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猫

珪藻土は、猫のトイレなどの消臭にも効果的

2021/08/13
2024/02/16

珪藻土は調湿性能が高く、消臭機能もあるので、猫のトイレ臭対策に使用できないかといったお問い合わせを頂きます。また、それと同時に、珪藻土は、猫の爪とぎに耐えられるかといった問合せも多く頂きます。

珪藻土は、猫のトイレ臭対策をはじめ、焼き肉等の調理臭対策にも効果があります。

では、珪藻土は、どんな臭いに強くて、なぜ、消臭効果があるのか? また、消臭効果に限界はないのか? そうした理由をこの記事で詳しく紹介したいと思います。

猫

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、漆喰の6倍の調湿性能がありますが、調湿性能と消臭には深い関係があり、調湿性能の高い塗り壁は、消臭性能も高いのです。

調湿性能の高い珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

猫は珪藻土マットが好き?その人気の理由は・・・

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です。
吸水性に優れ、速乾性のある珪藻土バスマットやコースターを使っているご家庭も、多いと思います。

浴室の床に敷いている珪藻土マットに、猫がいることが多い。
気づいたら珪藻土バスマットの上に猫がゴロゴロ快適そうにしているっていう、
猫飼い主さんの声、ちょこちょこ目にします。

猫用珪藻土マットも販売されているほどなので、
猫が珪藻土マットが好きなのは、猫飼い主さんにとって当たり前の話かもしれません。

猫用珪藻土マットおすすめ人気商品をご紹介します。
「なのらぼ 珪藻土猫ネコろぶマット」

 

猫用珪藻土マット

なのらぼ公式HPより

 

なのらぼさんの猫用珪藻土マットは、
珪藻土バスマットの上でくつろぐ猫の姿を見た飼い主さんの声があり、開発されたとのこと。
マットに溝が入っていて、スリスリしたときの気持ち良さも人気の理由の一つです。

珪藻土マットを猫が好きな理由
・ひんやりとした感触
・夏は涼しく、冬はあたたかい、快適な温度
・ざらざらした感触が大好きな猫砂に似ている
・長時間同じ場所に寝転んでも、蒸れない
・匂いが好き?

珪藻土マットは、置くだけなので使い方が簡単で便利。
猫が珪藻土マットを好まなかった場合、
吸水性に優れた珪藻土マットは猫の水飲み置き場所に使用するのがおすすめです。

アトピッコハウスの事務所でも、
犬用の水飲み置き場所に珪藻土マットを使用しています。
床に水をこぼしてもすぐに吸水してくれるので、床を傷めずお手入れが簡単です。

犬の水置きに珪藻土マットを使用

珪藻土マットのお手入れ方法をご紹介します。

基本陰干しするだけでOKです。
珪藻土マットの表面の穴がふさがると吸水効果が半減するので、
汚れてしまったら水洗いして、陰干ししましょう。
直射日光にあてると、表面にヒビが入る可能性があるので、注意しましょう。

吸水しても速乾性があるのでカビが生えづらく、
陰干しだけでお手入れが簡単なのも、珪藻土マットがおすすめできる理由です。

珪藻土は猫にとって危険なものではない理由

珪藻土の成分は、珪藻(けいそう)という藻(も)類の化石です。
珪藻土は昔、海とか湖だった場所に堆積した珪藻の死骸が化石となり、地上に隆起した地層の土です。

骨格(殻)に無数の目に見えない細かい穴(細孔)が空いており、調湿性能や断熱性能に優れている特徴があります。そのため、結露対策、カビ対策にも有効です。
バスマットやコースターとして人気となりましたが、内装の塗り壁材として利用されるようになったのは、
30年ほど前と比較的新しい素材です。

珪藻の殻は二酸化ケイ素でできており、珪藻土も二酸化ケイ素が主成分となります。
二酸化ケイ素は、吸水、調湿に優れている特性があり、
乾燥剤として使用されているシリカゲルも二酸化ケイ素です。

珪藻土の成分である二酸化ケイ素には毒性がなく、猫が口にしたとしても中毒をおこす心配がありません。
乾燥剤などを袋ごと口にすると腸閉塞をおこしたりするので、飼い主さんは猫が食べないよう注意しましょう。

また、ニトリなどでバスマットやコースターにアスベストが混入していることが発覚し、
自主回収になりました。アスベスト混が入していないと保証されたマットを購入することを
おすすめします。

