壁を施工したいけれども
どうやって施工すればいいのでしょう、という内容です。

アトピッコハウスには、3種類のオリジナル塗り壁材があり、すべてリフォーム用としてお使い頂けます
ただし、それぞれに応じた「下地処理」が必要です。

壁のリフォームに使えるアトピッコハウス製品の詳細は、こちら

珪藻土塗壁 はいから小町

砂壁からのリフォームは大変です

世界に一つの塗り壁

近年では中古物件を購入してリフォームをするなんて方も増えています。

床のリフォームはハードルが高くても、
壁なら手軽にイメージチェンジができるということもあるのでしょう。

特に最近多いのが砂壁の上にそのまま塗り壁を上塗りして
仕上げることができるか、というご質問です。

砂壁は、日本古来の代表的な壁であり、
昔の家にはよく使われていました。

断熱性、調湿性にもわりと優れているので昔は重宝されましたが、
砂壁は触るとザラザラしていて痛いし

表面をこするとボロボロと止めどなく砂が落ちてきて掃除も大変なので、
最近の新しい家ではほとんど見られなくなりました。

そのため、砂壁をはじめとした古い和室の塗り壁をリフォームしたいと
考えられる方が多いのだと思います。

塗り壁は外壁用もある

漆喰も然り。

お城やお寺など手入れをされている壁は
ツルツルピカピカとしていてとても美しいですが、
古くなった漆喰壁の汚れにお悩みというお話も多く聞きます。

塗り壁は内壁だけでなく、外壁もあります。

サイディング仕上げの外壁が多い中、
時々、道を歩いていて、漆喰調の外壁があると
やっぱりすてきだなと思いますが、

表面が黒ずんでいるのを見かけると、
あぁちょっと残念だなぁと思ってしまいます。

漆喰は白が多いので汚れが付きやすいというところも
あります。

最近の外壁ではドイツ製の外壁塗り壁「Sto(シュトー)」や
ジョリパッドシリーズなど色のついた塗り壁もありますから、
色味についても楽しく選ぶことができますね。

リフォームで塗り壁にしたい

最近は、家のリフォームのついでに
塗り壁をクロスや他の塗り壁に変えたい…と考える人が多いようです。

クロスはハードルが高い気がするけど、
塗り壁なら塗り重ねるだけだし手軽なのかなというイメージを
持たれている方もいらっしゃいます。

古民家など中古の物件を自分好みにリフォームする方も増えていますね。
せっかくの古民家、ビニールクロス壁紙ではなくて、
塗り壁で雰囲気を出したいというお気持ちよくわかります。

古民家だけでなく、マンションなどでも塗り壁を
ご採用される方が増えています

アトピッコハウスの3種類の塗り壁も、マンションリフォーム、古民家リフォームにお使い頂けます
ただ、古い塗り壁は、基本的に剥がすことをオススメしています。

ただし、カオリンの壁「パーフェクトウォール」であれば、古い塗り壁の上から直接塗れる可能性があります。

壁のリフォームに便利なパーフェクトウォールの詳細は、こちら

パーフェクトウォール

塗り壁と塗装との違いは?

塗り壁と塗装は同じもの、と考えられている方
意外と多いのかもしれません。
実際は塗り壁と塗装は大きく違います。

左官とは土や漆喰、珪藻土などの壁材を、
コテを使って塗りつけながら仕上げていく作業のことで、
コテで1㎜~2㎜の厚みで美しく仕上げていく技術は
熟練を要する仕事です。

塗装はペンキなどの塗料をスプレーで吹き付けたり、
ローラーを使って塗っていく作業となります。

左官は季節や温度、湿気などに左右される繊細な建材で、丁寧な下地処理が必要になるため塗装に比べ高額です。

塗り壁にリフォームしたい、色は選べるの?

