アトピッコハウス ブログ
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漆喰のおしゃれな模様・パターンと、道具

2021/07/14
2021/08/20

漆喰(しっくい)というと、漆喰調とか、漆喰仕上げと言われるツルっとした仕上がりに特徴があります。プロに漆喰の施工を依頼すると、年配の方は、平滑(フラット)に仕上げることを基本に考えます。

しかし、最近では、本格的な漆喰の他に、漆喰調と呼ばれる漆喰調に仕上がる塗り壁や、珪藻土の塗り壁などが登場し、大胆なパターン付けを好まれる方が増えてきました。

それと同時に、漆喰の仕上げにおいても、模様(パターン)付けを希望される方が増えてきました。
漆喰調と呼ばれるフラットな仕上げは、プロでも難しいですが、模様(パターン)を付ける仕上げであれば、素人のDIY施工でも、それなりの仕上がりを期待できます。

おしゃれの定義から考えよう

DIYを楽しめるか?

漆喰は、まるでペンキを塗ったのかと思うほど、表面が平滑です。漆喰好きの人にとっては、そこが人気ですし、おしゃれな印象を受ける訳です。しかし、様々な模様(パターン)をつけた漆喰を、おしゃれと感じるのか、フラット(平滑)に仕上げた漆喰を、おしゃれと感じるのか、スタートの段階で定義しておく必要があります。

パターンを付けた仕上げが好みであれば、素人の方でもDIYできます。しかし、ラフットに仕上げたいという場合は、プロでも難しい訳ですから、素人の方のDIYでは無理です。

自分の家だし、家族しか見ない部屋だから、壁がどうなっても見た目はそれほど気にしないということであれば、通販で購入できるDIY用の漆喰や、ホームセンター等で販売している漆喰を購入されて、自分でDIYされると良いと思います。

汚れも、模様(パターン)付けの失敗も「味」と考えるおおらかさがあれば、問題ありません。ロハス的なものを好まれる方なら、楽しいかも知れません。

昔の漆喰仕上げと、今の漆喰のおしゃれ感

昔、漆喰壁というと、フラット(平滑)な仕上がり一辺倒でした。漆喰と言えば、ツルっとした白い壁だった訳です。その時代の漆喰とは、下地が土壁でした。土壁の仕上げ材として、漆喰を上塗りしました。珪藻土と違い、外壁にも使われるのは、漆喰は雨に打たれても崩れてこないからです。

耐火性がある点がメリットですが、現代は下地が石膏ボードなので、昔のような調湿性能を期待できないというデメリットがあります。ビニールクロスの上にも塗れますし、適切な下地処理をすれば、割れやすいということもありません。

模様(パターン)が付いた仕上がりを、おしゃれと感じる人にとっては、漆喰のDIY施工も、プロに依頼して模様(パターン)を付けてもらうのも、どちらもおしゃれな感じに仕上がると思います。

では、プロに工事を依頼する場合と、DIYでは、どんな違いがあるのでしょうか?

>>漆喰美人は、しっかりパターンが付きます

花の塗り壁 漆喰美人

プロが塗る綺麗な仕上げが好きか嫌いか?

最初に「おしゃれ」に関して定義を定めようと提案しました。
それは、昔ながらの平滑な仕上がりを、おしゃれと感じるのか、それとも、しっかりとパターンを付けた仕上がりをおしゃれと感じるのかで、満足度が全く違うからです。

また、プロに工事を依頼した場合、「キレイ」に仕上げてくれます。クロスの上に塗る場合でも、石膏ボードに塗る場合でもです。リフォーム工事などの場合は、シーラーや下塗り、タッカー打ちといった適切な下地処理をしてくれますから、工事が終わってから、剥がれてくるということもありません。

どんな仕上がりを好むのか、プロに工事を依頼する場合、パターン見本の塗りサンプルを作ってもらうことも可能です。塗り方は、色々です。職人さんによって、同じ仕上げパターンを指定しても、同じにならないので、一番確実なのは、実際に漆喰を塗る際に、現場に立ち会って、仕上げパターンを指示することです。

レンガ調、大理石調といった模様を付けたいというリクエストも可能ですし、素人だと難しい出隅、入隅といった角の処理も、綺麗に仕上げてくれます。漆喰で、絵を描くということを得意とする職人さんもいます。