猫トイレの消臭対策に珪藻土

珪藻土は、珪藻(けいそう)という「藻(も)」の化石です。地中から掘り起こしただけの珪藻土は目詰まりしていますが、1,000℃ほどの高温で焼成した珪藻土は、調湿効果、消臭効果を発揮します。

珪藻土の調湿効果、消臭効果の秘密は、その珪藻土の骨格構造(無数の穴)にあります。

珪藻土の細孔(穴)

珪藻土には、細孔(さいこう)と呼ばれる、目に見えない無数の細かい穴が開いていますが、その穴と、水蒸気の粒の相性がとても良くて、室内の湿気が過多になると、余分な水蒸気(湿気)を珪藻土が吸収します。

そして、室内が乾燥してくると、珪藻土の穴に吸収された水蒸気が、室内に戻ってきて、室内を潤してくれます。

また珪藻土は、ご家庭の猫のトイレ臭等の消臭効果もあります。ただ、珪藻土の壁に消臭効果があるといっても、どんな臭いでも消臭する訳ではありません。

では、なぜ珪藻土の壁が猫トイレの消臭対策に有効なのか? どんな臭いを得意とするのか解説したいと思います。

珪藻土が猫のトイレ臭を消す理由

焼成した珪藻土の表面には微細な穴が沢山開いていて、その穴(細孔)が、水蒸気と相性が良いという説明をしました。

水蒸気を吸ったり、吐いたりします。

そして、猫のトイレ臭の原因となるアンモニアは、水溶性の化学物質であるため、水蒸気と一緒に、珪藻土の穴に吸着されます。ただ、吸着はしますが、それで、アンモニアが分解された訳ではなく、部屋の臭いが軽減される訳です。

これは、シックハウスの原因物質として問題になったホルムアルデヒドなども同じです。ホルムアルデヒドも水溶性の化学物質であるため、水蒸気と一緒に珪藻土の穴に吸着され、気にならないレベルに消臭してくれます。

その結果、消臭される訳ですが、調湿効果、消臭効果は無限ではありません。珪藻土がキャパ一杯に吸湿したら、換気して、珪藻土を「乾燥」させないとなりません。

アンモニア、ホルムアルデヒド等の水溶性の化学物質は、換気と共に屋外に排気されますので、珪藻土の調湿性能、消臭性能は、半永久的に続きます。

アトピッコハウスの「はいから小町」は、漆喰の6倍の調湿性能があり、結晶構造の特殊性により、調湿性能が衰えません。定期的に換気さえすれば、半永久的に調湿性能を発揮します。

漆喰の6倍調湿するけ珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、こちら

珪藻土塗り壁はいから小町

珪藻土塗壁 はいから小町

珪藻土が得意とする臭い

焼成した珪藻土は、珪藻土の目詰まりが解消されており、調湿性能、消臭性能を最大限に発揮しますが、どんな臭いでも消臭してくれる訳ではなく、水溶性、つまり、水に溶ける化学物質に限定されるということです。

その代表格が、猫のトイレ臭であったり、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドです。

シンナー等の有機溶剤などを吸着する力はありません。それは、珪藻土の「穴の大きさ」に理由があります。

シンナーや可塑剤といった油性の化学物質は、分子の大きさがアンモニアやホルムアルデヒドといった化学物質よりも小さく、珪藻土の穴との相性が良くありません。

そのため、シンナーや可塑剤といった化学物質の吸着除去には、珪藻土ではなく、ゼオライトを使用します。
ただし、ゼオライトは、シンナー等の油性の化学物質を吸着すると、ゼオライトの中に留めます。
そのためゼオライトの吸着性能には、限界があるのです。

猫のペット臭対策

珪藻土は猫砂に使えるか

なぜ、珪藻土に消臭効果があるのか、また、猫のトイレ臭対策におすすめで、十分効果を発揮する理由についてご理解頂けたと思います。それに、焼成した珪藻土は、食品添加物扱いとなりますから、猫が舐めても安心です。それなら、珪藻土を猫砂に使えないかとも考えると思います。

ただ、注意頂きたいのは、焼成していない生の珪藻土は、不純物で目詰まりしており、衛生面でも問題があるということです。また、焼成した珪藻土は、衛生的には大丈夫であっても、フワフワとした「軽い粉」なので、とても猫砂に使えるような素材ではありませんので、おすすめしません。