塗り壁というと白や、和室に使われるような深緑などの
暗い色しかないと思われている方も多いかもしれません。

昔ながらの本漆喰は消石灰が原料なので基本は白となります。
そこに天然のスサや糊をつなぎとして塗り壁材として使えるようにしたのです。

これに色を付ける場合顔料を入れますが、布を染め付けるのとは違い、
消石灰に色はつかないので、消石灰と顔料が混在することで色を表現します。
これをうまく混ぜるのは難しいため、本漆喰はほとんど白として使われています。

しかし、近年の漆喰は現代の家づくりに合わせた「漆喰風」の
材料がほとんどです。
そのため明るい色など、様々選べるようになりました。

アトピッコハウスの漆喰調塗り壁「漆喰美人」は、消石灰を原料とした漆喰ではなく、モンモリロナイトという消臭性能に優れた原料を主成分にした塗り壁です。

消臭性能の高い「漆喰美人」の詳細は、こちらをご覧ください

花の塗り壁 漆喰美人

塗り壁にリフォームしたい、相場は?

施工範囲や使う材料にもよりますが、
一般的なビニールクロスを貼るよりも5倍ほどの金額がかかります。

ビニールクロスの張替え費用の㎡単価が1,000円~1,500円なので、
塗り壁にした場合は5,000円~6,000円ほどとなります。

施工範囲や壁の状態によっても変わりますので、
業者さんに診てもらって見積もりをしてもらいましょう。

リフォームで塗り壁にするメリット

メリット①調湿機能・消臭効果

季節によっては部屋干しを利用することもあります。
部屋干しをすると室内がジメっとしますよね。

調湿機能の高い塗り壁は、空気中の余分な湿気を
吸い取ってくれるという機能があります。

また部屋干しをした際の部屋干し臭に
お悩みの方も多いのではないでしょうか。

焼肉など料理のニオイ、ペットのニオイなど、
生活臭が気になるという方もいらっしゃると思います。

塗り壁は調湿機能だけでなく、消臭の機能が高いので、
ニオイも気になりません。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、一般的な漆喰の6倍の調湿性能があるので、塗り壁の調湿性能を期待される方は、はいから小町がオススメです。

珪藻土塗壁 はいから小町

そして、調湿性能も期待するけど、消臭性能の方が大事という方には、漆喰調に仕上がる「漆喰美人」がオススメです。

漆喰調に仕上がって、消臭性能の高い「漆喰美人」の詳細は、こちら

メリット②汚れにくい・強い

ビニール袋に静電気が起こりやすいようにビニールクロス壁紙の
表面にも静電気が起きます。
そのため静電気によって吸い寄せられたホコリが壁に
くっつくことで汚れます。

静電気が起こりにくい塗り壁はホコリが集まってくることがなく、
特にお掃除をしなくても表面はきれいなままです。

ビニールクロス壁紙は施工した時がきれいのピークといわれるように
5年~10年ほどで寿命となり変色したり、剥がれたりめくれたりします。
日が当たりやすいところなどは特に劣化しやすいです。

塗り壁は紫外線など影響をうけないので劣化しません。

メリット③燃えない

万が一火災が起こった時、ビニールクロス壁紙は有毒なガスや煙を発生させ、
それを吸い込んだことで命を落とすということもあるそうです。

しかし、無機物である塗り壁は燃えません。

メリット④表情豊か 

ベタっと張り付けられたビニールクロス壁紙と比べ、塗り壁は左官職人さんがコテで
仕上げていきます。

パターンの付け方は何種類もありますし、
職人さんによって、コテの扱い方も変わり、唯一無二な壁になるのです。

光の当たり方でも見え方は変わりますので
季節によって、一日を通して表情豊かな壁材・天井として楽しめます。

そういったたくさんのメリットがあることから
塗り壁へリフォームをしたいと考える方が増えているのです。

壁を塗り壁にリフォームするデメリットは?

塗り壁にするデメリットは、材料費、工事費ともに高いということだと思います。
また、ビニールクロス壁紙と違って洗剤や水を使ってじゃぶじゃぶ拭き掃除は
できません。

しかし、10年ほどで劣化し、再度リフォームが必要になるビニールクロス壁紙と違い、
塗り壁は一度施工すれば長持ちしますし、ほぼ塗り直す必要はありません。

塗り壁にした後の掃除方法は?