漆喰は石灰が原料です。そこに他の素材を加えて塗り壁材にしています。漆喰そのものは高いものではありませんが、施工が大変なので、プロに工事を依頼すると、それなりの価格になるのです。

ただ、プロに依頼すると、アクのシミ出しが心配されるコンクリートやブロックや木部、施工が難しい天井などの施工も難なくやってくれます。

塗る部屋によって、おしゃれの意味が変わる

おしゃれな漆喰の仕上げ模様(パターン)といっても、塗る部屋によって、お勧めが変わります。和室に、スパニッシュ仕上げはおしゃれじゃないと思いますし、扇仕上げだから、絶対に和室に合うとも言えません

リビングは、洋室だから、スパニッシュがおしゃれかと言うと、必ずしもそうではありません。スパニッシュは、洋食レストランなどの内装としても人気ですが、模様(パターン)が強すぎると、住宅には合わないのです。

トイレなども、あまり大柄な仕上げ模様(パターン)ではない方が、おしゃれな気がします。ただ、玄関は、家の第一印象を決定するので、大胆な模様(パターン)付けが、おしゃれな感じがするかも知れません。でも意匠は自身の好みです。

コテで作る扇模様

道具を使ってつくる、おしゃれな仕上げ

漆喰は、フラットに仕上げるのが基本といいましたが、それは、昔の話で、最近は、色々な模様(パターン)を付けたいという方の方が多いように感じます。で、プロに工事を依頼するか、自分たちで、DIY施工するかという判断になる訳です。

「仕上げパターン」を付けるのは、漆喰塗りの一番楽しい部分ですが、その前後に、面倒な作業があるので、それも含めてDIYだと理解できない場合は、プロに漆喰塗りを依頼した方が良いと思います。

漆器は、白い壁です。ホワイトが基本です。DIY用の製品だと、白以外の製品もあったりしますが、原料の中身はプロ用と違います。

漆喰のDIY施工で、ありがちな失敗・解決策を解説しましたので、ご参考ください。

・剣先コテを使った、おしゃれなコテ波模様

剣先(けんさき)コテとは、最も一般的な左官(さかん)コテのことで、先端が、とがっています。大きさや厚みなど沢山の種類が販売されており、使い方もそれぞれです。プロでないと使いこなせないものもあるので、初めての漆喰DIYであれば、200mm~220mm程度のものをお使いになると良いと思います。

コテ波模様とは、コテを適当に動かして、好みの模様をつけるやり方です。別に、塗りっぱなしにする訳ではないのですが、「塗りっぱなし仕上げ」と呼ぶこともあります。模様(パターン)に決まりはありません。

まずは、全体に、必要な厚みを壁に塗り、その後、コテで好みの模様をつければ、おしゃれなコテ波模様の完成です。

コテ波模様

・ハケを使った、おしゃれな模様

コトを使った模様付けというのは、意外と難しいです。十分な厚みで漆喰を塗らないと、コテを動かした際、下地がむき出しになってしまいます。しかし、塗ってるときは、周りが全部濡れ色になっているので、下地がむき出しになっていても気が付きません。

乾燥してから、気がつくということが多いので、補修が大変です。また、半分乾いた段階で無理にコテを当てると、折角塗った漆喰が剥がれてきて、目も当てられなくなります。

その点、ハケを使って模様をつける場合、漆喰がめくれたり、穴が開いたりといった失敗は少ないです。

まずは、漆喰を必要な厚み分壁に塗ります。その後、水で濡らしたハケを漆喰の表面に当てて行けば、ハケ引き模様が完成します。注意点は、定期的にハケを水洗いして、余分な水を切ってから、壁に当てることです。それで、おしゃれに仕上がります。

ハケ引き模様

・コテバケを使った、おしゃれな模様

コトバケは、模様(パターン)を付けるための専用の道具です。これも、ホームセンターで購入可能ですが、普通のハケを使うより模様付けは簡単です。

コツは、まず、必要な厚みだけ漆喰を壁や天井に、しっかりと塗ってから、水を付けて、水切りをしたコテバケを使うことです。模様(パターン)に決まりはないので、ご自身で、おしゃれだと思う模様に仕上げれば、完成です。