猫用に珪藻土の消臭材を開発するとしたら、とても100均が購入できるような製品にはなりません。

珪藻土の壁と、猫の爪とぎ

珪藻土の壁といっても、固く仕上がるものと、柔らかく仕上がるものがあります。ボロボロして、柔らかく仕上がる珪藻土は論外として、固く仕上がる珪藻土であっても、猫の爪とぎに耐えられる保証はありません

ただ、珪藻土の壁を好んでガリガリやるかと言うと、猫ちゃんの好き嫌い等個性によるところが大きく、ビニールクロスの壁、糸を巻き付けた板、木製の壁、ダンボール等の方が、好みにあう猫ちゃんの方が多いように思います。
お手入れがしやすく、猫ちゃんの好みに合うものを選びたいところです。

珪藻土を壁に塗る場合は、不快な猫トイレの消臭対策をメインに考え、爪とぎに関しては、別の対策を講じるというのが、一番良いように思います。例えば、腰の高さまでは、猫の爪とぎOKの板材で仕上げ、腰から上の高さは、珪藻土の塗り壁にするといった方法をとるのがおすすめです。

ニトリが販売した珪藻土バスマットにアスベストが混入していたということで、問題になりましたが、意図的にアスベストを入れることはないので、珪藻土の塗り壁にアスベストが入っているのではないかと、余計な心配はしなくて良いと思います。

板壁

アトピッコハウスには「モザイクecoウォール」といったDIY施工も出来る「壁板」製品がありますので、これを猫の爪とぎ用として設置しても良いと思います。

猫の爪とぎ用に使える「モザイクecoウォール」の詳細は、こちら

モザイク eco ウォール

まとめ

珪藻土は、猫トイレの消臭対策に効果を発揮します。それは、焼成し、目詰まりが解消された珪藻土の目に見えない無数の小さな穴と、水蒸気の相性が良いことによる効果でした。

珪藻土が調湿する際に、水蒸気に溶けた不快な匂いの原因物質であるアンモニアが珪藻土の壁に吸着され、換気した際に、屋外に排気されます。

珪藻土は、水溶性の臭いに強く、また焼き肉等の臭いも消臭してくれます。焼き肉の油煙は、油性の臭いではないのかといった指摘がありますが、不思議なほど臭いが消えます。

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、焼成した珪藻土をふんだんに使い、油性の化学物質の消臭にも優れたゼオライトもふんだんに入れていますので、アンモニア、ホルムアルデヒド等の水溶性の臭いのほか、シンナー、可塑剤といった油性の化学物質の消臭にも効果を発揮するので快適な室内環境を保てます

珪藻土塗り壁「はいから小町」の調湿性能は、241g/㎡/24h、業界最高水準の調湿性能です。

調湿性能表

珪藻土塗り壁「はいから小町」の資料をご希望の方は、こちらから請求ください

珪藻土塗壁 はいから小町

よくあるご質問

珪藻土の調湿性能と、消臭性能に関連はありますか?

珪藻土が消臭する仕組みは、調湿する際に、水蒸気に溶けたシンナー、ホルムアルデヒド等と一緒に珪藻土の穴に取り込むためです。したがって、調湿性能の高い珪藻土塗り壁のほうが、消臭性能も高いと言えます。珪藻土塗り壁「はいから小町」の調湿性能は、漆喰の6倍、業界最高水準です。

はいから小町の調湿性能を教えてください。

珪藻土塗り壁「はいから小町」の調湿性能は、241g/㎡/24hです。調湿建材の性能を示すJIS規格の最低基準が70gですので、はいから小町はJIS規格の3倍、一般的な漆喰の調湿性能は40g程度と言われるので、漆喰の6倍の調湿性能があると言えます。

珪藻土の消臭効果は、ずっと続きますか?

珪藻土が消臭効果を発揮するのは、調湿性能があるからです。また、珪藻土が消臭効果を発揮するのは、水溶性の化学物質です。吸収分解している訳ではないので、消臭効果は、半永久的に持続します。

珪藻土の消臭に得手不得手があるのは本当ですか?

はい。本当です。珪藻土は、アンモニア、ホルムアルデヒド等、水溶性の消臭を得意とします。しかし、シンナーや可塑剤といった油性の化学物質は得意ではありません。珪藻土塗り壁「はいから小町」は、ゼオライトを入れることで、油性の消臭効果も強化しています。

無料で、資料・サンプル差し上げます

アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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