ビニールクロスは静電気が起こるのでホコリが付着し、
黒くなってしまうこともありますが、
塗り壁は静電気が起きにくいので、汚れにくいのです。
水や洗剤による拭き掃除はできませんが、
まずもって汚れが付きにくいのでそもそも掃除をする必要もありません。

ちょっとした汚れが気になるというときは消しゴムでこすってみると
大抵はキレイになります。
お醤油などの濃い色のものが飛んでしまった場合は
キッチンハイターを薄めたものでたたくという方法、
サンドペーパーで削るという方法もあります。

キッチンハイターもサンドペーパーも、
いじった部分が逆に目立ってしまうというデメリットが。
補修も一部分のみだと明らかな色の違いが出てしまいます。

アトピッコハウスの新事務所では
珪藻土塗り壁はいから小町、漆喰美人を壁、天井に施工して5年になります。
壁、天井についてはお掃除は何もしていませんが、
汚れもなく、快適な空間となっています

ひび割れなどのクラックを気にされる方もいらっしゃいますが、
気にならない程度です。
構造上、どうしても窓や扉の開け閉めで家は揺れますので、
その衝撃で細かいヒビは入りますが、
柱に面した部分など部屋の四隅の目立たない場所になります。

大きな傷や汚れが気になる場合は、塗り直しとなりますが、
その部分だけの補修はかえって目立つので、
一面全体を塗り直す必要があります。

塗り壁のリフォーム、素材はどんなものがあるの?

和モダンな壁の塗り替えは漆喰が人気

漆喰と言えばツルっとした表面が楽しめる塗り壁です。

昔ながらの本漆喰は白が基調で、防火性や明るさが評価され、
お城やお寺などで主に使われてきました。
現代では色味も増えて上品な仕上がりから和モダンな壁に
塗り替えたいという方に人気です。

ゆず肌の個性的な壁は調湿性の良い珪藻土

珪藻土は塗り壁材として使われてからはまだ20年ほどと
歴史が浅いですが、その調湿機能の高さで近年人気の塗り壁です。

特徴は個性的なざらっとしたゆず肌。
個性的なだけに好き嫌いが分かれるかもしれませんが、
見た目にも触り心地にも温かみがあり、個人的におすすめです。

調湿性の良さはピカイチ。
長い時間を過ごす、寝室やリビングに施工されるのがおすすめ。

珪藻土を施工された方はその部屋の空気感が明らかに違うと
口をそろえて言われます。

天井も塗り壁にリフォームできる?

天井も塗り壁にできるのか?天井には不向きなのでは?
落ちてくるのでは?というお問い合せもいただきます。

答えは、もちろん塗れます!

塗り壁の厚みは1㎜~2㎜程。落ちてくるほどの重みでもありませんし、
壁と密着させるために下地処理をするので、落ちてくることはありません。

天井も塗り壁にすることで部屋の豪華さ、上品さが増し、
さらに塗り壁の効果が期待でき快適な空間づくりができます。

リフォームではなく、DIYで塗り壁もできる?

メリットもたくさんあるし、自分で塗り壁にしたい!!

近頃のDIYブームに乗り、
どんな塗り壁の上にでも直接自分で塗れるような材料は
ホームセンターなどで手に入ります。

DIY

DIY用の塗り壁は練ってあり、蓋を開ければすぐに
使えるというものもあります

下地がビニールクロス壁紙などの場合は下地処理も不要で
そのまま上塗りできるものもあるようです。

個人でするDIYはとにかく、簡単楽しいことが、
必要だと思います。

思い出に、家族での作業に。
ワイワイと騒ぎながら楽しむことが大切ですね。

そういった面ではホームセンターなどで売っている
手軽な塗り壁材もありだと思います。

塗り壁をDIYでリフォームするのは難しい

実際、サイトなどで調べてみても、
ご自分で塗り壁をリフォームした!
という方のブログが多く見つかります。

ただ、アトピッコハウスの商品は、
DIYの観点から見ると、難易度は高いです。

といっても、DIY用の塗り壁との違いは、あらかじめ「練ってあるか」どうかといった点だけです。

塗り壁は状況に応じて対応が変わってきますが、
基本的にそのままの状態で塗り重ねることは難しく、
状態の悪い、触るとボロボロするような塗り壁の場合、
削り落としてからの施工となります。