コテバケ模様

・コテのケツを使った、おしゃれな扇模様

剣先コテの先端はとがっていますが、ケツの部分は方形(四角)です。扇模様は、そのケツの部分を使って模様を付けます。ただ、こちらの難易度も高いです。コテを逆に持って、弧を描くように半円を重ねていきます。

注意点は、漆喰を必要な厚みだけ塗ったら、乾かない間に模様付けをすることです。乾き始めてから模様を付けようとすると、表面を引きずって、ヒビが入ったり、穴が開いたりします

塗ってるときは気がつかなくても、漆喰が乾くと、ヒビや穴が表れてくるので、やっかいです。漆喰を必要な厚み分塗ったら、さっと模様をつけて終わりにする。それで、おしゃれな扇模様が完成します。

コテで作った扇模様

・スポンジローラーを使った、おしゃれな模様

スポンジローラーも、漆喰塗りの模様付けの道具として売られています。使い方は、まず壁全体に漆喰を必要な厚みで塗って、その後、水を付けて、水切りしたスポンジローラーを漆喰の表面で転がせば、おしゃれな模様の完成です。

ポイントは、まめにスポンジローラーを水洗いすることと、十分に水切りしてから使うことです。漆喰が乾き始めてから模様付けしようとすると失敗しますので、早めに作業することです。

スポンジローラー模様

・コテのケツを使った、おしゃれなスパニッシュ模様

スパニッシュ仕上げも、コテのケツを使って模様付けをします。こちらも難易度の高い仕上げ方です。必要な厚み分漆喰をしっかりと塗って、その後、写真のようなブロック調の模様(パターン)を付けていきます。

スパニュシュ仕上げのコツも、漆喰を必要な量だけ全体にしっかり塗って、その後、漆喰が乾かない間に、さっと模様をつければ、おしゃれなスパニッシュ模様が完成します。コツとしては、コテをまめに洗って、綺麗な状態のコテを使うことです。

漆喰がべったりと付いたコテだと、美しい仕上げ模様(パターン)は付きません。

スパニッシュ模様

・剣先コテを使った、おしゃれなスタッコ調仕上げ

スタッコ調の仕上げは、必要な厚み分の漆喰をしっかりと塗った壁の表面に、コテを付着させて、垂直に引き上げ、漆喰の「毛羽立ち」を意図的に作り、その後、毛羽立ちの先端部分を、コテで、カットして完成です。

コツは、毛羽立たせた表面をつぶしすぎないということです。ただし、ある程度は全体に表面をつぶしていきます。それで、おしゃれなスタッコ調模様が完成します。

スパニュシュ模様

・ゴムローラーを使った、おしゃれな模様

ゴムローラーも、漆喰の模様付けの道具として売られています。まずは、漆喰を壁全体に必要な厚みだけ塗ったら、水洗いした、綺麗なゴムローラーを転がすだけです。こちらは、コテを使う模様付けと比較すると、漆喰をめくったり、穴をあけたりする失敗は起きないので、簡単に、おしゃれな仕上げ模様が作れます。

模様(パターン)に決まりはないので、お好み次第です。

ゴムローラー模様

・台所用スポンジでつける、おしゃれな模様

台所用のスポンジを使って、漆喰に模様をつけるというと、意外な気がすると思いますが、DIYで漆喰に模様を付ける場合は、お勧めの方法です。コテだと、折角塗った漆喰をえぐってしまい、ひび割れや穴を作る危険がありますが、台所用スポンジなら、簡単に、漆喰表面に模様が付けられます。

コツは、漆喰が乾かない間に、ウネウネと好みのパターンを付けて終わりにすることです。それで、おしゃれな模様が付けられます。

台所用スポンジで付ける模様

・2色の漆喰でつくる、おしゃれなマーブル模様

マーブルとは、2色の漆喰を混ぜながら塗った漆喰のことです。使うカラーの組み合わせ次第で、様々なデザインを作れます。コツは、ベースとなるカラーの漆喰を全体に塗っておいて、その後、色付け用の漆喰を塗っていくことです。

プロは、コテ板の上で、2色の漆喰を混ぜながら塗りますが、こちらは難易度が上がる上に、マーブル模様にならない可能性があります。

まずはベースカラーを塗って、その後、模様付けをすれば、おしゃれなマーブル模様が完成します。

マーブル模様

素手でつける、おしゃれな仕上げ模様

DIY施工で、もっとも簡単で意外な模様づけは、素手で模様をつけるやり方です。ただし、漆喰は強アルカリなので、素手だと危険です。必ず、ゴム手袋を2重、3重につけて、しかも、まめに手袋を交換しながら、作業されることをお勧めします。

素手で付ける模様

漆喰の塗り方は、こちらで解説しましたので、あわせてご参照ください。

準備と塗ったあとの処理で、おしゃれ度が変わる

漆喰を塗って、模様を付けたら、そこで終わりではありません。漆喰が完全に乾く前に、マスキングテープを剥がす必要があります。

また、マスキングテープを剥がしたあとは、小刷毛を使って、周辺部をきれいにする必要があります。それをやるとやらないとでは、仕上がりに格段の差が出ます。

小刷毛を使って、周辺部を整える

おしゃれな漆喰壁にしたいなら、手を抜けない大事な作業です。

その後、養生を剥がし、道具を清掃し、ゴミを処分して漆喰塗り壁を塗る作業は完了です。完成した漆喰壁は、インテリアの一部です。

DIY用製品と、プロ用製品で必要な道具の違い

漆喰を塗る時に必要な道具一式
全てホームセンターで購入できます

DIYがブームになり、漆喰もDIYに挑戦される方が増えました。といっても、プロが使う本格的な漆喰ではなく、主にDIY用に開発された製品です。

本物の漆喰は、プロでも難易度の高い製品です。特に難しいのは、漆喰調と呼ばれるフラット(平滑)な仕上げにすることです。模様を付けて仕上げることは意外と簡単なので、それなりの仕上りで良ければ、DIY施工でも全く問題がありません。

では、プロが使う本格的な漆喰と、DIY用の漆喰では何が違うのでしょうか?
調湿性能とか消臭性能といった違い以外の特徴としては、撹拌がいらない製品があるという点です。

DIYが出来る漆喰製品のなかには、事前に水を加えて撹拌されたものがあります。現場で撹拌しなくてよいとか、撹拌機を購入しなくて良いという点では、とても便利だと思います。

しかし、注意が必要なのは、撹拌機以外の残りの道具とか、施工前の準備とか、施工中に必要となる道具は、プロ用の本格的な漆喰を塗る時となにも変わりません。全部必要です。

まとめ

塗り壁の需要を回復させるために業界的に、DIY用の製品を開発した訳ですが、DIYは、準備と片付けがとても大変なので、前後の作業も含めて挑戦するかどうか検討されると良いと思います。

漆喰美人は、DIYも出来るプロ用の製品です。

フラットや平滑といった仕上げは出来ませんが、漆喰ならではのしっとりした仕上がりにあります。

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よくあるご質問

一部だけ漆喰にしても調湿効果は感じられますか?

漆喰の調湿効果は、意外と低く、JIS規格に当てはめると調湿建材に当てはまらない場合があります。また、1部屋だけとか、1壁だけといった限定的な漆喰施工では、家全体の調湿効果は期待できません。調湿効果を期待するなら、ある程度まとまった面積に漆喰を塗られることをお勧めします。

調湿効果を期待しています。お勧めを教えてください。

調湿性能を期待するなら、漆喰よりも珪藻土のほうが、全般的に調湿性能は良いです。仮に珪藻土を採用される場合でも、なるべく部屋全体に塗られた方が、効果を実感できます。
珪藻土塗り壁「はいから小町」の調湿性能は、漆喰の6倍、JIS規格の3倍です。

漆喰DIYの前後の作業とは、どんなことですか?

漆喰を塗る前には、塗る場所の床や建具、家具等を養生する必要があります。汚れないように保護する訳です。その後、漆喰を塗る場所にマスキングテープを貼って、ヌリシロを確保し、漆喰を塗ったら、すぐにマスキングテープはずし周辺部をきれいにします。あとは、片付けとゴミの処分です。

残った漆喰はどうしたら良いですか?

残った漆喰は、そのまま取っておけるものもありますが、処分する場合は、産業廃棄物です。ただし、業務用ではないので、自治体が示す処分方法に従って、処分される良いと思います。危険物扱いとはなりませんので、ご安心ください。

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