またはケミカルな接着剤などで現状の壁を固めてから
下地を作って、仕上げるということもできますが、

せっかく自然素材を使った家づくりをしたいと
アトピッコハウスを見つけていただいたのに、
下地にガチガチの接着剤を使うのもなんだか残念な気がします。

壁を剥がすこともなかなか大変な作業になりますが、
天井となるとさらに難易度が上がります。

塗り壁は水分をたくさん使う

左官材

アトピッコハウスの塗り壁は粉と水を合わせて施工するのですが、
ボロボロしている砂壁の上に直接塗ると、水分が蒸発すると、
砂壁と一緒にボロボロ崩れてくる可能性があるのです。

砂壁を削り落とす費用を削減しても、
せっかく塗ったはいから小町漆喰美人がはがれてきてしまっては
逆に余計な出費となってしまいます。

ご自分で砂壁を削り落とす作業は、とても大変です

うまく削れない部分もありますし、
部屋中、いや家中がホコリだらけになりますし、
たくさんゴミが出ます。

削り落とした後は、養生をして
メッシュテープを貼ったり、
下塗りの作業もあります。

ご希望の塗り壁を施工する前の段階で
嫌気がさしてしまっては、
せっかくの夢のリフォームが台無しです。

まとめ

どうしてもご自分で塗りたい!という方は、
せめて、下地処理の段階までは
プロにお任せすることをお勧めします。

難しいところはプロに依頼したほうが
理想的なリフォームが望めるし、
最終的に気持ちの良い結果が得られると思います

既存の壁の状態によって
下処理の方法も異なってきますので、

リフォームをお考えの方は、一度施工要領書をお読みの上、
業者さんとご相談してみてくださいね。

漆喰の6倍調湿する珪藻土塗り壁「はいから小町」の資料は、こちらからご請求ください

珪藻土塗壁 はいから小町

よくあるご質問

アピッコハウスの塗り壁ってDIYできるの?

珪藻土塗り壁「はいから小町」は、DIYできます。
ただ、自然素材の塗り壁は一般的なDIY商品に比べ
きちんとした下地作りや、季節、温度に合ったかくはんなどが
必要なため、ハードルは高いです。
施工要領書を読んで、施工要領を守って施工すれば
DIYももちろん可能です。

砂壁の上に塗り壁を塗れるの?

砂壁の上に直接塗ることは難しいです。
基本的には削り落としてから塗るか、接着剤などで
固めてから施工することになります。

塗り壁材は水分を多く含みます。
水分を含んだ塗り壁材を砂壁に直接乗せることで
砂壁ごと崩れてきてしまう可能性が高いためです。

塗り壁ってボロボロするの?

塗り壁はボロボロするという印象をお持ちの方もいらっしゃると思います。
珪藻土塗り壁「はいから小町」は、品質が高く、硬く仕上がりますので、ボロボロすることはありません。

下地処理だけプロにお願いすることはできるの?

下地処理のみを依頼するのは難しいかもしれませんが、
例えばほかのリフォームで業者さんに入ってもらう場合は
工事の一環として、塗り壁の下地処理をお願いされる方も多いようです。

塗り壁で一番難しいところはやはり、下地処理。
仕上げの塗りはとにかく楽しい作業です。

下地がきちんとしていれば仕上がりも美しくなります。
無理をせず、楽しんで施工できればいいですね。

無料で、資料・サンプル差し上げます

アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

漆喰の6倍調湿する珪藻土塗り壁「はいから小町」の資料は、こちらからご請求ください

珪藻土塗壁 はいから小町